アジョシ

2011年09月23日(金) 20時11分
解説: 2010年に韓国で公開され、その年のナンバーワンヒット作となり、韓国のアカデミー賞ともいうべき大鐘賞で主演男優賞を受賞したほか、計8部門にノミネートされたアクションムービー。心に闇を抱えながら生きる男と、彼と心を通わせる少女のドラマが展開する。主演は『母なる証明』のウォンビン。『冬の小鳥』で絶賛された子役キム・セロンが少女を演じる。ウォンビンが鍛え上げられた肉体で披露する本格アクションも見どころだ。
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あらすじ: 過去の出来事が原因で心に闇を抱え、街の片隅で質屋を営んで生きる男テシク(ウォンビン)。隣に住む孤独な少女ソミ(キム・セロン)は、テシクをただ一人の友達として慕っていたが、ある日、ソミが麻薬中毒の母親共々犯罪に巻き込まれ、組織に誘拐されてしまう。ソミを救い出すため、立ち上がったテシクは……。
シネマトゥデイ

久しぶりにかっこいいウォンビン。
私、韓流で一番、好き。
というかジョニデと同じぐらい私、大好き。

そんなウォンビンが久しぶりにかっこいい役。
何をしてもかっこよすぎてストーリーがついていってないような
気がしないでもないですが

ストーリー、作品全体、アクションや殺戮シーンなど
韓国映画らしい徹底的にやる残酷さがあり
だからといってそればかりが見せ場ではなく
スケールの大きいものと闘うウォンビン。
でも目的は隣に住んでた少女を救うため。
国家がどうとかそんなものではなくて
血のつながりもない隣に住んでた少女を救うために
命をかけて戦うウォンビン(役名ありますがウォンビンでいいの)

少女がつけたネイルアートだったり
少女が出てくるだけで派手な殺戮シーンも癒されて
どうにかしてあげたくなってしまう。

というこの少女役も素晴らしい。
本気で嗚咽する。
ここまでできる子役は日本にはいないと思う。

ただいくつかの伏線があったけれど
なんだかスルーされてしまったのが残念なところ。
例えばウォンビンの上司はどこへ?とかね。

そして韓国映画だからきっときっとつらい結末になのでは・・

辛い結末だったけど安堵できたラストで
よかったんだけどん?いつもの韓国映画と違うもやっと感が
なくていいんだか悪いんだか。




★★★★☆


ウォンビンのかっこよさがたまらない映画、
というだけではなく
残虐なシーンなどをとりたて苦手でなければ
アクションとストーリーにも引き込まれる。
そして何より子役のキム・セロンがすごすぎる。

ウォンビンの「手」の演技、顔を半分だけ動かす演技、
日本の俳優さんになぜあの演技ができる人が・・いないのか。。

車の事故の
血液と油の混じりあいながら滴り落ちる血液とか
そんなこだわりも小さなところまで手を抜かない。

探偵はBARにいる

2011年09月18日(日) 9時41分
解説: 『アフタースクール』の大泉洋と『悪夢探偵』シリーズの松田龍平が演じる探偵が、札幌を舞台に危険に巻き込まれるスリリングな犯罪ミステリー。東直己の小説「バーにかかってきた電話」を基に、テレビドラマ「相棒」シリーズの橋本一がメガホンを取る。さらには、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの小雪や『釣りバカ日誌』シリーズの西田敏行が共演。大泉と松田コンビの独特の存在感に引き込まれる。
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あらすじ: 行きつけの札幌・ススキノのバーにいた探偵(大泉洋)と相棒の高田(松田龍平)は、コンドウキョウコという女からの依頼の電話を受けて早速行動を開始。しかし、何者かに連れ去られ、雪に埋められてしまうという事態に。報復しようと立ち上がった2人の前に、謎の美女・沙織(小雪)と実業家・霧島(西田敏行)という人物、そして四つの殺人事件が浮かび上がり……。


