ゲット・アウト

2018年02月28日(水) 15時41分
解説:
『パラノーマル・アクティビティ』シリーズなどを手掛けてきたプロデューサー、ジェイソン・ブラムが製作に名を連ねたスリラー。恋人の実家を訪ねた黒人の青年が、そこで想像を絶する恐怖を体験する。メガホンを取るのはコメディアンのジョーダン・ピール。『Chatroom/チャットルーム』などのダニエル・カルーヤ、ドラマシリーズ「GIRLS/ガールズ」などのアリソン・ウィリアムズらが出演する。シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:ニューヨークで写真家として活動している黒人のクリス(ダニエル・カルーヤ)は、週末に恋人の白人女性ローズ(アリソン・ウィリアムズ)の実家に招かれる。歓待を受けるが、黒人の使用人がいることに違和感を覚え、さらに庭を走り去る管理人や窓に映った自分を凝視する家政婦に驚かされる。翌日、パーティーに出席した彼は白人ばかりの中で一人の黒人を見つける。古風な格好をした彼を撮影すると、相手は鼻血を出しながら、すさまじい勢いでクリスに詰め寄り……。

勝手にこの写真の顔で
アメリカのファミリーコメディかと勝手に思っていて
まるで興味がなかったのですが
どうやら大ヒットしている、とうわけで
近くの映画館で上映されていたので行ってきました。

なんだよ、これって全くコメディではなく
サスペンスなのかホラーなのか、っていう。
冒頭から黒人が連れ去られ
付き合っている女性宅へ招かれてから
不穏な空気が流れ始めます。

彼女の両親は精神科医。
禁煙を催眠術やめさせることができ
うっかりと催眠術を受ける羽目になった主人公のクリス。
屋敷の中はメイドの怪しい視線と演技、使用人が
同じアフリカ系なのに心を開かない違和感。

パーティーで
顔見知りの知り合いが老人のような服装でおかしな仕草で
30以上の白人女性の恋人であり
その黒人にあやまってカメラのフラッシュをたいてしまってから
クリスの中で差別主義者ではなく
何か違った恐ろしさで屋敷を出ることを決意します。

しかしここから物語が
味方のはずであった恋人も様子がおかしい。
恋人の部屋にはメイドと使用人と恋人のように
親しげに写真をとっていた姿が出てきてこれは何か怪しいと思い直します。

彼は屋敷にとらわれ猿ぐつわをはかされてしまいました。
パーティーの中で目の見えない客がいて
クリスの目を移植する手術直前で逃げ
ラストは友人の警察官が助けるという話。

ホラーらしく重くくるしい空気と空の色。
信じられない人たち。
黒人のメイドと使用人は恋人ローズの祖父母の脳を
移植してあったという事実。

なんの知識もなく観に行ったことと
ドキドキハラハラが良いタイミングで入り
ホラー作品として楽しめました。

この日はなんだか疲れてしまって
もう1本、鑑賞予定でしたが帰ってきました。

ドキドキやホラーちっくが苦手でなければおすすめ。
最初からホラーっぽい作品と知ってたら
むしろ行かなかったかもな。
韓国映画の残酷感が苦手でなければおすすめ。
韓国でリメイクしないかなあ。


★★★★☆

THE PROMISE/君への誓い

2018年02月22日(木) 10時53分
解説:『ホテル・ルワンダ』などのテリー・ジョージが監督を務めたヒューマンドラマ。オスマン帝国が多くのアルメニア人を虐殺した事件を軸に、運命に翻弄(ほんろう)される3人の男女の姿を描く。『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』などのオスカー・アイザック、『イヴ・サンローラン』などのシャルロット・ル・ボン、『アメリカン・ハッスル』などのクリスチャン・ベイル、『プロヴァンスの休日』などのジャン・レノらが共演。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:オスマン帝国の村出身のアルメニア人青年ミカエル(オスカー・アイザック)は、イスタンブールの大学に入学する。彼はフランスから帰郷したアルメニア人のアナ(シャルロット・ル・ボン)と心を通わせるが、彼女はアメリカ人ジャーナリストのクリス(クリスチャン・ベイル)と付き合っていた。第1次世界大戦が勃発すると、アルメニア人に対する弾圧が強まり……。 シネマトゥデイ (外部リンク)

