平成30年2月22日木曜日の修法記

February 24 [Sat], 2018, 11:31


本日の修練では、鎮魂行、基本稽古の後、「上受突」「切返天秤」「切返巻天秤」「上受投」の復習を行い、その後「金剛禅の名称の由来」についての学科がありました。

切返天秤
「体を開いて捕ると相手は足が出ますので、そのまま付いてこれます。ですので、まずは切小手を掛けにいく。それに対して相手は肘を伸ばして抵抗するので、切小手を掛け続けながら天秤を捕ります。順突の要領で捕ります。切小手を掛けている方の手は後ろに引くのではなく、丹田に吸い込むようなイメージです。」

切返巻天秤
「肘で押し返されるのは、相手の肩が活きているからです。この技も切小手が先にあります。切小手の要領で相手の肩を殺してから掛けます。」

上受投
「上受後の掛手はぎゅっと掴むのではありません。中指と薬指を文字通り掛けます。逆手の形を作る際にも押し込むのではなく、相手の肘を掛けることによって崩します。体捌きは横に開かず、半転身をするだけです。技に慣れてきたら上受からすぐに真下に落とすこともできますが、まずは上受、掛手、逆手を作って半転身です。」

また学科では、次のような内容をお話ししていただきました。
「金剛禅の「金剛」とはダイヤモンドであり、堅固なものの象徴であり、あらゆるものに傾き破れないことを意味する。金剛禅という名称は、それがすなわちダイヤモンドのように堅固で不屈の心身を養う自己を確立するための行であることを表している。また道院も正式には「金剛禅総本山少林寺○○道院」であり、まずはじめに金剛禅が来る。阿吽の陰陽を表す金剛力士像の構えをもとにした構えも少林寺拳法の中には存在する。
力だけではなく、力の伴わないものだけでもなく、どちらも備えた調和的な人間形成を目的とした、その思いを込めた名称となっている。」

2月になって新しく二名の拳士が入門され、道院もさらに活気に溢れてきています。各々が修練に励む中で、私を含む参段位の拳士は四段位受験に向けて取り組んでおります。学科も行われておりますので、改めて少林寺拳法とは何か、それが宗門の行として、つまり仏道修行=禅としてあるにはどのように修練に臨むべきか、そういったことを考え直す機会が必然的に増えました。
切返天秤や切返巻天秤を指導していただく中では、順突と同じ身体の使い方をしたり、掛手は切小手の延長にあったり、新しい要素よりも基本的な動作がどこまで深く刷り込まれているかが重要になっていることを繰り返し指導していただきました。少林寺拳法がテクニックではなく禅の修行として真に機能している状態とは何か…その中では、自分の意図ではない働きによって相手が倒れる瞬間があると思うのです。
「意図を捨てている」「自分ではなく無意識が動く」といったあり方、禅としての少林寺拳法を修めていけるように、改めて自分を見つめ直しきたいと思います。

(梅田 海来 記)
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