パリよ、永遠に

2015年03月21日(土) 22時33分
解説:第2次世界大戦下のパリを舞台に、街を守りたいスウェーデン総領事と街の破壊命令を受けたドイツ軍将校との心理戦を描いたヒューマンドラマ。『ブリキの太鼓』などのフォルカー・シュレンドルフがメガホンを取り、フランスでヒットした舞台を映画化。ドイツ軍将校を説得するスウェーデン総領事に『恋するシャンソン』などのアンドレ・デュソリエ、妻子を人質に取られて作戦を実行するしかないドイツ人将校に『預言者』などのニエル・アレストリュプがふんする。緊迫した展開と、舞台でも同役を演じたベテラン俳優の重厚な演技に圧倒される。シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:ナチス・ドイツ占領下のパリで、パリ防衛司令官コルティッツ(ニエル・アレストリュプ)は、アドルフ・ヒトラーの命を受け、ノートルダム大聖堂などの世界的な建築物を破壊する計画を立てていた。スウェーデン総領事のノルドリンク(アンドレ・デュソリエ)は、破壊を止めさせようとコルティッツを訪問する。

シネマトゥデイ (外部リンク)

やはり戯曲が元だったんですね。
心理合戦で言葉がドイツ語、フランス語で冒頭は
ついていくのにやっと。
とにかくセリフ、セリフで何が何やらわからなくなってきたりして。

ただ心理合戦ですから
セリフの中でどんどんと
ドイツ人将校のコルティッツが状況の中
心境が変化し、本音を吐露していく過程が面白く

一方スウェーデン総領事のノルドリンクは平静を装いつつも
ときに感情を語調を強め、言葉で説き伏せ、
コルティッツの気持ちを引き出すやりとりは見事です。

これ、戦時下にほんとに合った話だそうですし
実際に終戦間際、
ドイツが劣勢の中、ヒトラーを本音の中でセリフの中で
ドイツ人将校が蔑んでるあたり、
映画の中ではあまり見かけないシーンだったし

歴史を知るのに非常に良い作品だったと思います。
もちろん多くの人が言ってるように
ベテランの2人の
セリフ合戦と演技、緊張感は必見ですが

歴史の1ページ、
当時のドイツ人将校の心理がわかりやすく描かれているところも
知識の1つとして得ることができた作品です。

2人の演技の外の建築家も
パリという美しい街に魅了され
なんとかパリを守りたい、というラストの1撃も
映画さながらのタイミングと絶妙さもよかった。

★★★☆(3.5)

結果がわかっていてもドキドキしてしまうラスト。
結果がわかってなかったらもっと物語に入り込めたような緊迫感。

近くでやってるなら是非。

博士と彼女のセオリー

2015年03月16日(月) 19時09分
解説:車椅子の物理学者スティーヴン・ホーキング博士の半生を描いた人間ドラマ。将来を嘱望されながらも若くして難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症した彼が、妻ジェーンの献身的な支えを得て、一緒に数々の困難に立ち向かっていくさまをつづる。監督は、第81回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞作『マン・オン・ワイヤー』などのジェームズ・マーシュ。ホーキング役に『レ・ミゼラブル』などのエディ・レッドメイン、妻ジェーンを『あなたとのキスまでの距離』などのフェリシティ・ジョーンズが演じる。シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:天才物理学者として将来を期待されるスティーヴン・ホーキング(エディ・レッドメイン)はケンブリッジ大学大学院に在籍中、詩について勉強していたジェーン(フェリシティ・ジョーンズ)と出会い恋に落ちる。その直後、彼はALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し余命は2年だと言われてしまう。それでもスティーヴンと共に困難を乗り越え、彼を支えることを選んだジェーンは、二人で力を合わせて難病に立ち向かっていく。

シネマトゥデイ (外部リンク)