この手のものは自分が落ち込んでないとき。
気持ちが元気な時でないと鑑賞できない作品ですが
この作品は胸をえぐられるほどの強い締め付けは
作品内では私は感じませんでした。

戦争映画の悲惨さに慣れてしまったのでしょうか。

主人公やヒロインに感情移入がしにくく
あまり知られていない
トルコ人のアルメニア人に対する虐殺が
公に知られてないこともあり
現実感がなかったのか、もしくは
ヒトラーがむごすぎて感じなかったのか。
または作品自体そのむごさを伝えることではなかったのか。

この史実を知ることができたことが有意義でしたし
作品自体も中だるみすることなく
当時の時代背景や お祝金のために結婚するなど
当時の第一次戦争時期にあっては珍しい話ではないからかもしれません。

アルメニア人の大虐殺についてはもちろんですが
その中に
婚約した祝い金で医学を学びに行き
その間に、本当の恋に落ちる、でももう会わないことで
婚約者と結婚し
山でひっそりと暮らすことこそがささやかな幸せで
恋することなど比重がくなかった時代。
アナはアメリカ人記者・クリス(クリスチャンベール)と付き合っている設定での登場。
ラストも含め
恋愛の挿入がさりげないけど良い味を出していたように思います。

クリスは記者ででアルメニア人を救うというのが設定でありますが
実はアナのことも愛していたに違いない胸をきゅーっと締め付けられるような
シーンがありました。
(主人公とアナが抱き合ってる姿を窓越しに遠くから偶然見てるシーンなのですが)
クリスチャンベールの演技がさりげなく
男の思慕というかそんな演技が少ないシーンだったのに
彼の複雑な思いが伝わってきました。
主人公を見捨てずアルメニア人を救うことこそが大切で
ここでは恋の相手と戦うことではありません。
そう考えると日本の現代の恋愛を中心に回る映画が陳腐に思えてきます。

この作品全体はやはり史実を伝えること。
アルメニア人の虐殺を知ることができました。

良作なのに
人は少な目。2/3からとはいえこのぐらいの骨太な作品であれば
もう少し劇場に人がいても良いのではないかな。なんともったいない。

まあ少しとんとん拍子な風とCGがわざとらしく感じられたところもあったかも。

★★★☆☆(3.5)





グレイテスト・ショーマン

2018年02月20日(火) 20時18分
解説:19世紀に活躍した伝説のエンターテイナー、P・T・バーナムを『X-MEN』シリーズや『レ・ミゼラブル』などのヒュー・ジャックマンが演じるミュージカル。空想家の主人公が卓越したアイデアと野心で世界中を熱狂させるさまと、ロマンチックな愛の物語が描かれる。監督はマイケル・グレイシー。ミシェル・ウィリアムズやザック・エフロンらが共演。『ラ・ラ・ランド』で第89回アカデミー賞歌曲賞を受賞した、ベンジ・パセックとジャスティン・ポールが音楽を担当している。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:P・T・バーナム(ヒュー・ジャックマン)は妻(ミシェル・ウィリアムズ)と娘たちを幸せにすることを願い、これまでにないゴージャスなショーを作ろうと考える。イギリスから奇跡の声を持つオペラ歌手ジェニー・リンド(レベッカ・ファーガソン)を連れてアメリカに戻った彼は、各地でショーを開催し、大成功を収めるが……。 シネマトゥデイ (外部リンク)

