平成30年2月19日月曜日の修法記

February 22 [Thu], 2018, 23:21


本日は基本を行った後、後輩拳士の方との復習科目を行いました。


副道院長には以下のようにご指導頂きました。

●流水蹴(後)
かわすのは拳1つ分だけです。前体重から後ろ体重になることでかわすのですが、相手との距離は後ろ足で調節します。鍵足をして足の踵を出すことで足の位置はそのままにして体は斜め後ろに移動させることが出来ます。だから拳はかわせるが相手を蹴ることができるという適切な距離が取れるのです。

●流水蹴(前)
まず始めに適切な間合いを取れているかを確認して下さい。あまり離れてしまうと蹴っても当たらず、相手の動きを止めることは出来ません。また、流水受をするときは、一度足を中心に引き寄せてから鍵足をします。すると中心を軸にして相手に入ってゆけます。一見、動きが多くなり遅くなるように感じますが、1の動きの中に2つや3つのの動きを集約してゆくと相手が感じ取れない微細な部分の動きが出来るようになり、動きが変わり技が変わります。また、時間は過去から未来へ流れているのではなく、未来から過去へ流れています。なので、技をした後の形になるには、今からどう動けば良いかということを逆算して動いてみて下さい。 

●上受突(表)
まずは基本で行っているように汗を拭うようにしてしっかりと上受をします。そして、自分の上受が相手の手刀打の手に触れておくことが重要です。手が触れていると、相手は上受に引き込まれて崩れてしまい、前のめりになります。そこで崩すことで中段が空き、突くことが出来ます。

●上受蹴(表)
対構から相手が手刀打をしてくるので、まずはしっかり上受をしてから、その手で一字構になり中段を守ってから蹴ります。この技も避けようとして外へ出てしまうと反撃の蹴りが当たりません。相手との距離を意識して行って下さい。

先輩拳士には以下のようにご指導頂きました。

●小手抜
相手の肘に自分の肘を乗せにゆくようにすると、相手の指が切れて手を抜くことが出来ます。高い位置でやっている人がいますが、そうすると持たれた部分が動いてしまい指を抜くことが難しくなります。なので、自分の帯の前で技を行って下さい。すると、相手は崩れて、引き入れられた形になるので裏拳を打つ位置に相手の頭が下がってきます。これが技の理です。


【考察】
 本日は、級拳士の方と組ませて頂きました。副道院長にご指導下頂いた中で、上受突の時に副道院長がおっしゃった「上受をした手を相手の突いてきた手から離さないように意識して下さい」という言葉が印象的でした。守者として技をする時に相手に少しでも触れていると、安心感が持てて、攻者としても次の攻撃をしたくてもしにくいのです。むしろ、攻撃をしようという気持ちが起こらなくなるのが不思議だなと思いました。以前は、守者として攻撃を受ける時は恐くてよけたり弾いてしまうことが多かった私ですが、今は触れている方が安心感があるので昔よりは受けながら相手に入っていけるようになった気がします。
 相手を避けようと離れたり弾いたりすることは、相手と分離している状態です。逆に相手に少し触れるとそこで調和が生まれ、お互いが支え合う状態になります。触れ方にもコツがあり、ギュッと掴むと反発が生まれてしまいます。相手にそっと優しく触れる。すると相手のことを感じることが出来て、お互いが調和している状態になります。その状態で技をかけ合うから痛くはなく、柔かい技へと繋がるのだなと感じました。
 日常の中で、触れ合う機会と言っても少ないですが、本日の修練を通して、相手に少し触れてあげることや、そのような意識を持つだけでも相手に安心感や信頼感を与えることが出来てお互いに心を開くことが出来るのではないかと思ったので、そこを意識してこれからも修練や日常に活かしてゆきたいと思います。

(井上 恵以子 記)
  • URL:https://yaplog.jp/takatsuki-m/archive/429
2018年02月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:金剛禅総本山少林寺 高槻南道院
  • アイコン画像 現住所:大阪府
読者になる
高槻南道院について詳しく知りたい方はこちらへどうぞ。
高槻南道院ホームページ
ヤプミー!一覧
読者になる