エディ・レッドメインがこの作品で主演男優賞を受賞した作品。
彼はまちがいなくオスカーにふさわしい演技でした。
彼の演技を観る楽しみはもちろんですが

作品も良かったです。

妻ジェーンの自伝小説を映画にしたということですので
ジェーンの視点や心の動きがどちらかというと
多く

神を信じるジェーンと物理学者だからこそ信じないホーキング博士。
そんな思想に対する違いなんかもうまくできていて
ホーキング博士こそ理論的に神を否定しますが
ラストにうまい具合に
彼こそ一番の神を信じる者・・のような印象もありました。

もちろん「愛」もあります。
そして「介護」もテーマです。
愛こそあっての介護であり
若いからこそ結婚したのだし、
彼の人生を受け入れ
2年を全うしようとしたジェーンに彼女の強さを感じます。

ああ、こういう女性こそが真の強さなんだろうなと思います。
まあ、そうはいっても人間ですから。
そこで3人目の人物の登場で物語が大きく動いていきます。

彼女を愛しているからこそ
彼女への負担を減らしたい、
彼女の本当の幸せを願う
ホーキング博士の思いや

その配慮もむなしく
ワーグナーを聞きにいったときに
ホーキング博士の容態が悪化し
ついに声を失う事態にまでなりました。
そのときにジェーンは彼と生きていこうと決める瞬間。

自伝なので
ラストに向かい
夫婦の色々な形を思います。

真実、事実だから
こうあってほしかった、とかそんな映画ちっくな
結末を思いましたが

まだまだホーキング博士もお元気で
ジェーンと良い友人同士という。

人により感じ方は色々あるし
夫婦の形も色々。

エディ・レッドメインの演技以外にも見どころの多い作品でした。


★★★★☆

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

2015年03月15日(日) 19時07分
解説:第2次世界大戦時、ドイツの世界最強の暗号エニグマを解き明かした天才数学者アラン・チューリングの波乱の人生を描いた伝記ドラマ。劣勢だったイギリスの勝利に貢献し、その後コンピューターの概念を創造し「人工知能の父」と呼ばれた英雄にもかかわらず、戦後悲劇の運命をたどったチューリングを、ベネディクト・カンバーバッチが熱演する。監督は『ヘッドハンター』などのモルテン・ティルドゥム。キーラ・ナイトレイをはじめ、『イノセント・ガーデン』などのマシュー・グード、『裏切りのサーカス』などのマーク・ストロングら実力派が共演。シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:第2次世界大戦下の1939年イギリス、若き天才数学者アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)はドイツ軍の暗号エニグマを解読するチームの一員となる。高慢で不器用な彼は暗号解読をゲーム感覚で捉え、仲間から孤立して作業に没頭していたが、やがて理解者が現れその目的は人命を救うことに変化していく。いつしか一丸となったチームは、思わぬきっかけでエニグマを解き明かすが……。シネマトゥデイ (外部リンク)

エニグマ・・今ではドイツの暗号といわれているのは
知ってる事実ですが
エニグマの解読について50年も封印されていたと。

私はこのアラン・チューリングという数学者は知りませんでしたが
私のパートナーはTHE理系人間でして
エニグマの解読のあたりから一通りこの手の書物は
手にしていたようで
だからこそ
この作品を楽しみにしていたらしいのですが
あらすじ、事実をだだーーっと辿ってるだけだったと
感じたようで物足りなかったようです。
小説も原作を読んでから映画を見ると
自分の想像とは異なったり
もっとこのあたりを追求してほしい箇所が
あっさりしてたりとありますからそのあたりはなんとも言い切れません。

作品としてはそこそこに厚みもあり
戦争時なのですが
よくある鬱蒼として兵士が次々に亡くなっていくという場面もなく
常に影の仕事としている当時が伝わってきました。

事実と言うことなので
当時の状況などとあわせて考えると
国に大きく貢献をし
さらに、現在のコンピュータの礎を第2次世界大戦中に考え付くなど
偉業なのですが
彼の持ってる1つの秘密が
人生を大きく狂わせます。
これ現代だったら何の問題もないのになあ。
当時は虐殺されてしまうほどですからね。
コンピュータは誰でも手にすることができるようになり、
ゲイであっても堂々と歩ける時代になった現代。

