ノウイング

2009年06月30日(火) 9時28分
解説: 『アイ,ロボット』のアレックス・プロヤス監督が放つディザスター・ムービー超大作。消滅の危機にひんした地球を舞台に、ある重大な事実を知った大学教授とその幼い息子による愛と勇気のドラマが展開する。主人公の大学教授を演じるのは『ナショナル・トレジャー』シリーズのニコラス・ケイジ。『ハリー・ポッター』シリーズなどを手掛けたハリウッド最高峰のデジタル・スタジオ、アニマル・ロジックが担当する驚異のVFX映像に注目だ。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 50年前の小学生たちが埋めたタイムカプセルから、数字が羅列されたメモを持ち帰った小学生ケイレブ(チャンドラー・カンタベリー)。彼の父親で宇宙物理学の大学教授ジョン(ニコラス・ケイジ)は、その数列を解析し、激しく動揺する。その数列は、実際に起きてきた過去の惨事と、これから先の未来に起こる災難を予知するものだった。(シネマトゥデイ)


ヤプログさんの試写会に当選して一足先に鑑賞させていただきました。
いつもありがとうございます。

さてこちらの「ノウィング」。
予告編も他の映画でみてましたが、最初に観た予告とここ数週間の間に観た予告では抜粋しているところが変わってた気がします。

最初の頃の予告は、こちらの写真にも出てる飛行機事故をメインにデーーンと予告をメインに持ってきていましたが最近の予告だと数字の羅列から出てくる予言、がメインで予告として打ち出されていました。

まさにその通りの映画で、このあらすじにも書いてるとおり50年前、タイムカプセルにある小学生が書いた数字が未来に起こりうる恐ろしい事件の数字と一致していたという話。

このシンプルな話をどれだけニコラスケイジを使って大きな映画にしてるかということ。

シンプルって言ってますが、本当はもっと複雑だけど最後には何もかもが合致する素晴らしいストーリーにしたかったんでしょうが、いろいろな要素を入れすぎてなんとなくどれもこれも中途半端になってしまった感が否めませんでした。

たださすがニコラスケイジを使ってのハリウッド映画。

次々に起こる大惨事は、いくつもこれだけ起こるのにすごい迫力です。
「見てくれ!!すげぇだろ!!このCG!!」と言ってるようですが笑、私は素直に「迫力ありました。すごいっす」と思いました。

それからサスペンスっぽい要素も含んでいるのですが、どちらかというとホラー映画で「ひょえ」と思ってしまうドキドキがあります。

ホラー映画のようなどっきっ、とする瞬間が音響や映像、ストーリー展開の中に処々ありました。

ラストに賛否はあるので評価は分かれると思います。
公開前ですし、私も予告を観て、観に行きたいと思っていた作品だったのであまり深くは切り込みません。

ニコラスケイジの一人芝居(と言ってもよいほどで脇役の存在はあまり感じられないのでした)が光っていてそれなりの迫力(大惨事を迫力満点に映画にするというのはどうかと思いますが、ある種の恐怖に陥るという迫力)、というわけで、そのあたりを楽しむのにはよいのではないでしょうか。

BOY A

2009年06月24日(水) 22時14分
解説: 重く暗い過去を背負う青年が、新たな人生を歩み始めるヒューマン・ストーリー。イギリスの若手作家ジョナサン・トリゲルの同名小説を、『ダブリン上等!』で高い評価を受けたジョン・クローリーが映画化。『大いなる陰謀』の新星アンドリュー・ガーフィールドが、秘密を抱えたナイーブな青年を好演している。共演は『マイ・ネーム・イズ・ジョー』のピーター・ミュラン。人間の過去と罪、さらには先入観を問う深遠なテーマを感じ取りたい。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 生まれてきてから24年、そのほとんどを社会から離されて過ごした青年ジャック(アンドリュー・ガーフィールド)。ケースワーカーの中年男性テリー(ピーター・ミュラン)の指導のもとで新しい人生を歩み始めた彼は、運送会社で働くことに。やがてジャックは職場で知り合った女性ミシェル(ケイティ・リオンズ)と親密になるが……。(シネマトゥデイ)

