ダークナイト ライジング

2012年07月29日(日) 22時19分
解説: 鬼才クリストファー・ノーラン監督が、『ダークナイト』に続いて放つアクション大作。8年間平和を保ってきたゴッサム・シティを狙うベインが出現し、再びダークナイト(バットマン)と激しい攻防を繰り広げる様子を映し出す。今回も主演のクリスチャン・ベイルをはじめ、マイケル・ケインやゲイリー・オールドマンらが続投。新キャストのアン・ハサウェイやトム・ハーディらと共に見せる、最終章にふさわしい壮絶なストーリー展開に熱狂する。
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あらすじ: ジョーカーがゴッサム・シティーを襲撃するものの、ダークナイトが死闘を繰り広げ彼を撃破してから8年後。再びゴッサム・シティの破壊をもくろむベイン(トム・ハーディ)が現われ……。

待ちに待った!シリーズ完結編。
このような3部作だとすべてにおいて完璧な作品は
少ないけれど
このバットマンシリーズ、クリストファー・ノーランの3部作は例外。

ほんとにほんとによくできています。
素晴らしい。

私、ビギンズ、ダークナイトを復習して
今回鑑賞。

復習しなくてもどうにかイメージはつかめるようにできてますが
復習して大正解でした。
途中途中にある前回、前々回のエピソードが最後に一致したり
突然、以前の主要人物がふわっと登場したり
特に気にしなければ気になりませんが
知ってると楽しめます。

残念なのはやはりジョーカーが出てこなかったこと。
仕方ないよね。
ヒース・レジャーを超えるジョーカーを演じれる人はいないもの。
彼の死がほんとに悔やまれます。

3部作において最後にいろいろと合致することに
クリストファー・ノーランは最終章にかけたのかな、と思います。
ほんとはジョーカーとの戦いを最後まで使いたかったと思う。
今回のベインは悪役には変わらないけど
彼なりの信念だとかそのあたりわかる。
でも強いものは感じれなくて多分、一人の女性の愛のためだけに
行ったのか?という結末が・・・
そう考えると無秩序で「悪」ということ自体が楽しいだけ、と笑い飛ばす
正反対のジョーカーと
バットマンのような秩序だった正義の相反するものが
どこかに共通点を見出す・・とかそんなのも観たかった。けど仕方ない。

作品自体は
ハリウッド映画らしいスピード感と
隙のない作り、
ほんとによくできた作品。

できればオリンピックがあるから時間ないかもしれないけど
シリーズを復習してからこのライジングに挑むとさらに良いかと思います。

今回はキャット・ウーマンが登場。
アン・ハサウェイ、スタイルもバランスも魅力も完璧!!なんですが
うちの夫曰く
「背中の肌が汚すぎる」とのこと笑
厳しいなぁ。男って。
私、あの完璧なスタイルにいいな、とため息だったんだけど。


★★★★★


ローマ法王の休日

2012年07月24日(火) 21時29分
解説: 『息子の部屋』でパルムドールを受賞したナンニ・モレッティ監督が、新ローマ法王に選ばれた枢機卿の苦悩を描いたハートフル・コメディー。法王逃亡という衝撃的な展開や、ローマ法王が選出される選挙(コンクラーヴェ)の様子まどをシニカルに描写し、第65回カンヌ国際映画祭で好評を博した。法王就任という重圧から街へ逃げ出すものの、街の人々との交流を通して信仰心や法王の存在意義を見つめ直していく主人公を、フランスの名優ミシェル・ピッコリが哀感を漂わせながら演じ切る。
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あらすじ: ローマ法王が亡くなり、新しい法王を選出するため各国の枢機卿がヴァチカンに集められた。全員が心の中では法王に選ばれないようにと祈る中、誰もが予想外だったメルヴィル(ミシェル・ピッコリ)が新法王に選出される。サン・ピエトロ広場に集まった群衆たちを前にバルコニーで就任演説をしなくてはならないメルヴィルだったが、重圧のあまり街へ逃げ出してしまい……。

