フェアウェル さらば、哀しみのスパイ

2010年09月22日(水) 18時28分
解説: ソ連崩壊の大きなきっかけとなったといわれる20世紀最大級のスパイ事件の一つ“フェアウェル事件”を映画化したサスペンス。冷戦時代のソ連から西側に機密情報を大量に提供したKGB幹部の孤独な戦いを、『戦場のアリア』のクリスチャン・カリオン監督が描き出す。祖国と家族のために死のリスクをいとわない実在のスパイには、2度のカンヌ国際映画祭パルム・ドールに輝くエミール・クストリッツァ監督、彼と奇妙なきずなを育むフランス人男性を監督としても活躍するギョーム・カネが熱演する。
シネマトゥデイ(外部リンク)


あらすじ: 1980年代初頭、KGBの幹部グリゴリエフ大佐(エミール・クストリッツァ)は、フランスの国家保安局を通じて接触した家電メーカーの技師ピエール(ギョーム・カネ)にある情報を渡す。それは、ソ連が調べ上げたアメリカの軍事機密や西側諸国にいるソ連側スパイのリストなどが含まれ、世界の国家勢力を一変させる力を秘めたものだった。やがて、二人の間には不思議なきずなが芽生えていくが……。


ハリウッドの派手なありそでなさそうな
スパイってこんなにカッコイイの?ってぐらいの映画ではなく
地味な地味なよりより真実らしく・・。

これ当時の歴史背景やレーガン大統領が観ていた映画の内容など
よくわかってるとさらに楽しめたのにと。
私は戦があった程度でしたがその程度ではやや足りなかったかな。

真実、ということですが
映画らしい作りも忘れてないし(ハラハラドキドキする瞬間もあったり
狼を冒頭に出したり・・など)
なかなかうまく作ってると私は思います。

ラスト15分ぐらいにピエールが事実を伝えられるシーンが
あるのだけど
イマイチ私には理解できず
結局、大損は大佐なの?という疑問が残りました。

時代背景と歴史のある程度の知識を持ち
できればレーガンが観てた劇中の作品を鑑賞しておけば
かなりぐっとくるのかもしれません。

それなりに緊迫感が地味なスパイものなのにあって
なかなか良い。
でもあとちょっとかな・・。

★★★☆(3.5)

アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち

2010年09月21日(火) 18時15分
解説: アルゼンチンタンゴの歴史をひもとき、その黄金時代を築いた巨匠たちの歌と演奏を収めた音楽ドキュメンタリー。『ブロークバック・マウンテン』『バベル』でオスカーを受賞した世界的音楽家グスターボ・サンタオラヤ企画によるアルバム「CAFE DE LOS MAESTROS」に参加したアーティストたちのタンゴへの思いや、人生を映し出す。『モーターサイクル・ダイアリーズ』のウォルター・サレス監督がエグゼクティブプロデューサーを担当。国宝級ともいえる巨匠たちが一堂に会したコロン劇場でのコンサートは圧巻。
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あらすじ: 2006年、1940年代から1950年代に活躍しアルゼンチンタンゴの黄金時代を築いたアーティストたちが、アルバム「CAFE DE LOS MAESTROS」に収録する曲を歌うためにブエノスアイレスのレコーディングスタジオに集結。60年から70年もの演奏歴を持ち今も現役で活躍する彼らは、激動の歴史とともに生き続けてきたタンゴの魅力と自らの思い出を語り始める。


あらすじに書いてあるとおりの作品で
タンゴに魅せられ、タンゴで生きてきた人たちが
コロン劇場で演奏する。

タンゴは欧米には真似できない

そして彼らの技術も真似できない。
年齢を重ねている人たちばかりだったというのに
褪せない技術と演奏、
思わず出てくる感覚。

肌艶、姿勢も80歳超えには見えない。
何かに情熱をそそぎ
それが芸術分野である場合、
多くは年をとらないように思います。

ラスト30分のコロン劇場での演奏は
圧巻でした。
クラッシックとは違うリズムと技術。

隣の席の女性と思わず演奏が終わった瞬間、
拍手をしてしまった。

ドキュメンタリーなので
退屈に思える人もいるのかも。


★★★☆☆

十三人の刺客

2010年09月19日(日) 23時12分
解説: 時代劇映画の名作との呼び声も高い1963年公開の工藤栄一監督の『十三人の刺客』を、約半世紀の時を経て現代風に再構築した時代劇エンターテインメント巨編。日本を代表するヒットメーカーの三池崇史監督がメガホンを取り、江戸幕府史上最悪の暴君を暗殺するため、13人の刺客たちが命を懸けた一世一代の戦いを挑む。主演の役所広司を筆頭に、稲垣吾郎、松方弘樹、市村正親、松本幸四郎ら豪華キャストの共演も見逃せない。
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あらすじ: 幕府の権力をわが物にするため、罪なき民衆に不条理な殺りくを繰り返す暴君・松平斉韶(稲垣吾郎)を暗殺するため、島田新左衛門(役所広司)の下に13人の刺客が集結する。斉韶のもとには新左衛門のかつての同門・鬼頭半兵衛(市村正親)ら総勢300人超の武士が鉄壁の布陣を敷いていたが、新左衛門には秘策があった。


ヤプログさんの試写会に当選して
一足先に鑑賞させていただきました。

聞いたことある題名だしあらすじもなんとなく聞いたことがある。
でも観たことないはず・・。

今、調べてみたら1968年にも「十三人の刺客」という映画があり
それがまた素晴らしい作品だった・・みたいなことを
確認して一映画ファンであるからどこかで記憶に残っていたのかもしれません。
生まれてないので観てませんが
1963年版、是非、観たいですね。

さて今回、鑑賞させていただいた2010年の「十三人の刺客」。

とにかくお金、かかってます。

何しろ映画で一番お金がかかるのが時代劇。

セットは細かいところまで手が回っているし
ラストの殺陣シーンの数々で見せてくれました!

