SOMEWHERE

2011年04月21日(木) 20時36分
解説: 『ロスト・イン・トランスレーション』『マリー・アントワネット』のソフィア・コッポラが、映画スターの家族のきずなや孤独をセンチメンタルに描いた人間ドラマ。ロサンゼルスの有名なホテルで自堕落に暮らす俳優が、娘との久々の時間を過ごす中で自分を見つめ直すプロセスを映し出す。主演は、『ブレイド』のスティーヴン・ドーフと、ダコタ・ファニングの妹で『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のエル・ファニング。美しい映像や音楽と共につづられる、父娘のさりげない交流と感情のうつろいに、心を洗われる。
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あらすじ: ロサンゼルスのホテルで派手な暮らしを送るハリウッド・スターのジョニー・マルコ(スティーヴン・ドーフ)だが、別れた妻のもとで暮らしていた11歳の娘クレオ(エル・ファニング)をしばらくの間、預かることになる。騒々しい日常は一転、クレオとの楽しく穏やかな日々が過ぎていく。そして、再び離れ離れになる日が訪れるが……。
シネマトゥデイ


あまり期待はしてなかったのですが
やはりそのとおり(笑)

ただこれってほんとのセレブリティの世界なんだろうなーと思って
観ることができました。
だって生まれたときからのセレブリティ、ソフィア・コッポラ様が監督ですもの。
ヘリでキャンプに娘を送ったり
スィーツに気軽にとまってルームサービスを頼んだり、
ストリッパーを毎夜、部屋に呼んだり・・・

あーセレブリティはこんな生活なんだとしみじみ味わうことができます。

ソフィア・コッポラらしい「おしゃれ」感も満載。
行間が長いので疲れてしまう人も多いようですが
これがソフィアのおしゃれ感。

色が効果的に使われてたり
小道具がセンス良く配置されてたり。

音も興味深く
生活音こそもおしゃれに聞こえ
ここぞというときはBGMを入れる。
イチイチおしゃれなわけです。

ソフィアは平均な庶民を主人公の映画なんて撮れるわけもなく
本人もそれを自覚してるのか
以前の作品も私たちから見たら非現実的な世界。
でもソフィアらしさもありおしゃれ感もあり。

スリリングなハリウッド映画や
ストーリー性を求めると損した気分に。
セレブリティのリアルな生活と
ソフィアっぽいおしゃれ感を楽しむ映画。

娘役のエル・ファニングちゃんは可愛かった。
これから楽しみ!

★★★☆☆


八日目の蝉

2011年04月19日(火) 13時51分
解説: 誘拐犯の女と誘拐された少女との逃亡劇と、その後の二人の運命を描いた、角田光代原作のベストセラー小説を映画化したヒューマン・サスペンス。監督は、『孤高のメス』など社会派エンターテインメント作品で定評のある成島出。誘拐された少女の大学生時代を井上真央が演じ、愛人の娘を誘拐する女性に永作博美がふんするほか、小池栄子や森口瑤子、田中哲司など実力派俳優が勢ぞろいする。(タイトルの「蝉」は、「虫」に「單」が正式表記)
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あらすじ: 子どもを身ごもるも、相手が結婚していたために出産をあきらめるしかない希和子(永作博美)は、ちょうど同じころに生まれた男の妻の赤ん坊を誘拐して逃亡する。しかし、二人の母娘としての幸せな暮らしは4年で終わる。さらに数年後、本当の両親にわだかまりを感じながら成長した恵理菜(井上真央)は大学生になり、家庭を持つ男の子どもを妊娠してしまう。

試写会で一足先に鑑賞させていただきました。
試写会はかなり豪華で、主演二人と森口瑤子さん、成島監督、
そして中島美嘉さんが主題歌を熱唱して大盛り上がり。

当日は、復帰された中島さんのファンが多かったかな。
私は永作さんの美しさにうっとりしてしまった。

原作は読んでましたが
だいたい原作の方が良い場合が多い。
そして自分の持っていたイメージと感情が
合わないことが多いけれど

この作品に関しては、カットしてる部分ももちろんあるけれど
忠実に忠実に
丁寧に丁寧に
原作を曲げることなくうまく脚本が作られていました。

この作品の見どころは
女優陣のうまさ。
出演してるすべての女優さんがすばらしい演技をみせてくれてますが
私は小池栄子さんがダントツ。
こういう人っている、いる。
ロングスカートでまっすぐ背筋が伸びてない人。
目を見て話せない人・・。みたいな。