久しぶりにDVD鑑賞のレビューを書きます。
今年のDVD鑑賞はこれがお初か。

こちらの作品は、劇場で観ることができなかったものでした。

どんな話かも全く知らずに借りたのですが、すごく重いテーマでした。

BOY A=少年A。

つまり日本と同様に未成年で犯罪を犯した少年につけられる少年Aと同じ意味合いだったんですね。

映画全体としては、当初この青年がどんな罪で「BOY A」になったことなど明かされておらずストーリーを追っていく中で、名前を変え新しく生まれ変わりながら生きていく過程の中で、彼が苦悩したりその頃を思い出したりして少しずつどうして「BOY A」となってしまったかが回想シーンと合わせながら小出しされます。

これがうまい。

少年時代のフィリップとの友情関係とどうしてこんなことになってしまったのか、という回想がサスペンスタッチで描かれていて、青年である今は、いつ彼がエリックとして身ばれしてしまうか、というところもある種のサスペンスとして同時進行で描かれています。

青年の犯した罪はどんなに幼くとも許される行為ではありませんが、その過去と戦いながら生きていこうと悩む姿勢などもうまい。


この映画のテーマとは・・。

幼いが故に犯してしまった許されないこと。


★★★★☆

トランスフォーマー/リベンジ

2009年06月22日(月) 20時53分
解説: トランスフォーム(変身)する金属生命体同士の、人類を巻き込んだ戦いを描き大ヒットを記録したSFアクション大作の続編。今回は前作の1億5,000万ドルの2倍にあたる製作費が投じられ、アメリカのみならず、ロンドン、上海、エジプトなど世界各地を舞台に物語が展開していく。監督は前作に引き続きマイケル・ベイが担当。シャイア・ラブーフをはじめ、前作の主要キャストも続投する。驚きの極限まで突き進んだビジュアル・エフェクトなど、前作をはるかに上回る壮大なスケールが見どころだ。(シネマトゥデイ)

あらすじ: オートボットとの壮絶な戦いの末に敗北したディセプティコンが、新たな仲間を率い、より凶悪になって復活。ディセプティコンの新たな侵略計画は、現存するオートボットたちの総力をはるかに上回る巨大なトランスフォーマー、“デヴァステーター”やメガトロン以上に凶悪な“フォールン”を擁するものだった……。(シネマトゥデイ)

前作は全く興味がなく年度末のベストムービーで映画好きの人から多く選ばれていてその後DVDで観ました。

DVDでの鑑賞は、「普通」という感想。

今回は、せっかく観る時間もあったのでリベンジは映画館で鑑賞。
残念ながら噂のIMAXシアターで観ませんでしたが、やはりこの作品、映画館での鑑賞がおすすめですね。

大画面での迫力と音響、CG、どれをとっても映画館で観なけりゃ良さが半減となってしまう作品なのです。

ストーリーに関しては、別にどってことのないのです。
ストーリー展開の早さとその展開の早さの中に迫力あるシーンがここぞとばかりに入っていて、観ていて飽きることがなく2時間半近くの長い作品でしたがなんとなく遊びがてらに観れて楽しめて、ハリウッド映画!!を思いっきり感じることができました。

というわけで私はストーリーに対して何か思ったり感じたりノスタルジックな気分になったり、泣いたり、笑ったり・・気分を逆撫でられる地味な作品が好きなんですが、これは観ていてどんな思いになるとかそんなの一切なくて(しいて言うなら笑い?そんなに笑えるところもなかった気がするけど)単に大画面で「ハリウッド映画の底力」というのを楽しむための映画。

ほんとになーーにも考えずに「あーおもしろかった」とこの作品に乗れればこっちのものです。

ただ前半は前作を見てない人のためにキャラクター紹介が多くその分映画が長くなってしまったのかな。
一番、痛いキャラクターはサムの母親。
おちゃめで息子を誰よりも愛する母親、としたいところなんだろうけどらりって息子の初体験まで話し始めるのはどうなんでしょう。

それから今回、ルームメイトとして登場したレオがもう少しおたくっぷりを披露して一仕事してくれると期待してくれたんだけど最後までまぬけなルームメイトで終わってしまったのも残念。