現代に彼が生まれていたら
ビル・ゲイツを抜いた億万長者になっていたことでしょう。

ただただなんとなーくもうちょっとだなあ、と
思ったのはなぜなんだろう。
きっと事実だから映画でこうなってほしい、ああなってほしい、という
願いとは裏腹な結果だったからかもしれない。

彼のすごさ、偉業が映画の中でもっともっと
賞賛されていたなら
もう少しすっきりしたのかもしれません。

そして複雑な時代に
ただ1つ暗号解読に没頭していただけの数学者が
ソ連のスパイと間違われ
その後の人生を大きく狂わせなくてはならなかったことの
皮肉さが事実なだけに残念です。
国に大きく貢献したのに
彼の人権は守られなかったのかなあと思うと
事実ながらに生きていく大変さを思うのでした。


★★★★☆

ブルックリンの恋人たち

2015年03月14日(土) 21時58分
解説:『プラダを着た悪魔』『レ・ミゼラブル』などのアン・ハサウェイが、主演と製作を務めたラブロマンス。事故で意識が失われた状態に陥った弟の日記を基に、彼の歩んだ道をたどっていた女性に待ち受ける恋を見つめる。メガホンを取るのは、『プラダを着た悪魔』で監督助手を務めていた新鋭ケイト・バーカー=フロイランド。『タイムクルセイド ドルフと聖地騎士団』のジョニー・フリン、『メルビンとハワード』などのメアリー・スティーンバージェンが脇を固める。甘く切ない物語に加え、舞台となるブルックリンの街並みも必見。シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:人類博士号の取得を目指しながらモロッコに暮らすフラニー(アン・ハサウェイ)に、ミュージシャン志望の弟ヘンリー(ベン・ローゼンフィールド)が交通事故に遭って意識が戻らないという知らせが届く。慌てて家族のいるニューヨークへ飛んだフラニーは、弟の部屋で彼の日記を見つける。それを手に、ヘンリーのアルバイト先だったギター店や恋人と行ったダイナーなどを巡り、ケンカ別れしたままだった彼の尊さをかみしめる。ある日、ヘンリーが敬愛していたミュージシャンのジェイムズ(ジョニー・フリン)と出会うが……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

この間見た「はじまりの歌」のような
音楽ムービーかも、とわくわくしながら。。

しかしながら実に実につまらなかった。
アン・ハサウェイは可愛かったけれど

この映画で何を言いたかったのかまるでわかりませんでした。
相手役の男性も全く好みではなかったから余計に。

冒頭の主人公の仕事内容も
映画とは全く関係なく
それならば
弟がなぜそれほどまでにジェイムスのことを敬愛していたのか。
そしてどんどんひかれていくのはなぜなのか。

隣の席のおじさんは退席。

つまらなかった。


★☆☆☆☆

アン・ハサウェイの可愛さだけに★1つ。

幕が上がる

2015年03月12日(木) 19時08分
解説:劇作家・平田オリザが2012年に発表した小説を、人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」主演で映画化した青春ドラマ。地方都市の高校弱小演劇部の女子生徒たちが、元学生演劇の女王だった新任教師の赴任をきっかけに全国大会を目指し奮闘するさまを描く。メガホンを取るのは、『踊る大捜査線』シリーズなどの本広克行監督。演劇部を指導する新任教師に『小さいおうち』などの黒木華がふんするほか、『薔薇色のブー子』などのムロツヨシと志賀廣太郎ら多彩な俳優陣が共演。シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:地方都市の県立富士ケ丘高等学校2年生の高橋さおり(百田夏菜子)は、部長を務める演劇部最後の1年を迎えようとしていた。それぞれに個性豊かな部員たちと共に年に1度の大会、地区大会突破を目標に稽古に励む中、元学生演劇の女王だという吉岡先生(黒木華)が赴任してくる。吉岡の指導の下、全国大会出場を目指し彼女たちの演劇に打ちこむ日々が始まる。