それから小豆島のシーンでは
小豆島がほんとに美しくて一度、行ってみたいと思えるほど。
海、光、あたたかい人。
暗い人生を背負った登場人物ばかりですが
ここでのシーンは一瞬、明るい気持ちになり
きっと希和子も小豆島では幸せを感じていたんだろうなと思います。

残念なことに登壇された際、「女性なら誰かに必ずリンクするはずです」と
言われてましたが
私はこの登場人物の誰とも一致することがありませんでした。

デート向きの作品ではありませんが
2時間40分あるのに一気にたるむことなく
楽しめると思います。
男性は浮気しようなんて思わなくなるかもね。
女性は強くたくましく美しいのです。


★★★★☆



塔の上のラプンツェル

2011年04月14日(木) 20時03分
解説: “髪長姫”の呼称で知られるグリム童話のヒロイン、ラプンツェルを主人公に、自由自在に操れる驚くほど長い彼女の“魔法の髪”に秘められた謎と旅を描くアドベンチャー・アニメーション。『ボルト』のバイロン・ハワードとネイサン・グレノが共同で監督を務め、未知なる世界に挑むラプンツェルの冒険をダイナミックなアクションと共に描き出す。グリム童話から生まれ、世界のアニメ界を代表するディズニーが手掛けたミステリアスなストーリーに期待したい。
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あらすじ: 深い森に囲まれた高い塔の上から18年間一度も外に出たことがないラプンツェルは、母親以外の人間に会ったこともなかった。ある日、お尋ね者の大泥棒フリンが、追手を逃れて塔に侵入してくるが、ラプンツェルの魔法の髪に捕らえられてしまう。しかし、この偶然の出会いはラプンツェルの秘密を解き明かす冒険の始まりのきっかけとなり……。
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3Dをわりと親切価格で提供してくれる映画館で
吹き替えでない劇場で観ようと思っていました。
もうすぐ終了してしまうようなのでぎりぎり間に合ってよかった。

吹き替えの中川翔子さんも良かったようですし
そういえばあってる感じもします。
ほんとに良い作品のヒロインの吹き替えができたこと、
良かったな、と思います。

3Dって・・
私、あのめがねも見にくさで目が疲れること、
重たい眼鏡をかけることがほんとに苦手で。
できれば3Dでなくても良いです。

久しぶりの3Dでしたが
これが以前のように目が疲れて何度もめがねをかけたり
はずしたり、ということをすることもなく
違和感がありませんでした。
日々、進化してるんですねー。
そしてキャラクターの動きも以前よりもよりリアルで
人間が動いてるそのもの。
ただこれが3Dである必要があったかというと
その必要はあまり感じることができませんでしたけどね。

わりと評価が高いので驚いたのですが
多分、震災があってから
映画館に行くとか
娯楽を純粋に楽しむということがなかなかできなくなってしまったとき
こんな夢があるお姫様作品を安心して見れることが
高評価につながったのではないかな。

私も現に
今を忘れて素直に作品に入り込み
ラプンツェルと一緒に喜んだり悲しんだりすることができたもの。

「グリム童話」がベースにあるというだけに
光と闇があり
塔に美しさのために閉じ込めてしまう母が登場。
でも、それなりに愛情をかけてなければ
ラプンツェルも母として思えないわけで。

ただ登場する大泥棒のフリンと恋愛関係に王女がなってしまうのは
うーん、ちょっとどうなの?
これはフリンが改心した、とかそんなことかな。
このあたりでやはり18年間、闇の母に育てられた代償は大きい、とか
思っちゃった。

クライマックスのラプンツェルの金髪がブロネットに変わるくだり
(ねたばれになるので書きませんが)に
愛情を感じたのかもしれないけど。

でも現代はそんな身分を超えた
逆玉が受けるのかもね。

やっぱり私はお姫様ものは
かっこいい王子様、誰もがうらやむジェントルマンで素敵な
白馬に乗った王子様が
プリンセスものに関しては理想。
「おれもお城がほしい」とか言ってて
きれいな王女とお城が一気に手に入って
嫌な女の私としてはなんだかなーと思った。
反対に女性が幸せをだんだんとつかんでいく、って話だと
うきうきしちゃうんだけど。

