サンバ

2014年12月26日(金) 21時57分
解説:日本でもヒットを記録したフランス映画『最強のふたり』の監督エリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュ、俳優オマール・シーが再びタッグを組んだコメディードラマ。料理人を目指してひたむきに勤務していたにもかかわらず国外退去を命じられた移民の青年が、追い込まれた状況でも周囲の人々を笑わせ、元気にしていくさまを描く。主人公をオマールが、燃え尽き症候群のボランティア女性をシャルロット・ゲンズブールが演じる。個性豊かな登場人物と温かな物語に心をつかまれるとともに、オマールの人懐っこい笑顔に魅了される。

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あらすじ:アフリカからフランスに来て10年になるサンバ(オマール・シー)は、料理人になるべく頑張っていた。ある日、ビザの更新に気が付かなかったことが原因で国外退去命令を受けて拘束されてしまう。サンバのためにやってきた移民協力ボランティアのアリス(シャルロット・ゲンズブール)は、以前燃え尽き症候群によって大企業を辞めたことがあったが、厳しい状況でも明るいサンバに興味を持ち……。

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私、「最強のふたり」は人が言うほど・・だったんので
これもそれほどの期待はなく。

シャルロット・ゲンズブールが観たくて行った感じ。

なんというか
国外退去についてをメインのストーリーにしたいのか
アリス(シャルロット)との恋愛をメインにしたいのか
欲張りし過ぎてどれもぼんやりしてしまった気がします。

移民としての大変な状況にあることではあるのに
それほどの悲壮感もなく
何か事件があるたびにこりゃ大変なことだ、ってな具合になるけど
どうもコメディ要素を入れたいらしく
ここでこのシーンにこのセリフ?みたいのも
日本人の私には笑えなかったこともあり・・。

ラストは無理矢理つないでるところもあり
なぜ国外に出ると決めたのかもわからないし
コックになりたかった、と口に出しては言ってるけど
コックなろうという努力も感じ取れないし

棚ぼたみたいなラストだったしね。

もっと違う形で
移民と燃えつき症候群の女性との恋愛をとりあげられなかったのだろうか・・
そしてなぜあの女性とあんなことになってしまったのか。
それはラストでのシーンにつなげるためだけだったんだけど
理解不能。

ラストはフランス映画らしいハッピーエンドなのかそうでないのか。
フランス映画をハリウッドっぽくまとめようとしてるところが
きっと合わないのかも。


★★★☆☆


シャルロット・ゲンズブール、年とりましたねー・・
整形しないとあの年齢はやはりあのぐらいに見えるんですよね。
仕方ないし
シャルロット・ゲンズブールの整形しないで未だに恋愛映画に出る
清さにいいんだか、悪いんだか。
若いころはめちゃくちゃかわいかったんだけどな。って私は女性ですけど。

ストックホルムでワルツを

2014年12月25日(木) 22時02分
解説:「Walkin' My Baby Back Home」などの名曲で知られるスウェーデン出身の世界的ジャズシンガー、モニカ・ゼタールンドの伝記ドラマ。5歳の娘を育てるシングルマザーでありながら、夢を信じてモダンジャズ界の歌姫となるまでを追う。メガホンを取るのは、『白昼夢に抱かれる女』のペール・フリー。実際に歌手として活躍するエッダ・マグナソンがモニカにふんし、女優デビュー作とは思えぬ圧倒的存在感を放つ。レイ・チャールズなど全編に流れるジャズナンバーに加え、1950年代から1960年代のスウェーデンを再現した美術や衣装も魅力。

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あらすじ:スウェーデンの片田舎で、両親と5歳の娘と生活しているモニカ・ゼタールンド(エッダ・マグナソン)。シングルマザーとして育児や家事に励み、電話交換の仕事をこなしながらも、歌手としての成功を夢見てジャズクラブのステージに立っていた。そんな中、彼女の歌を耳にした評論家を通じて、ジャズの聖地ニューヨークで歌を披露するチャンスを得る。だがステージで結果を残すことができず、失意のまま帰国する。それでも夢を諦められないモニカは、英語ではなくスウェーデン語でジャズを歌おうと考え……。

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ずっと観たかった作品だったんだけど
観て良かった!