勝手に「ララランド」の監督作品かと思ってましたが
音楽担当が同じだったんですね。

完全なるミュージカル作品です。
歌とダンス、パフォーマンス、そして舞台のきらびやかな色彩。
大画面で観たい作品ではあります。

私の大好きなミシェル・ウィリアムズも出ていたし
ザック・エフロンも良かったです。

ドラマ性を観るのであればそれはどうかな・・。
ストーリーはそれほどでもなく
このエンターテインメントがあってこそなだけで
貧しい出の仕立て屋の息子が
身分の違う人と結婚し
奇抜なアイディアで成功していく、その中で成長していく、
大切なものに気づく、といった作品です。

身体に特徴のある人々を奇異の目で見るところを
逆手にとり
サーカスで。なんとなく私的には見世物のようで
素直に賛成できないところでした。
あの時代背景であれば身体的に欠点のある人を
見世物にするのは普通のことだったのかな。

途中、オペラ歌手とのちょっとした出来事なども
もうちょっとあってもよかったかな、と思います。

ミュージカル、ショーとして
まさにグレイテスト・ショーマンを観るために行くならおすすめです。

ドラマ性を求めるならイマイチかな。

私はドラマ性もララランドのような期待があったので予想よりはイマイチな評価です。


★★★☆☆

犬猿

2018年02月14日(水) 19時50分
解説:『麦子さんと』『ヒメアノ〜ル』などの吉田恵輔監督が窪田正孝らを迎え、兄弟と姉妹をテーマに描いたドラマ。刑務所から出所したばかりの凶暴な兄と真面目な弟、家業を切り盛りする姉とおバカな妹の対立がエスカレートしていくさまを映す。新井浩文と窪田が兄弟を、お笑いコンビ「ニッチェ」の江上敬子とモデルの筧美和子が姉妹を演じる。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:印刷会社で営業を担当している金山和成(窪田正孝)は、刑務所から出てきたばかりの乱暴者の兄・卓司(新井浩文)を恐れていた。一方、幾野由利亜(江上敬子)と、芸能活動をしているおバカな妹の真子(筧美和子)は、家業の印刷工場を切り盛りしていた。兄弟と姉妹の関係は、あるときから変化し始め……。 シネマトゥデイ (外部リンク)

評価が高かったので行ってきましたが
それほどでもなかったです。
なんですかね、あの評価の高さは。
映画のプレビューもステマなのかもしれないなあ。

そういうほど悪くもないのですが
平均4は高いだろうと。

良かったのはニッチェの江上敬子。
彼女の名前を始めて知りました。
ニッチェだけはしってましたけど。
お笑いなのに演技も上手。
これから女優としても出てくると思いました。

それから圧倒的な存在感は兄役の新井浩文。
この人、この手の演技は初めて見ましたが良かったです。

若い二人はこの長男長女におされて
薄らぎます。

兄弟姉妹なので言いたい放題。
まるで正反対の人生を送っている2つの兄弟姉妹の
言いたい放題、やりたい放題の作品で

私たちも姉妹で
おかげさまで若い頃は二人とも同じぐらいの顔立ちと
成績だったし嫉妬しあうことはないし
今でも正反対の性格と人生を歩んでますが
子どもの時のような喧嘩はしなくなりました。

兄弟といえば
一番、印象的だった作品の「ゆれる」
あれは深刻な兄弟ものですが
こちらはコメディタッチに描いていて
隣のおじさんは笑いながらそしてラストに憎み合っていた
姉が自殺未遂、
兄が誰かにさされ重傷。
そのとき妹と弟が本気で心配し本音で泣きながら
兄、姉を思う気持ちを吐露するときに涙していました。