コメディかと思いきや・・
シリアスな話で。

私、めったに映画で睡魔が襲ってきて
どうしようもないということってないのだけど
前半からうとうと・・なぜだかわからないのですが
とにかく前半、単調すぎて・・。

賛否分かれるところだし
ラストに「え?こんなのあり?」ってなるのも監督のねらいなのでしょう。
世の中そうそううまくいかない。
重責に耐えられなくても
流れで責任ある立場になってしまった人も
きっと法王でなくてもきっといるし
そこでうまくスピーチできない人なんてもっといる。

「英国王のスピーチ」では
そのために血のにじむような訓練をして
ラストにすかっとする、というのが
観客の心をとらえてアカデミー賞。

これは・・
共感できるけど
コンクラーベという状況がキリスト教でもない私は
あまりの大きさに理解できず・・。
多分、政治家であれば
自分で立候補してとなるけど
コンクラーベは違うらしいからね。

皆、周囲を見回して票が入らないとほっとする場面など
揶揄してるのかほんとなのか。

そして法王が外に逃げちゃった場面では
もっと楽しんで自分の中で何かを得てきて欲しかった。
たとえそれがあのラストのスピーチでも。

人間だからね。法王とはいえ神ではないからね。

そういうことなんだろうか。


私はちょっと退屈しちゃいました。



★★☆☆☆


リンカーン弁護士

2012年07月23日(月) 21時00分
解説: マイクル・コナリー原作のベストセラー小説を映画化した法廷ドラマ。時には汚い手も使いながら、優秀な弁護士として抜け目なく生きてきた男が、ある事件の弁護を引き受けたことから始まる衝撃のてん末に肉迫する。『評決のとき』の新米弁護士役でスターの仲間入りをしたマシュー・マコノヒーが、今回は敏腕弁護士を熱演。彼の元妻を『いとこのビニー』のマリサ・トメイが演じている。法廷の内外で巻き起こる不穏な事態に手に汗握る。
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あらすじ: ロサンゼルス中を高級車リンカーンで奔走するやり手弁護士ミック(マシュー・マコノヒー)の顧客は、主に麻薬の売人や娼婦(しょうふ)たちだ。ある日、彼の元に殺人未遂容疑で訴えられた資産家の息子ルイス(ライアン・フィリップ)の事件の依頼が舞い込んでくる。ミックは彼の十八番の司法取引で事を丸く収めようとするが、ルイスは無実を訴える。

予告を最初観たとき
軽い感じの法廷ものかと思いきや

じっくりと骨太な弁護士、法廷ものでした。
マシュー・マコノヒーの主演、日本の上映って久しぶりじゃないですかね?

原作があるということなので
内容もぶれずに一気にいきます。
良くできてると思います。

ただアメリカの法廷、法制度、そしてすぐ裁判を開くお国柄
弁護士はわんさかいるだろうし
映画にあるような大きな題材から
小さな犯罪まで弁護士が多くいる社会なんでしょう。
そのあたりまでじっくり書いてあるところも良かったかな。

後半の裁判のシーンで
仕事のよきバディが殺された復讐をミックが
じっくり裁判の中で煮詰めていくところ
さらにこれで安堵した・・と思いきや
話が延々と続くあたり
ちょっとしつこいかな、と思いつつも
あのしつこいラストの30分ぐらいが実は一番見ごたえがあるのかなあ。

法廷もの好きではなくても楽しめると思うんだけど。


小さな犯罪だけど正しいと思った人間を
救おうと、無罪の人間を罪にきせないしようと
信念を持ってたニック。
自分の父親にもそう教えられ弁護士になった。

その信念を無にした瞬間からこの事件に巻き込まれた。

小さな犯罪でも相手に愛情を持って
弁護をしていた小さな積み重ねが
大きな人間関係を作り
そこでラストの30分が出来上がっている。
お金では買えない何かってある、そんな主張もありながら
結局、弁護士という仕事が成り立つのは
お金を払う人がいるから・・ととりとめないまとめに
なってしまったけれど・・

