平成30年3月15日木曜日の修法記

March 20 [Tue], 2018, 23:30


本日は鎮魂行、基本稽古、法形修練を行った後に後輩拳士の昇級試験に向けた修練を行い、最後に学科を行いました。
「上受投」
上受をした後のかけ手で逆小手をかける時と同じ形を作るようにします。崩す際は自分のお腹の前でかけるように意識します。
「上受逆手投」
崩す際の力の方向は、先ず相手の肘を身体から離す様に引きながら拳は肩口に近づけるようにします。次に身体を沈めると相手が倒れます。
「切返巻天秤」
巻天秤の際には脇で挟んだ所を支点にして回ります。相手の肩は床に着くように、拳は上がるような方向に動かします。
「逆引天秤」
押された手が死に手になっていましたので、しっかりと活かすと相手が押しやすいので誘導しやすくなります。
昇級試験対策として、法形の復習、組演武、剛法運用法の修練を行いました。
(学科)
少林寺拳法の修行のあり方、道場での心得について学びました。
読本には道場での心得について、脚下照顧、合掌礼、作務、服装、態度、言葉、と仏教の用語が入っている部分もあるものの、書いてあることは生活していくうえで普通のことが書いてあります。しかしそういったことは、「出来た」とか、「自分はやっている」だとか、そういったことが重要なのではなくて、日常動作を通して自分の内面を省みることが大切なのです。
また釈迦の説いた四諦八正道や、釈迦の弟子であった周利槃特(しゅりはんどく)が掃除によって悟った、という話を交えながら道場での心得について考えました。
〈考察〉
本日のお話を聞いてふと思ったのが目標設定に関することです。レンガを積む仕事をしている者が、ただ給料の為に働くよりも、自分がレンガを積むことによって教会が出来るのだと思う方が労働意欲が上がるという話です。
使い古された例えでよく後者が称賛されますが、私は本日の話を聞いて違うのではないかと思いました。一時の動機付けとしてはいいのでしょうが、完成後にもしその教会の運営等に問題があれば気持ちの大きさに応じた不満が出てしまうかと思います。良い意味でも悪い意味でも思い入れが出来てしまい、捉われに繋がるのではないかと思います。意欲が出ない、集中出来ないという状況があるのであれば、そういう自分を見つめていく必要性がそこにあると思います。
技が上手に出来たとか悟ったとか、そういった先の未来のことに意識を飛ばしてしまうのではなくて、常に今の自分がどうかという視点で自己を見つめていくことが大事なのだと思います。技や意識を表現するうえで正しい形を追求しつつも、淡々と修練に向かっていく姿勢を大事にしていきたいと思いました。
(柴田 千博 記)
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