人生スイッチ

2015年07月31日(金) 19時00分
解説:『トーク・トゥ・ハー』などのスペインの巨匠ペドロ・アルモドバルが製作を担当し、ひょんなことから窮地に立たされる男女6人の姿を描くコメディー。あることがきっかけで不運に見舞われる、ごく平凡な人々の姿をブラックユーモアを交えて活写する。『瞳の奥の秘密』などのリカルド・ダリンらが出演。まるで悪い冗談のように続く災難と、衝撃のラストに思わずうなる。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:飛行機の乗客たちは、不思議なことに全員に共通点があり……(『おかえし』)。偶然にも自分が働く店を訪れた親の敵に遭遇した女性に、調理担当が料理に毒を入れることを提案する。さすがに毒はと戸惑うが……(『おもてなし』)。ドライバーは走る車もほとんどない道路で、追い越しを邪魔するボロ車を抜き去るが……(『エンスト』)。
シネマトゥデイ (外部リンク

オムニバス形式のすべてがブラックコメディ。
最初の3編ぐらいは
人の生死が係ることを笑いにしているところもあり
素直に笑えないし
そこで切れるのか・・お国柄の違いかなあ、なんて観ていました。

好きだったのは
写真にも使った爆発技術者の話かな。
きっとアルゼンチン市民はこの制度に怒っていて
アルゼンチン人だったらもっと胸がすっとするんでしょうね。
もっと取り締まるところあるだろ!ってのは
日本も一緒だし、
ぼろぼろになった主人公がついにブチ切れ
行った策は
世論までも動かす事態になりハッピーエンド。

前半のいくつかは決してハッピーエンドではない
ブラックな笑いだけだったからね。

ラストの結婚式の話は・・
わかるけどやっぱりやりすぎなんだよね・・
でもあれぐらいやらないと映画として成立しない。
あの程度のいざこざは現実にもありそうで。
寝た女が結婚式にしれっと出席で
新婦激怒、さてその末路は・・っていう。

あまりきれいな話ではなかったし
よくある話をブラックにおおげさに映画にしてるって感じ。

やはりお国柄の違いは感じました。

でもストーリー数もちょうどよく、
テンポもちょうどよかったと思う。

また観たいとは思わないけど。


★★★☆☆(3.5)

ボヴァリー夫人とパン屋

2015年07月30日(木) 20時23分
解説:イギリスの絵本作家ポージー・シモンズが、フランスの文豪ギュスターヴ・フローベールの代表作「ボヴァリー夫人」を題材にした著書を実写化。隣に暮らすイギリス人夫人の不倫現場を目にしたパン屋主人が、その動向を見つめる。メガホンを取るのは、『美しい絵の崩壊』などのアンヌ・フォンテーヌ。『危険なプロット』などのファブリス・ルキーニ、『ランナーランナー』などのジェマ・アータートンらが結集する。舞台となるノルマンディーの風景に加え、ユーモラスで官能的な語り口にも注目。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:ノルマンディーにある故郷の村へと戻り、父親が遺(のこ)したパン屋を受け継いだマルタン(ファブリス・ルキーニ)。ノルマンディーを舞台にしたフローベールの小説「ボヴァリー夫人」を読みふけっては退屈な日々を過ごす彼だったが、隣の農場にイギリス人であるチャーリー(ジェイソン・フレミング)とジェマ(ジェマ・アータートン)のボヴァリー夫妻が移り住んでくる。美しいジェマに惹(ひ)かれていく中、マルタンは彼女が年下男性と密会するのを目撃。やがて、「ボヴァリー夫人」を地でゆくジェマの行動に気が気でなくなっていく。シネマトゥデイ (外部リンク

隣のパン屋のおやじの
近所のおばちゃん的視点とおやじの視点が交互にあり、
文学的でありながら
本好きかと思いきや
映画の中では
それほど熱心にパンを作るわけでもなく
売るわけでもなく
本を読むだけでもなく

犬の散歩と
隣のボヴァリーのゴシップに夢中。
その妄想が度を過ぎつつあることもあって
ラストには
そんなことしちゃったの?ってこともあるけど
案外ボヴァリーちゃんは
「あなたっておかしな人」でスルーしちゃうし
ありえないだろ、っていうこともありつつ