なかなかこの夏休みのどんちゃん騒ぎな上映ものが
多い中
骨太な作品に出会えたな。


★★★★☆

スープ〜生まれ変わりの物語〜

2012年07月22日(日) 11時47分
解説: 突然の事故で命を落としても娘を思い続ける父親の深い愛情を、ユーモアを交えて描いた人間ドラマ。森田健によるノンフィクション「生まれ変わりの村」をモチーフに、『横浜暗黒街』シリーズの大塚祐吉監督が心温まる家族のきずなの物語に仕立てた。娘に思いを伝えようとあの世で奮闘する不器用な父親を、個性派俳優・生瀬勝久が妙演。その上司役には『のんちゃんのり弁』の小西真奈美がふんするほか、『バルーンリレー』の刈谷友衣子、「劇団☆新感線」の古田新太ら多彩な顔ぶれが共演する。
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あらすじ: 妻と離婚して以来、娘との関係が悪化していた渋谷健一(生瀬勝久)は、ある日上司の綾瀬由美(小西真奈美)と共に落雷事故で亡くなる。あの世で目覚めた二人は、飲むと生まれ変わることができる「伝説のスープ」の存在を知るが、そのスープを飲むと前世の記憶は消えてしまうという。娘のことが気掛かりな健一は、記憶をなくさずに生まれ変わる方法を探ろうとするが……。

評価が良かったので行ってきました。
そう気づいたころにはこの作品も
上映が終わりに近づいていて・・
偶然にもぴったりの時間がありました。

期待が高かったせいでしょうか。

うーん・・。

いうほどでもなかったかな。
確かに後半の花嫁のシーンは
死んでもずっと娘のことを思っている父親の
気持ちやセリフにぐっときたし
娘の立場からしても
胸にじんときたけれど

前半のあの世や
「スープ」を飲むシーンや記憶を残したまま来世にいけるというシーンも
あんなに簡単なもんかと思うと(2.3人振り切るだけ)
しらけてしまいました。

何もかもリセットして来世に行くか
記憶を残して来世に行くか・・

その選択の難しさをもっと出してほしかったこと、
そして結論を出した人間のそれぞれの
生き方の違いや選択の違いをじっくりしてほしかったかな。

期待が高かっただけに
思ったほどではなかった。
何も期待しなければ 掘り出し物と思ったのかもしれないけど。


★★☆☆(2.5)




ヘルタースケルター

2012年07月14日(土) 22時38分
解説: 雑誌「フィール・ヤング」で連載され、高い人気を誇る岡崎京子のコミックを実写化した、異色にして衝撃のドラマ。全身整形によって誰もがうらやむ美しさとスタイルを手にしてトップモデルへと上り詰めた女性が、欲望と背徳に満ちあふれた芸能界でさまざまな事件を引き起こしていく。『パッチギ!』『クローズド・ノート』の沢尻エリカが、自ら出演を熱望して虚構の美をまとったヒロインを熱演。メガホンを取るのは、『さくらん』で独特のビジュアルセンスを見せつけた、写真家の蜷川実花。『ハゲタカ』シリーズの大森南朋、『キャタピラー』の寺島しのぶ、『ノルウェイの森』の水原希子ら、実力派や注目株をそろえた共演陣も見どころだ。
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あらすじ: トップモデルとして芸能界の頂点に君臨し、人々の羨望(せんぼう)と嫉妬(しっと)を一身に集めるりりこ(沢尻エリカ)。だが、その人並み外れた美ぼうとスタイルは全身整形によってもたらされたものだった。そんな秘密を抱えながら弱肉強食を地でいくショウビズの世界をパワフルに渡り歩く彼女だったが、芸能界だけでなく、世間をひっくり返すような事件を引き起こし……。
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早速、行ってきました。

噂通り、噂以上にいきなりエリカ様の喘ぎシーンから笑
日本の女優さんでこの役をできるのは沢尻エリカだけなんじゃないかと。
そのぐらい彼女のはまり役。

「バッチギ」の井筒監督が沢尻エリカのすごいところとして
日本人の女優にないきれいな顔して顔を平気でゆがめること、と
話してましたが
まさにそのとおり。
すべてを捨ててすべてをゆがめて体当たりでの演技。
あの世代であそこまでできる女優さんは日本にはいないと思う。