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評判の良さにつられて行ってきました。
私、ももクロちゃんのメンバーが何人かや
誰がももクロちゃんなのかも全く知らないです。
ももクロちゃんの映画というのだけは知ってるぐらい。

アイドル映画だけど中味が濃いなんて楽しみじゃないですか!
そして私の大好物の青春もの。

・・・・で、結果は
悪くないですが
あの好評価をあたえるほどでもないです。

脚本自体も悪くないけど(心の声がナレーションで入ってるのがどうにも違和感がありましたが)
まあ言われているほどでもなかったです。
だからといって
てんでの駄作と言うわけでもなく
退屈せずに鑑賞することはできました。

ファンの人はもっと楽しめたかもしれませんが
DVDを借りてまでも・・
そして劇場に足を運ぶまでもない
そんな作品だったような感じもします。

でも昨日の「妻への家路」よりは
ずっと見どころも青春っぽさもあって楽しめたかな。


★★★☆☆

妻への家路

2015年03月11日(水) 18時15分
解説:『紅いコーリャン』『秋菊(しゅうぎく)の物語』などのチャン・イーモウ監督とコン・リーが再びタッグを組み、文化大革命後の中国を舞台に夫婦の切ない愛を描くドラマ。20年ぶりに解放された夫が、夫を待ちすぎて記憶障害となった妻に自分を思い出してもらおうと奮闘する様子を映す。ひたすら夫を待つ妻をコン・リーが、妻に寄り添う夫を『HERO』『インファナル・アフェアIII 終極無間』などのチェン・ダオミンが演じる。いちずな夫婦の姿が感動的。

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あらすじ:1977年の中国。文化大革命が終結し、20年ぶりに自由の身となったルー・イエンシー(チェン・ダオミン)。ところが自宅に戻ると、妻のフォン・ワンイー(コン・リー)は夫を長年待ち続けた疲れが原因で記憶障害となり、イエンシーを他人だと認識してしまう。イエンシーは向かいの家で生活を始め、収容所で書き続けてきたワンイーへの膨大な量の手紙を読み、駅に夫を迎えに行くワンイーにも付き添い……。

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予告を見てぐっときて
これは観なくては、とはりきってましたが
予告以上ではありませんでした。

どうなるんだろう、どうなるんだろう、
そう思いつつ
ストーリーはあらすじどおり
妻の記憶喪失のままだし、
記憶喪失というよりも
痴呆のような気さえします。

そしてこの夫婦の深い愛を思えば
自然とこの作品に愛着もわいてくるのでしょうが

作品において
この夫婦がたどった深い愛が感じられず

ただただ忘れられた夫が
妻が自分を思い出すよう、思い出すよう
頑張ってる姿だけが痛々しく・・。

いつ面白くなるのかと面白くなるのか、と
思っていましたが
最後まで同じ調子で終わりました。
最初の30分ぐらいは娘やら逮捕やらでの
山場はあったけどそれ以上の
盛り上がりもなく終了。


★★☆☆(2.5)

くちびるに歌を

2015年03月08日(日) 17時40分
解説:シンガー・ソングライター、アンジェラ・アキの名曲「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」を題材にしたテレビドキュメントから着想を得た中田永一の小説を実写化。輝かしい才能を持つピアニストだった臨時教員の女性が、生まれ故郷の中学校の合唱部顧問として生徒たちと心を通わせていく。メガホンを取るのは、『ソラニン』『ホットロード』などの三木孝浩。『ハナミズキ』などの新垣結衣がヒロインにふんし、その脇を木村文乃、桐谷健太ら実力派が固める。オールロケを敢行した長崎の風景も見もの。

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あらすじ:産休を取ることになった親友の音楽教師ハルコ(木村文乃)の代理として、生まれ故郷の五島列島にある中学の臨時教師となった柏木(新垣結衣)。天賦の才能を持つピアニストとして活躍したうわさのある美女だが、その性格はがさつで乗り回す車もボロいトラック。住民たちの注目を浴びる中、彼女はコンクール出場を目標に日々奮闘している合唱部の顧問に。そして部員たちに、課題として15年後の自分に宛てた手紙を書かせる。やがて、部員たちがつづった手紙から、それぞれが抱える苦悩や秘密が浮き上がってくるが……。