いやいやいや、豪華キャストですね。
主人公の大泉洋が一番あれ?って感じですが
他はちょっとしたところにも
大物俳優、女優が出まくってます。
三谷幸喜作品並みです。

大泉洋がかっこつけてるところが最初のシーンで
私的にはいらっときたんですが(笑)
これもとからかっこいい俳優がやっちゃうとちっとも
面白くなくて
普通にいそうな女大好きな男が主人公だからいいんだな。

話もどんどん展開し、
退屈することもありません。
だからといってサスペンスによくある
話がわかりにくい、ってこともない。


結構、中盤まで小雪、悪役(笑)、最高、とか思っていたのに
ラストがあれでなんだかな。
古いメロドラマ、少女マンガを彷彿させるようなラストでがっかり。
小雪さん、そろそろ落ち着いたんだから悪女役とか
やってほしいんですよ。
美人で性格悪い女ってあんまりいないじゃない?(笑)

もう1こ残念なのは
松田龍平。
ひょうひょうとして常人ができないことを普通の顔で
さらっとやってしまう役なので
最後の最後のシーンで何か気の効く一言、気の効くアクションが
あったら良かったのに。
もったいない。
あとは大泉洋が主人公ならもっと笑いがある部分があっても良かったかな。
私はあんま笑えるシーンがなかった。

一番、だまされたのが吉高由里子!!
鑑賞される人は吉高さんに騙されてください!

ただ何かを思って何かを感じる。
映画の中の強いメッセージだとかそんなあたりなくて
ただただ主人公が突っ走っていくって作品。




★★★★☆

ミケランジェロの暗号

2011年09月17日(土) 9時22分
解説: ユダヤ人美術商の一家に代々伝わるミケランジェロの絵画をめぐって、絵画を政争の道具として利用したいナチス・ドイツを相手に、命を懸けた無謀な行動に出る一家の息子の覚悟を描くサスペンス・ドラマ。自身もユダヤ人であるポール・ヘンゲの実体験を基に執筆された原作を、第80回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『ヒトラーの贋札』のスタッフが映画化。ナチス・ドイツの圧政という歴史を背景に、謎と緊張が連続する手に汗握る展開に注目だ。
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あらすじ: ユダヤ人美術商の一家に代々伝わるミケランジェロの絵画をイタリアのムッソリーニに送り付け、優位な条約を結ぶ材料にしたいナチス・ドイツは絵画の強奪に成功するも、贋作であることが判明。一方、本物の絵を隠した一家の息子ヴィクトールは、父親が遺した謎のメッセージを受け取っていて家族の命を守るためナチスと駆け引きをしようとするが……。

ナチ関係の作品って
心をえぐられるように辛いものが多かったり
胸がはりさけそうになったり。
みてるだけで切なくなってしまう作品が多いので
最近はあまり手を出さないようにしてました。

そうは言っても名作、『ヒトラーの贋札』のスタッフが手を
かけたということで

ま、とりあえず観ようかな、と。
『ヒトラーの贋札』は素晴らしい作品でしたからね〜。

この時代背景のダークな部分をとりつつも

どんどん進むハリウッド映画並みのテンポに
こっちが味方でこっちが敵で
そして女はこっちが好きであっちと離れて・・。

そんな2転3転が小気味よかった。

ただ、なんとなーく、こんな結末なんだろうな、というのが
予想できちゃったところが残念だけど
予想しつつも
その予想に辿り着くまでそんな経緯でそうなったか、と
思わせるところがよかったのかな。

イメージしてるナチ系作品とはちょっと違った
おしゃれで小気味よい作品。
あまりミケランジェロの暗号、とタイトルを気にせず
(暗号とか一切ないです(笑))
私も抱いたいる苦しく息がつまりそうな時代背景の作品と
考えずに
地味な時代背景を舞台に小気味よい友人同士の騙しあいを
楽しむつもりであればよし。