エリカ様がこの役に入り込みすぎて
役が抜け出せない・・・
と休業していた数か月。
この日にやっと公の場に姿をみせたということでしたが

あれだけ芸能界という同じ立場にいて
同じぐらいの地位を持っていた役柄を引き継いでいれば
役が抜け出せないのも納得。

エリカ様、渾身の演技でした。

また周りと固める役者もはまり役というかうまいというか。

桃井かおりのあの捨て台詞のタイミングや吐き出し方、
寺島しのぶの地味なおばちゃんマネージャーやら
芸達者をうまいこと蜷川監督もそろえたよなーと。

そして蜷川実花監督ですから
彼女の色彩映像もいたるところにちりばめられ
やや長いなーと思うシーンは蜷川監督の
芸術が入ってる感じかな。

以前から中島哲也監督と色彩が似てるよなーと思っていたところが
あったのですが
この作風も中島監督の色彩感覚を残しつつ
蜷川実花らしい芸術性の高い部分があって
芸術的にも現実離れしたところが良かったと思います。

しかし芸能界にどっぷりつかってるオールキャスト。
酸いも甘いも見てきてる方たちばかり。

芸能界って・・きっとこういう世界なんだろうな、と。
蜷川監督のインタビューで
漫画にはなかったセリフも入れてます。
リアルなモデルの世界を見てきた私の思いというか・・みたいのを
読んでただけに
どのせかいもトップに立つのは努力と苦労をしてるんだな、と思ったな。

エリカ様の復活にふさわしいはまり役の作品。
今後、エリカ様がりりこのようにならないように
この作品でもっともっとゆるぎない地位を築くように・・。
あれだけの演技ができちゃう女優さんだもん。
がんばってほしいな。


★★★★☆

あ、書き忘れたけど原作者の岡崎京子さんも私、
大大大好きです。
不慮の事故で現在も療養中ですが
いつかまた復活することを祈っています。

岡崎さんの漫画はおしゃれで都会で大人で・・
子供だった頃、彼女の漫画を読んでは
都会の大人の女性ってこうなんだ、と思ってたんだ。
もう私も大人になっちゃったけどね。

クーリエ 過去を運ぶ男

2012年07月13日(金) 21時52分
解説: 居場所すらわからない謎の受け取り人への荷物を託された運び屋が次々と事件に巻き込まれるサスペンス・アクション。行く先々で人が死ぬ場面に遭遇する運び屋の、その先に待ち受ける衝撃の真相を描く。『パラダイス・ナウ』でパレスチナ映画初のアカデミー賞外国語映画賞ノミネートを果たしたハニ・アブ・アサドがメガホンを取り、『ウォッチメン』でコメディアンを演じたジェフリー・ディーン・モーガンと『レスラー』のミッキー・ロークが出演。観客を引き込むサスペンス要素と、巧妙に伏線が張り巡らされたストーリー展開に夢中になる。
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あらすじ: どんな荷物であろうと必ず指定場所へ時間通りに届けるすご腕の運び屋クーリエ(ジェフリー・ディーン・モーガン)は、鍵のかかったかばんを行方不明のイーヴル・シヴルという男に60時間以内に届けるよう依頼される。クーリエはイーヴルの居所のヒントを求めて人を訪ね歩くが、会う相手が次々と死亡。警察に勾留されたクーリエだったが、何者かがクーリエを釈放させ……。


ハビエル・バルデムに似てる主人公。
そして有名どころが出てないところ(ミッキー・ローク、気づかなかった!)で
もしかしたらこれは実は面白いから・・日本に・・なんて
やや期待を寄せつつ・・。

話はラストのミッキーロークの語りになると思うのですが
そこにたどり着くまで
展開とオチが読めてしまい

さらに積み重なってた女性との関係やら
子供やらFBIやら重要な人間関係が
ラストまで主人公の人生や思いとは裏腹に
最後の最後まで何かにたどりつくことはなく・・。

あのオチに制作側は大きく大どんでん返しとして
「お!!」と唸らせたかったのだろうけど
よくある展開だったし
読めてしまったので・・うーん・・なんだったんだろうかな・・と。

あとちょっと?かも?かな?


