ゴーストライター

2011年08月30日(火) 20時43分
解説: 『戦場のピアニスト』などの巨匠ロマン・ポランスキー監督が、ロバート・ハリスの小説を映画化したサスペンス。元イギリス首相のゴーストライターとして雇われた平凡な男が、ある秘密に吸い寄せられていくさまを鮮やかなタッチで描く。主人公を好演するのは『スター・ウォーズ』シリーズのユアン・マクレガー。魅力的な元首相を、『007』シリーズのピアース・ブロスナンが演じ切る。冒頭からラストまで徹底的に練り上げられた物語に引き込まれる。
シネマトゥデイ(外部リンク)

あらすじ: 元イギリス首相アダム・ラング(ピアース・ブロスナン)の自叙伝執筆を、破格の報酬で引き受けたゴーストライター(ユアン・マクレガー)。その仕事の前任者が事故死したこともあり、彼は気乗りがしないままアメリカ東部の島へと向かう。同じころ、イスラム過激派のテロ容疑者に対する拷問への元首相の関与が取り上げられ……。


予告にSATCのサマンサ、キム・キャトラルが見え
鑑賞することに。

下調べもせずに観ましたが、ロマン・ポランスキー監督の作品だったんですね。
びっくり!!

どんよりとした曇り空と
決して晴れることのないゴーストライターとしての存在。
キム・キャトラルは愛人役という
やはり晴れることのない存在役。

元イギリス首相のアダムの自伝のためのゴーストライターとして
雇われた。
しかし前任者は事故死し、調べて行くうちに
事件へと巻き込まれていく・・・

なかなか細部にまでこだわり
ラストだけわりとあっけなかったけど
ゴーストライターなのだから
存在することももとからなかった。
そんなラストをにおわした
ロマン・ポランスキー監督の洒落っけなのかもしれない。

ラストまで犯人が誰だか私も検討がつかず・・
(予想できた人も多かったと思うけど
私はわからなかったな)

表舞台の人間は一生表舞台で
華やかに暮らし
裏で暮らす者は一度、入ってしまったら
ほぼ永久に裏世界で暮らすしかないのか。
どんなことをしても報われないのか。

ただただどんよりどんより。
そして雨。

★★★☆(3.5)

アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!

2011年08月27日(土) 21時29分
解説: 『俺たちフィギュアスケーター』のウィル・フェレルと『ザ・ファイター』のマーク・ウォールバーグがダメ刑事コンビを演じた爆笑コメディー。ひとつも手柄を立てられないドジな刑事2人が、ひょんなことから金融詐欺事件に巻き込まれるさまをブラックな笑いを交えて描き出す。共演者もサミュエル・L・ジャクソンやドウェイン・ジョンソン、マイケル・キートンら個性派俳優たちが集結。負け組の主人公たちが暴走する後半シーンに、目がくぎ付け。
シネマトゥデイ(外部リンク)

あらすじ: ある日、ニューヨーク市警のハイスミス(サミュエル・L・ジャクソン)とダンソン(ドウェイン・ジョンソン)のスーパー刑事コンビが職務中に殉職。テリー(マーク・ウォールバーグ)は、彼らにその他大勢呼ばわりされてバカにされていたが、本来は根っからの正義漢で、悪党と対決したくてしょうがなかった。ところが彼の相棒アレン(ウィル・フェレル)は、デスクワーク命で……。


なんかあれですよ。
ツリーオブライフを観て
どうでもいいコメディが観てしまいたくなり
ツリー・・・の後に鑑賞しちゃいました。

ほんとは観る予定はなかったんだけど
まあ、アメリカンジョークがお好きならそこそこ
笑えるし
そうはいっても
プリウスがこてんぱんになっても
アクションはかなり派手。

ストーリー性はあるようでないような・・

これってほんとにあった経済事件が入ってて
まさに皮肉ってるんだろうけど
アメリカの詐欺事件なんてよく知らなかったので
そのあたりを理解してるとさらに
楽しめるのかも。
だからアメリカではヒットしたんでしょうね。

