希望の国

2012年10月25日(木) 22時16分
解説: 『愛のむきだし』『ヒミズ』など衝撃的な作品を次々と世に送り出す園子温監督が、大地震の被害を受けた家族の姿を描くヒューマン・ドラマ。震災の影響で散り散りになりながらも、6人の男女が貫いたそれぞれの愛をつづる。老夫婦をベテランの夏八木勲と大谷直子が演じるほか、『ヒミズ』の村上淳、『冷たい熱帯魚』のでんでんや神楽坂恵などこれまでの園監督の作品でも印象的な演技を披露した俳優陣が出演する。今までの作品で園監督が描いてきたテーマとは異なる、悲しくも美しい愛の物語に期待が高まる。
シネマトゥデイ(外部リンク)

あらすじ: 泰彦(夏八木勲)と妻(大谷直子)は酪農を営みながら、息子夫婦(村上淳、神楽坂恵)と一緒に慎ましくも満たされた暮らしをしていた。そんなある日、大地震が村を襲う。泰彦の家は避難区域に指定されたが、長く住んだ家を離れることができない。葛藤(かっとう)の日々を送る中、息子の妻いずみの妊娠が発覚。二人は子どもを守るためにあることを決意する。
シネマトゥデイ(外部リンク)

「ヒミズ」から原発に真向作品を放つ園監督。
私の好きな監督の一人です。

原発と言ってる割には
誰も本気でこの問題を取扱い
映画、ドラマとして出してる人は園監督以外私の知る限り
いない。
いたとしても大きな影響力を持った一監督が発信してるという点からすると
いない。

そしてこの作品の出るタイミングも絶妙だ。

まさしく私も1年半たち
すっかり過去のことと思いすごそうと忘れようとしていた
311の地震と津波、そして原発事故。

地震のシーンの時、停電の時
あの日の地震を思い出し
あのときは必死だったからよくわからないけど
思い出してぞっとした。

被災地から原発から近い地域は
体育館の中、勝手に数字で仕切られた原発地域の中、
妊婦も痴呆の老人も
ペットも牛もいたし
平和に暮らしていたんだ。

すっかり風化しそうになってるけど・・
目に見えないから忘れてしまうけど・・

事故の1か月後には洗濯物を外にほし、
窓を開け放ち
マスクもはずして歩いていた。

この作品を観た福島の人が・・なんでレビューを読むと
なんだか自分のたかがこんな映画でわかったふりをするなと
叱責を受けそうだが

それでも風化してしまいそうな自分に
そしてわかりえない傷口、破綻した何かを
園監督は急いでタイミングをみつくろって
世に出したんじゃないかなあ。

もっともっともっと実際に多くの語りつくせない
切ない人生やドラマがあって
映画の2時間で語ってほしくない人もたくさんいるだろうけど・・

私は自分に喝を入れなくてはという意味でも
観てよかったと思う。


★★★☆(3.5)


そしてあの宇宙服の妊婦は園監督らしい
いきすぎた表現でいい。


アウトレイジ ビヨンド

2012年10月24日(水) 19時38分
解説: 世界中から熱い注目を浴びる北野武監督が、巨大暴力団組織の内部抗争をバイオレンス描写たっぷりに描いた『アウトレイジ』の続編。前作で死んだはずの元山王会大友組組長・大友がまさかの復活を果たし、関東と関西の二大暴力団の抗争に組織壊滅を図る警察の思惑が絡み合い、その渦中に大友が巻き込まれていく。前作から続投するビートたけし、三浦友和、加瀬亮、小日向文世らをはじめ、新たに登場する西田敏行、高橋克典、新井浩文、塩見三省、中尾彬らの悪人ぶりが見もの。
シネマトゥデイ(外部リンク)

あらすじ: 5年前、ヤクザ界での生き残りを懸け壮絶な権力闘争に明け暮れた暴力団「山王会」は関東の頂点を極め、政界にまで勢力を広げていた。彼らの壊滅を目指す刑事の片岡(小日向文世)は、関西最大の「花菱会」と対立させるべく策略を練る。そんな中、遺恨のある木村(中野英雄)に刺されて獄中で死んだはずの大友(ビートたけし)が生きていたという事実が持ち上がる。その後、出所した大友だったが……。

前作は暴力シーンが多く
観るに堪えかねるシーンが多い・・なんて
聞いていたので
観てません。
痛そうでしょ、なんか。

今回はそんな意味では痛さはなくて
あっという間に時間がたった感じ。

女性でも耐えられます。

そしてやはりたけしってすごい。

やくざ映画って日本では過去のように浮かぶけど
実際は今だって
やくざは存在するし
それも形を変えつつも
やはり守らなければいけない
やくざの道理や仁義、そんなものも残っている。