確かにくすっと笑えるところはあったけど
ニッチェの演技とキャラにそのあたりは引っ張られてる感じもあったよなあー。

なんだかわざわざ観に行くほどの作品なのか??という感じ。
私がちょっとずれてるのかもしれません。

★★★☆☆

ダークタワー

2018年02月12日(月) 18時42分
解説:ホラー小説の大家スティーヴン・キングによるダークファンタジーを映画化。一人の少年が夢に導かれて入り込んだ世界で、世界の支柱とされる“タワー”をめぐって銃使いと世界の崩壊を画策する黒衣の男が死闘を繰り広げる。『マンデラ 自由への長い道』などのイドリス・エルバと、『ダラス・バイヤーズクラブ』などのマシュー・マコノヒーが共演。メガホンを取ったのは『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』などのニコライ・アーセル。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:巨大なタワー、拳銃使いの戦士、魔術を操る黒衣の男が現れる悪夢を見続けていた少年ジェイク(トム・テイラー)は、ある日夢で見た中間世界と呼ばれる異界が現実世界とつながっている場所を発見する。中間世界に導かれたジェイクは、世界のバランスを維持するタワーの守護者であるガンスリンガーのローランド(イドリス・エルバ)と、タワーを破壊しようとする黒衣の男ウォルター(マシュー・マコノヒー)の戦いに巻き込まれてしまい……。

S.キングはほとんど読んでますが
「ダークタワー」は読んでません。
翻訳でこの手の長いものって気分がのってないと
一気に読めないときもあり
タイミングだったのかなあと思います。

でもS.キングは大好きですけど。

この作品ですが
本は読んでないこと前提になります。

うーん・・。わかりにくいですね。
そしてダークタワーの重みがわかりにくく
拳銃使いなのも映画的には物足りず
黒衣の男のウォルターが黒衣の男なのに
単に黒いシャツに黒いボトムスを履いてるだけなんですよね。
黒装束で魔術っぽさがあればもっと説得力と不気味さが増したような気がします。

マシュー・マコノヒーは悪くなかったけど。
彼は普通の男の人の見た目なんて久しぶりじゃないですかね。
この役自体は癖のある役柄だけど
見た目は黒の上下を着ているおっさんですから。

冒頭にITと思えるピエロが出てくるところなんかは
キングファンはぞくぞくきました。

なぜ少年・ジェイクの力が必要なのかもわかりにくく
本を読んでないとまるでぼやけた印象でした。
これだけキング好きを豪語してるのに肝心なものを読んでないっていうか・・

原作を読んでないとそれほどでもないかな〜

★★★☆☆

祈りの幕が下りる時

2018年02月09日(金) 16時09分
解説:類い稀な推理力で難事件を解決に導く刑事を主人公にした、東野圭吾の人気ミステリー小説を映像化した『新参者』シリーズの完結編。謎に包まれた殺人事件の捜査線上にある女性演出家が浮上したことで、主人公・加賀の母が失踪した理由や父との不和、加賀自身の過去が明かされる。主演の阿部寛をはじめ溝端淳平、田中麗奈、山崎努らレギュラー陣が続投し、新キャストとして松嶋菜々子、伊藤蘭、小日向文世らが参加。テレビドラマ「半沢直樹」などの演出を務めた福澤克雄がメガホンを取る。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:滋賀県に住む女性が東京都葛飾区で殺され、松宮(溝端淳平)ら警視庁捜査一課の刑事たちが担当するが、捜査は難航する。やがて捜査線上に女性演出家・浅居博美(松嶋菜々子)の存在が浮かび上がり、近くで発見された焼死体との関連を疑う松宮は、その遺品に日本橋を囲む12の橋の名が記されていることを発見する。そのことを知った加賀恭一郎(阿部寛)は心を乱し……。 シネマトゥデイ (外部リンク)

普通なら全く見ようともしないのですが
評判が良かったので鑑賞しました。

これがシリーズもので人気があり
前作から阿部ちゃんや池端淳平が引き続き出ているんですねー。
そして東野圭吾の原作なんだ。
やっぱり。と思いました。

全く知識がなく「面白い」と言われてる映画ということで鑑賞していながら
ヒロイン=犯人は
圧倒的な美しさを持ちしかしその美しさの陰にある
不幸な生い立ち。
その不幸は東野圭吾作品の場合
大抵、母親がびっくりするようなことを娘や家族にしでかしちゃうので
そのあたりから
これはもしや東野圭吾が原作では?と思えてきました。
他の人はみなさん、知っていながらの鑑賞だったし
シリーズものでついに完結。
そして完成度の高いものになっているので
満足として評価が高かったのかもしれません。

