シン・ゴジラ

2016年08月27日(土) 10時54分
解説:『エヴァンゲリオン』シリーズなどの庵野秀明と『進撃の巨人』シリーズなどの樋口真嗣が総監督と監督を務め、日本発のゴジラとしては初めてフルCGで作られた特撮。現代日本に出現したゴジラが、戦車などからの攻撃をものともせずに暴れる姿を活写する。内閣官房副長官役の長谷川博己、内閣総理大臣補佐官役の竹野内豊、アメリカの大統領特使役の石原さとみほか300名を超えるキャストが豪華集結。不気味に赤く発光するゴジラのビジュアルや、自衛隊の全面協力を得て撮影された迫力あるバトルに期待。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:東京湾アクアトンネルが崩落する事故が発生。首相官邸での緊急会議で内閣官房副長官・矢口蘭堂(長谷川博己)が、海中に潜む謎の生物が事故を起こした可能性を指摘する。その後、海上に巨大不明生物が出現。さらには鎌倉に上陸し、街を破壊しながら突進していく。政府の緊急対策本部は自衛隊に対し防衛出動命令を下し、“ゴジラ”と名付けられた巨大不明生物に立ち向かうが……。 シネマトゥデイ (外部リンク)

見る予定ではありませんでしたが
評判の良さにつられて行ってきました。

日本映画の久しぶりに日本映画らしさを保ちつつ
エンターテイメント性、そして日本の政治への揶揄なども入り
作り手の思いがひしひしと伝わってる作品となりました。

これは子供向けではないですね。

セリフがやたら多く
日本語なのでついていけるけど
役者さんたちはあの長いセリフに苦労されたのではないでしょうか。
演技よりもセリフでなんだか疲れたところはありました。
役者さんの演技もしっかりみたかったかな。

パニック映画としてもしっかり成立してますし
わかりにくい
放射性物質などについてもわかりやすかった。

ただ化学工場に協力して・・はあの状態ではないと思います。

化学プラントの主は東京湾沿い。
他の地方にあっても
関東の規模と比べたら少ないよね・・

世界中から集めたとかそのあたりも出てますが
知ってるところがすぽっと手が抜かれてしまうと
丁寧に作ってきてるのに
???が出てしまうんだよなあ。

それだけかな。

石原さとみ自体は可愛いし、好きだけど
あの役は彼女じゃない方が良い気がしました。

作品全体としては久しぶりの日本映画のヒット作品。
しかもゴジラですから。

主演の長谷川博己はここ数年、ぱっとしてなかったけど
この作品のヒットで
一気に盛り返しますね。

地元のいつも少ない映画館に人が多く入っていました。

★★★☆☆(3.5)

ニュースの真相

2016年08月24日(水) 20時38分
解説:2004年にアメリカを騒然とさせたスクープ報道が巻き起こした波紋の一部始終に迫る実録ドラマ。CBSの看板番組のプロデューサー、メアリー・メイプスの自伝を基に、ジョージ・W・ブッシュ大統領の軍歴詐称を報道するも後に証拠文書が偽造ではないかと指摘され、名司会者ダン・ラザーらが批判にさらされる姿を描く。メガホンを取るのは、『ゾディアック』などの脚本家ジェームズ・ヴァンダービルト。メアリーは『ブルージャスミン』などのケイト・ブランシェット、ダンを名優ロバート・レッドフォードが演じる。シネマトゥデイ (外部リンク)
あらすじ:アメリカのジョージ・W・ブッシュ大統領が再選を目指していた2004年、放送局CBSのプロデューサー、メアリー・メイプス(ケイト・ブランシェット)はダン・ラザー(ロバート・レッドフォード)が司会を務める報道番組で、ブッシュ大統領の軍歴詐称疑惑をスクープする。それはアメリカで大反響を呼ぶが、後に証拠は偽造されたものだとブロガーが指摘したことから、メアリーやダンら番組スタッフは世間から猛烈な批判を浴び……。 シネマトゥデイ (外部リンク)

なぜこのタイミングでこの手の作品なのか。
「スポットライト」はラストにすかっとする快作でしたが
この作品は主人公目線で見れば
良いラストとは言えないでしょう。

ただ現在のアメリカメディアにおける実際と
当時、
その現実と現在、そのあたりもアメリカ社会にいるのであれば
感じるものも違っているのかもしれません。

作品全体としては
ケイト・ブランシェットの外れのない演技
(彼女のような大人の女性でありたいと思えてしまうほど
美しさと強さに彼女を応援してしまいたくなってしまうところもありました)