★★★★☆

愛を読むひと

2009年06月19日(金) 16時40分
解説: 幼いころに恋に落ち、数年後に劇的な再会を果たした男女が、本の朗読を通じて愛を確かめ合うラブストーリー。ベルンハルト・シュリンクのベストセラー「朗読者」を原案に、『めぐりあう時間たち』の名匠スティーヴン・ダルドリーが映像化。戦時中の罪に問われ、無期懲役となったヒロインを『タイタニック』のケイト・ウィンスレット、彼女に献身的な愛をささげる男をレイフ・ファインズが好演。物語の朗読を吹き込んだテープに託された無償の愛に打ち震える。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 1958年のドイツ、15歳のマイケルは21歳も年上のハンナ(ケイト・ウィンスレット)と恋に落ち、やがて、ハンナはマイケルに本の朗読を頼むようになり、愛を深めていった。ある日、彼女は突然マイケルの前から姿を消し、数年後、法学専攻の大学生になったマイケル(デヴィッド・クロス)は、無期懲役の判決を受けるハンナと法廷で再会する。(シネマトゥデイ)


この原作を随分と前に読んで心を打たれたのを覚えています。
この引用した解説には「ラブストーリー」という形になってますが、原作を読んだときはラブストーリーとはちっとも思わなかった。
前半は映画のとおりねっとしとしたアラフォー女が15歳の男の子と情事に耽るつうなんともがっかりなあらすじ。
多分、原作でもわりと多くのページにこのくだりが書かれていた記憶があります。
ただベストセラーになったにはそれなりに理由があって、やはりメインとなるのは裁判での話。

ここでやはり時代の中のどうすることもできない思いや切なさ、やりきれなさがひしひしと伝わってきて、やり場のない思いにかられるのです。

さて映画ですが。。

今回、ケイト・ウィンスレット、ついにオスカー受賞の作品。
ここのところ演技に磨きが入り、「ウォーロード」でも良い演技を見せてました。
ここではどうかというと、やっぱり脱いでました。笑

脱いでオスカー、という計算した女優さんもいるけどこの人、いつだって濡れ場もしっかりあってしっかり脱いでくれる女優さん。
別にこの作品だから脱いだんだろう、という珍しい印象もなく、今回はさらに無駄見せ、無駄脱ぎが多かったような・・。
別にここで脱ぐ必要もないだろ、乳、見せる必要ないだろ、ってろところもあったな。

華奢な女性よりもこのぐらい母性を感じる体の方が男性からは好まれるのかなと思うけど、ここまであっさり脱ぐと何か勘違いしてるような気がする笑
モニカベルッチの均整のとれた体とはちょっと違うのよね。
お腹も段段だーんだし。

あ、でもこの作品では、年なの役柄のために絞ったのか胸も以前より小さく見え、段々腹でもなかったです。

ケイトはオスカー獲ったけど、それほどでも・・と思ったのは、若き日のマイケルを演じたデヴィットくんがものすごく良かった。
15歳には見えないけれど大学生になり裁判を見るときの視線だとか裁判の途中で思わず外に出て煙草を物思いにふかすとか・・。
この役柄にはいろいろ苦悩もあっただろうと思うんだけど、彼のインタビューって全然、ないのよね〜。
なんで?

すっかり映画の感想からそれてしまいました。
ネタばれありなので追記します・・。

やっぱり原作の方が良かった。
ストーリーの全体像は解釈によってはありなのかもしれないけれど、私が読んだ原作との解釈は違っていたかな。

★★★☆(3.5)


ケイトのすごいな、というか人生に余裕があるせいなのか(旦那さんの職業柄仕事を失う可能性は低いですから)整形をほとんどしてないんじゃないか、と思えるところ。
いい感じで年を重ねていて、あの年齢ならこのぐらいのシワあるよね、っていうシワがきちんとあるのです。

好きでも嫌いでもなかったけれど、この調子で上手に年を重ねてくれたらきっと大好きな女優さんになりそうだな。

ウォーロード/男たちの誓い

2009年06月18日(木) 20時31分
解説: 香港や台湾の映画賞を総なめにした、ジェット・リー、アンディ・ラウ、金城武共演の歴史アクション・ドラマ。清朝末期、太平天国の乱での実話を基に、男たちの友情と裏切りをダイナミックに描く。『ラヴソング』などの恋愛映画の名手、ピーター・チャン監督が血なまぐさい激しい戦場シーンを演出し、ジェット・リーも複雑な感情を抱える役柄でこれまでにない繊細(せんさい)な演技を披露。スリリングな展開から、最後まで目が離せない。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 19世紀の中国。太平軍との戦いで1,600人の兵士を失った清の将軍、パン(ジェット・リー)。街に出たパンは盗賊のリーダーのアルフ(アンディ・ラウ)、その養子のウーヤン(金城武)と出会い、昨夜ともに過ごしたリィエン(シュー・ジンレイ)がアルフの妻と知る。アルフとウーヤンは清軍に入り、3人は義兄弟の契りを結ぶことになるが……。(シネマトゥデイ)


