タカハ劇団/タカハのブログ

家賃を払う。
のらりくらりと滞納していた先月分の家賃も一緒に払ったので、二か月分、しめて１３万円である。電気代も一緒に大家さんに渡すので、実際にはもっとだ。
うちは昔ながらの下宿スタイルなので、銀行振り込みなんてスカしたことは一切しない。家賃を払う時はいつだって、ゲンナマと帳簿を握り締め、一階の大家さん宅を訪問するのだ。

「あのー…家賃払いに来ました…。二か月分まとめてなんですけど…スイマセン。」
キャッシュを目の前にして終始にこやかな二人。
「雪が。ねえ。」
世間話も程々に、私は目の前の紙幣を数えはじめる。
「イチ、ニイ、サン、シイ……ジュウ。はい、これで１０万円で…。」
「…。」（大家）
「で、これが、イチニイ、で２万円。」
「…。」（大家）
「あと、これ細かいんですけど…。イチ、ニ、サン、シ…ジュウで、１万円で、これで１３万円あると思うんですけど。」
「ごめんなさいね。」（大家）
そして大家も数え始めるのだ。今まさに目の前で私が数えた紙幣を、年配者らしいおぼつかない手付きで。
「確かに。」（大家）
へらり。
このときの表情ほど、自分で確認したいものは無い。卑屈な顔をして無いだろうか、余裕のある表情が出来ているだろうか。下手に役者やってる時よりよっぽど気を使ってるかもしれない。

家賃を払う時、自分の手のひらでピラピラ翻るお札達を見ていつも想うんだが…。
高い。
と言っても、単に物件的に高いとかそういうことでは無い。そうではなくて…。私は一か月間、この金額に見合うような生活をしてきたのか、この家で。と。それを想うとこの数か月間は明らかに高い。
逆に言うと、自分の生き方の、なんと安いことか！！
…そういうことであります。
過ごし方によっては、月６万５千円のこの部屋だって、一泊１２万円のスイートルームに大変身するというのに、自分は一か月この部屋で何をしていたのか。
寝てただけっす、実際。素敵なリラックス空間？そんなもんじゃないっす。限り無く行き倒れに近い。路上よりややマシ。その程度の空間だったんだここは。そんな生活に６万円。電気代だけやたらかかる。
だめだ、なんて分かり切ってることは言わない。これからどおする、そんなこと考えるのも白々しいって話だ。
ただ、掃除ぐらいしよう。
それは思った。

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よーやっと復活ですわー。タカハ劇団。
まずなにより…

高羽英一郎『社長が倒れたＪ』
２月２１日をもって、無事終了いたしました！
本当にありがとうございました！！

おーのー！役者紹介しきれてねー！！追々、過去を振り返る意味も込めてアップしますんで見捨てないで下さい。

とゆうかねー、今ウチのパソコンおかしいんですわ。早稲田ポータルネット以外繋がらない！！
え、なにこれ、早稲田の陰謀？！これも携帯から書き込んでるし…。
誰か何とかしてー！

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最近ブログの更新が滞りがちで悲しい…。
思いつくことが、自分の芝居の宣伝ばかりで虚しい…。ってことはないが、業務連絡っぽくて味気ないッすね。
ということで、久々に「ひとり坊っちゃん」更新だ！
「ひとり坊っちゃん」っていうのは、自分の日記のタイトルで、まあ、わかるかーいっってことで、表記上は「ひとり坊っちゃん（日記）」となっている。
もちろん夏目漱石の「坊っちゃん」からとっている。
「坊っちゃん」読んだこと無いけど。漱石は好きなのだ。
誰もが知ってる有名小説に対して独り相撲とってる感じがして、ドンキホーテ的な趣が感じられる。ん？ほんとかそれ。っていうか、なにより、ウェブ日記らしいタイトルにしようと思って思いついたのだ。
「ひとり坊っちゃん」
「ひとりぼっちやん」
独りぼっちやーん、って一人ツッコミ。ウェブ日記なんてつけてる人たちは、皆一度はそうやって自分自身につっこんでるはずなんだ。自分、独りぼっちやーん、って。
あと、ウェブなんかで人と繋がってるなんて思うなよっていう自分への戒めでもある。繋がってるのはパソコンであって、その前に座っている自分は、あくまでも一人なのだから。
人はいつだって、孤独であることを覚悟していないとね。っていうのが、もっぱらのタカハさんの考え方なのだ。
でもこの考え方、そろそろ飽きてきたな〜。孤独と向かい合うことも大切だけど、何かもっと別の価値が、人生にはあるんじゃないでしょうかね。とか、自問自答している最近なのでした。