★★★★☆

カンパニー・メン

2011年09月16日(金) 10時36分
解説: リーマン・ショック後の不景気により、会社をリストラされたエリート・ビジネスマンたちの悪戦苦闘を描いた社会派ドラマ。リストラを機に自身の生き方を見つめ直す主人公にふんしたベン・アフレックをはじめ、トミー・リー・ジョーンズ、クリス・クーパー、ケヴィン・コスナーという4人のオスカー受賞者が豪華競演。監督は、テレビドラマ「ER 緊急救命室」「ザ・ホワイトハウス」シリーズのジョン・ウェルズが手掛け、人生の再建に苦戦する男たちの心情をリアルに描き出す。
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あらすじ: ボストンに本社を構える総合企業の販売部長として必死に働いてきたボビー(ベン・アフレック)は、ある日突然リストラを宣告される。すぐに再就職できると考えていたボビーだったが、現実は想像以上に厳しく解雇手当は底をつき、車も家も手放すことに。そんな中、工務店を営む義兄のもとで大工として働き始めた彼は、自身の生き方を見つめ直していく。


試写会にて一足先に鑑賞させていただきました。

うーん・・。
とても映画の世界だけの話とは片付けることはできなくて
リーマンショックは日本の私程度の人間でも
ショックがあったわけで・・。

さすがにリストラされてというほどではありませんでしたが
日本でも未だ続く明るくない経済情勢。

そう考えると明日は我が身と思い知らせれたし、
一番自分がくじけてるときに
そして自分の身内、パートナーがダメージを受けてる時

自分がどうやって向き合うか
生きていくか言葉をかけるか
大切なものは何かとパートナーに伝えるか。

まだ30代であれば仕事は欲を出さなければあるかもしれないけれど
50代のリストラって辛い。

幸いにもわりの日本の企業ではこの映画のような
あまりの突然、理不尽な対応はないように思うけれど
私のパートナーも年齢もそこそこいってきたし
思うところがありました。

主人公のボビー(ベン・アフレック)は
今まで仕事に誇り、そして自分の経験、実績にプライドと自信を
持って、働いてきた。
そんなところへ突然のリストラだ。
男ってプライドが高い人が多く、
高くないとやっていけない仕事もあって
それを突然粉々にされたとき
プライドが勝てないこともある。

そんなときこそプライド捨てて
現実を見て、夫を見守り
支える奥様に、見習うところが多かった。
女って強いなって。

わりと女性って現実的。
でもこの映画の中だと年齢がいってしまうと
柔軟になれない奥さまや
生活を捨てれない奥様、
プライドが高い奥様・・
結局、家族がこんなときにしっかりと支えてあげる。
辛いことも支えてあげて親身になって
辛いこともときには乗り越えようと
努力して。

学ぶものが多い映画でなかなか良かったです。
映画っぽい映画も好きですが
現実的に共感できる作品も大切。

★★★★☆


ケビンコスナー、久しぶりだったけど
いい役でしたよ。

スリーデイズ

2011年09月15日(木) 8時40分
解説: 無実の罪で投獄された妻を救うため決死の行動に出た男の姿を描く『すべて彼女のために』を、『クラッシュ』『告発のとき』のポール・ハギス監督がリメイクしたサスペンス・アクション。愛する妻と幸せだった家族を取り戻すため、命懸けの脱獄計画に挑む主人公を、ラッセル・クロウが熱演する。『ブッシュ』のエリザベス・バンクス、『96時間』のリーアム・ニーソンが共演。限られた時間の中で、警察の追及をかわしながら展開する逃走劇の行方から目が離せない。
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あらすじ: 大学教授のジョン(ラッセル・クロウ)は妻子と共に幸せな日々を過ごしていたが、ある日妻のララ(エリザベス・バンクス)が殺人の容疑で逮捕される。それから3年、ジョンは妻の無実を証明するため懸命に奔走していたが、覆ることなく刑が確定してしまう。絶望した妻が獄中で自殺を図ったことを知り、彼は自らの手で妻を取り戻そうと決断する。
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yaplog さんより一足先に
ラッセル・クロウ主演 「スリーデイズ」を鑑賞させていただきました。

