平成30年4月12日木曜日の修法記

April 17 [Tue], 2018, 18:07


本日の修練は、私が遅れての参加になりましたので、修練の途中からの内容になりますことをご了承下さい。
本日は、6月に行われる大会に向けての演武の修練と学科を行いました。


先輩拳士には以下のように指導して頂きました。

●簡単な動き程難しいものはない
演武の中で下受の動きの延長を使っている場面がありますが、本当にその受けで相手の攻撃を防げるでしょうか?シンプルな動きを使って相手の動きを止めたり影響を与えることは実際には難しいのです。相手が武器を持ち、本気で向かって来たらどうなのか?予想外の動きをしたらどうなのか? を研究してみて下さい。今行っている演武ではシンプルな動きが多いです。だからこそ、しっかり動き、しっかり受けて理にかなっているなという所を表現しないといけません。

●学科「金剛禅の意味」
金剛とは「強く強固なものでどんなものにも壊されない」という意味があります。また、ヴァジュラという武器を金剛杵と言いますが、この金剛杵はあらゆるものを打ち砕き正法を護持すると言う意味を持ちます。また、ヴァは「動く、行く」ジュラは「光や熱」の意味を持つことからも金剛の持つ意味が強さを表していることが伝わってきます。
また、金剛神は「阿吽」の2体があり、陰陽も表しています。世の中は対立している相互の働きによって成り立っています。一見、対立しているように見えても、互いに影響仕合ながら存在する、これが調和です。
また「禅」は“瞑想”や“静慮”の意を持ち、自己を深く見つめ自己の中にある無限の可能性に気付く道のことです。瞑想などをしている時は話したりしませんね?頭を使ったり口で言っても大切なことは実はあまり伝わってきません。頭や言葉を使うと「良い、悪い」や「白か黒」などの二元論になりがちですが、沈黙の中に二元論を超えた次元があるのです。禅はそこに繋がるためのものなのです。


【考察】
今回、大会に向けての構成は女性の為の護身術です。昨年も少林寺拳法の技を応用した護身を発表させて頂いたのですが、女性が出来る護身術を考えてみると、必然的に力を使わずにシンプルな動きで効果的なものになります。
襲われそうになったら、まずは“逃げること”それが護身です。しかし、万が一逃げられない場面に立たされた時に自分をいかに守れるかが重要になると思います。今回、男性の先輩拳士と組ませて頂いていますが、男性と対峙した時、力ではとても敵いません。そんな中で、シンプルな動きで力の弱い女性がいかにして自分を護れるかがテーマです。
シンプルな動き故にポイントを外すと全く技がかかりませんし、見ている人にも伝わりません。今回、先輩拳士から「自分が動くのではなく、相手の肩を返させるなど、自分はなるべく動きを少なくして相手に動いてもらうこと」や「手で操作しようとすると大回りになってしまうので自分の体幹を動かし自然な手足の動きに繋げる」など指導して頂きましたが、普段自分がしている動きがいかに遠回りで伝わりにくいものなのかが改めて浮き彫りになりました。力の無い女性だからこそ、技の成り立ちやポイントを掴まなければ技は掛からないのだなと思いました。
護身とはシンプルかつ最小限の動きで、最大限の効果を発揮できることだと改めて気付かせて頂きました。余計や遠回りを削っていった先にある動きはどんなものなのか?これから研究してゆけることが楽しみですし、日常でも、余計や遠回りをしがちなのでシンプルに動けるよう心がけてゆきたいと思います。

(井上 恵以子 記)
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