今日は大枚はたいてストパーをかける。親に借金してる身分でアレなんだけど、いや〜、いいよねストパー！！耳元で髪がシャランシャラン言うもの！！なでると、つるっつるサラッサラしてるもの！！あ〜、彼氏とかいればなー「みてみてーｖストパーかけたの〜。触って触って〜ｖｖ」みないな事も出来るであろうに…。今の私に出来るのは、手元の鏡を１０秒に一度くらいのペースで眺めて、一人ほくそ笑むぐらいだ。ふふふ。それはそれで楽しいから困っちゃう。だめだめ！孤独に向き合うどころか、これじゃあ孤独に甘んじてる人だ！！
いや〜、でもほんと、ストパー最強だな〜。
ウハウハ。

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って自分で言っちゃうけどね…。

あの
『きえだま〜気にならないような　ピー』
が、阿佐ヶ谷で復活するよ！

ってね。そういうお知らせをします。
『きえだま』は、今からちょうど一年前、私が書いた脚本なんですよ。で、現所属劇団てあとろ５０’の、「新人企画公演」という公演で上演されました。
まあ、その時の演出は私。自身初の作・演出作品、という大変思い出深い作品なんですが、その作品がですね、全く別の団体・創価大学演劇部の方々の手によって上演されるらしいんですよどうやら！
上演されるらしいっていうか、もう本決まりだそうでして、私もこりゃあぐらかいていられねーや、ということで、脚本手直ししたりしました。だから、新生『きえだま』って感じなんでしょうか。
う〜む、自分の脚本が、全く違う人の手で演出されて、上演されるなんて、脚本家冥利に尽きるわぁ、とルンルンしています。
どんな風になるんでしょうかね…。
詳細はちょっとまだよくわからないんですけれど…、わかり次第極力アップしていきたいと思います。と言いましても、今回本当に脚本提供という形でしか関わっていないので、ほとんど他人事みたいな。なんだか不思議な感じです。
とにかく、創価大学の演劇部の方々には頑張っていただきたいものですね…怪我などせずに…。どうやら卒業公演らしい、なんて恐ろしい噂も小耳に挟みましたが…。良いんでしょうかね、そんな大事な公演で、こんな変なタイトルの芝居上演して…。あ、ちなみに、「気にならないような　ピー」っていうのはこの作品のサブタイトルです。あまりの斬新さに、当時関係者の誰一人として着いてきてくれなかったとか…。創価の演出さんにも「これは、全面に押し出したほうがいいの…？」と、事実上の削除要請が出まして、自分自身なんでこんなサブタイトルにしたのかよくわかりませんし、無くしちゃっても良いかも…と、ぼんやり考える今日この頃…。でもやっぱ愛着あるんですよね〜。どうしようかな…。

ま、そんなこんなで、しばらくこのブログを更新していない間、大忙しだったタカハさんなのでした。

オリジナル見た人も、見ていない人も、見に行ってみてはいかがでしょうかね〜。

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そんな、キャスト紹介だ…（地味に不評）

そんなわけで、ついに！我らがてあとろッ子！（同期）
加藤智子ちゃんを紹介しちゃうよ！
なんで他の客演さん達をさしおいて彼女なのか…と思うかも知れないが、告白しよう！彼女以降は、まともに「似顔絵だ」と言いきれるような物が、無いのだ。
これもね…、ぶっちゃけもう、似てないよ。似てるのは、眉毛の形くらい。本当にこういう「眼鏡橋か！（長崎観光名所）」というアーチ型の眉をしている。
この似顔絵は、結構前に描いた物なのだが、昨日彼女を見てみたら、じゃっかん顔に丸みが増したような……。彼氏とか出来て、気が抜けてるんじゃないのっ？！と、同じように日々丸みを増している私が遠吠える。
いや、でもほんとに、この絵とは似てもにつかなカワイイ女の子です。私のバイト先に隠れファンがいるくらいだもの。

ちなみにこれは、同じく劇団同期、スガイくんが描いた彼女の似顔絵です。
顔の丸みがあまりに強調されているのが気になる。そしてなぜ、おばさんパーマなのか。
スガイくんの似顔絵もかなりフレキシブルなので、これからは平行して発表していきたいと思う。乞うご期待！！

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