実在する人物ということですが
ジャズに疎い私はモニカ・ゼタールンドは知らずに鑑賞。

あらすじのとおり
スウェーデンの田舎に住むシングルマザーが
ジャズシンガーとしてスターダムにのし上がるけれど
のし上がるまでの苦悩は
前半の30分ぐらいで
電話交換手をしながら両親に子供の面倒を見てもらい
合間にジャズシンガーとして活動しながら紆余曲折。
なんだかんだ言いつつも
その美しさと才能であっという間にスターになり・・

成功後の
実生活での苦悩がメイン。
売れているのに彼氏とはうまくいかない、父親が認めてくれない・・などなど。
苦悩は観ていて辛くなる映画も多いけれど

主人公のモニカの運の強さと
多少の苦労もさらっと乗り越えちゃってる作りになるので
かなりの苦労がわんさか出てきますが
そのあたりはさらっと乗り越えて・・。

これ時代が時代なだけにドラッグの存在がなく
やはりアルコールがつきまといます。
アルコール依存に近いほどアルコールを飲みまくり
精神のバランスをとりつつ
彼氏の浮気、流産・・本当に好きだった彼が別の女と一緒になったり
認めてもらいたい父からは優しくされなかったり・・・

そんなこんなですが
実にラストはハッピーエンドで終了。

実在の人物なのでその後の人生にもいろいろあったはずだけど
本当にハッピーな気持ちになれて
良かった。
私は父親とのラストの電話では思わず涙がとまりませんでした。
モニカがずっと胸に思っていたどんな人よりも認められたかった人に
認めてもらえた瞬間。

そしてモニカの上昇志向に
ついていけない木のぼりの話も印象的で。
常に上を目指し、他が諦めても自分は絶対頂上から上を見るのが好きだった、
そんなモニカの幼児期の性格が
成功にも反映されているようなうまい作りににんまり。

なんだかんだいっても
ハッピーエンドが気持ちをハッピーにして
ほくほくしながら劇場を出れるのが嬉しい。

ちょっと出来すぎかな・・とは思いつつ
映画だから。
出来すぎは多分、実在の人物だからここまでできすぎでも許せちゃうのかもね。


★★★★☆


しかし何年分のモニカの人生かわかりませんが
子供が5歳のままでした。
5歳児なら確かに抱きしめてもかわいいけれど
10年分なら中学生。
このあたりもうちょっと考えてくれたらもっと年月の重さを感じたんだけどね・・。

1年の間に何もかも起こったしまったかのような錯覚が残念で★-0.5

チェイス!

2014年12月24日(水) 21時55分
解説:『きっと、うまくいく』などのアーミル・カーンを主演に迎え、本国インドでヒットを記録した驚異のアクション。シカゴを舞台に、父親のリベンジを誓う主人公が警察相手に仕掛ける大胆不敵な挑戦と共に、彼を取り巻く人々の人間ドラマも映す。『命ある限り』などのカトリーナ・カイフがヒロインを演じ、セクシーなダンスを披露。スタイリッシュかつ華麗なダンスシーンはもとより、観る者の心を奪う数々のトリックに幻惑される。

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あらすじ:1990年、シカゴで、サーカスに人生をささげてきたサーヒル(アーミル・カーン)の父は、銀行から融資を断られて失意のまま拳銃自殺する。時は流れ、シカゴでは大胆不敵な金庫破りが次々と発生。警察も市民も戦々恐々とする中、黒いバイクに乗った犯人は、曲芸のような走りであっという間に姿を消す。

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インド映画と思えばこの長さも
無駄とも思えるほど多いダンスシーンも納得。
しかし前半のカーチェイス?バイクチェイスは途中、時計を何度もちらり。

「きっとうまくいく」で知った
インドの名優と言われているアミール・カーンが主演です。

彼、演技、非常にうまいですねー。

ここからネタばれになってしまうので
気になる人は読まないでください・・。

一人二役を演じているのですが
正反対の性格を見事に演じていて
同じ顔なのにどちらなのかわかりやすかった。

ストーリーはなんだかよくあるようなないような。
インドのダンスシーンが入り
堂々の155分というね。

もう少し凝縮しても良かった気がします。
アクションシーンもだれてきてしまいまって
うーん・・大画面で観たい作品だけど
別に観なくてもといった内容です。

何しろラストがどうにもできなくてあれですから
がっかりでした。
なんだか155分もひっぱってあのラストなんて
なんだかなあ・・

死に方も自分の親に遺伝してしまうんでしょうか。


★★★☆☆

眠くなることもなく観れましたが
時計は何度もちらり、ちらり。
劇場は人が少なく、1時間で1名退席。
1時間ずっとバイクチェイスでしたからね。
銀行強盗とばらしに行くとか
全くをもって茶番な感じ。

わざとらしさがありつつも
なんとなく楽しめちゃうのがインド映画の良さだったりするんだけど
これはあまり感じなかったかな・・・。

ゴーン・ガール

2014年12月16日(火) 17時02分
解説:結婚5周年に突如姿を消した妻を捜す男が警察の捜査やメディア報道に追い込まれ、さらに妻殺害の疑いを掛けられてしまう物語を描くスリラー。アメリカの女性作家ギリアン・フリンのベストセラーをベースに、理想の夫婦が抱える秘密を暴く。監督は、『ソーシャル・ネットワーク』などの鬼才デヴィッド・フィンチャー。主演はオスカー受賞作『アルゴ』など監督業でも活躍するベン・アフレック、妻には『アウトロー』などのロザムンド・パイクがふんする。