このストーリーの中には
そんな昔気質のやくざと
現在、形を変えたやくざ、

そして群れをなすやくざと
一匹オオカミのやくざ、

さらにやくざを潰したい刑事。

そんな人間関係の心理が入交じり
たけし流の
表現でがんがんいきます。

全員悪人なんだけど今回、中野英雄の木村が
子分に対しての愛情というかそのあたりも出てて
そんな人間味もあったりしてね。

ラストは一匹になった大友(たけし)が単独で
恨みをはらすけれど
それも筋が通ってるところがよい。
新しいやくざに対しては
ちょっとだけ痛めつけ方も違ってところも計算してる?

普通の世界じゃそんなことはないけれど
やくざの世界だし
映画の世界だし

筋が通ってない奴はどんどんやっちまってほしい。
そんな気になった。
だからといって大友のやってること、
刑事のやってることは正しいかな?というと
やっぱり全員悪人。

誰にも情がわかないキャラクターもうまいな。



★★★★☆

エクスペンダブルズ2

2012年10月23日(火) 19時28分
解説: シルヴェスター・スタローンを筆頭に、アクション・スターが一堂に会した超大作の続編。墜落機からのデータボックス回収を引き受けた傭兵(ようへい)部隊エクスペンダブルズが、それを機に旧ソ連軍の埋蔵プルトニウムをめぐる壮絶な戦いに巻き込まれる。前作に続いての出演となるジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレンらに加え、『最後のブルース・リー/ドラゴンへの道』のチャック・ノリス、『その男 ヴァン・ダム』のジャン=クロード・ヴァン・ダムも参戦。戦車が市街地を砲撃しながら激走するなど、前作を上回る迫力の見せ場が次から次へと現れる。
シネマトゥデイ(外部リンク)

あらすじ: 東欧バルカン山脈の山岳地帯に墜落した輸送機からデータボックスを回収する仕事を引き受けた、バーニー(シルヴェスター・スタローン)が率いる傭兵部隊エクスペンタブルズ。だが、ヴィラン(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)をリーダーとする武装グループの襲撃を受け、データボックスを奪われた上に、メンバーの一人を失ってしまう。ヴィランたちが、ボックスに収められたデータから旧ソ連軍の埋蔵プルトニウムを見つけ出し、他国に売ろうとしていることを知ったエクスペンタブルズは、仲間の復讐(ふくしゅう)を果たすためにも彼らに戦いを挑んでいく。


まあ、どうこういう作品ではないので
ただ楽しむというか。

大スターが出て
もうアクションなんて無理でしょ、見ててつらいよ、っていう
スターが懲りずに
おれたちアクションスターだぜ、って感じがいいです。

ストーリーがどうとか
内容がどうとかそんなものはなくて
好きなアクションスターがかっこよければこっちのもの。

ジェット・リーがあまり出てなかったのがちょいと私としては残念。
やはりあの中で
まともにアクションできる人って彼だけじゃない?格闘とかね。

しかしみなさん老けてきてますし
シュワちゃんについては
なんだかターミネーターのお決まりのセリフがしつこく使われてるし、
整形がなんだかうまくいってない感じがありありと出てて
ある意味いたかった・・。


★★★☆☆

キック・オーバー

2012年10月20日(土) 19時01分
解説: 金を払えば酒も麻薬も女も入手可能な凶悪犯だらけの刑務所を舞台に、名優メル・ギブソンが元軍人の犯罪者を演じるクライム・アクション。実在の刑務所をモデルとし、マフィアの大物から大金を盗み逃亡中の主人公が極悪人を相手にし烈な戦いを繰り広げる。『アポカリプト』などメルの作品で助監督を務めた経験のあるエイドリアン・グランバーグが本作で初メガホンを取り、テレビドラマ「プリズン・ブレイク」シリーズのピーター・ストーメアが共演。ダーク・ヒーロー役で本領を発揮する、タフでマッチョなメルから目が離せない。
シネマトゥデイ(外部リンク)

あらすじ: マフィアから大金を奪い逃走している元軍人のドライバー(メル・ギブソン)はメキシコで捕まり、凶悪犯専用の刑務所“エル・プエブリート”に入れられる。そこは厳しい監視体制が敷かれているにもかかわらず、金さえあれば何でもありの無法地帯だった。ドライバーはそこで、キッド(ケビン・ヘルナンデス)と出会い、刑務所を支配する人物がハビ(ダニエル・ヒメネス・カチョ)ということを知る。

