平成30年7月19日木曜日の修法記

July 23 [Mon], 2018, 21:25


本日は基本を行った後、復習科目として「転身蹴」と「吊上裏固」「諸手送小手から縛法」を行いました。


副道院長からは以下の様に指導して頂きました。

「上中二連突」
●狙う位置を明確にイメージする
上段は獎承を、中段は水月を狙って突きます。何となく突くのではなく、自分がここを狙って突きをしているということを明確にします。また、上段と中段の間が拳3つ分となるように突き分け出来るようにして下さい。

「転身蹴」
●「後の先」をしているのか「対の先」をしているのか
自分が行っているのは「後の先」なのか「対の先」なのかということです。級拳士の間はしっかり攻撃をかわせているかが重要ですので「後の先」で構いませんが、有段者は相手の動きが出る前に止める「対の先」になるように心がけて下さい。先に意識を自分が転身する位置に置いておく、そして身体は後からついてくるイメージです。すると、相手の突きが突ききる前に相手の勢いを止めることができます。相手を先に制することを意識して下さい。


先輩拳士からは以下の様に指導して頂きました。

「諸手送小手」
●技の理を理解する
まずは諸手送小手になる理を分かっていますか?攻撃をしてくる相手の両手が伸びるので肩を返すことが出来て、諸手の送小手が有効になるのです。相手の両手が曲がった場合は諸手逆小手や十字小手の変化技の方が有効です。この違いや理を分かった上で攻撃する側も意識をして行って下さい。
また、吊上裏固で相手の手を極める時は、手全体ではなく、相手の小拳頭を極めることを意識します。すると相手の肩甲骨はロックされ、肩が前に行く力が床に押し返され自分に返ってきて動けなくなるのです。ただし、手を極めることを意識し過ぎて自分の姿勢が崩れてしまっている人が多いので、姿勢が崩れないような掛け方を意識して下さい。
縛法は(一)と(二)があります。結び目を綺麗にかけることは勿論ですが、首に帯を掛ける時に緩んでしまいがちなので、首に帯を掛ける時とその後の相手の右手首を結ぶ時に緩まないように心がけて下さい。(一)がきちんと掛かっておれば、(二)は大腿部を膝で押さえて相手の膝を曲げさせ、帯で足首を結び、(一)の結び目に結び付けます。ここまですると相手は動けなくなります。


【考察】
縛法はきっちり丁寧に掛けないと、抜けようと思えば抜けられてしまいます。しかし、丁寧にゆっくりしていると、相手が動く可能性があります。その結び目を作る1つ1つの所作に手早さと正確さが求められる技です。例えば、暴れるかも知れない相手に縛法を掛けないといけなくなった時にもたもたしていては間合いが近いので、反撃されたり逃げられることは容易に想像出来ます。相手にとってもですが、実は自分にとっても命がけの技と言えると思います。ですから、技の理を理解し、ココというポイントを抑えることが大切だなとより感じました。どの技でもそうですが、ココというポイントを少しでも外れればその技は効果を失います。私はこのココという点を広い範囲で捉えていました。それ以前に、形を覚えることで納得し、一点を攻めるという意識は二の次になっていたなと思います。
これは私の課題であり、日常でもそうなのですが、早くしないとと焦ったり、周りに合わせようとする余り、大切なこと(自分や相手の心や身体)をおざなりにしてしまう所が出ているなと思いました。これからは、ココというポイントを意識することで、技においても日常においても大切なことを大切に出来るような感性を磨きたいと思います。

(井上 恵以子 記)
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