シネマトゥデイ (外部リンク)


鑑賞しながらわりと「???」とつじつまの合わない設定がいくつか。

まず長崎の五島列島の中学生はあんなに人数いるのか?
とか
天賦の才能のあるピアニストとはいえ
短卒では公立だったら教員にはならないような??とか(今はできるのかな?)
ピアノを弾けなくなった理由はもしかして
男とかやめてほしい、とか・・
心臓が弱い妊婦が普通分娩で出産するのか?とか。。

そんなことつっこみもありつつも・・。

15年後の自分へ手紙を書く、という設定もあるのに
2人しか映画の中では発表されてないのも気になる。

小説だったということだから
15なりの悩みや苦しみがもっとあって

その悩みや苦しみが15の中学生、全員違っても
合唱することで
1つになれる、「手紙〜拝啓十五の君へ〜」が1つになる、というのが
重要なんじゃないかとか

おしいところは多いです。

ただ、要するに、
新垣結衣がピアノを弾けなくなった理由も
作文が2つしか披露されていなくとも

2つ披露された中学生がある意味主人公であり
ラストの15分のかなり良いシーンがあるんですが
そこのための
前半だったんだなーと。

ほんとにあのラスト15分ぐらいのシーンは
うまいことできていて
新垣結衣はもはや主人公ではないっていうね。
(ピアノを弾けなくなった理由がとにかく
映画としては非常に弱い。
理由としては悪くないけど映画の中で使う設定には弱すぎる。
ピアノをしていた私としては
脳が拒否をしていても弾くことはできちゃうんだよな・・)

つっこみどころは満載ですが
終始、退屈することもなく
やはりラスト15分の
汽笛の話、それに関わるもう一人の存在。

自閉症の少年役をやっていた子が
本当に演技がうまくてねー。。
あれで涙腺緩くなったおばちゃん、泣いちゃったよね。

★★★☆(3.5)

お子さんと安心しながら観にいける作品だと思います。
春休みにはぴったり。良作です。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました

2015年03月06日(金) 9時20分
解説:『アイアンマン』シリーズなどの監督で俳優のジョン・ファヴローがメガホンを取り、究極のサンドイッチを売る旅をする元一流レストランのシェフを演じるドラマ。店を辞め、偶然キューバサンドイッチと出会ったシェフが、フードトラックでサンドイッチを売りながら人生を取り戻していくプロセスを映す。共演には、ダスティン・ホフマン、ロバート・ダウニー・Jr、スカーレット・ヨハンソンといった豪華キャストが集結。人生と料理をテーマにした温かいストーリーに、爽快な感動を味わえる。シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:一流レストランの料理人カール・キャスパー(ジョン・ファヴロー)はオーナー(ダスティン・ホフマン)と衝突。創造性に欠ける料理を作ることを拒み、店を辞めてしまう。マイアミに行ったカールは、とてもおいしいキューバサンドイッチと出会い、元妻(ソフィア・ベルガラ)や友人(ジョン・レグイザモ)、息子(エムジェイ・アンソニー)らとフードトラックでサンドイッチの移動販売を始めることにする。

食べ物系の明るい話、大好きです。
しかも3つ星シェフの設定。
画面でおいしそうなものが出るたびに
この映画を見たらおいしいものを食べるしかない、って気になります。

ストーリーはあらすじに書いてあるとおり。

ここでの1つのポイントはSNSに疎いシェフが
SNS(有名ブロガー)に
自分で思い通りにできなかった
料理をさんざんこき下ろされ、
知らないがために
ツィッターで反撃したら
ネット内で騒ぎになって

