悲しいこと

2009年11月11日(水) 1時47分
ここ三日ほど、風邪引いて寝込んでました。
今もまだ、喉はひりひり、咳はゴホゴホ、首は寝すぎて寝違えて激痛に襲われているけど、回復には向かっている様子。
明日にはきっと大丈夫でしょう。
ただそれとは別に、とても悲しいことが起こった。

友達が死んだ。
それで先週はちょっと実家に帰ってて、たぶんこの風邪菌は、往復の新幹線の中でもらったに違いない。
なんだかいろいろ、最悪だ。

なんだかいろいろ書きたくてパソコンの前に座ったはずなんだけど、「死んだ」って書いたら後はもう、「死んだ」ってことしか書けなくて空しい。
私の身体の中に渦巻いてるのはこんな言葉じゃないはずなのに、私が彼に対する思いをどんなに熱く言葉を尽くして語っても、当の本人にはもう絶対届かないと思うと、なんだかもうじゃあこの気持ちをどうしていいものか分からない。
いやほんとは、パソコンの前に座った瞬間は、彼に対する何かを書くことで何かが変わるような、葬式で葬儀屋が言ってた「皆様の言葉、きっと○○様に届くと我々信じております」って言葉に「うそだろ」と思いながらもやっぱりどっか救われたようにとにかく言葉にすることでなんだか救われるような、そんな期待を持っていたんだけど、いざこうやって一言一言モニターに言葉を打ち込むと、キーボードのダダッダダッという一打一打に、結局、やっぱり、どうしても、絶対、絶対、なんにも、救われないことを思い知らされる。
救われないっていうのは、私がってことじゃなくて、ただ彼が死んだって事実が、誰かの「うそだよ〜ん」の一言ではもう絶対に覆されないってこと。

実家に帰って自室に戻ったら、「どうせまた来るから」って言って置いてったアカマルが、ほんのちょこっと日焼けした以外はそのままポコッと机にあって、中を見たら煙草が3本残ってて、悲しいよりなんだかすごい愛おしさがこみあげてきた。
煙草を吸わなかった当時はきづかなかったけど、煙草の箱がまるで潰れていなくって新品みたいに角が立ったままだったこと、中のアルミ紙がきれいに切り取られていることに気づいて、結構几帳面な奴だったんだと知った。
結局そのアカマルは棺に入れず、彼のお母さんに頼んで貰ってきてしまった。
かわりに新しいのを一つ入れてもらった。
悪かったかな?返したほうがよかったかな?なんて思いもするけど、ばぁーか!死んだおまえにゃ文句言う資格なんてねーよ!!とも思う。
1、2年くらい前から疎遠になってメールも電話も公演の案内もしなかったけど、今年の8月の終わり頃、ふとしたきっかけでほんの6往復ほどメールのやり取りがあった。
たかだか1、2年の空白なんてそれですっかりチャラになったと浮かれたあの時の私の健やかな気持ちをどうしてくれる。
あの後もっとメールすればよかったとか、いや電話かければよかったとか、いやむしろ静岡行って「いいからおまえちょっと荷物まとめて東京に来い!!タカハ先輩があんたの将来も人生もぜーんぶまとめて引き受けてやるっ!!」とか言って自宅に襲撃をかければよかったとか、なんかどーしよーもない「もしも」の妄想に取りつかれて、ほんとにもう、ばかばかしい思いでいっぱいだ。
彼に関わった人はみんなこの「もしも」に取りつかれることになるんだろう。
あんたほんとにこんな事がしたかったのか、それともこんなことになるって予想もつかないくらい想像力のない奴だったのか、それともそんなに苦しかったのか。
考えてみても、しょうがない。

偽善に厳しい人だった。
誰かが死んで涙を流している自分に対して、「ほんとにそれは死んだ人を思って流している涙なのか、その人を失った自分の悲しみに酔っているだけではないか?」とか自問自答するようなところがあったし、その自問自答を他人に悟られることも嫌っていたように思う。
一度私が「自分で自分を可哀そうって思うことって、そんなに悪いことじゃないと思うけどなぁ」と話したことがある。(このときは完全に私の話だったけど)その時に返ってきた「そうかなぁ…」って言葉には否定のニュアンスがこもっていた。
そうだよ…。
そうだよ、だって自分を可哀そうって思うことって、自分を大事にするってことでしょ。
なんて気のきいたことをその時私が言ったか言わなかったかはもう定かではない、というか言わなかったと思うけど、でももう、言わなかったからどうとか言ってたらどうっていう話でもない。
ただもう、彼が死んだということだけ。
天国も地獄もない、幽霊もいない、誰が何と言おうと、もう絶対やつには会えないということだけ。
死んだらなんもかんも終わりって、もう誰もやつに教えてあげられない。

「そうかなぁ…」
っていう彼の言葉に、
「そうだよ…」と呟いて一生生きていきたいです。
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