127時間

2011年06月21日(火) 19時31分
解説: 登山中の思わぬアクシデントで究極の選択を迫られた若き登山家アーロン・ラルストンのノンフィクションを基に、『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル監督が映画化した感動的なサバイバル・ドラマ。山中で断崖に腕を挟まれた状態のまま、生と死のはざまで127時間を過ごした登山家を襲う絶望と希望を、圧倒的な映像で描く。『スパイダーマン』シリーズのジェームズ・フランコが、迫真の演技で登山家を熱演。主人公が見せる生命力の強さに胸を打たれる。
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あらすじ: アメリカ・ユタ州のブルージョン・キャニオン。ロッククライミングをしていた登山家のアーロン・ラルストン(ジェームズ・フランコ)は落石事故に見舞われ、右腕を断崖に挟まれたまま身動きが取れなくなってしまう。助けを呼ぶ術もなく5日間が過ぎ、命も尽き果てようというとき、アーロンは自身にある決断を下す。

観ようか迷った作品です。
というのも予告で腕を挟まれて127時間・・って
なんだかとてもしんどそう。
わざわざ観に行く必要があるのかな、って。

最終的にはジェームス・フランコが好きだからという
理由で行ってきました。

時間は94分。
ちょうどよい時間です。
これ以上長いと少々きつかったと思います。

現代的な今の若者で
そこそこ登山を経験していたアーロンだからこそ
生き抜ける知恵を持ちえたと思うし
持ち前の明るさで
良い方へ良い方へ考えようとしたのかもしれない。

現代の平和な世界に住む若者が
九死に一生を得て
死ぬ寸前に観た様々な思いと人々。

きっと彼には生きていかなくてはいけない
使命のようなものがあるのかもしれない。

127時間、右手が挟まれてるというだけでなく
人生の思いや
自然の厳しさ、優しさ、
いろんなことを教えてもらえる作品。

ラスト、主人公が決断するシーン、
そして決断したシーンは
痛くて見てられなかったけど
これが生きることなんだ。

★★★☆☆

監督はダニー・ボイル。
「スラムドック$ミリオネア」の監督です。
彼のセンスは私は好きだな、と思った。
女のことはしゃいでたシーンから
シリアスな127時間が始まるまで
タイトルを出さないあたりがかっこつけてるけど
心憎い。

クロエ

2011年06月14日(火) 21時31分
解説: 『秘密のかけら』など独自の愛の世界を探求する鬼才、アトム・エゴヤン監督による官能サスペンス。何不自由ない生活を送りながら、夫の浮気疑惑によって自らを破滅へと追い込んでいく女性の悲しいさがを描き切る。孤独にさいなまれる主人公を体当たりで演じるのは、『キッズ・オールライト』のジュリアン・ムーア。魔性の娼婦(しょうふ)を、『ジュリエットからの手紙』のアマンダ・セイフライドが熱演する。2人の美女が織り成す危うい関係にゾクゾクする。
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あらすじ: キャサリン(ジュリアン・ムーア)は産婦人科医として成功し、大学教授の夫(リーアム・ニーソン)と息子(マックス・シエリオット)と平穏に暮らしていた。だが、ある日彼女は夫と教え子の浮気を疑い始め、何も手につかなくなる。彼女は偶然出会った美ぼうの娼婦(しょうふ)クロエ(アマンダ・セイフライド)に夫を誘惑してほしいともちかけ……。
シネマトゥデイ

ジュリアンムーアが主演と言うだけで
ノーマルさが感じないのはなぜ?
彼女、普通の女性が共感するような役柄ってないですもんね。

「夫が浮気するのを見たい」なんて思わないし。
もともと浮気の調査をするなら
探偵でも雇えば良いわけです。
超意味不明で理解不能。
彼女のなしてしまう行動は夫を愛すすべてから。
こんな奥さんじゃ、普通じゃ浮気しちゃうんじゃないかい?
反対に恐ろしくてできないだろう。
でも、疑いがかかっただけでこんな恐ろしい行動、恐ろしい結果に・・。

そして夫を愛する為にということもあるけれど
女性として魅力が衰え
誰からも女性として見てもらえなくなった
中年女性の悲しさも彼女の心の中にあります。
これはなんとなく私も理解できるかな。
仕方ないけど現実を受け入れなければいけないけれど
せめて夫だけは息子だけは・・という思いが
日々つのり、彼女をここまで狂気に陥れてしまったのでしょうか。