★★☆☆(2.5)

さらば復讐の狼たちよ

2012年07月12日(木) 8時24分
解説: 『鬼が来た!』などのチアン・ウェン監督が、今やハリウッドスターとなったチョウ・ユンファを悪役に迎えた歴史娯楽作。辛亥革命後の混沌とした中国を舞台に、たった7人で巨悪相手の無謀な戦いに挑んだ男たちの奮闘を描き出す。チアン・ウェン監督自らギャングを演じるほか、『運命の子』のグォ・ヨウや『2046』のカリーナ・ラウら豪華キャストが勢ぞろい。実力派俳優が一堂に会したパワフルな物語に夢中になる。
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あらすじ: 辛亥革命後の中国は、力のある者たちによる暴挙により、混乱の極みにあった。列車を襲ったギャングの頭チャン(チアン・ウェン)は、乗客(グォ・ヨウ)から県知事の職に就けばもうかると聞き、知事のふりをしてとある街にや乗り込んでいく。だが、その街は麻薬や人身売買に手を染めたホアン(チョウ・ユンファ)の支配下にあった。しかも、とある出来事によりチャンの義理の息子(ジャン・モー)がホアンによって殺害されてしまい……。

香港フィルムノワール的な泥臭さと男くささを期待して
かなり無理して鑑賞しましたが・・

残念・・。

どっしりと重く血なまぐささを予想してただけに
あまりの軽さにがっかり。

時間も130分とかなり長かったので
いつになったら面白くなるものかと期待しすぎていた私が悪かったのね。

ただ生真面目なかっこよさはないのだけど
そこそこ作品としては楽しめたのではないかと。
主人公もセクシーだしね。

ただ女優さんがあまり魅力がなくて
これだけ男くさいんだからきれいで魅力がある女優さんを出しても
よかろうにと思ったけど
あの雰囲気で魔性な女はいらないのか・・

いつもレディースデーやら映画の日なんかを利用して
映画を観ることが多いですが
今回、正規料金で・・

1000円だったら後悔なし。
こんなもんだろうと。

でも正規料金だと・・ちょっと物足りないというか残念というか・・

香港フィルムノワールのためにはらった正規料金だったんだけど・・



★★★☆☆

きっと ここが帰る場所

2012年07月10日(火) 19時10分
解説: 引きこもりの元ロックスターが、疎遠だった亡き父の願いをかなえるためアメリカ横断の旅に出る人間ドラマ。第61回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した『イル・ディーヴォ』のパオロ・ソレンティーノ監督と審査員長を務めたショーン・ペンがタッグを組み、第64回カンヌ国際映画祭エキュメニカル審査員賞を受賞した。オスカー女優フランシス・マクドーマンド、U2ボノの娘イヴ・ヒューソンらが共演。タイトルの由来でもあるトーキング・ヘッズの名曲「THIS MUST BE THE PLACE」が心を揺さぶる。
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あらすじ: 元ロックスターのシャイアン(ショーン・ペン)は引きこもり生活を送っていたある日、故郷アメリカから30年も疎遠だった父親が危篤(きとく)だという知らせが届く。飛行機が苦手な彼は船でニューヨークへ向かうが、臨終には間に合わなかった。そして、かつて強制収容所にいた父が元ナチス親衛隊員の男を捜していたことを知ると、シャイアンは父の代わりに男を捜す旅に出る。
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なかなか時間が合わなくてやっと鑑賞。
どうしても観たい作品でした。
予告で観たショーン・ペンの意味不明な化粧と表情。
そそられないわけがありません。

