ナイトクローラー

2015年09月28日(月) 20時31分
解説:第87回アカデミー賞脚本賞にノミネートされたサスペンス。事件や事故現場に急行して捉えた映像をテレビ局に売る報道パパラッチとなった男が、刺激的な映像を求めるあまりに常軌を逸していく。脚本家として『ボーン・レガシー』などを手掛けてきたダン・ギルロイが、本作で監督に初挑戦。『ブロークバック・マウンテン』などのジェイク・ギレンホールを筆頭に、『マイティ・ソー』シリーズなどのレネ・ルッソ、『2ガンズ』などのビル・パクストンらが出演。報道の自由のもとで揺らぐ倫理という重いテーマが、観る者の胸をざわつかせる。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:人脈も学歴もないために、仕事にありつけないルイス(ジェイク・ギレンホール)。たまたま事故現場に出くわした彼は、そこで衝撃的な映像を撮ってはマスコミに売るナイトクローラーと呼ばれるパパラッチの姿を目にする。ルイスもビデオカメラを手に入れ、警察無線を傍受しては、事件現場、事故現場に駆け付ける。その後、過激さを誇る彼の映像は、高値でテレビ局に買い取られるように。やがて局の要望はエスカレートし、それに応えようとルイスもとんでもない行動を取る。 シネマトゥデイ (外部リンク)

きっとむかむかする映画なんだろうな、と思いつつも
評判の良さで行ってきました。

ダークヒーローというべきか
ジェイク・ギンレイホールの怪演が素晴らしい。
主人公の狂気をうまいこと演じているし
それに追加してセリフ、脚本もわかりやすく
むかつく、というよりも
仕事にありつけずこそ泥だった主人公が
どんどん出世していくという展開も面白く
クレイジーな主人公なだけに
次はどんな行動を撮って
パパラッチをするのかハラハラどきどきしてしまう。

こんなことも、あんなことも、
この自分にとって天性の仕事のためなら何でもやる。
何でもやる、は
何とも思ってないおばちゃんとも寝るし(これはなぜそういう計算をしたのかは
私はわからないけどあのDをそれでつなぎとめようとしたのか?
しかしセックスシーンがないのが良かった)
同じ境遇の仲間さえ
パパラッチのターゲットにしてしまう。

ほんとにクレイジーで
いけすかないけど
最後まで引き付けられ
この作品はどうやって終わるのか
良そうもつかずに

ダークヒーローが勝利を得て終了した。

いつか天罰が下るだろうけど
成功で終了しているところに
なんとなくのもやもやもありつつも
成功物語の満足感もあったりした。


★★★★☆☆

天空の蜂

2015年09月22日(火) 20時05分
解説:人気作家・東野圭吾が原子力発電所を題材に1995年に発表した傑作小説を、堤幸彦監督が映画化した社会派サスペンス。最新鋭の大型ヘリを手に入れたテロリストが、日本全国の原発の停止を求め稼働中の原発上空でホバリングさせるテロ事件を描く。困難な直面に立ち向かうヘリコプター設計士を江口洋介、原子力機器の設計士を本木雅弘が演じ、初めての共演を果たす。東日本大震災による原発事故を経験した日本において、改めて社会と人間の在り方を問う衝撃作。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:1995年夏、愛知県の錦重工業小牧工場から防衛庁へ納品する最新の設備を搭載したヘリコプターが、正体不明の人物によって奪われてしまう。やがて遠隔操作されたヘリは稼働中の高速増殖炉の上空でホバリングを開始し、テロリストが日本全国の原発停止を求める犯行声明を出す。さらに、ヘリ内に子供がいることがわかり……。 シネマトゥデイ (外部リンク)

評判の良さにつられ
行く予定ではなかったのですが行ってきました。

突っ込みどころ満載ですが
原作がしっかりしているせいか
話の骨組みのポイントはしっかりとおさえていますし、
はらはらドキドキするアクションシーンもあり
見ごたえがないとは言えないのですが
如何せ突っ込みどころが多く

江口洋介の奥さん、もっと可愛い人にすればいいのに、とか
なんであんなに大きなヘリコプターの開会式に
警備員がいないのか?とか
まだまだ出したらキリがなく・・。

東野圭吾の作品はほとんど読まないのですが
この作品は本の方が楽しめたのかもしれないですね。

東野圭吾の作品をほとんど読みませんが
映画は何回か観たことがあり

共通して言えることは
犯人となる人物に悲しい、どうしても殺人を、事件を起こさなくてはいけない
理由があること。
まっとうな人間だから持つ負の感情が
善人だからこそ負のパワーが増長した時に
みせる理由を持ったキャラクター。
どうしても犯人このやろーみたいな感情になれないんですよね。