この狂気のさらに狂気をいく娼婦、クロエ。
若手の中では大活躍のアマンダ・セイフライド。
もとから胸もシリコンではない美しいバスト。
ちらっとだけ見せてるけどそれを期待する為に
観に行くほどではありません。
天然のバストをそれこそいくつまでキープしてくのかな。
若いからそこそこだけど秘かにたれてきてる気がした(笑)
すみません、ひがみかも。

話としてはリメイクを観てないし
これが1つの作品として観ると
なんだかもったいないような。
二人の狂気に満ちた女がどんな風になるか。
特にわかりにくかったのはクロエの狂気と愛。
どうしてそんな風になってしまったのか。
理解ができなかった。

そしてラストのキャサリンの髪飾り。
あそこで彼女がつけていた意味は?
やはりクロエとの思い出は大切なもの。
と思いたかったのか。

意味が多いところなのに
意味がわからなかった私でした。


★★★☆☆(3.5)


これ「恍惚」のリメイクなんですね。
そっちは未見なので観たいな。フランス映画でしょ。
もっと「心」の中を中心に描いたんじゃないかと思うわ。

軽蔑

2011年06月11日(土) 6時57分
解説: 賭博に明け暮れ欲望のままに生きる男と、彼の生きざまに惹(ひ)かれた踊り子が、命を狙われながらも愛し合う姿を描くラブストーリー。芥川賞作家・中上健次による最後の長編作品を基に、愛し合うものの引き裂かれていく純粋で不器用な男女の愛をリアルな筆致で映像化。『ヴァイヴレータ』の廣木隆一が監督を務め、『白夜行』の高良健吾、『吉祥天女』の鈴木杏がダブル主演で刹那(せつな)の男女を熱演。魂を揺さぶる壮絶な愛のドラマに圧倒される。
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あらすじ: 東京で堕落した生活を送る若者カズ(高良健吾)は、歌舞伎町で働く踊り子の真知子(鈴木杏)と激しく惹(ひ)かれ合い、彼女と一緒に故郷に戻って暮らし始める。しかし、彼らを歓迎する者はなく、真知子は東京へと去り、カズは高利貸しの山畑(大森南朋)の金で賭博にのめり込む。やがて山畑は借金の帳消しと引き換えに真知子を要求し……。
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わりと期待してましたが
傍観してしまった、という言葉がふわさしく
くだらないあほな男と
なんでこんな男が好きなのかよくわからない女の
どうでもよいラブストーリー。

みどころは言うなら
鈴木杏が脱、子役のイメージを捨てて
大人の女が恋愛したら
女優だったら
ストリッパーの役だったら
当たり前だろ、ってぐらいの
脱ぎっぷりと濡れ場のオンパレード。
これを引き受けたのは
原作にひかれたのか
子役イメージを脱したかったのか。

彼女の勇気というか女優魂には敬服だけど
脱ぎ損感は否めない。

残念だけど
歌舞伎町のNO1の体型にも色気もなくて
それなりに絞ったんだろうけど
もともとある腰やくびれがもっさりと見えてしまって。
菊池凛子とかがやったらもっと違う雰囲気に
なったんじゃないかな、とかね。

原作はきっと良かったんだろうけど
未読だし、
なぜ地元に固執するのかも謎。

逃避だと予告で観てたので
何かに逃げて逃げて
どうしようもない二人の行先は・・そんなことを期待したのに
無駄な2時間半。
いつ面白くなるのか、いつ面白くなるのかと思っているうちに
終了。えええーーー。


★☆☆☆☆

スタイルよくないのに
頑張った
杏ちゃんの脱ぎっぷりに★1こ。


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2011年06月04日(土) 7時54分
解説: 海外ではベトナム戦争、国内では反戦運動や全共闘運動が激しかった1969年から1972年という時代を背景に、理想に燃える記者が左翼思想の学生と出会い、奇妙なきずなで結ばれていく社会派エンターテインメント。川本三郎がジャーナリスト時代の経験を記したノンフィクションを『リンダ リンダ リンダ』の山下敦弘監督が映像化。激動の時代を駆け抜けた若者たちの青春を初共演で体現する、妻夫木聡、松山ケンイチの熱演から目が離せない。
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あらすじ: 全共闘運動が最も激しかった1960年代後半、週刊誌編集部で働く記者・沢田(妻夫木 聡)は、理想に燃えながら日々活動家たちの取材を続けていた。ある日、梅山と名乗る男(松山ケンイチ)から接触を受けた沢田は、武装決起するという梅山の言葉を疑いながらも、不思議な親近感と同時代感を覚えてしまう。