東野圭吾ということも
シリーズものということも知らずに鑑賞した私は

日本映画らしい緻密なサスペンスではあるなあ、と思いますし
ヒロインの悲劇さから
これ絶対に東野圭吾に違いないと思ってしまったので
東野圭吾作品らしいなあと思いました。

プレビューでは演技に泣けた、とあったけど
阿部ちゃんの演技は良かったけど
松嶋菜々子はイマイチ。
全然、感情移入できずに泣くことができなかったです。
あの世代で美しい女優さんってもっと演技の上手い女優さんはいるだろうにと思いましたが
阿部ちゃんと松嶋菜々子のあの身長のバランスで
他の出演者を圧倒する格差が良い気もしました。

計算高いところはさすが東野圭吾。
でも東野圭吾のファンはたくさんいますし確かにおもしろいけど
女性が不幸な人が多く
しかもヒロインともなると
共感すると読んでて苦しくなる。
そうは言っても
女性の心理はイマイチ伝わらないこともあって
そんなこと思わないですけど、と意見のすれ違いも多いんです。

今回もそうでした。
男性の心理はいつもきっとそう思うよね、男なら。ってところ。

阿部ちゃんが松嶋菜々子に久しぶりに会った後に
「やっぱ超きれいだな」とか言っちゃうのとか
ほんとにあると思うんだよな。
そんな茶目っ気があるところもこのシリーズの人気の1つだったのかもしれません。

3月まで時間があるので
このシリーズの作品を鑑賞しても良いかな。

サスペンスだったら
やっぱり最近見た中では
圧倒的に「殺人者の記憶法」ですな。


★★★☆☆(3.5)




勝手にふるえてろ

2018年02月07日(水) 18時20分
解説:19歳で芥川賞作家となった綿矢りさの恋愛小説を実写映画化。突然告白してきた職場の同期と、中学時代から片思いしていた同級生との間で揺れ動く女性の暴走する恋の行く末を描く。初恋相手を思い出しては胸をときめかせ、毒のある本音を吐き出す不器用なヒロインを、『ちはやふる』シリーズなどの松岡茉優が好演。松岡とは『放課後ロスト』でも組んだ大九明子がメガホンを取る。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:初恋相手のイチを忘れられない24歳の会社員ヨシカ(松岡茉優)は、ある日職場の同期のニから交際を申し込まれる。人生初の告白に舞い上がるも、暑苦しいニとの関係に気乗りしないヨシカは、同窓会を計画し片思いの相手イチと再会。脳内の片思いと、現実の恋愛とのはざまで悩むヨシカは……。 シネマトゥデイ (外部リンク)

昔、下町でOLをやってた頃を思い出しました。
TVのような大都会の中で大きなビルの1つで働くOLさんじゃなくて
下町で地味に電卓をたたきながら制服を未だに着て(今もそんなところあるのだろうか?)
隣の席の同僚と恋話ながら仕事して
会社の男性と飲み会して
飲み会もあんな感じで
でもあるあるの会社員の風景だけど
会社員をやめるとなんだか違和感のある光景だったりしました。

今回のこの作品。
なかなかの評判だったのでいつも行かない劇場まで足をのばしました。

公開してからだいぶたってることもあり
人はまばらですが
若い男性同士や若い男性が多く
主人公の松岡さんの人気ぶりがわかります。

彼女って真剣に演技を観たことはありませんでしたが
悪くなかったです。
良い女優さんになると思います。
見た目は身長が低いんですねー。というか手足のバランスもあんまりよくないので
その辺によくいる顔の可愛い子ってところでしょうか。
すれ違っても気づかなそうな印象。
役柄が役柄なだけにそう見えたのかもしれません。