この作品、好みが分かれるようですね。
非常にわかりにくい気もする。
テーマが分散されすぎていて
どこに主人公が向かうのかロードムービーであるのか
コメディなのかナチ系作品なのか・・

とにかくショーン・ペンの演技がまず1番にすごいと思う。
こんなゆるゆるっとしてるけど
中途半端に半笑いと泣き笑いを入れ
前髪を下唇で吹くしぐさ。

そして芸術性も高い。
カメラがとらえる道具と人物、風景との色とバランス、
何をとっても芸術的。
センス良すぎです。

もちろん音楽もセリフもくすっと笑えてぐっとくる。
かっこつけてないのにかっこつけてるのかな、と思うような
セリフも多々。

株をやるぐらいで今はほとんど何もやってない主人公が
バーで隣の席に座った男に
「何をやってるんだ?こんな田舎で」との問いに
「若い寂しい男と寂しい女がどうなるか見守ってる」みたいな
セリフがあって
こんな「何やってる」ってのもあるんだ、とね。


好みが非常に分かれるし
わかりにくいテーマだし、いうならタイトル通り「きっとここが帰る場所」なんだろうけど
ハリウッド映画のようなずんずん進みまくる感じでもなく。。

音楽ももちろん非常に良い。
私はこの感じ好きなんですよねぇ。
でもきっと好みは分散されると思う。


★★★☆☆(3.5)

ラム・ダイアリー

2012年07月08日(日) 21時47分
解説: ジャーナリズム界の異端児と称された故ハンター・S・トンプソンの小説を基に、親友ジョニー・デップが製作、主演、企画をこなして映画化した伝記ドラマ。ニューヨークでの生活に疲れ、プエルトリコにやって来たジャーナリストが送る破天荒な日々を描く。監督・脚本は、『ウイズネイルと僕』のブルース・ロビンソン。ジョニーの恋の相手役を注目の新進女優アンバー・ハードが演じるほか、『サンキュー・スモーキング』のアーロン・エッカート、『扉をたたく人』のリチャード・ジェンキンスが脇を固める。
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あらすじ: 1960年、ニューヨークでの生活に疲労し切っていたジャーナリストのケンプ(ジョニー・デップ)は、地元紙に記事を執筆するためにプエルトリコへやって来る。個性的なジャーナリスト仲間に囲まれすぐに現地に溶け込んだ彼は、ある日アメリカ人企業家のサンダーソン(アーロン・エッカート)と知り合う。やがて彼の婚約者であるシュノー(アンバー・ハード)と出会ったケンプは、彼女に惹(ひ)かれていくが……。

前から書いてますが
私、ジョニー・デップが女性目線で一番好き。

だからこの作品の出来をいろいろ言われちゃってるけど
ジョニー好きとしては観なくてはいけない。

感想は・・

とにかくジョニーが楽しそうで楽しそうで
めちゃくちゃなんだけど
双眼鏡で隣の部屋のTVを見たり
ラム酒で火を噴いたり
恋愛したり(この作品で出会ったアンバー・ハードと
ほんとに恋愛中になっちゃって
ついにとうとう、バネッサと別れちゃったよね。
バネッサと付き合ってるジョニーが好きだったのも事実だっただけに
ショックではあった・・)

くすっと笑えるようなくだらなさが満載で
こういうこと男の人って
大人になっても真剣にバカみたいにやっちゃうんだよねーとか
微笑ましく。

内容なんてありませんよ。
何が言いたいのかもわからないし核になるものもなし
男がバカやっててジョニーが楽しそうで
アンバー・ハードがきれいで
これが新しいバイの恋人なんだーと拝んで
それだけで十分満足できました。