きっと東野圭吾が好きな人に言わせたら
もっと違う意見がありそうですが
映画でしか東野圭吾を体感してない私の思うところでした。

映画好きの人は物足りなく感じるかもしれない作品で
TVで放映されるのを待ってもいいかもです。


★★★☆☆




キングスマン

2015年09月21日(月) 8時43分
解説:『英国王のスピーチ』などのオスカー俳優コリン・ファースを主演に迎え、『キック・アス』などのマシュー・ヴォーン監督がメガホンを取って放つ痛快スパイアクション。世界を股に掛けて秘密裏に活躍するスパイ機関所属の主人公が、最強の敵相手に奮闘する姿が描かれる。『サイダーハウス・ルール』などのマイケル・ケインや、『パルプ・フィクション』などのサミュエル・L・ジャクソンらが共演。エレガントな小道具やウイットに富んだ会話はもとより、切れ味のいい怒とうのアクションに見ほれる。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:ロンドンにある高級スーツ店「キングスマン」は、実はいかなる国の干渉も受けない屈指のエリートスパイ集団だった。ブリティッシュスーツを小粋に着こなす紳士ハリー(コリン・ファース)もその一人で、日々極秘任務の遂行に務めていた。そんなある日、仲間が何者かに暗殺され、彼は街で不良少年エグジー(タロン・エガートン)をスカウトする。 シネマトゥデイ (外部リンク)

とっても楽しみにしてました。
監督はあの「キック・アス」のマシュー・ヴォーン。

この手のものでR15ってどういうこと?って感じですが、
「キック・アス」のほうがヒーローものなのにR15だったし
しかも子供も出てるのにって感じでしたが

マシュー・ヴォーン監督だったら間違いなく
子供向けと見せかけてR15の作品になるでしょう。

R15の理由は
子供っぽくヒーローものっぽく見せかけて
殺し方が残酷なんです。というか映画的に観たら残酷・大胆に
ばさばさっとやるんですよねー。

アクションですが子供や今回の若い主人公を使うせいか
体も軽くキレがよい動きを見るだけで爽快。
そういう意味ではコリン・ファース、かなり体を絞って軽快な
動きだったように思います。

ストーリーはこれで単純だと単なる
軽快なアクション映画で終わってしまいますが

より複雑にみせるためにかスパイものです。
ヒーローものにある捲土重来なため込み方も
監督独特の前半のストレスに対し
後半のキレの良いばさばさっと斬りおとす派手なアクションに
観ていてほんとに気持ち良い!!

作品の中で

「これが映画だったら・・」という映画の中での皮肉めいたセリフに

「映画じゃん」と突っ込みを入れつつも

普通の映画じゃないから、という監督の声も聞こえてきそうで
普通のヒーローものじゃないから、
普通のアクション映画じゃないから

でもコメディだから


そんな作品。

入り込めない人は入り込めなく
ずっと冷めた観てしまう人もいるのかも?


★★★★☆

で、ストーリーは??

スパイもので・・あるようなないような。
内容を観る作品ではないのだ。






ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声

2015年09月19日(土) 19時20分
解説:名門少年合唱団に入団した問題児が、厳格なベテラン指導者の導きにより歌う喜びを見いだし、成長していく人間ドラマ。監督は、『レッド・バイオリン』などのフランソワ・ジラール。天性の美声を持つ少年役には、本作が初の長編映画出演となるギャレット・ウェアリング、その才能を開花させる合唱団団長を名優ダスティン・ホフマンが熱演。さらにオスカー女優キャシー・ベイツ、エミー賞受賞経験のあるエディ・イザードら実力派が脇を固める。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:名門少年合唱団を有する私立学校に入学した問題児のステット(ギャレット・ウェアリング)は、厳格な合唱団団長カーヴェル(ダスティン・ホフマン)に天性の美声を見いだされる。才能を認められず指導者の道を歩んだ過去を持つカーヴェルは、ステットを厳しく指導する。楽譜も読めず同級生たちからいじめられるステットだったが、やがてカーヴェルの指導により歌う喜びに目覚めていく。 シネマトゥデイ (外部リンク

どうかなーと思いながらも鑑賞。
最後まで乗り切れない作品でした。

予想通りの展開ではあるし
そうなるよね、この手の話は、とわかっているんです。
わかっているけど
その経緯をどうやって作り手が作っていくかで
ぐっときてしまうんですよね。