パン屋のおやじの視点というのが
実に楽しめました。

ボヴァリー夫人がベースになってるところもあるので
古典、あの時代であれば
センセーショナルな不倫も
現代では
あの程度は映画でも本でもよくある話なんじゃないかと・・

そうはいいつつもヒロインのボヴァリーちゃんも
色っぽく
男を魅了してしまうのもわかるような女優さん。かなり合格でした。

ただ残念なのが
R15っぽいハードなシーンでのお胸ポロリが
フランス語映画(英語と両方ですが)なのにあまりないなあ、なんて女のくせに思ってましたが
彼女、シリコン入れてるんですね。。
色っぽい女優さんなだけに
あれで随分としらけてしまいました。
フランス女優だったらシリコンバストで映画に出る人はあまりいないかも。
それがなければこの役柄もセクシーさも
男性が見ていたら虜になる納得の美しさでした。

ラストも・・
まぬけなラストで
男全員がよってたかって
美しい女に翻弄され、
最後には全員が殺めてしまったんだな、といったラスト
ちょっとがっかり。

まあああするしかなかったでしょうけどね。

ラストのオチにまたもや
「アンナカレーニナ」。
これもまた古典ですな。
あの時代だからこそ稀有なものなんですよ、と思いますが。


★★★☆☆(3.5)


そうは言いつつ、楽しめました。



チャップリンからの贈りもの

2015年07月30日(木) 20時16分
解説:1978年のスイスで実際に起きた、驚がくの事件をベースにした犯罪劇。映画史に名を残す喜劇王チャールズ・チャップリンの遺体を盗み出し、家族から大金を取ろうとした男たちに待ち受ける運命を活写する。メガホンを取るのは、『神々と男たち』などのグザヴィエ・ボーヴォワ。『ココ・アヴァン・シャネル』などのブノワ・ポールヴールド、『シャドー・チェイサー』などのロシュディ・ゼムらが結集。奇想天外な物語に加え、チャップリンの息子ユージーンと孫娘ドロレスの出演にも注目。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:1978年、スイスのレマン湖畔。貧しい生活を送り、妻の入院費も払えないオスマン(ロシュディ・ゼム)。そんな中、チャールズ・チャップリン逝去のニュースが流れる。すると親友エディ(ブノワ・ポールヴールド)からとんでもない話を持ち掛けられる。それは埋葬されたチャップリンの遺体を盗み、その返却と引き換えに家族から大金をせしめようというものだった。こうして、犯行に加わることになってしまうオスマン。だが、次々とトラブルが噴出し……。 シネマトゥデイ (外部リンク

予告をみて期待しながら劇場へ行きましたが
とにかく前半は睡魔が襲ってきて仕方なく
予告にもあった
チャップリンの遺体を盗むまでに
人物の生きていくのに苦労している人たち、の
大変さをひしひし伝えていて
だからこの犯罪を許すの?
で、この犯罪を許したチャップリンの家族を許すの?

ストーリー自体も先が読めたし
キャラクターに魅力もなく
チャップリン=道化師で
エディがなぜだか道化師になってたりと
話がてんでばらばら。

最後までん、これは、と思えるようには進みこめず
入り込めませんでした。

残念。


★★☆☆☆

チャイルド44

2015年07月22日(水) 19時54分
解説:トム・ロブ・スミスのベストセラー小説を基にしたサスペンスミステリー。1950年代のソ連を舞台に、子供ばかりをターゲットにした連続猟奇殺人事件の真相を暴こうとする秘密警察捜査官の姿を追う。メガホンを取るのは、『デンジャラス・ラン』などのダニエル・エスピノーサ。主演を務める『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などのトム・ハーディを筆頭に、ゲイリー・オールドマン、ヴァンサン・カッセルらが顔をそろえる。謎が謎を呼ぶ展開に加え、演者たちが織り成す緊迫感に満ちたストーリー展開に引き込まれる。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:スターリン政権下にある1953年のソ連。9歳から14歳までの子供たちが変死体となって発見される事件が発生する。現場は山間の線路沿いに限定され、全ての被害者は裸で胃が摘出されており、直接の死因は溺死であった。秘密警察の捜査官レオ(トム・ハーディ)は、親友の息子が犠牲となったことから捜査に乗り出すことに。だが、それを契機に元同僚に追われ、妻ライーサ(ノオミ・ラパス)にいわれのない犯罪の容疑が掛けられてしまう。窮地に立たされる状況で、真相をつかもうとする彼だが……。 シネマトゥデイ (外部リンク)

