平成30年7月5日木曜日の修法記

July 07 [Sat], 2018, 0:28


本日は天候不順により、少し開始時間が遅れたためか鎮魂行を省いて先輩拳士指導の下、拳士全員による基本稽古を10分ほど行いました。

・内受突
両者対構から守者は一字構で、やや頭を前に出して攻撃を誘う。それに対し攻者が上段逆突に来るのを守者は内受でかわしてから右拳で横三枚もしくは後三枚に中段逆突を行い、攻者が反撃できないよう攻者の背面側に45度の角度の位置に来るようにする。その際に攻者の右肩後ろにある天宗というツボに当て身を入れる。
まず内受突は仁王拳で、上段攻防を中心とする法形なので攻者は正確な攻撃を繰り出すことが大切とご指導いただきました。また、守者から見てすぐ横が崖っぷちで左足を外に出しすぎると落ちてしまうことを意識して、転移でかわすのではなく、攻撃に対して咄嗟に振身で相手の拳をかわし、攻者の右拳をやや下から押し上げるように内受をして、脇下の急所を開けさせて横三枚もしくは後三枚に中段逆突を行う。そうすると攻者は前屈みに体勢を崩すので天宗に斜め上から背骨を通って対角線上に斜め下に向けてはじくように当て身を行う旨教わりました。
今までに何度となく行ってきた法形ですが、攻撃を避けようとして無意識に左足を左に出してしまう癖があるので厳しくご指導いただきました。また天宗に対する攻撃を詳しく解説していただき大変勉強になりました。

・逆手投から裏固
両者対構となり、攻者が右手で守者の右手首を捕りに来るのを逆小手で返そうとするのを攻者は阻止すべく握拳で鈎手のように肘をたたんで胸前に付け防ごうとするので守者はすかさず右手を差し入れて両手で攻者の右手を持ち体を崩させて倒し、裏固に持って行く。
右手を差し入れる際に手だけを入れようとして体勢が崩れることが多い旨ご指摘いただきました。手から行こうとするのではなく、中心軸は常に真っ直ぐにし、順突、逆突の基本姿勢を守ること、また相手の体勢が崩れた後で相手が倒れやすいように足下を空けてあげて、裏固に持っていくようにすることを教わりました。
右手を差し入れるのがスムーズにしづらい場合は、手刀で頸動脈に当て身を入れてからでもいいし、両手で掴んだ手が伸びてしまったら別の変化技にすることも可能なようにする。常に制御権を守者側が持つことが大切と教わりました。そのためにも守者が体勢を崩さず、軸を真っ直ぐにし、どんな変化技にも対応していけるようにすることが重要とのことでした。

・学科(金剛禅の教義)

・考察
本日の学科でも少し出てきましたが、少林寺拳法は漸々修学、つまり一段ずつ登っていく修行ですが、あるときパッと段を飛び越えることがあるとのこと。つまりある技の理解が一足飛びに合点するときがあり、そのときに初めて指導して頂いた内容が理解できるとのことでした。そのためにも我流であれこれ考えずにできるだけ自我を滅して虚心に修練に励むことも大切だし、一方、理に適った動きをしているかを考えることも大切とのことなので、そのバランスがなかなか難しいと思う次第です。

(柏田 健 記)
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