せっかくのダスティ・ホフマンもなんだかもったいないし
ボーイソプラノで
不幸な境遇で素行の悪かった少年・ステッドも
何にそんなに歌に惹かれたのか
ここしか生きていく道がなかったからなのか、
楽しめたのか、どうしてもやりたいことだったのか、
どうやってその才能の違いが他の子どもとあったのか・・などなど

どうにも抜けてる感が否めませんでした。
出来レースっぽいラストも
自慢できるセンターのボーイソプラノだったから
引き取ったのかな、と思ったりして
素直に最後まで作品に乗り切れませんでした。

作品のボーイソプラノの歌の練習の中で
日本が登場しました。
おそらく、そのあたりが日本への上映になったのかもしれないですね。
まあ、ビックネームも多く出てますし。


★★★☆☆

彼は秘密の女ともだち

2015年09月19日(土) 9時38分
解説:『スイミング・プール』『危険なプロット』などのフランソワ・オゾン監督が、偽りなき自分を受け入れ自分らしく人生を歩む勇気を問い掛けるドラマ。親友の死をきっかけにその夫の秘密を知った平凡な主婦が、奇妙な友情を育む中で人生を輝かせていくさまを描く。主人公を演じるのは、『間奏曲はパリで』などのアナイス・ドゥムースティエ。彼女の友達を『真夜中のピアニスト』などのロマン・デュリスが演じるほか、『黒いスーツを着た男』などのラファエル・ペルソナーズらが共演。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:親友が死去し気を落としていたクレール(アナイス・ドゥムースティエ)は、残された夫ダヴィッド(ロマン・デュリス)と赤ん坊の様子を見るために彼らの家に行くと、亡き妻の服を着て娘の世話をするダヴィッドに出くわす。彼から女性の服を着たいと打ち明けられ困惑するクレールだったが、やがてダヴィッドをヴィルジニアと呼び夫に内緒で交流を重ねるうちに、クレール自身も女性としての輝きが増していく。 シネマトゥデイ (外部リンク


上映ラストデーに奇跡的に観に行くことができました。
オゾン作品はすべて観ている、観たい私なので見れてよかった!

今回はオゾンお得意?の性的マイノリティというか
あらすじのとおり
親友のローラが亡くなり
その夫が女装の趣味があり、
主人公がその女装しているヴィルジニアに惹かれていく(あくまでも
男性のローラの夫ではなく
女装をしているヴィルジニアに惹かれていくというのがこの映画のミソです)ストーリー。

理解できそうでできない感情を
オゾンらしく丁寧に繊細に描いています。

冒頭のローラと主人公の幼き日の絆と
その悲しみ、
現在の夫と主人公の良好な関係(なのになんであのラスト??というのも
わかりにくい性的マイノリティだったりするんだけど)
ヴィルジニアとの女性同士としての関係、、

などなど同性愛は寛容になりつつある
フランスのようですが
女装に関しての理解はなかなか難しいのかな。
それにしてもデヴィット・ヴィルジニアを演じるロマン・デュリスが
顔がはっきりした顔立ちで
髭がなければ女装しても美しいんですよねー。
メイクも生えるし外国人の特権というか。

別荘のシーンでドラッグクイーンの人が踊るクラブでの
シーンもそうですが
西洋の人は顔立ちもきれいだし、
体も女性で大きい人もいるので女装していても
ひげさえ処理をきっちりしてたら
わからないかもしれないですねー。

話がそれましたが
難しい感情表現をオゾンらしい繊細な手法と
繊細な切り口で
ラストだけみたら
納得に行かないラストかもしれないけれど
あの流れからしたら
あのラストが自然のように思えます。

でも、主人公クレールの旦那さんが
超イケメンで優しくて素敵なんですよ。
あれもオゾンの作戦なのかもしれないけど
女性としてはあの夫を捨てるなんてもったいなすぎる!!

すっかりオゾンの罠に(笑)
きっとこんなに完璧な旦那を持っていても
ヴィルジニアへの思いが強かったってことも
言いたかったんでしょう。

男性同士、女性同士の関係は
セックスができないからこそ
ストレートな性をお互い持っていると
何かで繋がってないともろいもの。
(セックスしてるからと言ってつながってない男女もたくさんいますけど
つながる手段の1つとして)
そんな話を昔に男友達と話したことがあって
男性同士友情とかつながりでそんな話の展開になったんですけどね。