トム・ハーディがこっちにも。
やっぱり好きなタイプでありました。

そしてこの作品。
私、原作、読んでるんですよね。
これが映画になるなんて無理だろうと思ってました。
でもずんずん進むストーリーに
映画になったら面白いけど
怖いなあとも思ったりしました。
寝る前に読んでいましたが夢に出てきたこともあります。

原作ではたくさんの事件が巻き起こり
それに翻弄される主人公。
時代背景はもちろん猟奇事件が最終的にはメインだったような記憶も・・
実際にこの手のがつがつ読みたくなってしまう作品って
何も残らないことも多いんですよね。
これも然り。

映画としての作品はさらーーっと
原作の事実をなぞってるように思えます。
MGBのことをメインにしたいのか
猟奇殺人をメインにしたいのか
ぶれてしまい
どちらも宙ぶらりん。
原作の重厚感は当たり前ですが失せてしまっています。

原作を読んでなければ
話がぐんぐん進む展開のサスペンスな内容に
楽しめるのかもしれませんが

私は原作の面白さを知ってしまってるので
なんとなく物足りなく感じました。

それから
ロシア美女のはずの妻役が
私の好みではなくて・・
一目ぼれされるような女性に見えなかったんですよね。
ヒロインとしての威光がないというか。

心理描写よりもわりとテーマは
ぐんぐん進む映画的なサスペンスなんですね。
この原作はサスペンスのスリリングさもありますが
心理描写もしっかり描かれていて
たとえば妻が裏切ってるかもしれないくだりなんかは
もっと訝ったり信じたり
こんな行動は?と思ってみたりとあった気がするのですが
映画ではあっという間に解決しちゃうじゃないか、と。

猟奇殺人犯の件もそうだよね。
どちらに比重を置くかにしないと映画はばらばらになってしまう。。

★★★☆☆(3.5)


原作を読んでなければもっと楽しめたのかも。
トム・ハーディがやっぱりかっこよかった。
マッド・マックスより良い味が出ています。



マッドマックス 怒りのデス・ロード

2015年07月19日(日) 15時48分
解説:荒廃した近未来を舞台に妻子を暴走族に殺された男の壮絶な復讐(ふくしゅう)劇を描き、主演のメル・ギブソンの出世作となった『マッドマックス』シリーズ第4弾。同シリーズの生みの親であるジョージ・ミラーが再びメガホンを取り、主役を『ダークナイト ライジング』などのトム・ハーディが受け継ぐ。共演にはオスカー女優シャーリーズ・セロン、『ウォーム・ボディーズ』などのニコラス・ホルト、1作目で暴走族のボスを演じたヒュー・キース・バーンら多彩な顔ぶれが集結。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:資源が底を突き荒廃した世界、愛する者も生きる望みも失い荒野をさまようマックス(トム・ハーディ)は、砂漠を牛耳る敵であるイモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)の一団に捕らわれ、深い傷を負ってしまう。そんな彼の前に、ジョーの配下の女戦士フュリオサ(シャーリーズ・セロン)、全身白塗りの謎の男、そしてジョーと敵対関係にあるグループが出現。マックスは彼らと手を組み、強大なジョーの勢力に戦いを挑む。 シネマトゥデイ (外部リンク)

評判の良さに行ってきました。
当日は夏休みの始まりと同時の夏休み映画の封切りが多く
やや入場に手間取り5分ほど見れなかったきがして残念。
きっと前回の「マッド・マックス」を観てない私のような人のために
わかりやすい回想があったはずなんですが。

グロテスクなシーンから入場したため
男性向けの作品かと思いきや
ハリウッドらしい
退屈しない娯楽作品。

アクション映画でありながら
隙のない展開と
予想がつかない展開に
退屈の余地がありません。

話がぐんぐん進みますが
それでも話についていけるし
この大好きな顔はシャーリーズ・セロン?と思っていたら
やっぱりシャーリーズ・セロンでした。
彼女、やはり好きな顔です。
きれいな女優さんなのに片手のない役と
顔を真っ黒にしちゃうあたり
さすがのオスカー女優です。