そしてロバート・レッドフォードの安定した演技、貫禄、
ストーリーの中である
二人の絆、
うまくドラマとして成立しています。

ただネタとしては
この番組と当時の時代背景、アメリカのメディアはよくわかりませんが
ネタとしてはどんなものよ、といったところ。
選挙前だとなんでもナーバスですし
確かに審議委員会で一人一人に彼女の政治思想は?と問われても
仕方なかったでしょう。

この手の作品を映画として
超一流の女優、俳優を使う意味とは?
何を伝えたかったのか?

事実ということですが
個人的には
家庭を支える働く女性「メアリー」がその後、
どのような人生を送ったのか非常に興味深く終わりました。

作品としてはなかなか面白かった。
でもハッピーエンドはないし
考えさせられることも多く
万人向けとはいえない作品かもしれませんが

報道する側が報道陣に追われ、
ネット社会に苦しみ
人間ドラマもあり
面白い作品ではありました。


★★★☆☆(3.5)





トランボ ハリウッドに最も嫌われた男

2016年08月08日(月) 8時21分
解説:『ローマの休日』『ジョニーは戦場へ行った』などの名作を手掛けてきた脚本家ダルトン・トランボの半生を描く伝記映画。東西冷戦下のアメリカで起きた赤狩りにより映画界から追放されながらも偽名で執筆を続けたトランボを、テレビドラマ「ブレイキング・バッド」シリーズなどのブライアン・クランストンが演じる。共演は『運命の女』などのダイアン・レイン、『SOMEWHERE』などのエル・ファニング、オスカー女優ヘレン・ミレンら。監督を、『ミート・ザ・ペアレンツ』シリーズなどのジェイ・ローチが務める。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:『恋愛手帖』で第13回アカデミー賞脚色賞にノミネートされ、着実にキャリアを積んできたダルトン・トランボ(ブライアン・クランストン)。しかし、第2次世界大戦後の冷戦下に起きた赤狩りの標的となり、下院非米活動委員会への協力を拒否したことで投獄されてしまう。釈放後、彼は偽名で執筆を続け、『ローマの休日』をはじめ数々の傑作を世に送り出す。 シネマトゥデイ (外部リンク)

良かったですねー。
映画ファンではありますが
この時代はさすがに・・
恐らくもうちょっと上の世代の映画好きなら
この作品自体の面白さもそうですが

カーク・ダグラス、監督オットー・プレミンジャー、そしてトランボが
偽名で発表した 「黒い牡牛」「ローマの休日」などなどたまらないでしょう。

「ローマの休日」はさすがに鑑賞してましたが
この時代の作品はブルーレイでも出ない限りなかなか
手に取ることはできません。

今、トランボの作品を観たところ
若かりし日にあの映画をまるでみない母がすすめた
「オールウェイズ」も彼の作品でしたか!

主人公のトランボを演じるブライアン・クランストン。
スクリーンではあまり見かけませんが
テレビで活躍されているようですね。

年齢的に後半の人生世代で
奥様役のダイアン・レインと一緒に
3歳の子どもを育ててるのはちょっとだけ不自然でしたけど
それ以外は

名優、名女優が多数出てるにも関わらず
ブライアン・クランストンの演技は素晴らしいものでした。

脚本家の作品らしく
セリフもイチイチ胸にしみるものばかり。

現生にもしトランボが存在したら?
こんな苦労をせず良い作品をもっともっと輩出したのでは?
そんなことも思いますが
もともと天才だけど
人生の苦労があってこそ、そして家族、奥さんの支えがあったからこその
彼の作品だったのかなあとも思います。

しかしこの時代、
本当の天才を眠らせておくのはもったいない、とばかりに
やはり実力のあるものは
実力者にひっぱられるものなのですね。
1人の力だけではないけれど
彼の天才ぶりだからこそというのもあるのでは。。

アメリカ映画らしい
すかっとしたラストとユーモア、
役者たちの良い演技
1人の波乱の天才脚本家の作品を2時間にまとめるには
時間が足りなさすぎるとばかりに
凝縮感もあったかなあ。

トランボと奥さんは年をとらないで(っていうかずっと50代)
子どもだけが突然、高校生(エル・ファンニング)にかわってたりしたのは
笑えました。

良作です。

★★★★☆