この二人に関しては
親友のローラ、ヴィルジニアで繋がった深い関係。

やはり性的マイノリティを描かせたら
オゾンの右に出るものはいないのではないでしょうか。


★★★★☆

映画の帰りに
銀座で女装の男性を偶然にも発見!!
日本の女性よりも足も細くて長いのが女装男性の特徴ですが
やはりピンクとか赤とか派手なの着たいんですねー。
メイクはしてませんでしたが
ひげがやっぱり・・
そしてヴィルジニアのように美しくないです。
顔はやっぱり日本人だから。
小柄なところはきっと良いのだろうけど
なかなかうまくいかないですな。



ヴィンセントが教えてくれたこと

2015年09月15日(火) 21時21分
解説:人生に空虚感を抱き始めた気難しい中年男が、面倒を見ることになった12歳の少年と奇妙な友情を育み、生きる活力を得ていく人間ドラマ。主演は『ロスト・イン・トランスレーション』などのビル・マーレイ、両親の離婚により大人びた少年役のジェイデン・リーベラーが、ビルと絶妙な掛け合いを見せている。監督・脚本を手掛けたセオドア・メルフィは、本作で第72回ゴールデングローブ賞作品賞にノミネートされた。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:アルコールとギャンブルが大好きで、ちょっとクセのあるヴィンセント(ビル・マーレイ)は、隣家に引っ越してきたシングルマザーの12歳の息子、オリバー(ジェイデン・リーベラー)の世話をすることになる。酒場や競馬場へと連れ回し、ろくでもないことを教え込むヴィンセントに反発するオリバーだったが、嫌われオヤジに隠された真の優しさや心の傷に気付いてから、徐々に二人は心を通わせていき……。 シネマトゥデイ (外部リンク)


始まりは
ヴィンセントのだめだめおやじっぷり。
わりと長くてあらすじで見ていた
オリバーとの関わりがなかなか出てこず退屈ー。
と思ったらオリバー少年の登場です。

家が隣ということでシッターとなり
父親がいないオリバーは
男親が教えてくれるだろうけんかだったり
ちょっとだめなお父さんなら
息子をきっと連れて行ってしまう
競馬だったり、
オリバーの生活や心にも変化が表れ
ダメおやじのヴィンセントの
人間らしさや味も出てきて
物語は進みます。
主な登場人物は、ヴィンセント、オリバーのほかにオリバーの母と
娼婦役のナオミもヴィンセントの良き理解者だったりします。

ヴィンセントのだめっぷりとの表裏に
奥さんのことがあったりしてますます彼の人間らしさ、
人間臭さ、そして一人の男気も感て。
男気といえばラストで妊婦の娼婦の面倒見ちゃったりするところも
彼の人の良さなのか優しさなのか。そんなヴィンセント。

でも彼の良さをわかって
彼を称賛しなくてはいけない、
感謝しなくてはいけない奥様は痴ほうで他界してしまいます。

まあ、そんなこんなで
ヴィンセントが脳卒中になったり
妊婦が子供を産んだりといろいろと事件はあり
ヴィンセントの人柄、そして取り巻くキャラクターが良い味を出し、

オリバーが学校で
自分の聖人を舞台で発表することになります。

自分にとっての聖人とは
ジーザス?母?父?先生?

それをプレゼンテーションで発表の際

どーーんとね。
これは言わなくてもわかる結末だけど

ほんとにそのくだりは
わかっていながら
改めて
ヴィンセントの人と也を総復習するかのように
オリバーが語り
オリバーの聖人を発表しているときに
ヴィンセントが舞台を見る瞬間は
涙が止まらず・・・うーん。良い映画!

前半のもやもやっとしたものが
一気に解消されて
わかっているし、映画すぎるけど
映画だから映画っぽい流れと結末大歓迎。

どうなるかと思った作品でしたが
ほっこりと最後は涙で
良い映画だった、と思える作品でした。



★★★★☆




あん

2015年09月11日(金) 17時59分
解説:『殯(もがり)の森』などの河瀬直美が樹木希林を主演に迎え、元ハンセン病患者の老女が尊厳を失わず生きようとする姿を丁寧に紡ぐ人間ドラマ。樹木が演じるおいしい粒あんを作る謎多き女性と、どら焼き店の店主や店を訪れる女子中学生の人間模様が描かれる。原作は、詩人や作家、ミュージシャンとして活動するドリアン助川。映像作品で常に観客を魅了する樹木の円熟した演技に期待が高まる。 シネマトゥデイ (外部リンク)
あらすじ:刑務所から出所したのち、どら焼き屋「どら春」の雇われ店長となった千太郎の店に、徳江(樹木希林)という女性がやって来る。その店で働くことを強く希望した徳江を千太郎は採用。徳江が作る粒あんが評判となり、店は大繁盛。そんな中徳江は、つぶれたどら焼きをもらいに来ていた女子中学生のワカナと親しくなる。ところがある日、かつて徳江がハンセン病を患っていたことが近所に知れ渡り……。