おおお!!!なんとビックな3人の主演。
素晴らしすぎます。
ジェットリーは、もうアクション映画に出ないって言ってませんでしたっけ?
とは言っていたとしても、この映画でのジェットリーのきれのあるアクションは最高でした。

映画全体ですが、金城武が出ているせいか「レッドクリフ」と比べる意見もありますが、私、これ比べること自体が違ってるように思います。

全く「レッドクリフ」とは別物。

「レッドクリフ」はエンターテイメント性の高い作品で娯楽作品と言っても良いと思うけれど、こちらの「ウォーオロード」は、ドラマです。

男の、血なまぐさいドラマです。

それから「レッドクリフ」との大きな違いは、女性です。
「レッドクリフ」の小喬は常に一人の男を愛し支え、さらに男をあげていくタイプですが、リィエンは男をダメにするタイプ。
だいたいね、夫と義兄弟の契りを交わしている別の男とも、なんて考えられないし映画の中では、あっさりと二人の男とうまくやっちゃってるのが気に入らない。
まあ、これが話のミソにもなってくるわけですが・・。

前半は3人のうまいチームワークでなんとなく話がとんとん拍子。
こんなにうまくいってしまっていいの?というぐらい。

これだけ主役級の3人がそろってますので、そりゃあストーリーもそれぞれに対して思いが分かれ、3人とも別の意見を持ちつつもやはり全く違う見解に立ち、そこで私もこの3人のどれが一番正しいのかと悩むほど。


映画館での鑑賞がおすすめです。


★★★★☆


にしても相変わらず金城武、かっこいいーー。
レッドクリフでは激しいアクションは観れませんでしたが、このウォーロードでは観れます。

幸せのセラピー

2009年06月17日(水) 20時19分
説: 逆玉のこしに乗って結婚したものの仕事も容姿もさえない中年男が、運命の女性と出会って本来の自分を取り戻すヒューマン・コメディー。『ダークナイト』のトゥーフェイス役の、アーロン・エッカートが情けないダメ男を好演。『ファンタスティック・フォー』シリーズのジェシカ・アルバが主人公の運命を左右する女性を演じる。監督は本作がデビューとなるメリッサ・ウォラックとバーニー・ゴールドマン。ダメ男から抜け出すための行動力と勇気がさわやかな笑いと感動を呼ぶ。(シネマトゥデイ)

あらすじ: ストレス太りで自信喪失気味の中年男、ビル(アーロン・エッカート)。銀行頭取の娘で妻のジェス(エリザベス・バンクス)はいけ好かないテレビレポーターのチップと浮気中で、ビルは嫌々セレブ生活に甘んじながらもドーナツ・チェーン・ビジネスをひそかに画策している。ある日、若く美しいルーシー(ジェシカ・アルバ)に出会ったことから、妻ジェスを嫉妬(しっと)させる計画を実行することになり……。(シネマトゥデイ)


アーロンエッカートってあんなに太ちゃったの?
これ2007年の作品で2008年にダークナイトだから今はスレンダーに戻ったのかな。。

なんとなく観た作品でしたが、はっきり言えば何が言いたいのかさっぱりわからなくて、奥さんに浮気されてそのビデオを撮って、それがYouTubeみたいなところにUPされたり、逆玉の輿の人生で適当にうまくやってれば良いのだろうけど、結局、この人、そういうのが向いてなくて常に何をしながらも嫌だなーと思いながら生きているの。
そんなんだから奥さんに浮気されるんだよ。