作品自体はブラックなジョークが案外嫌いではなくて
隣の住人の片桐はいりがオカリナを吹くのですがその片桐はいりの名前は
岡里奈とか
この岡里奈とコンビニの店員がラストで同じ合羽を着て
雨の中のラストシーンにちょっとだけ登場するのだけど
そのシーンも笑えました。

女性だったらきっと彼女の心境がわかるはず、という意見が多いけど
やはりちょっと変わった女の子。
女の子がすべてあんな感じで昔の彼を10年も忘れられないとか
この可愛い顔でありえないだろう、と思うし
人生において10年も恋い焦がれたことなどないので
全くリンクできない。

そして女性目線からすると
出てくる俳優が全然かっこよくなくて
「二」はあらすじを読むと「暑苦しい男」と出てるので
あの感じで良かったのかもしれないし
あの演技が正解だったんだろうな・・と思うけど
に、しても不潔っぽいんだよなー。
俳優さんなら歯並びをもうちょっとなんとかしてくれるだけで
彼の印象は随分変わるんだろうに。

10年間思っていたイチも魅力不足。
なんだかもっと「ああこれじゃあ仕方ない」と思える子が良かったんだけど
これも中途半端なかっこよさが親近感となるのかな。

全体的には退屈せずにみれましたし楽しめました。
ラストの雨のシーンは私は好き。
これが好きな私はやっぱり女性なのかな。
小さな玄関の中でのキスシーンは好きです。
私みたいなでかい女では無理ですけどね。
ただバージンの子が男の人に自らキスなんてするのかなあ〜
しかも男性に対しては純粋な設定だからね。

女性の心とリンクするは私はなかったけど
退屈せずに長い映画を楽しめた。
松岡茉優はこれからもっと伸びるんだろうなあ。


★★★☆☆(3.5)

スリー・ビルボード

2018年02月05日(月) 17時41分
解説:娘を殺害された母親が警察を批判する看板を設置したことから、予期せぬ事件が起こるクライムサスペンス。本作はベネチア国際映画祭で脚本賞、トロント国際映画祭で観客賞に輝いた。娘を失った母をオスカー女優のフランシス・マクドーマンドが演じ、『メッセンジャー』などのウディ・ハレルソン、『コンフェッション』などのサム・ロックウェルらが共演。ウディやサムも出演した『セブン・サイコパス』などのマーティン・マクドナーがメガホンを取る。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:ミズーリ州の田舎町。7か月ほど前に娘を殺されたミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)は、犯人を逮捕できない警察に苛立ち、警察を批判する3枚の広告看板を設置する。彼女は、警察署長(ウディ・ハレルソン)を尊敬する彼の部下や町の人々に脅されても、決して屈しなかった。やがて事態は思わぬ方へ動き始め……。 シネマトゥデイ (外部リンク)

楽しみにしてました。
珍しい作り方で主な登場人物3名、主人公のミルドレッド、警察署長、差別主義者でマザコンの
クズのような警察官・ディクソン。

ミルドレッドは娘を残忍な方法で殺され
犯人が逮捕されないことを
3つのビルボードに掲げ
最初こそ住民と同様に 彼女の気持ちに同情します。

そこで警察署長やクズの警察官・ディクソンがむかついてくるのですが

癌を患っていた警察署長・ディクソンが
病気を苦に自殺してしまい
ストーリーがここでまたねじれ
警察署長が 最終的にはビルボードに寄付をした経緯などが
遺書などに書いてあったり
遺書をディクソンが読むことで(このタイミングでついにこのミルドレッドは狂気に
走り警察に火炎瓶を投げるのですが)
クビになってしまったが
自分を思い直すことになり