シネマトゥデイ (外部リンク

うーん。予想以上に期待以上に良かったですね。

河瀬監督の作品なので
もっとハンセン病への迫害や差別など
嫌な風に人の心にとげを残すように作ってるかと思いきや

ハンセン病で差別を受けている様子などは
シーンとしてほとんどなく
結果、こうなった、としているところも
面白いと思いました。

ここでは、店長(永瀬正敏とてもよかったです)、
中学生の若菜も

ハンセン病の徳江とは桁は違うけれど
生きていくのに
鳥の籠の中で囲われ
自由のようで自由ではない、そんな気持ちを
日々感じながら生きている脇役も
重要な役割なんですね。

ハンセン病で
迫害、差別を受けて辛い思いをした徳江をメインにおくのではなく

ハンセン病で隔離されてるほどひどくないでしょ?
でも、本人にしたら世知辛さには変わらず

やりたくもないどら焼きやをやる人生、
母親との生活、
この二人の思いが徳江の人生とリンクし、
何かを感じ取る瞬間・・・

自分は甘かった、なんて思わず
力強く生きよう、

そう思わせるラストと

途中の永瀬正敏の演技、徳江(もう樹木希林のうまさは言うまでもないので)のセリフに
涙が止まりませんでした。

みんな何かに囲われながら
鳥かごの中で
大きさは違えど生活しているよね。

最初は登場人物の所作の行間に
このあたりいらなーい、と思っていたんですが(せっかちなので)

ゆっくりと流れる時間と季節。
毎日、変わらない時間だけれど
1年で少しずつ何かが変わる。
鳥かごの中でも。

じっくりと丁寧に作り上げている河瀬監督に拍手。

永瀬正敏もよかった。



★★★★★

テッド2

2015年09月10日(木) 8時46分
解説:命を宿したテディベアのテッドと親友のジョンが巻き起こす騒動を描いた、大ヒットコメディーのシリーズ第2弾。結婚して子供が欲しいと願うものの、それをかなえるには人間であることを証明しなくてはいけなくなったテッドたちが奔走する。前作に引き続いて、セス・マクファーレンが監督と脚本、テッドの声を務め、マーク・ウォールバーグがジョン役で再登場。『マンマ・ミーア!』などのアマンダ・セイフライド、オスカー俳優のモーガン・フリーマンらが共演する。下ネタを織り交ぜたギャグの数々に笑いがこみ上げる。 シネマトゥデイ (外部リンク)
あらすじ:アルバイト先で出会った恋人タミ・リン(ジェシカ・バース)と愛を育み続け、ついに結婚を果たしたテッド。幼いころからの親友ジョン(マーク・ウォールバーグ)との悪ふざけと新婚生活を楽しむ中、彼はタミ・リンとの子供を欲しいと思うように。だが、自分が縫いぐるみではなくて人間であることを証明しなければ子供を持てないと知った彼は、女性弁護士サマンサ(アマンダ・セイフライド)のもとへ相談に。そして、彼女とジョンの協力を得ながら、法廷に立って自分は人間だと証明しようとするテッドだったが……。

シネマトゥデイ (外部リンク

あまり観る気はなかったんですが
この台風で近所の劇場しか行けず・・・

人気のシリーズですが
「1」もそうだけど
私、あんまりおもしろいって思えないんですよね。
今回の「2」も同じ路線の笑いだし
ビックネームも出ちゃったり
このシリーズの人気の高さはわかります。

アメリカの下衆な文化を知る、という意味で
アメリカではここで笑うのか、と客観的に観るのも面白いのかも。

そうはいっても笑っちゃうところもあったりするんですが。
ジャスティンビーバーの話とか。
やはりそこそこにアメリカの文化を知らないと笑えないのかもしれないですね。
近所の劇場では
私が笑ってるのにしーんとしてるところも多かったし
(なんだかんだいって笑ってるっていう)
言葉の壁もありますよね。

テッドの可愛さについつい女の子とデートに使いたい気もしますが
この笑いが苦手な子もいると思うので
その辺りはその女の子の性格を知ってからかな。

もう産婦人科のあのくだりは
ホラーよりも気持ち悪かったです。

テッドのビッチな嫁が個人的には好きだったりしますが
(とわりと嫌いじゃないご様子の私)
好みは分かれるかも。

★★★☆☆