きっと高校生との出会いが良い人生のスパイスに、というところだったのでしょうがそれもなんだか中途半端。

ビルが何か変わる大きな事件だとかビルが実際に変わったのであれば良い映画だと思えたのかな。

だらだらとつまらない中年男の失敗日記を見ているようでした。

お兄さんの恋人に「競争ばかりしたがる」と言われてたけど、そんな風にも思えなかった。

ジェシカアルバももっと効果のある役どころかと思いきや出ても出なくても一緒だったような・・。

★★☆☆☆


さてなぜあの高校生はあんなにお金を持っていたのでしょう。
謎は明かされぬまま。
金持ちつながりで、奥さんの家と関係があるにかな、とか秘かに期待してたんだけど。

レスラー

2009年06月15日(月) 19時37分
解説: 自らの生き様を貫き通す中年プロレスラー役がミッキー・ロークのはまり役となり、数々の映画賞に輝いたエネルギッシュで感動的な人間ドラマ。監督は『π』『ファウンテン 永遠つづく愛』のダーレン・アロノフスキー。主人公の一人娘には『アクロス・ザ・ユニバース』のエヴァン・レイチェル・ウッドがふんし、主人公が好意を寄せるストリッパーを『いとこのビニー』のマリサ・トメイが演じる。栄光の光と影、落ちてもなお失わない尊厳を体現するミッキー・ロークの名演に、大きく心を揺さぶられる。(シネマトゥデイ)

あらすじ: かつては人気を極めたものの今では落ち目のレスラー、ランディ(ミッキー・ローク)。ある日、ステロイドの副作用のために心臓発作を起こし、レスラー生命を絶たれてしまう。家族とはうまくいかずストリッパーのキャシディ(マリサ・トメイ)にも振られ、孤独に打ちひしがれる中で、ランディは再びリングに上がる決意をする。(シネマトゥデイ)


ニコラスケイジにほぼこの役が決まっていたというのに ダーレン・アロノフスキー 監督がミッキーロークにということでミッキーロークに今回のこのレスラーの役が回ってきたというのは有名な話。

これニコラスケイジだったらここまでの作品はできなかっただとうなと思う。
ダーレン・アロノフスキー 監督の配役、間違ってなかった。

ミッキロークの哀愁漂うあの背中。
トレーラーですら家賃が支払えなくて追い出されそうになったり、老眼鏡をかけながら公衆電話をかけるシーンは哀愁漂います。

彼の栄枯盛衰な人生とも重ね合い、セリフ一言一言にも重みがあります。


以下ネタばれありなので追記します・・。

ミッキーロークの渾身の演技は見ごたえあり。
それにしても整形のあとがすごくて、ほんとにひどく崩れてしまってるな・・。

★★★★☆

天使と悪魔

2009年06月14日(日) 20時14分
解説: ロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演の大ヒット作、『ダ・ヴィンチ・コード』の続編となる歴史犯罪ミステリー。イタリアのローマで400年の時を超えてよみがえった秘密結社・イルミナティによるバチカンへの復讐(ふくしゅう)を阻止するべく、ガリレオの暗号コードに挑む宗教象徴学者・ラングドンの活躍を描く。ヒロインには『ミュンヘン』のイスラエル人女優アイェレット・ゾラーを抜てき。ほかにユアン・マクレガーやステラン・スカルスガルドなど、国際色豊かな実力派俳優たちが脇を固める。原作の張り詰めた緊迫感を、より臨場感たっぷりの映像で見せてくれることに期待したい。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 宗教象徴学の権威、ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)は、秘密結社・イルミナティの復活を探るべくローマへ旅立つ。17世紀、バチカンの科学者への弾圧の陰で結成されたイルミナティが、今にも教皇候補の暗殺を計画しているという。ラングドンと科学者ヴィットリア(アイェレット・ゾラー)は、ガリレオの暗号コードの解明に乗り出すが……。(シネマトゥデイ)


随分と観るのが遅くなってしまいましたがやっと行くことができました。
今月ぐらいでこの映画も終了するところが多いようですね。
私の行ったシネコンでは、小さい劇場セレクトしていて、ほぼ満席状態。
上映して長いこと経っていたので時間ぎりぎりに行きましたが失敗でした。
連れと席を離れて鑑賞する羽目になりました。
私たちのようにもうすぐ終わっちゃう、急がなきゃ、という人も多かったのかな。
ターミネーターに流れると読んでいたんですけどね。