ここでまたストーリーの軸が変わってきます。

マザコンで差別主義者でブラックユーモアを交え
すごい演技をみせるサム・ロックウェル。

今度はディクソンが善人に。

人間とは良い面も悪い面もあり
これほどの大きいきっかけはないものの
それを持ちながら人と関わりながら生きているんだと。

そしてスリービルボードは焼かれてしまいますが
それを焼いた犯人は元夫だったりして

細かいところまで
登場人物を描き
ディクソンがバーで犯罪自慢をしている男の話から
ミルドレッドの娘の犯人ではないかと警察へ報告しますが
残念ながら
DNA鑑定では犯人ではありませんでした。

しかし犯罪自慢=同じ思いをした被害者がいることで
一致した敵同士だったミルドレッドとディクソンの二人が
その犯人の仇を討とうと旅立つシーン、
そして運転しながら
「これが正しいと思っているか?」という問い合わせに
二人の心境は
「わからない」

旅をしながら決めよう。

そんな結末。

1人の人間は善の部分もあって
悪の部分もある。

それを3つのボードから
登場人物全員からあぶり出し
見事に小さな田舎町で起こった事件から
大きな映画の作品の1つと出来上がっていました。

面白かったです。


★★★★☆

殺人者の記憶法

2018年02月01日(木) 19時56分
解説:韓国の作家、キム・ヨンハの小説を映画化したクライムアクション。アルツハイマー病を患う連続殺人犯が、偶然出くわした殺人鬼の凶行を阻止しようとする。メガホンを取るのは『サスペクト 哀しき容疑者』などのウォン・シニョン。『ザ・タワー 超高層ビル大火災』などのソル・ギョング、『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』などのキム・ナムギル、『国際市場で逢いましょう』などのオ・ダルスらが顔をそろえる。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

かつて連続殺人を犯し、アルツハイマー病を患うビョンス(ソル・ギョング)は、接触事故に遭った後にテジュという男と出会う。その異様な雰囲気から彼が殺人鬼であると直感したビョンスは、警察に通報しようとする。だが、テジュが警察の人間であったことから誰もまともに取り合おうとしない。たった一人でテジュの凶行を食い止めようとするが、アルツハイマー病による記憶の喪失に苦しめられるビョンス。そして、新たな殺人事件が発生し……。 シネマトゥデイ (外部リンク)

私的にはかなり面白かったです。
たまーに韓国のどんよりとしたサスペンスを観たいなーと思うのですが

「チェイサー」「殺人の追憶」並みのものを探すも
ここのところからぶりが多いのですが
久しぶりに韓国らしい私の観たい系サスペンスが来ました。

反対にこの手の韓国映画にやりすぎ感や
好みでなければ全く面白くもなく
不快なだけだと思います。

ソル・ギョングの顔の半分だけ動かす演技の素晴らしいこと。
そしてなんといってもストーリー。
脚本のうまさ、発想力よくできています。

よくある「記憶喪失」「殺人」のテーマはもう飽きるほどありますが
今回は「アルツハイマー病」の主人公で
少し前のことをすっかり忘れてしまいます。
そのため
娘が心配しレコーダーに日々の記録をするように提案され
毎日をレコーダーに吹き込むようになります。

彼はあらすじのとおり
連続殺人で
アルツハイマーであることで殺人してしまう潜在能力はあるのですが
最後の殺人の動機や人物などは思い出せないままです。

その殺人もこの物語の1つの柱ですが
アルツハイマーであること
殺人者にしかわからない心理
それをうまく利用しよとする
新たな連続殺人者。

その連続殺人者との対決は
心理的要素ももちろんですが
昨日まで感じていた怒りの感情すら忘れてしまう主人公を
計算ずくで娘の彼氏になってしまったり
主人公が記していた殺人の記録を
書き換えてしまうのを
虚実なのか真実なのか鑑賞者もわからなくなります。
それにうんざりすることもなく

あー韓国映画はこうでなくっちゃ、と久しぶりに満足した作品でした。

冒頭のアルツハイマーの退院から
ラストの退院し憎むべき忘れてはいけない相手(殺したはずの連続殺人者)を
思うなどよくできていました。

★★★★★

スプリッタ―もの、韓国のサスペンスが苦手な人には向いてないです。あしからず。