ついに挑戦状をたたきつけるが

やはりそれも経営者に阻まれて
きれてしまいます。
そのきれてしまった動画がまたネットで拡散。

世界中に配信されてしまったわけですから
もちろん
仕事はクビだし、
次の職も3つ星シェフとはいえ何もなし。

その経過の中に
同僚、恋人?、元妻、息子との人間関係が
コメディタッチに描かれています。

なんでこの元妻、こんなに金持ちなわけ?ってのが
最大の疑問なんだけど
あんなに金持ちならもうちょっと援助してあげても・・とか
いくらなんでもあんなに美人でスタイルがよいのに
あの旦那って・・?やっぱ料理で惚れちゃったのか?
スカヨハも料理で惚れちゃってた感じだったし。

この監督というかジョン・ファヴローは
完璧な美人でグラマーな女性が好きなんだろうね。

単なる料理ものと思いきや
SNSが今回はわりとキーとなり、
そこに息子とのかかわり、同僚とのかかわり、
結局、カールは誰からも愛され信用されるキャラクターで
料理の腕は一流で、そんな彼がどん底から
フードトラックの発売、
そしてその後は??まで描かれています。

最終的にはなーんにもこの作品は残らないと思う。
けど
おいしいものを目で楽しんで
ハッピーな気持ちになれる映画って最高だと思う。

そりゃあカールが作る
サンドイッチ、おいしいに決まってるもん。
食べたいーー。

ひたすらハッピーになり
笑えてお腹もすいてきて。

そんな作品。
純粋に楽しめます。

★★★★☆


友情出演なのかダスティン・ホフマン、
ロバート・ダウニーJr、
妙な役で出ていますが
そんな遊び心もいいですな。



6才のボクが、大人になるまで。

2015年03月05日(木) 9時04分
解説:『ビフォア』シリーズなどのリチャード・リンクレイター監督がメガホンを取り、6歳の少年とその家族の12年にわたる軌跡をつづった人間ドラマ。主人公を演じた新星エラー・コルトレーンをはじめ、主要人物4人を同じ俳優が12年間演じ、それぞれの変遷の歴史を映し出す。主人公の母をパトリシア・アークエット、母と離婚しアラスカに行ってしまった父をイーサン・ホークが熱演。お互いに変化や成長を遂げた家族の喜怒哀楽を刻み付けた壮大な歴史に息をのむ。シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:メイソン(エラー・コルトレーン)は、母オリヴィア(パトリシア・アークエット)と姉サマンサ(ローレライ・リンクレイター)とテキサス州の小さな町で生活していた。彼が6歳のとき、母は子供たちの反対を押し切って祖母が住むヒューストンへの引っ越しを決める。さらに彼らの転居先に、離婚してアラスカに行っていた父(イーサン・ホーク)が1年半ぶりに突然現れ……。

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やっと行ってきました。
何しろ上映時間が3時間。
時間に余裕がないと観れない長さです。

私、この監督の「ビフォア」シリーズが大好きなんです。
「ビフォア」シリーズも最後のシリーズあたりはわりと普通だったりしますが
前2作ぐらいは
すべて2人の会話だけの作品。
何をするというわけでなくひたすらtalk、talk、talkの作品。
面白切り口で映画を作るのが好みの監督のようです。

今回の「6才のボク・・」は
ご存じの通り
同じキャスティングで12年間、同じ俳優、女優で
カメラを回し続けるといった作品。

12年間も撮り続けていればそりゃ、
どんなに短くとも3時間ぐらいは作品として残さなきゃね・・

作品自体は、邦題の通り
6才から12年、18歳までの成長を
ドキュメンタリーではなく
ストーリーとして
ある1つの家族の形として
6才の男の子を主人公にはじまります。

どうってことはない話です。
家庭内で
成長したり離婚したり(このあたりはアメリカ的な離婚回数やら
アメリカ的な事情も感じたりできます)
そんな感じです。

大きな事件と言えばストーリーの中で
母親の離婚と
心理学専攻なのに男性の心理はからきしだめなんだ、この母、というね。

イーサンホークはこの監督、大好きでよく
彼が作品に登場してますが
今回も父親役、元夫役として登場。

なかなかいい味を出しています。
12年たっても、イーサンホークは変わらず。
さすがに「ビフォア」シリーズの1回目のときと(あのときのイーサンホーク、かっこよすぎ!)
比べたらおっさんだけど
30代から40代だとあんまり変わらないんだなあって。