ファンじゃないとどうなんだろう・・
私はジョニーが楽しそうにしてる顔を
拝めただけで大満足だったんだけど・・


★★★☆☆


実話にお決まりの本人写真。
本人もジョニーに負けないぐらいセクシーでした。

だれもがクジラを愛してる。

2012年07月04日(水) 19時55分
解説: トーマス・ローズの原作を基に、『そんな彼なら捨てちゃえば?』のケン・クワピス監督が映画化した感動の物語。1988年、アラスカのバロー沖で分厚い氷の下で動けなくなっていたコククジラ3頭を、救出しようとする人々の奮闘を描き出す。アラスカ州バローで働くテレビリポーターを『恋するベーカリー』のジョン・クラシンスキーが演じ、その元恋人を『チャーリーズ・エンジェル』シリーズのドリュー・バリモアが好演する。世界中がかたずをのんで見守った救助劇に引き込まれる。
シネマトゥデイ(外部リンク)

あらすじ: 1988年、アダム(ジョン・クラシンスキー)はアメリカ合衆国最北の街、アラスカ州バローにテレビリポーターとして派遣されていた。ある日、彼は3頭のクジラの親子が氷の下に閉じ込められているのを発見。そのニュースをテレビ局へ送ったところ、アダムの元恋人で、国際環境NGOグリーンピースの活動家レイチェル(ドリュー・バリモア)から電話が入る。


この作品も予告で観てから
絶対観るリストに入ってた作品。

そしてまたもやヤプログさんのご厚意で
試写会にて一足先に鑑賞させていただきました!!
映画好きにはいつも選りすぐった作品を
ブロガーに提供していただいて
嬉しい限り。
ありがとうございます!

今回、女性限定試写会。
ほんとに女性しかいなかった・・笑

観たかった理由の1つは
私、ドリュー・バリモア好きなんです。
というか彼女が出てる作品が好き。
ラブコメが多いのだけど
彼女が出演するラブコメって
単なるラブコメではなくて人間臭さやほろっとくるところなんかも
あってね。(ま、自分の彼氏を相手役にしちゃうことも多しなんだが笑
だから良い作品になるのか?)

閑話休題。

さてこの「だれもがくじらを愛してる」ですが
私はこの話は聞いたことがなかったけれど


実話ベースでニュースでみた記憶がある人も多いみたい。
ちょうどブッシュ父が大統領になるとかならないとかの時代。

あらすじに書いてあるとおりの内容ですが

動物ものでほんわか癒し・・なんていうシーンも多く
それにまつわるほろっとする話なんかもあり
よくありがちな、(苦手な人も多い)動物、お涙ちょうだい系かと思いきや

ヒートアップするマスコミとそれを観る
多くの視聴者。
そして視聴者(=群衆)をクジラとともに味方に取り入れ
自分の利益にしようと策略を立てる
多くの人々。

大きな利益を得ようとする者(大統領選だとか)や
小さい利益(段ボールを売るとか)をを得ようとするもの。。
人によって価値観や収益は違えども

愛されるクジラに皆、なんとなく憎めない
欲合戦も普通の動物もの映画にないリアルさが笑えます。

その中で純粋にクジラを救いたい、と願っているのは
グリンピースのおねえちゃんをドリューが演じています。

でも、実際、グリンピースに関するイメージは
うーん・・人に寄りますが日本もクジラを食する民族なので
随分といろいろありましたよね・・

うまいこと憎たらしい女とクジラとグリーンピースの活動家らしさを
演じ切っています。やっぱドリュー、好きです。

いろんな欲やら思いやら
ありますが最後の最後にはどうかどうかクジラがうまいこと
海へ帰れるようにと
願わずにはいられなくなるのは

クジラのかわいさももちろんですが
欲と多くの熱意を映像で表現できたことが
この作品の成功ではないでしょうか。


これから日本は暑い夏。
アラスカの氷の世界に浸りながらこの作品を観るのはかなりおすすめ!

そして字幕が読めるお子さん世代であれば
親子で観ても楽しめると思います。



2012年7月14日公開予定

ロールエンドが流れてもまだ席を立たないように!
実話なのでお決まりの
本人登場がありこれがなかなか楽しめます。

最後の最後まで楽しめた良作でした!

グリンピースのドリューが
お化粧ばっちりのレポーターに

「その化粧、動物実験してるでしょーーー」というセリフが
なんとなく笑えた。
だからドリュー、すっぴんだったんだな。