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あらすじ:ニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)は誰もがうらやむ夫婦のはずだったが、結婚5周年の記念日に突然エイミーが行方をくらましてしまう。警察に嫌疑を掛けられ、日々続報を流すため取材を続けるメディアによって、ニックが話す幸せに満ちあふれた結婚生活にほころびが生じていく。うそをつき理解不能な行動を続けるニックに、次第に世間はエイミー殺害疑惑の目を向け……。

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これ、原作読んでまして
話の展開なんかもわかっていたので
読んでなければかなり楽しめた気がします。

原作とは変わることなく
うまくデヴィッド・フィンチャー作ってますね。
原作とかけ離れることもあるけど
「ここ重要なのにカットされてる」ということもなく

原作に忠実です。

読んだ時はなんだか夫婦の中にある
わかるようなわからないような。
そんな気持ちが入り混じって、その中に

「エイミーは殺されちゃったの?」「ニックが殺したの?」と

読んでても思いました。
非常にうまいです。

前半のサスペンスではサスペンスでしっかり楽しませつつ
実はこの作品というかストーリーは
「夫婦」とは?「家族」とは?
がテーマなんだろうな、と思います。

クレイジーな女ですが
映画なんかだとあれぐらいやらかさなきゃ面白くないけれど

あそこまでずれてなくとも
少なからず夫婦には持ってる感覚なように思えます。

男性はやはり女性の手の中でくるくると踊らせているのが幸せなのかなと。
その踊りが手の外を出ちゃっうと
歯車が狂い始めたりするんですね。

今回は女性問題がきっかけだけど
お金の問題やその他の問題で歯車が壊れる夫婦もいるだろうし

それをお互い演じ合いながら
関係を保ち合うのが夫婦。

別に本音ではそう思ってなくても
うまくいくなら
他人ですから
バランスを考えてお互い演じ合いながら
「良い妻」「良い夫」を相手にとってどれだけベストなのか。

後半のあまりにも馬鹿にした設定に
本を読んでる時は「しょうもな。」と思いましたが

映画を見ると
「夫婦とは我慢すること、努力すること」。

そんなことを改めてみせられた気がしました。

後半については人により相性はあると思いますが
そこそこに楽しめると思います。

原作を読んでなかったらかなり面白く感じたかも。


★★★★☆


しかしベン・アフレックのあほ面が最高すぎて
彼、この役、はまってました。


マダム・マロリーと魔法のスパイス

2014年12月06日(土) 19時49分
解説:『サイダーハウス・ルール』などの名匠ラッセ・ハルストレムが監督を務め、リチャード・C・モライスの小説を映画化した心温まるヒューマンドラマ。南フランスを舞台に、格式あるフレンチレストランと新勢力のインド料理店のバトルを絶妙なさじ加減で描写する。高慢なフレンチマダムを名女優ヘレン・ミレンが演じ、その宿敵をインドのベテラン俳優オム・プリが好演。食欲をそそる数々の料理はもとより、異文化の共存共栄の物語が共感を呼ぶ。

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あらすじ:インドのムンバイでレストランを営むカダム家の次男として生まれたハッサン(マニシュ・ダヤル)は、名料理人の母から絶対味覚を受け継ぐ。だがある晩、彼らの店は選挙絡みの暴動により全焼し、母親まで失ってしまう。失意の父(オム・プリ)は子供たちを連れてヨーロッパに移住し、南フランスにある自然豊かな山間の小さな町にたどり着く。

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これディズニー作品だったんですね。
妙に納得。

日本でも有名なヘレン・ミレンがいかにも
予告なんかでは
由緒正しき星のあるフレンチレストランの隣に
とんでもないインド料理屋ができて
さあ対決!かと思いきや
(邦題もそうですしね。そのほうが客が入ると思ったのか・・)

実はとても深い深いしみじみとした作品で
多少の山あり谷ありはあるけれど
安心して観れる作品ですね。

料理がおいしそうで・・というのは私の場合、
この作品に関してはあまりなくて

インド天才料理人がだんだんと成功していって
その結果・・という成長物語だったりもするし、
もちろん予告である、
ヘレン・ミラー扮するフレンチレストランのオーナーVSインド料理店もあり
そこで
インド料理人ハッサンと出会いそこで
未亡人で頑張っていた彼女の中に
インド人一家のふれあいやハッサンの才能で徐々に彼女の中で
何かが変わっていく・・なんてことも見所です。

とまあ、書くと見どころたくさんありの作品だけど
安心して観れるし
おいしく美しいものは良いし、
ハッサンが心を寄せる女性が私から見ても
ものすごくかわいい。

いろんな要素がぎゅっと凝縮されつつも
なんだかほのぼのしながら観れるのにそこそこに楽しめる作品でした。


★★★☆(3.5)