なんだかものすごく惹きつけられて
観に行きましたが
公開からして間もない金曜の夕方、
2,3人しか人がおらずびっくり。
この人出からするとあまり期待できそうにないのかなー(笑)

1969年から3年ぐらいを
当時の若者の姿、というか夢や希望、エネルギーを持ち続ける
時代の世代の
対照的な二人が交わり
主人公の記者沢田(妻夫木くん)は胡散臭いと思いながらも
梅山(松山ケンイチ)にシンパシーを感じ
二人の若者が取材をとおした持ってる夢や欲望を
利用し合う?って話かな。

ただ時代背景が1969年。
国内で今では考えられない反戦運動や全共闘運動がさかんなこの時代。
この時代にこの世代でなかった私には
当時の若者の考えや欲望など理解することもできず
特に梅山には理解ができなかった。
でも、この時代よりも今の時代に
うまくいけばこれだけ口がうまくて嘘をついても
罪悪感と思わないなら
一流の詐欺師、ホスト、反対なら政治家にもなれてしまうのではないかと
思う。
沢田はなんとなーくわかるんだよね。
多分、優で強い人に惹かれ
夢を実現させたい、一流になりたいという野望は
少なくとも今の若者の心の中にもあると思うから。

冗長な印象で
疲れMAXの私だったので睡魔がややおそってきてしまった。

この時代に生きていたらもっと共感できたのかもしれない。

冒頭とラストに登場する
タモツとうさぎを売ってたとき
めちゃくちゃだけど
夢や野望なんてなかったタモツに
飲み屋で偶然会って、
家族と一緒に家族のために
一生懸命生きている彼を見た沢田が
ラストで涙したシーンに
この監督の言いたい全てがあった気がした。


仕事帰りにはちょっと疲れる作品。
でもじんわりあとからくる。


★★★☆☆ (3.0)

奇跡

2011年06月02日(木) 23時50分
解説: 2011年3月に全線開通を迎える九州新幹線を題材に、心が離れてしまった家族のきずなを取り戻そうと奮闘する少年2人を中心に描いた感動ストーリー。監督は、『誰も知らない』の是枝裕和。まえだまえだの2人が主人公の少年たちを演じるほか、大塚寧々とオダギリジョーが少年たちの離婚した両親にふんする。撮影許諾取得が難しい新幹線の映像と、奇跡を信じた子どもたちと彼らを見守る大人たちの思いを描いたストーリーに注目だ。
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あらすじ: 離婚した両親がやり直し、再び家族4人で暮らす日を夢見ている航一(前田航基)。母親と祖父母と鹿児島で暮らしながら、福岡で父親と暮らす弟・龍之介(前田旺志郎)と連絡を取っては家族を元通りにする方法に頭を悩ませる航一は、九州新幹線全線開通にまつわるうわさを聞きつけ、ある無謀な計画を立て始める。


yaplogさんより「奇跡」の試写会へ招待いただきました。

この作品は
私の好きな監督の一人、是枝監督の作品。
いつもきわどい非現実的な作品と
リアルでよくあるその辺の日常を
ほんわかと是枝風に仕上げる。
ときに皮肉り、ときに共感し、ときに癒され・・

「奇跡」はどちらかというと癒され作品。
どこにでもいる普通の子供たち。
でも子供にだって悩みはあるし
将来の夢もある。

是枝監督といえば
「誰も知らない」でカンヌ映画祭で子役のあの子(名前失念)を
主演男優賞まで撮らせてしまった
子供の演技力というか
その子どもの個性を表情ごと演技に引っ張るのが
非常にうまい監督。