久しぶりのメル・ギブソン主演作!
あまり期待してなかく
なんとなーく観た感じだったけど

B級ぽいところもあるけど
あのメキシコのごった返したなんでもありの刑務所をみると
そこそこセットやなんかも凝っているのか?なんて思ったりするし
肝臓移植やら
電話1本で大物と取引してしまうありえなさも
映画だから、メル・ギブソンだからいっか、みたいに観れちゃう。

一瞬あのメキシコ刑務所は実はこの世の中に存在してしまうのでは?
そんな錯覚をおこしてしまいそうな気もする
なんとも不思議な感覚で

話は雑だしありえないネタも多いけど
最後まで飽きずにぐいぐい引き込まれるように
観てしまった。

メル・ギブソン、年とって
しわもほうれい線も濃くなってしまってたけど
変に整形してしまうより
自然でいい感じですな。


★★★☆(3.5)


さてまたおやじネタで
週明けに「エクスペンダブルス2」と「アウトレイジ2」を観に行って来よう。

こてこてのラブストーリー、観たいんだけど
ないな・・食指が動きそうなの。

アイアン・スカイ

2012年10月15日(月) 20時16分
解説: 世界各国の映画ファンやSFマニアから出資を募るや、約1億円ものカンパを集めてしまったことでも注目された、異色のSFアクション。第2次世界大戦で敗北したものの、月の秘密基地にひそんでいたナチス・ドイツが地球侵略作戦を遂行していく姿を活写する。メガホンを取ったのは、『スターレック 皇帝の侵略』で話題を呼んだティモ・ヴオレンソラ。奇想天外な設定もさることながら、ナチス的意匠を施したメカやガジェットのデザインも必見だ。
シネマトゥデイ(外部リンク)

あらすじ: 1945年、連合軍の猛攻撃にさらされ、アドルフ・ヒトラーが率いていた「第三帝国」ナチス・ドイツは完全に敗北。しかし、その一部のエリートたちはひそかに月の裏側へと逃亡を図り、秘密基地を建造していたのだった。第2次世界大戦の終結から70年超にわたって独自の軍事テクノロジーを発展させ続け、虎視眈々(たんたん)と連合軍への復讐(ふくしゅう)の機会をうかがっていた彼らは、2018年、ついに決行のときが到来したと判断。UFOの大編隊を組んで、地球侵略を開始する。
シネマトゥデイ(外部リンク)

どんな作品かと思いきや
なかなかのおバカ映画炸裂もどきでした。

もどき・・というのは
わりと「宇宙」が最初にばーんと出てくるあたり
わりと本格的で
「おっ!」と思ってしまうし、
一瞬、これこそ3Dで観るべきものかもなんて一瞬思ったり・・

内容はあらすじに書いてある通りなんだけど
わりと世界情勢を揶揄してる部分も多く
そのあたりが笑えて
北朝鮮あたりが国連に所属してるとかさ
アメリカが月を勝手に自分のところの領土、と言い切っちゃうあたりとか。

こんなのありえなーい。
と思いつつ それほど退屈もしないし
ラストもなんだかな・・女のハイヒールでおでこをかち割られて
死んじゃうとかどうなのってね。

B級映画として観れば楽しめるけれど
B級SF映画の
「宇宙人ポール」と比べると私は「宇宙人ポール」がやっぱり好きかなあ。


★★★☆☆

推理作家ポー最期の5日間

2012年10月14日(日) 20時02分
解説: 「モルグ街の殺人」「黒猫」など数々の推理小説で著名な作家エドガー・アラン・ポーの最期の日々を大胆な発想で描いたサスペンス・スリラー。ポーの著作を模倣した連続殺人事件が起きたことで、事件解明のために彼自身が捜査に加わり殺人鬼を追い詰めていく。主人公ポーには『2012』のジョン・キューザック、共演には『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』のルーク・エヴァンス、『ヒットマンズ・レクイエム』のブレンダン・グリーソンらが集結。『Vフォー・ヴェンデッタ』のジェームズ・マクティーグ監督による、作品の世界観を表現した映像にも注目。
シネマトゥデイ(外部リンク)