アメリカ経済がわかり
英語がわかれば(これはちょっとだけでもわかると
かなり違うし笑えるはず)
かなり笑えるんだろうな。

残念ながらアメリカ経済情報も何も知らない
無知な私は
ストーリーのばかばかしさと
そこそこのアクションで
くすっと笑う程度だったけどね。

★★★☆☆

ツリー・オブ・ライフ

2011年08月26日(金) 21時13分
解説: 『シン・レッド・ライン』テレンス・マリック監督が、ブラッド・ピットとショーン・ペンというハリウッドの2大スターを迎えた壮大な家族物語。1950年代のテキサスを舞台に、ある一家の40年にわたる日々を描きながら、人生の根源的な意味を問い掛ける。本作で製作も務めるブラッド・ピットが厳格な父親を熱演し、その成人した息子をショーン・ペンが好演する。何げない日常の風景を鮮烈に映し出すマリック監督の映像美に酔う。
シネマトゥデイ(外部リンク)

あらすじ: 1950年代、オブライエン夫妻は3人の息子にも恵まれ、テキサスの小さな町で満ち足りた生活を送っていた。一家の大黒柱の父親(ブラッド・ピット)は西部男らしく子どもたちに厳しく接し、逆に母親(ジェシカ・チャステイン)がすべての愛情を彼らに注ぎ込んでいた。一見幸福そうに見える家族の中で、長男ジャックは孤独を感じ……。

ハリウッド2大スターが出演のこの作品。
かなりの観客数に驚きました。
そして途中の退席者の多さにも久しぶりに驚きました。
寝てる人も多かったようだし、
退屈で帰る人も多く・・。

途中で自然の美しさ、生命の起源の映像が
長い間流れ
この作品は一体、どこへいく・・と迷います。

ブラッドピットが厳格な父親役をうまいことこなしていて
それに迷い戸惑う長男。
そんな子供時代をショーン・ペンが回想しながら
ラストまで。

かなり難解な作品だと思います。

評価が分かれる作品ではあると思いますし、
2大スター、ハリウッド映画のようなイメージで足を運ぶと
がっくりすることは間違いないでしょう。

私は、1000円で鑑賞したし、
前評判を聞いてたので
それほどの期待もなかったため
それほど悪くないと思いました。

映像の美しさを生きることや感情とあわせて
表現するのは
なかなかできないこと。
そんな角度から観ると作品の深みが増すのではないでしょうか。

でも、このラストなら
ハビエルの「ビューティフル」のほうが
すごみがあって
あの手のラストは好みではないけれど
どっちかっていったら「ビューティフル」かな。

★★★☆☆


ブラッド・ピット、父親役はまってますねー。
お馬鹿なブラピが大好きなんで、
またそっち路線も忘れずに出演してほしいわ。

未来を生きる君たちへ

2011年08月23日(火) 18時43分
解説: 『アフター・ウェディング』などのスサンネ・ビア監督が、暴力や憎しみに満ちた世界の中で希望を見いだしていく人々の姿を描き、第83回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した感動作。ある2組の家族が抱える葛藤(かっとう)から複雑に絡み合った世界の問題を浮き彫りにし、登場人物それぞれが復讐(ふくしゅう)と許しのはざまで揺れ動くさまを描写。キャストにはスウェーデンで活躍するミカエル・ペルスブラント、『ある愛の風景』のウルリク・トムセンら実力派がそろう。
シネマトゥデイ(外部リンク)

あらすじ: 医師アントン(ミカエル・ペルスブラント)は、デンマークとアフリカの難民キャンプを行き来する生活を送っていた。長男エリアス(マークス・リーゴード)は学校で執拗(しつよう)ないじめを受けていたが、ある日彼のクラスに転校してきたクリスチャン(ヴィリアム・ユンク・ニールセン)に助けられる。母親をガンで亡くしばかりのクリスチャンと、エリアスは親交を深めていくが……。