そして
良い役者さん、揃えてます。

一瞬の自害するだけの役どころなのに
あの有名な俳優さん、女優さんが出演。

そして悪役に稲垣吾郎。
よく引き受けたなーと言わんばかりの爆発ぶり。
暴君というよりも少々狂気じみた役柄。
彼の世間知らずな感じと虫も殺さぬような
顔が憎たらしく思えます。

松方弘樹は年齢からしたらかなり大変だった役どころを
彼がいるだけで一気に引き締まるし、

市村正親であるからこそあの噛みそうな長台詞を
きっちり聞きとることができる。

・・・・とあげたらきりがないほどの名優揃い。


時代劇にある現代を風刺するような
セリフは今回はあまり感じられなかったけれど

現代が作り出した
江戸時代をじっくりご覧あれ、と言ったところでしょうか。

2010年版はメッセージ性よりもエンターティメント性を重視した
現代らしい作品。

というわけで殺陣シーンなどきわどいシーンも多いので
そのあたりが苦手な人にはあまりおすすめできないけれど
名優たちの繰り広げる壮大なセットで
壮大なアクションを楽しんでみてはいかがでしょうか!

あと好みの若い俳優さんがいるならそれを観るも良しかも。

食べて、祈って、恋をして

2010年09月17日(金) 19時19分
解説: 世界中の女性から絶大な支持を受けるエリザベス・ギルバートの自伝的ベストセラー小説を、ジュリア・ロバーツを主演に迎えて映画化した人間ドラマ。ジャーナリストとして活躍するヒロインが離婚と失恋を経て、自らを立て直すために出た旅の日々を描く。ヒロインの人生を変える男性に『ノーカントリー』のハビエル・バルデムがふんするほか、『スパイダーマン』シリーズのジェームズ・フランコらが共演。イタリアやインド、バリ島でロケを行った美しい風景も見どころだ。
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あらすじ: ニューヨークでジャーナリストとして活躍するエリザベス(ジュリア・ロバーツ)は、離婚と失恋を経た後、すべてを捨てて自らを探す旅に出る。イタリアでは食の快楽を追求し、インドのアシュラムでは精神力を高めるべくヨガと瞑想(めいそう)に励む。そして、最後に訪れたインドネシアのバリ島では、彼女の人生を大きく変える出会いが待っていた。


なかなか映画を観に行く時間がとれず
「悪人」と迷いましたが
やはり久しぶりなら明るくハッピーになれる作品が
きっと良いに違いないと思って
この作品に。

あらすじどおりの作品で
離婚と恋愛に敗れたアラフォーの女性が
旅するという話。

ありがちといえばありがちだけど
帰ってきたら彼女はそれなりに仕事もあるし
また旅することで新たに書くこともできるし
誰も周囲がとがめることがない1年の旅。
そんなことができちゃうのが私みたいなものにとっては
うらやましいことでもある。

失恋して離婚して
もっと深刻な人もたくさんいる現代。
あの程度で1年も自由に旅行ができるお金と今後が
あるだけでうらやましい。

重い問題にイチイチしてしまう主人公。
幸せだってことに気付かない
インテリな彼女は
自分探しというかそんなことを今更やれることが
また映画らしくて良い。

そんな自分がどんなに良い立場か幸せなのか
ということなんてすっかり忘れて
自分にしっかり耽って私みたいじゃない?と
半ば共感しながら鑑賞してしまいました。

完全に主人公に対して
能天気な女、と思ってみてしまうと
まるでだめだけど
自分に似てるなーなんて思ったら
わりと楽しめた。

多分、ジュリアンロバーツのさらっとした
魅力も一役買ってるんだろうけどね。

登場人物も脇役メンズ、ビックネームどころばかり。

一番、良かったのは
リチャード・ジェンキンス。
この人の言うセリフに泣かされた。
どんな人生だったか背負っていたか。
セリフの回想シーンは手抜きっぽくて
嫌だけど
リチャード・ジェンキンス並みの演技力なら
ありなんだよなーと思った。

そしてハビエルだけど・・。

私、この人がまるでタイプじゃないんですよね。
いつもセクシー的な男で登場することがあるけど
全くぞくっとこない。
多くの女性はハビエルはセクシーと映るから
あのように起用されることが多いわけなんだけど・・。

ジェームズ・フランコのあのせつない目の方が
どれだけ私にとってセクシーに映るか!


・・・とメンズを見る楽しみもあり
イタリア、バリ、インドの景色を楽しむのも良い映画。

まさに気楽に食べて、祈って、恋をして

そんな気分で見れたら合格。


★★★☆☆