あらすじ: 1849年のボルチモア。ある殺人事件を担当することになった若手刑事エメット・フィールズ(ルーク・エヴァンス)は、事件が推理作家エドガー・アラン・ポー(ジョン・キューザック)の作品によく似ていることを察知。貧乏で酒におぼれる生活を送るポーは容疑者とみなされるが、捜査が進められる中、彼の著作をまねるように連続殺人が発生。その後、自らのアリバイが証明されたポーは、事件解明のため捜査に加わるが……。


エドガー・アラン・ポー の著書は「黒猫」と
他短編集みたいのを若いころ読んだ記憶があるぐらいで
翻訳ですから入り込めずに終わった記憶があります。
この作品からするに
現在発売されている翻訳であれば
もっとわかりやすく伝わりやすく訳してくれてるのかも。
再読してみようと思います。

というのはこの作品の中のトリックや恐怖シーンは
目を覆うものが多かったけど
ストーリーがきちんとあったらどんな感じなのかな?と
純粋に興味をそそられたから。

しっかり読む価値がありそうだと。

そしてエドガー・アラン・ポー自体、よく知らなかったのだけど
これだけ多くの人のに読まれ評価されているというのに
あんなに貧乏だったとはこの作品を観るまで知りませんでした。

また鑑賞後にエドガー・アラン・ポーについて
ささっと調べて見たら

エドガー・アラン・ポーの死因は謎のままで
かつダイイングメッセージは「レイノルズ」。
このあたりをさらっと調べてから鑑賞すると
もっと楽しめたのかと思うと残念。

そして今回、ジョン・キューザックが主演ですが
エドガー・アラン・ポー本人にかなり似せてるし
優男的なところもなんとなしや似てますね。

エドガー・アラン・ポーをもっと知ってれば
違う評価と楽しみ方ができたかなと思うと残念。
知ってたらもっと評価が低かったかもわからないけど
それはそれで
作品1つ1つのオチだとかそのあたりもイメージしながら
鑑賞できたんだろうな・・



★★★☆(3.5)


なんだかすっきりしないラストで
そしてエンドクレジットの音楽はあれは何?笑
たまーにハリウッド映画とエイベックスかなんかがコラボして
突然エイベックスの日本人歌手の歌が
流れちゃったりして
余韻に浸れずがっかりなことがありますが・・

そんな感じです。

ボーン・レガシー

2012年10月03日(水) 21時00分
解説: 暗殺者ジェイソン・ボーンと彼をめぐる陰謀を、壮大なスケールで描いた『ボーン』シリーズの裏で進行していたストーリーを描くアクション大作。前3作と同じ世界と時系列を舞台に、ジェイソン・ボーンとは別の暗殺者アーロン・クロスが繰り広げる戦いを活写する。『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナーが暗殺者アーロンにふんし、体を張った見せ場を次々と披露。また、『インクレディブル・ハルク』のエドワード・ノートン、『ナイロビの蜂』のレイチェル・ワイズなどの実力派が共演してドラマを盛り上げる。
シネマトゥデイ(外部リンク)

あらすじ: 最強の暗殺者を生み出すCIAの極秘プログラム、トレッドストーン計画とブラックブライアー計画。その最高傑作として生み出されたジェイソン・ボーンが、失った記憶を追い求めながら、自身の人生を大きく狂わせた同計画を白日のもとにさらそうと、CIAとの戦いに挑んでいた。その裏で、ボーンと匹敵する能力を秘めた暗殺者アーロン・クロス(ジェレミー・レナー)を巻き込むようにして、さらなる戦いと陰謀が動き出していく。そして、CIA上層部ですら認知していない2つの計画を上回るプログラムの存在があり……。

ボーンシリーズがあまりにも良かったので
かなり期待してしまった私。

うーん・・。
期待しすぎのために残念な印象が大きかったのかな。

ハリウッド映画らしい
アクション、わかりやすい展開とスピード感はあり
そこそこ
ボーンシリーズを知らなければ楽しめるのかもしれませんが

私は何せボーンシリーズがすっかりはまってしまってるクチなので
物足りなさと
ストーリーの軽さは否めませんでしたね。

何も解決しなかったけど
なんとなくハッピーエンドみたいな?感じ?笑

次回作をにおわすような・・
これがボーンシリーズと合体した日にはすごいですが
まあ、それはないのかな。

私はジェレミー・レナーの「ザ・タウン」の悪ちぃ感じが好きかな。
役の幅も広いし
こだわりがない役選びなので
観てるほうも
今回は悪役?良い役?とか観れるのも新しい風なんじゃないかな。
好みのタイプではないけど
役者としては好きです。


★★★☆☆