性格悪いんだな、私。


★★★★☆

元気になれる映画です。

わたしを離さないで

2011年04月05日(火) 19時56分
解説: イギリスの文学賞・ブッカー賞受賞作家カズオ・イシグロの小説を基に、傷つきながら恋と友情をはぐくみ、希望や不安に揺れる男女3人の軌跡をたどるラブストーリー。『17歳の肖像』のキャリー・マリガン、『つぐない』のキーラ・ナイトレイ、『大いなる陰謀』のアンドリュー・ガーフィールドといった若手実力派スター3人が豪華共演。詩情豊かでみずみずしい映像と、ドラマチックな展開の果てに待ち受ける衝撃と感動を堪能したい。
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あらすじ: 外界から隔絶された寄宿学校ヘールシャムで、幼いころから共に日々を過ごしてきたキャシー(キャリー・マリガン)、ルース(キーラ・ナイトレイ)、トミー(アンドリュー・ガーフィールド)。普通の人とは違う“特別な存在”として生を受けたキャシーたちは、18歳のときにヘールシャムを出て、農場のコテージで共同生活を始める。

原作は未読ですしここのところ
映画館へ行ってなかったため予告も観てませんでした。
そのため1つの作品として鑑賞することができたように思います。

キャリー・マリガンの幼い顔は得ですね。
幅広い年齢層が演じれてしまう。
キーラは前髪をつけて若さを出してましたが
やはりキャリー・マリガンの幼い表情にはかないません。

ありえない設定の内容ですが
妙にリアルにうつしだされ
あの中で育って
それが自分の「生」の意味として生まれたら
あの状況下でも当然のように受け入れてしまうのかな。
違和感はあったけど
日本も戦争時に戦争に行くのが当たり前、
お国のために死ぬのが当たり前、と言われ
当たり前のように戦場へ行っていた時代があったわけだし・・。

3人の恋愛のことを多く感じた人も多いようですが
私はそのあたりはあまり思わなかった。
三角関係というかその小さな関係の中で
つながっていたいと願う3人が切なくうつった。
そのような境遇ではあるけれど同じ人間で恋愛感情もある、
嫉妬もある、人間として持つべき感情を持っているんだ、
普通の思春期の男女のように恋愛をしているんだと。
でもやはりトミーからもらったカセットテープを聞く
キャシーの姿が2回でてきますが
とても切ない。

そうなんです。とても切なく哀しいストーリー。

違う世界に違う役目のため生まれ
提供され生き延びた人と私たちの違いは何?
同じ人間ではないか、と。

ラストのキャシーのセリフが静かに胸を打ちました。


★★★★☆





ツーリスト

2011年04月04日(月) 18時23分
解説: ハリウッドを代表するトップスター、ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーの初共演が実現したロマンチック・ミステリー。イタリアを訪れたアメリカ人旅行者が、謎の美女に翻弄(ほんろう)され、知らないうちに巨大な事件と陰謀に巻き込まれていく。監督は、『善き人のためのソナタ』のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク。共演はポール・ベタニー。撮影地であるベニスやパリの美しい映像や大胆なラブシーンも見ものだ。
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あらすじ: 傷心を癒やすためイタリアを訪れたアメリカ人のフランク(ジョニー・デップ)は、ベニスに向かう車中で上流階級の美女エリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)に声を掛けられる。魅力あふれるエリーズに誘われるがまま、アバンチュールに酔いしれるフランク。しかし、それはすべて仕組まれたわなだった……。

こんな夢のような共演が実現してしまうんですね。
初めて聞いたときは嬉しくて!
ジョニーのパートナーのバネッサさんは、アンジーとジョニーがどうにか
なってしまったらと心配でロケ中は常に家族と
近くにいたとかいないとか。
結局、反対に不仲説が浮上しましたけど。どこまでほんとで
どこまで嘘かわかりませんが。

さて作品ですが
二人の存在感があってこそのこの作品。
アンジーは相変わらず魅力的だし
やっぱり私はジョニー大好きで終始、ジョニーが
何をしようとも役作りのために太ってしまおうとも
「かっこいいー」とそればかり。

そんな作品です。
この二人がいてこそで
特にすごいトリックだとかアクションもそれほどないし
ラストもなんだかあっけなく
「ああ、そうだったの」といった感じで終わりました。

特に解説のような大胆なラブシーンもないし(笑)
美しいロケ地は確かにそうかな。

ただ監督が「善き人のためのソナタ」の監督だったのが
意外。
あれで稼いだお金で豪華なキャスト。
あーこの監督なら地味ながらに緻密で
味のある作品を作るのではないかと期待してしまったのだけど。

二人の豪華な共演だけで引っ張れたそんな作品でした。
ジョニーはやっぱりかっこいいけど。


★★★☆☆