何の知識もなく単にラッセル・クロウ主演、最新作ということで鑑賞。
今、作品の解説を読むと「すべて彼女のために」のリメイクだったんですね。

多分、「すべて彼女・・」は観てないと思います。
これだけ面白い切り口であれば忘れないはず。
そんなインパクトのある作品。

この作品のちらしなどを見ると
どうやって奥さんと子供と3人で以前のように暮らそうと
主人公ジョンが奔走したか・・。

多く語られてしまってるのでバラしてしまってよいのかな?
私はその点を知らずに鑑賞したので

「えーそうきたの?」とびっくり。

映画鑑賞予定の人は、これ以降は、読まないほうが
さらに楽しめるかもしれないです。


ただ予告やちらしでもこのあたりはばらしてるので
知ってても十分、楽しめるということには間違いないけどね。



***********



大学講師であるジョンは、
もちろん犯罪とは無縁の生活。

無縁・・だったといったほうが正しいのか。
奥さんは犯罪者として刑務所に入ってしまったわけだし。


この作品のキモは
犯罪と無縁だったジョンが
奥さんの無実と愛と家族のために
向こう見ずに脱走を計画すること。

犯罪世界のダークな世界に足を踏み入れつつ、
大学講師であったジョンもいて
その2面性をうまいこと表現している。

インテリであるからこそすべて綿密に計算し、
危ない橋を渡らなくてはいけない一か八かは
ぎりぎりでやりきる。
それでもって「おっ、そうきたかー」というオチもある。

映画っぽくてたまらない。

正しいものが何なのか。
よくわからないけど主人公についていく、そんな
映画の持つ吸引力と主人公の説得力が必要になる。

ジョンは奥さんを愛していた。
あそこまでやってしまうのは狂気と感じ取れるけど
あのぐらい旦那様に愛され、

信頼されていたらな・・とジョンの一途に奥さんを思う気持ちが
うらやましかったり・・して。


世の男性諸君にもあれぐらい家族を守るという使命に
かられてほしいものだ、と思いつつ
でも、愛されるだけの女じゃないといけないのね・・とかね。

前半はややストレスがたまるけれど
そのストレスが後半のカーチェイスと
早い展開、アクション・・一気にハリウッド!!!


話が整合してすかっとと見れる。


ハリウッド映画ですから・・

フランス映画と違った結末を持っています。


全体的にはダークな作品だけどハリウッドらしさもあり
そして本家のフランスっぽい人間臭さもあって

楽しめました。




女と銃と荒野の麺屋

2011年09月08日(木) 8時30分
解説: 『初恋のきた道』『LOVERS』など多彩な作風で世界中から高い評価を受けるチャン・イーモウ監督が、ジョエル、イーサン・コーエン兄弟の『ブラッド・シンプル』を中国に置き換えてリメイクしたノワールタッチの時代劇。舞台を中国の原野にし、強欲な夫、妻とその浮気相手、妻と浮気相手の殺害を依頼された悪徳警官がたどる運命を、ブラックユーモア満載で描く。キャストには『王妃の紋章』のニー・ターホン、『花の生涯〜梅蘭芳(メイ ラン ファン)〜』のスン・ホンレイら実力派がそろう。
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あらすじ: 万里の長城から西に位置する荒野の町で、中華麺(めん)屋を経営するごう慢な中年男ワン(ニー・ターホン)。妻が若い従業員と浮気をしており、ひそかに銃を購入したことを知ったワンは激怒し、2人の殺害を警察官のチャン(スン・ホンレイ)に依頼する。麺屋の金庫にある大金に目をつけていたチャンはワンの思いとは違う行動に出るが、事態は思わぬ方向へ動き出す。