今回の主役はあのまえだまえだの兄弟。
手品の可愛い小学生。
彼らに主役ができるのか・・と心配だったんだけど

ものすごく上手で。

ちょっとした仕草も
セリフも演技とは思えないぐらい。
是枝監督の力量を感じたし
もちろんまえだまえだの二人の演技力もあるんだろうけど。

そしてその子役の演技を支えるのが
まさに縁の下の力持ちの的
主役級の俳優、女優達。

是枝監督の常連の樹希樹林、阿部寛、夏川結衣をはじめ
橋爪功も良かった。


今回、お友達と試写に行ったのだけど
私のお友達は
「観てよかったーー」と言ってました。

「ここのところ泣いてばかりいる子供ばかりの
映画が多いけど
そんななか、これは
子供の笑顔がたくさんあったよね」と。

確かに!

子供の悲しい顔ばかりが多くなってる映画界。
子供を泣かせれば
鑑賞してる側が泣くと思いやがって!

やはり子供には将来を語って
成長して、
そして子供らしい会話と笑いがあって・・

そんなことを「映画」という1つのドラマの中で
久しぶりに楽しむことができた。

是枝監督の作品にはたくさんメッセージがつまっていて
ときにわかりにくい
メッセージがあるけれど
素直にまっすぐに
まえだまえだの演技を観に・・と軽い気持ちで観に行けば
なかなかめっけもんの映画。

作品の冒頭、お兄ちゃんの航一と
ラストの航一が
同じものに違う反応を示します。

そんな細かいところだけど1つのことをきっかけに
「成長」してる様を描いちゃう
センスが好き!

阪急電車 片道15分の奇跡

2011年06月01日(水) 22時44分
解説: 始点から終点まで片道15分のローカル線、阪急今津線の電車内を舞台にした、有川浩の小説を映画化した群像ドラマ。乗客たちの目を通して、偶然同じ車両に乗り合わせた人々の人生を映し出していく。婚約中の恋人を後輩に奪われたOLと、恋人に振り回される女子大生を演じるのは、中谷美紀と戸田恵梨香。そんな不幸な彼女たちにもたらされる奇跡と、ハートフルなストーリーに注目。
シネマトゥデイ(外部リンク)

あらすじ: 阪急今津線の車両内。白いドレスを着て結婚式の引き出物を抱えた女性(中谷美紀)に、見知らぬ老女が声を掛ける。一方、暴れる彼氏を前に動揺する若い女性(戸田恵梨香)。降りる彼を追う彼女にもまた、老女が声を掛けるのだった。

公開してから随分と日がたってましたが
映画の日ということもあり満席!
私も仕事帰りだったのでパワーがあったら観ようかと
気軽に思ってたけど
あの人の多さに驚きました。

これ、疲れた仕事帰りにほのぼの、しみじみと癒される良作。
あらすじのとおりですが
世代別に女性が数名登場し、
阪急電車の15分の往復の中で
ドラマをそれぞれ持ち
悩み、ストレスを「死にたいほどじゃないけど・・」という冒頭の
ナレーションの通り
誰にでもある日常の、
でも本人にとっては大きな大きな悩みを抱え
数名の世代を超えた登場人物の女性が
少しずつだけど関わり合い
言動に励まされたり勇気づけらたり・・そんな作品です。

やはり世代が近い30代女性の中谷美紀のは
泣いちゃったし(笑)
でも戸田恵梨香の恋愛には共感できないけど
大学生のカップルになりかけの話には一番癒されたり・・。

人によってツボは違うかもしれないけれど
どれもこれも女性なら
「わかる、わかる」とうなずく悩みばかりで
そこで気の利いた宮本信子の言葉がずっしりしたりして
あーそうだよね、いいこと言うよね、ってね。

この原作は読んだことはないけど
読んでみたいな、と思った。

ほんわかと
あるあるある、を描いて
涙して
些細なありそうなことに泣けてくる。

やはり中谷美紀、きれいだったー。
ふられるとかありないでしょ!って感じだったけど
きれいな人だってふられちゃうんだよ、ってところが
みそなのかしら(笑)


★★★★☆

−1★は
会社のストレス、悩みがなくて恋愛がメインだったこと。
やっぱさ、
女性同士、職場で悩みは尽きないと思うんだよね。
しんみりしたかったかなー。

でもとても今の私の気分にあった
素敵な作品でした!
DVD欲しいなー。ほっこりします。