バッド・ジーニアス 危険な天才たち

2018年10月19日(金) 19時33分
解説:高校生たちによるカンニングを描いたクライムドラマ。天才的な頭脳を持つヒロインがテストで友人を救ったことをきっかけに、入試でトリックを仕掛けようとするさまを描き出す。監督はショートフィルムなどを手掛けてきたナタウット・プーンピリヤ。モデル出身のチュティモン・ジョンジャルーンスックジンが主演を務めた。共演は、チャーノン・サンティナトーンクン、イッサヤー・ホースワンら。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:頭のいいリン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)は、進学校に特待生として転入する。彼女はテストのときにある方法で友人を救ったことが評判になり、さらに指の動きを暗号化する「ピアノレッスン」方式を編み出して、多くの生徒を高得点に導く。彼女は、アメリカの大学に留学するための大学統一入試「STIC」に挑もうとしていた。 シネマトゥデイ (外部リンク)

やっと「響」で終わっていたレビューに追加できる!
そして面白かったので久しぶりに劇場に行けて良かったです。

色々な要素がつまっていて
あらすじどおり 天才のリンがお金のためにお金持ちのおバカのために
自分の答案をカンニングさせてお金をもらうバイトというよりもビジネスが始まります。

日本ではそんな意味では恵まれているかもしれません。
ただここで出てくる高校も彼女を特待生として扱い
留学生としての道を開けたりはしてますが
やはり同じく貧乏な天才男子生徒のバンクとの会話に
「生まれたときから私たちは違う。」という言葉に
日本ではあれだけ天才的に勉強ができれば道が開けるのは確かではあるのです。
しかしお金持ちに生まれた方がこの国では勝ちなようなのです。

一芸としては勉強ができる、天才は
おバカで親が金持ちより カンニングは悪いですがお金を作ることができるんだなあ、と
思わせましたし
なんだかそれでおバカちゃんたちがお金で人生が買えるならとどんどん
彼らにお金をつぎこみ
最後の国際的な試験へと入るといった
サスペンスちっくさもあり、高校生の友情、ちょっとした恋愛、家族との愛など

カンニングが主題なのに色々な要素を含ませ
だからといって混乱したりすることもなく
イチイチぐっとさせられました。

リンと父親との親子愛はなんだかじんときたし、
バンクが母を思い母のために留学したいと願っているセリフにも涙が出そうになります。
そうはいっても私はカンニング自体あまり良く思わない性質なので
おバカちゃんたちには「お前ら勉強しろよ」とも言いたくなる大人な私もいたりして。

ラストはやはり失敗しますが
バンクはわざと?リンにもう一度、別の試験で金儲けをしようと持ち掛け
さらにもしもやらないのなら 今回のことをすべてばらす、と脅しをかけます。
そこで リンの選んだ道、もうすでに心が決まってるバンクの心。

まじめなバンクはこれを背負ったまま生きるにはあまりにも酷だし
それを恋してる(多分)リンに背負わせたくない、と思ったのか
本気で金儲けをしようと思ったのか・・。

最後までリンとバンクの恋愛もすすまずですが
なんとなく二人の将来に明るい未来があることが予感されるようなラストに
みつかってしまったけれど
なんだかすっきりしたラストでした。

面白かったです。
夏に新宿でしかやっていなかったのですが
今は、有楽町で上映していて良かった。

★-0.5はカンニング自体が好きではないので。
でも総じておすすめの作品。

★★★★☆(4.5)

バンクをもし日本の俳優がやるならちょっと年がいっちゃってるけど
ニノかなーと勝手に想像してました。