万引き家族

2018年06月10日(日) 18時49分
解説:『誰も知らない』『そして父になる』などの是枝裕和監督による人間ドラマ。親の年金を不正に受給していた家族が逮捕された事件に着想を得たという物語が展開する。キャストには是枝監督と何度も組んできたリリー・フランキー、樹木希林をはじめ、『百円の恋』などの安藤サクラ、『勝手にふるえてろ』などの松岡茉優、オーディションで選出された子役の城桧吏、佐々木みゆらが名を連ねる。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:治(リリー・フランキー)と息子の祥太(城桧吏)は万引きを終えた帰り道で、寒さに震えるじゅり(佐々木みゆ)を見掛け家に連れて帰る。見ず知らずの子供と帰ってきた夫に困惑する信代(安藤サクラ)は、傷だらけの彼女を見て世話をすることにする。信代の妹の亜紀(松岡茉優)を含めた一家は、初枝(樹木希林)の年金を頼りに生活していたが……。シネマトゥデイ (外部リンク)

パルム・ドール賞を受賞した作品。
パルム・ドールかあ・・そして是枝監督ですから
うーん・・なんともまたもやっとしそうな感じです。

「誰も知らない」に似ていて
どうにもならない複雑な環境で
いわゆる作品に出てる家族は善人であるけど

社会のルールからははずれ
自分たちのいわゆる家族の中のルールで暮らしています。

なんだろう。
家族の中で納得しあっているし
確かに車の中に子どもを放棄、子どもの虐待は許されることではないし
そんな母親よりも愛情を持って育てていることが
そんなにいけないことなのだろうか?

子どもを虐待している親の方がよっぽど
悪い。
何が善で何が悪なのか。
そんな問いかけかもしれません。

このシーンいる?ってのもありました。
多分、是枝さんの好みなんだろうけど
松岡茉優の風俗シーン。
あんなに胸が大きいとは知りませんでしたが(華奢なイメージ)
いらないと思った。
でも、そのお客さんで池松壮亮とか
脇役に大物さんがちょいちょい出てきて
是枝さんの作品に、こんなちょい役でも出たいんだーとも。

安藤サクラは毎回、観るに耐えかねるぶさいくぶりなんですが
今回はすんなり観れました。
まあ、リリー・フランキーと安藤サクラの
セックスシーンもいらないよな。きれいでないし。

歪んだ家族の進む道は・・??
これが日本のお金のない家族のすることなのか?

イギリスの労働階級を描く
ケン・ローチとは何か違う。

やっぱり是枝さん、稼いでいるせいか
実は現実を知らないんだなーと思いました。
安藤サクラがクリーニング店をリストラされますが
今、人不足で
彼女は何歳の設定なのか不明ですが
どうみてもあの年齢ならいくらでも仕事はあるし

まっとうに生きていれば
母親の年金を宛てにせずに
生活保護も受けられるわけです。
それを考えちゃうと
どうしてもフィクション感がぬぐえません。

正しいことってなんだろう。
法律が絶対に正しいのか?
子どもが虐待されているのに救えないくせに
救ったら誘拐したになってしまうのか?
でもラストはりんちゃんも虐待している親に返され
安藤サクラは刑務所に入り、
祥太は児童施設へ。

おばあちゃんは亡くなり、家族は映画の中で
すべて終わった、といったところでしょうか。

うちの夫は「無駄な金だった」と言ってました。
夫はとにかく是枝さんの作品と相性が悪い。

私はそこまで悪いとは思いませんでしたが
映画だよな、映画。と思いました。

いつも空いてる劇場でその中でも一番大きな劇場が
ほぼ満席だったのも
パルム・ドール特需で満席に近かったです。

多くの人はどんな感想をもったのでしょうか?


★★★☆(3.5)