前回の「ダヴィンチコード」は原作を読んでから行き、今回の「天使と悪魔」は未読。

どうなんでしょうか・・。

話の筋をすべて追ってるだけのように思い、謎がするすると解けるのが早い気がしました。
確かに安心して見ることができるし、展開も早いのでストーリーには吸い込まれるけれど、あれだけのセットと良い役者を使っているのに話の筋を追ってるだけの作品になってしまい残念な気がします。

イルミナティの存在とバティカンとの関係を浅くでも良いので知識を入れておくとすっと話に入れるかな。
この関係がわかってないとこのストーリーも話がどんどん進んでしまうのでわかりにくいかもしれないです。

3部作ということで次回作もきっとあるんでしょうね。

次回は本を読んでから劇場へ行こうと思いました。


★★★☆☆

路上のソリスト

2009年06月13日(土) 9時57分
解説: ロサンゼルス・タイムズの記者スティーヴ・ロペスのコラムを基に、路上に暮らす天才音楽家ナサニエル・エアーズとロペス自身の心揺さぶる魂の交流を描いた人間ドラマ。監督は『つぐない』のジョー・ライト。ナサニエルを『Ray/レイ』のジェイミー・フォックス、ロペスを『アイアンマン』のロバート・ダウニー・Jrが演じる。実話ならではの驚きと感動に満ちた展開と、ハリウッドきっての実力派スター二人による熱演が堪能できる。(シネマトゥデイ)

あらすじ: バイオリンを演奏する路上生活者のナサニエル(ジェイミー・フォックス)に出会ったロサンゼルス・タイムズの記者ロペス(ロバート・ダウニー・Jr)。かつてジュリアード音楽院に在籍し、チェロを演奏していたというナサニエルに興味を抱いたロペスは、ナサニエルの人生について調べ始め、連載コラムの題材にしようとする。(シネマトゥデイ)


あまり上映されている映画館が少ないせいでしょうか。
当日、映画館は満席でした。

実話をもとに・・ということは映画のエンドロールで知りました。

実話か。
なるほど。

わりと実話に忠実にしたかったのでしょうか。
実話をもとにしているからこそいろいろと「ここも伝えたい」「あれも伝えたい」という思いが氾濫しすぎて、テーマが何だか見えなくなってしまっているのです。

ナサニエルという路上生活者のソリストの素晴らしい才能についてロペスが記事として書き、それが反響を呼んだ。
けれども実話であるだけにナサニエルは路上生活者になってしまった理由に精神病を患っており、ロペスが路上生活者から家の中で生活をして「普通」になってほしいと願うことにナサニエルは多くの葛藤と思いを抱えます。
これが、フィクションであるならばその努力が実を結んで納得のいく結果になるのだろうけど最後まで、だらだらとこの葛藤を繰り返し、答えが見えないまま終わってしまいました。

事実なんてそんなもんだよ。

それがテーマであるならば成功だけれどこの映画ではそんなことを伝えたかったのか。
映画だったら映画の世界の中だけでも夢を見て、現実的ではないけれどこれが現実だったら素晴らしいのにと自然に観客が感情を持つことに賛成する私としては、この作品を良いと思えなかったな。

軸がぶれていたなとおもうのが、ロペスとナサニエルの友情なのか、LAでの路上生活者の現実なのか、才能ある人間が路上生活者でそれを偶然新聞記者が発見したのか・・。

軸がぶれていても退屈することなく観れたというのは、評価するところかも。


★★☆☆☆

それでも恋するバルセロナ

2009年06月11日(木) 9時52分
解説: ウディ・アレン監督がスペインのバルセロナを舞台に、四角関係の恋愛を描くロマンチック・コメディー。二人のアメリカ人女性、そしてスペイン人の画家と彼の元妻が、各々の個性や恋愛観のもとに駆け引きを繰り広げる。『マッチポイント』『タロットカード殺人事件』に続きウディ監督作品でヒロインを演じるスカーレット・ヨハンソンのほか、スペインを代表する俳優のハビエル・バルデムとペネロペ・クルスが出演。魅力的な俳優陣に加え、街の風景にも酔いしれることができる。(シネマトゥデイ)

あらすじ: バルセロナにバカンスに訪れたクリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン)とヴィッキー(レベッカ・ホール)は、画家のフアン・アントニオ(ハビエル・バルデム)に惹(ひ)かれていく。そんな中、彼の元妻のマリア・エレナ(ペネロペ・クルス)が戻ってきたことから、やがてクリスティーナとマリア・エレナにもある感情が芽生え始め……。(シネマトゥデイ)