観に行くのを迷った作品。
予告からして辛い、生きてるのって辛い・・それだけが
テーマのような気がして
悩みましたが時間もちょうどあったし、昨年もアカデミー賞外国語映画賞は良かったしなー、
なんて思い出しながら行きました。

思ったより辛くなかった。
確かにいじめのシーンやら不当に
妊婦が殺される事件など
心が痛みますが
多分、自分の中にある葛藤を
そのまま作品の中で表現し、
ぎりぎりの中で自分はどこまで赦せるか、

そんなことを改めて考えさせられた作品。

作品もよくできていて
登場人物がそれぞれ持っている日常生活の中の
苦悩をそれぞれに表現し、
それがまたばらばらにならず
後進国で医師である父も
遠い異国の地で働きながら
医師であること、どうしても許せないこと、正しいことは何なのか?
そんな問いかけもうまく、
また子供だって生きていれば
悩みがあり(ここに出てくる子どもたちは複雑な家庭環境ですが)
辛く、子供ながらに残虐になってしまうこともある。

どこまでがボーダーなのか。

それは私にもこの作品にも回答はないけれど
人生の中で
理性に守りながらより
自分の「正しい」と判断する何かのために
どうやって乗り切り
消化していくのか。
その消化で自分がほんとに満足でき、納得ができるか。

答えはみつからないけれど
ずっとこうやっていつまでも
考え続けながら人間は生きていくんだ。

★★★★★


不倫のくだりが出てきますが
さまざまな事件が多く出てくるストーリーの中で
一番、くだらない陳腐なくだりだと思った。
それも人それぞれだけど。

黄色い星の子供たち

2011年08月06日(土) 9時13分
解説: 1942年、フランス政府によって行われたユダヤ人一斉検挙「ヴェル・ディヴ事件」を、過酷な運命に翻弄(ほんろう)された子どもたちの視点から描いた真実の物語。フランス国内で長年タブーとされてきた同事件の全ぼうを、一斉検挙された子どもたちの中で生き残った数少ない人物の証言などを基に、元ジャーナリストのローズ・ボッシュ監督があぶり出す。キャストには、祖父がアウシュヴィッツに強制収容されていたという『オーケストラ!』のメラニー・ロラン、フランスを代表する名優ジャン・レノらが名を連ねる。
シネマトゥデイ(外部リンク)

あらすじ: 1942年ナチス占領下のパリ、ユダヤ人は胸に黄色い星をつけるよう義務付けられ、公園や映画館、遊園地への立ち入りが禁じられていた。それでも11歳のジョー(ユゴ・ルヴェルデ)と家族、隣人たちは、ささやかな暮らしは続くと信じていた。同年7月16日、フランス警察によるユダヤ人一斉検挙が始まり、およそ1万3,000人もの人々がヴェル・ディヴ(冬季競輪場)へと送られる。

この手のものってどうなるかもわかってるし
話の流れも辛さもわかるので
観るのはどうしようかと思いました。

ただドイツ内ではなくフランスのユダヤ人一斉検挙ということ。
まあ、やはり理不尽で辛いシーンは多かったし
少数のあたたかいフランス人には心を打たれたし
子供の愛くるしさやありえないようなラストに
今までにないすっきりとした気持にもなれた。
「縞模様パジャマの少年」は苦しすぎましたから
それと比べたら随分と優しい作り。

多くの「常識」を持った人と「狂気」を持った人間の中で
自分はこの場にいたら
何かのためにどちらかになるのであろう。

いつでも「常識」という中でどれだけ清く生きれるか。
そんなことを考えた。

やや物語がいろいろな方向を入れ過ぎていて
中心がぶれてしまってるのが残念。

このジャンルにしてはそこそこラストはすっきりできた。

しかし、ジャン・レノ、もっとあの役柄ならやせないと・・。
どう見ても収容されてる人間には見えないよ・・。


★★★☆(3.5)