子供以外はあまり変化もなく
人間の思春期、青春期、成長期って
こんなに淡々と進むものなのだろうか・・と
物語全体に映画らしい強烈なインパクとはなく
えええ、って感じで終了でした。

悪くなかったけど
期待しすぎてしまったようです。
12年間分を想定しての脚本、俳優、女優の設定に
拍手。
そして母役のエラー・コルトレーは
今回オスカー獲りましたからね。
あまり観ることはなかった女優さんですが
オスカーを機に観る機会が増えそうですね。


★★★☆(3.5)

主人公のボクメイソンがスカーレット・ヨハンソンに似てると
思ったのは私だけ?

アメリカン・スナイパー

2015年03月02日(月) 11時09分
解説:アメリカ軍で最も強い狙撃手と呼ばれた、クリス・カイルの自叙伝を実写化したドラマ。アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズ所属のスナイパーであった彼が、イラク戦争で数々の戦果を挙げながらも心に傷を負っていくさまを見つめる。メガホンを取るのは、『ミリオンダラー・ベイビー』などのクリント・イーストウッド。『世界にひとつのプレイブック』などのブラッドリー・クーパーが主演を務め、プロデューサーとしても名を連ねている。戦争とは何かを問うテーマに加え、壮絶な戦闘描写も見もの。シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:イラク戦争に出征した、アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズの隊員クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)。スナイパーである彼は、「誰一人残さない」というネイビーシールズのモットーに従うようにして仲間たちを徹底的に援護する。人並み外れた狙撃の精度からレジェンドと称されるが、その一方で反乱軍に賞金を懸けられてしまう。故郷に残した家族を思いながら、スコープをのぞき、引き金を引き、敵の命を奪っていくクリス。4回にわたってイラクに送られた彼は、心に深い傷を負ってしまう。

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イーストウッドさま、行ってきました。
これ、今のタイミングにすごく良いですね。

当時はイラク戦争でしたが
今はISとの問題もあります。

台詞にずっしりときたのが
主人公クリスが一時帰国した際、妻に
「帰ってくると平和な生活だ」みたいなくだりがありました。
一歩、アメリカへ戻れば家族がいて
普通に生活できますが
イラクへ戻れば緊張感と常に死と隣り合わせ、それは自分も同僚も。

途中の戦争における
つらいシーンもたくさんあります。
これは、映画というよりももうドキュメントなんだろうな、と思うと
ぞっとします。でも現実です。
今も世界各地で多くの戦争があり
やはり私の位置する場所は戦争とは無縁な世界に思えます。
でもいつの時代も戦争が終わることはきっとないんだろうな・・と
思わざると得ません。(日本も憲法改正となれば今のままではいられない
時代がきてしまうのではないか、と不安になります)

実際にアメリカで兵士だった人が
あのとおりだった、と話していたのでそうでしょうし、
今、帰国して心身をぼろぼろになった兵士も多くいるでしょう。

いつもかっこいい、ブラッドリー・クーパーが今回は
役作りのため
体をしっかり作り、マッチョなブラッドリー・クーパー。
心の機微をうまく演じています。

例えば311の時の地震でなくとも
風の音だけで背筋がぞっとした恐怖感を思い出すと
クリスのPTSDは映画以上のものだったでしょう。

作品としては
今の時代、考えなくてはならない「戦争」。
昔の戦争映画とは少し違いますが
現在における戦争についてもっと考え議論するため
投げかけた巨匠イーストウッドの作品を
是非、観て何かを感じてほしい、そう思いました。


★★★★☆(4.5)

NHKのニュースで特集をやっていたのですが
結末言ってるんだもん・・。ひどいです・・