ちなみに主役は完全にシャーリーズ・セロンに食われてましたが
トム・ハーディはなかなかせくすぃーで
好きな俳優さんです。
でもシャーリーズ・セロンの存在感には勝てず・・。

理屈は抜きにハリウッドアクション映画を楽しもう、という程度に
行くのが良いと思います。
老婆が戦場でかっこよく戦ったり
ギターを弾きまくっているのがエンジンになったり
この監督の細かいところまでいきわたる
センスというかそんなところは好みはわかれるけど
芸術的に見えたし
計算高くもバランスよかったように思います。

この作品なら3Dでもよかったな、と久しぶりに後悔しました。


★★★★☆

ターミネーター:新起動/ジェニシス

2015年07月12日(日) 20時40分
解説:大ヒットシリーズ『ターミネーター』に、『ターミネーター3』以来となるアーノルド・シュワルツェネッガーが戻ってきたSFアクション大作。将来人類反乱軍を率いることになる男の母親を闇に葬るため、未来から送り込まれた殺りくマシンことターミネーターと、同型の古いターミネーターの直接対決を描く。監督は『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』などのアラン・テイラー。およそ12年ぶりに本シリーズに復帰したシュワルツェネッガーの熱演はもとより、新たな展開に息をのむ。シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:2029年、ロサンゼルスでは人類抵抗軍が人工知能による機械軍との戦いに終止符を打とうとしていた。1997年、機械軍による核ミサイルで30億人もの命が奪われた“審判の日”以来の悲願がかなうときが目前に迫る。一方機械軍は、抵抗軍のリーダーであり、驚異的な力を持つ予言者ことジョン・コナー(ジェイソン・クラーク)を生んだ母サラ・コナーを亡き者にすべく、1984年にターミネーターを送り込み……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

普通に楽しめました。
私も子供のころからこのシリーズを楽しんで観ていたのですが
なんとなく覚えているけど
忘れているところもあり、
でもジョン・コナーの名前もしっかり覚えてるし
サラ・コナーも覚えてましたし、
警察官のターミネーターも最初に(これがイ・ビョンホン!)登場し
当時を懐かしみながら鑑賞できました。

アクションもストーリーも
ハリウッド映画らしさ、
ターミネーターらしさもそこそこに、
でも、シリーズの1,2にはおよばないけど
これぐらいならま、許せる程度でした。

個人的には
サラは以前のほうが断然好き。
でもなんとなーく似てる気もしますね。
父親役は私のまるで好みではなかったのでちょっと残念。

しかしジョン・コナーがジェイソン・クラークな時点で
なんだか悪のにおいがしましたが
やっぱりの感じで
ジョン・コナーがあんなんになっちゃうのはがっかり・・。

ストーリーはきっちりできてたし
シュワちゃんのターミネーターっぽさも
笑える出来になっていました。

お決まりのセリフもあって
わくわくしてしまいました。

さすがに人気のシリーズ。
いつもどんなに話題の作品でも
10名いるかいないかの地元の映画館。

本日、2D鑑賞でしたが満席。
3D,4Dはさぞ盛況だったでしょうな。
ですが、こんなに満席であったのに
この劇場、
今日、火災報知機が鳴りだしてしまい
映画が中断。数分後に復活したけど
一旦、席を離れて
映画が始まるまで30分以上おしました。

★★★★☆

エンドロールが終わっても観てたほうが良かったようです・・ショック・・
私、30分時間がおしていて焦っていたもので
終わったら速攻、出てしまった・・。


トゥモローランド

2015年07月05日(日) 21時52分
解説:『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』などのブラッド・バード監督と、名優ジョージ・クルーニーのタッグで放つ話題作。ウォルト・ディズニーが想像した未来を軸に、“トゥモローランド”のことを知っている主人公と17歳の少女が未知の世界への扉を開く姿を描く。共演は『愛する人』などのブリット・ロバートソンやテレビドラマ「Dr.HOUSE」シリーズでおなじみのヒュー・ローリーら。ウォルト・ディズニー社の保管庫で発見された資料を基に創造された世界に息をのむ。シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:17歳のケイシー(ブリット・ロバートソン)が見覚えのないピンバッジに触ると、自分が思い描いた別世界へと入り込んだ。バッテリー切れで現実の世界に戻ってきた彼女の前に、不思議な少女アテナ(ラフィー・キャシディ)が現れる。そしてケイシーにトゥモローランドに戻りたいのなら、フランク(ジョージ・クルーニー)という男性を訪ねるよう助言する
シネマトゥデイ (外部リンク)