ヤプログさんの試写会に当選し、一足先に鑑賞させていただきました

この映画は、絶対、観たいリストに入っていた作品で、監督がウディ・アレンにウディ・アレンお気に入りのスカヨハ、そして私の大好きなペネロペですよ!
この豪華メンバーったらないです。

この作品で、ついにペネロペちゃん、助演女優賞を獲得
ペネロペちゃんは、トムクルーズと付き合ってる頃(ハリウッド進出を狙ってた時期?)は、ハリウッドの出演者ほぼ全員に手をつけちゃうとかそんな噂もあり、そのくせ演技はいまいち・・。だったりしたのですが、ハリウッドにこだわらず「スペイン」に活動の拠点を戻してからその魅力がまた復活!
ペネロペちゃん、英語が下手くそだったので演技もハリウッドでは評価されませんでしたが、やっぱり母国語スペイン語を使った作品では、彼女の演技力は光るんですよ。
もしもハリウッド時代のベネロペちゃんしか知らずに偏見を持ってる方がいるなら是非とも、スペイン映画での彼女を見てほしいです。

今回ペネロペちゃんは、この映画で存在感大あり。
激しいスペイン女を熱演ですよ。

助演女優賞をとりましたが、今回の作品ではすべてオスカー狙える要素は揃っていたと思います。

まず役柄はスペイン女性。

スペイン語の役で拙い英語もスパイスになる。

性に奔放なとても品が良いと思えない役柄。(彼女は品が良い役は似合わないと思うので)

そして私生活でも恋人同士のハビエルとの共演。
何度もハビエルとは共演していますが、やはり慣れてるせいかかけ合いなんかは絶妙なバランスです。

この作品の中ではやっぱりスカヨハを違う意味でも食っちゃいましたが、作品の中でも圧倒的な存在感。
もっとペネロペちゃん、というよりもマリアエレナ出て!!と思ってしまうほどでした。


そして、今回は、激しい気性のクレイジーな元妻。
ペネロペちゃんは、1時間ぐらいしてからやっと登場。

それまではスペイン旅行にきた二人の女性の個性と画家(ハビエルバルデム)との出会いなどが描かれていて、そのペネロペちゃんと出会う1時間の間に、この3人の性格がしっかりと描かれています。

クリスティーナ(スカヨハ)は奔放な恋愛を楽しみ、いきなり「セックスを楽しもう」と誘ってきたフアン(ハビエルバルデム)にすっかり酔いしれます。
反対に恋愛に対して保守的なヴィッキー(レベッカホール)はそんなフアンに嫌悪感を抱きますが、あるちょっとしたきっかけですっかりフアン恋してしまうのです。

ヴィッキーはわりと日本人っぽい考えの女の子なのでなんだか一番共感できました。
すごくまじめで、こういうまじめな子ってわりきって恋愛ができなくて、わりきって恋愛できてしまう男に恋をしちゃうとものすごくはまるし、傷つくことも多い。
一番、今回のフアンみたいな男に引っかかっちゃまずいタイプでそれを自分でもわかってるから将来安定した男と結婚しようと思うんですよね。

スペインの名所もちらほら。
ガウディを私は実物をみたことはありませんが大スクリーンで見ただけで圧倒されました。
ガウディみたい〜!!
そして、軽快なスペインの音楽(ボサノバぽく軽快な女性ボーカル)でどなたがうたっているんだろうか、スペインのイメージとアバンチュールな恋を予感させるボーカルは映画にマッチしてました。

ウディアレンらしいシニカルなラブコメで、大胆な話の展開だけど、映画だから大げさになっているだけで、小さなところでは恋愛や結婚という男女の関係の中に「あるあるある」の要素がこめられた作品。

フアンのよな男になんで・・。
なんであんなにもてるの、って思うけど、ああいう男っているのよね。

常にいろんな女に愛情がふりまけて、わかっているけど魅かれちゃうんだよね。
そんなにかっこいいわけじゃないんだけど、女性馴れしてるせいか扱いもうまくて。

こういう男には恋愛にまじめなヴィッキータイプは気をつけましょう!

ま、1回ぐらいはそんな恋愛もいいと思うけど笑