ヤプログさんより一足先に
「女と銃と荒野の麺屋」を鑑賞させていただきました。

あまり派手な宣伝も印象もないこの作品。
でも、映画ファンならば
チャン・イーモウ監督 コーエン兄弟もご存知の人も多いはず。

コーエン兄弟の「ブラッド・シンプル」を
なんとチャン・イーモウ監督 がリメイク
してしまうというなんとも
映画ファンにはたまらない作品です。

私、映画監督の中では
コーエン兄弟、かなり好きなんです。

そう豪語してるにも関わらず、
コーエン兄弟の「ブラッド・シンプル」は未見。

ですから今回、この作品、「女と銃と荒野と麺屋」に関しては、
「リメイク」ではなく
1つの作品として鑑賞しようと決めました。

さて感想ですが
90分と簡潔にまとめてある作品であるため
書きすぎるとネタばれになりそうな・・そんな感じ。

ネタばれすれすれで書かせていただくと

90分、簡潔でスパっ、スパっと展開し
無駄がないところがテンポよく
これ以上、長いとこの作品がだれてしまう。ちょうどよい90分。

なんだろう。
ほんとに事件に巻き込まれたら

人間ってあんな風に動揺して
自分の命が危険にさらされたら
あんな反応になっちゃうんだろうな


よく見る映画のかっこいいヒーロー、ヒロインもいなくて

全員、へたれな登場人物。
でも普通の人間ってあんなもの。
あんな反応。

殺されそうになったら普通の映画なら
ヒロインがかっこよく決めるけど
普通の女性ならわめいて手が震えるに決まってる。

だから余計に、この作品はリアルで鬼気迫る

そして「普通」だから怖いのが
人の殺し方。(これは普通の生活じゃあまりありえないけど)

映画の中の「殺し」って監督のセンスが非常に出るところで。
ハリウッド映画のようなゲームっぽさはなくて
一人の命の重さをわからしめる殺し方。

だから本気で怖いし、
チャン・イーモウ監督のセンスを非常に感じる瞬間でもある

そんな中に、くすっとしたブラックユーモアを入れちゃうんだもん(笑)
ここ、笑うところなんだけど人、死んじゃった。。んだど、みたいな。

さらに、印象的なのが
色の素晴らしさ。
チャン・イーモウ監督の色彩の素晴らしさはどの作品でも
如実にでてますが
この作品も 色彩センスは相変わらずです

荒野のイエローベージュの夜には満月の月明かり
真っ赤な朝日が荒野から昇り、
真っ青な空は昼の晴天

この絶妙な色彩はチャン・イーモウ監督ならでは

そしてタイトルに「麵屋」とあるだけに
麺を作るシーンがあるけれど
手打ち麺があまりにおいしそうで
ついつい帰りにラーメンが食べたくなってしまう。
ふと麺のこってりラーメンでした

90分という作品の中にチャン・イーモウ監督の才能が
一気に溢れだしたそんな作品。

ラストは実に爽快でお見事、との一言。

ペーパーバード 幸せは翼にのって

2011年09月07日(水) 19時22分
解説: スペインの国民的芸能一家出身のエミリオ・アラゴンが、初監督を務めた珠玉の感動作。1930年代のスペイン内戦から1940年代の軍事政権下のマドリードを舞台に、厳しい時代を生き抜いた芸人たちの心意気を熱く語る。舞台で芸達者ぶりを披露するのは、『私の秘密の花』のイマノール・アリアスと、『抱擁のかけら』のルイス・オマール。彼らと孤児の少年の交流を通して描かれる、人間としての誇り高き生きざまが深い感動を呼ぶ。
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あらすじ: 喜劇役者のホルヘ(イマノール・アリアス)は、スペイン内戦中に爆撃で妻と息子を失い、その後こつ然と姿を消す。内戦が終結した1年後、マドリードの劇団にふらりと戻って来たホルヘを、相棒のエンリケ(ルイス・オマール)は温かく迎える。ある日、彼らは戦時中両親を失ったミゲル(ロジェール・プリンセプ)という少年と出会い……。