予告を観てかなり期待していたのですが
それほどでも・・
退屈まではいかないけど
かなりお金をかけたように思いますが(CGが多いからそうでもない?)
なんとなく未来を描いている割に
あまり明るい感じの作品ではないんですね。

イメージからすると
ディズニーが最後までこだわった「トゥモローランド」という振りなだけに
どうしても
ディズニーランドに行ってるような
わくわくで明るい作品のイメージが強すぎてしまうのです。

話自体はなんだかぐだぐだで
ジョージ・クルーニーが出てることがむしろ
作品をディズニーから遠ざけてしまってるようにも思えます。
なんでこの世界にこのおっさんが!っていう。

バッジを夢見る人だけにあげて
夢をみよう、という結論なのでしょうか。

あのトゥモローランドでは
ラストに夢見ていた各個人の夢は
どうにも叶いそうにない気がしました。

つかめそうでつかめない。
とらえどころのない、
期待をせずに観に行きましたがその通りの作品でした。


★★★☆☆

アリスのままで

2015年07月04日(土) 21時37分
解説:若年性アルツハイマー病と診断された50歳の言語学者の苦悩と葛藤、そして彼女を支える家族との絆を描く人間ドラマ。ベストセラー小説「静かなアリス」を基に、自身もALS(筋委縮性側索硬化症)を患ったリチャード・グラツァーと、ワッシュ・ウェストモアランドのコンビが監督を務めた。日に日に記憶を失っていくヒロインをジュリアン・ムーアが熱演し、数多くの映画賞を席巻。彼女を見守る家族をアレック・ボールドウィン、クリステン・スチュワート、ケイト・ボスワースが演じる。シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:50歳の言語学者アリス(ジュリアン・ムーア)は、大学での講義中に言葉が思い出せなくなったり、ジョギング中に家に戻るルートがわからなくなるなどの異変に戸惑う。やがて若年性アルツハイマー病と診断された彼女は、家族からサポートを受けるも徐々に記憶が薄れていく。ある日、アリスはパソコンに保存されていたビデオメッセージを発見し……。

家族や仕事にも恵まれま勝ち組ってこんな人、な50歳のアリス。
そんなアリスが言葉が思い出せない、
いつも通っている道に迷うなど
異変に気付き、
若年性アルツハイマーと診断された話で

病気ものですので
やはりすっきりした終わり方ではないし
50歳は早すぎますが
いつかこんな日が来るかもしれない。
そんな思いになったり
なんだか複雑な気持ちになりました。

家族に遺伝する確率が50%、そのうち発症率は100%。
子供が3人いるのですが
そのうちに2人は遺伝子検査をし、
残りの1人は検査をしない。
若年性アルツハイマーは遺伝性と聞いて
少しだけほっとしたような気もします。

日々、脳が衰え、
少し前のこともすぐに消えてしまう。
明るい気分になる映画ではありませんが

あれだけ愛に満ちた生活をしていても
最終的には
ヘルパーと好きに生きていた次女が何もかも捨てて
母親の世話をする、という結論になりました。
次女は自由に生きていた彼女がそれを選んだのはわからないけれど
男性は仕事に逃げ、
遺伝子検査で陽性が出た長女は双子を産む。

1つの家族がまとまりを得るような病気ものも
実際はこんなものなのだというところでしょうか。

見ていて明るい気分になれる作品ではありませんが
ジュリアン・ムーアの演技はオスカーまちがいなしの良いものでした。

途中、まだ軽度だったころのビデオが出てくるのですが
(このビデオの部分もキーだったりして
私は主人公のために家族のために薬を飲んでほしかった、と思ったりしました)

その時のアリスと
何もかも病気がどんどん進んだアリスの表情が別人のように
違うんだもん!
女優って、オスカー女優ってすごいんだなあと改めて。

スピーチのシーンもじんときました。
彼女の演技あってのこの作品。

テーマは重く
身につまされますが
ジュリアン・ムーアの演技はやはり観てもらいたいな、と。



★★★☆(3.5)