なかなかの良作でしたが
前半の主人公ホルヘの徹底した人生が描かれているのに
後半にきてどたばたした印象。

さらに結局のところあまりすかっとすることもなく
ただただ時代とそれに従いながら生きていくことしかないのか、と
映画の中では思うばかり。

喜劇役者であるためその中に
ちょっとした笑いや
ホルヘのなくなった子どもとと同じ年齢ぐらいの少年、ミゲルの子供らしさに
心がなごみます。

スペインでの内戦中であり、
兵士がたびたび登場する中で
ちょっとしたやすらぎも交じっています。

必ずこういった作品には憎たらしい登場人物がいますが
アメリカ映画ならきっと
彼に制裁があるはずなのに
スペイン映画では最後まで皮肉のつもりなのか
悪は最後まではびこるあたり
なんともすっきりしなかったですね。

ラストのパノラマにした昔を回想するシーンは
非常によかった。
それだけが笑ったあの瞬間だけが
たまらなく今を思うと一番楽しくて。

辛かったことを背負って生きてきたけど
今日の自分がいるのは君たちのおかげなんだと。


★★★★☆


良作ではあるし
感動も人間ドラマもよくできている。
でもなんだかすっきりしなくてせつなくて。
これが現実なんだろうかと悲しくなる。
でも、現実はこの映画の通りがほとんどだろう。

スペインの国柄からするとわりとからっとした
作品のイメージを持つけれど
やっぱり「ヨーロッパ」なんだよね。
明るい気質なのに、じんめりしてるところを
忘れていない。

シャンハイ

2011年09月02日(金) 17時22分
解説: 『ザ・ライト -エクソシストの真実-』のミカエル・ハフストロームが監督し、1941年の上海を舞台に描くアメリカ・中国合作のサスペンス大作。太平洋戦争勃発(ぼっぱつ)前の日本軍占領下の上海で、あるアメリカ諜報(ちょうほう)部員の死の裏に隠された男女の悲しい運命の物語を紡ぐ。『ハイ・フィデリティ』『2012』のジョン・キューザック、『SAYURI』コン・リー、香港の名優チョウ・ユンファ、渡辺謙や菊地凛子らが豪華共演。激動の時代を生きた人々の愛と宿命のドラマが感動を呼ぶ。
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あらすじ: 1941年、アメリカ諜報(ちょうほう)部員のポール(ジョン・キューザック)は、太平洋戦争勃発(ぼっぱつ)前の不穏な空気が漂う上海の地を踏む。彼は親友の死の真相究明のためやって来たが、やがて中国とアメリカ、そして日本を取り巻く巨大な陰謀の真相に迫っていく。ポールの周りには、常に彼を執拗(しつよう)に追い回す日本人将校タナカ(渡辺謙)らの存在があり……。

予想してたよりも悪くなかったかな。
鑑賞後に一体これは何が言いたかったのか・・
ただその印象は否めなかった。

タイトルが「シャンハイ」というだけに
上海を舞台に、さまざまな国籍のもつ人々が
混じり合い、
この時代だから殺したり殺されたり
スパイが出てきたり
映画の要素としては抜群だけど

イマイチ「これ」といったつかみどころもなく
菊池凛子もラストのちょっとだけ。
別に彼女じゃなくても良かったのでは。

スパイ話が絡み伏線も多かった気がするのに
なんだか活かされてなく
むしろ話にまとまりがなくなっちゃって
訳がわからなくなってしまった。

こんな時代でもいつでも女が強く賢く美しく・・
菊池凛子の役は違ったけど
コン・リーは美しかった。


★★★☆☆