四川のうた

2009年04月25日(土) 10時07分
解説: ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した『長江哀歌(エレジー)』のジャ・ジャンクー監督によるセミ・ドキュメンタリー。大地震が起こる直前の中国四川省・成都で再開発のため閉鎖される巨大国営工場「420工場」を舞台に、そこで働いていた労働者たちが語るさまざまなエピソードを通し、中国がたどってきた激動の歴史を浮き彫りにする。文化大革命や自由化政策など、目まぐるしい政治的変動の中でたくましく生き抜いてきた人々の姿が深い感動を誘う。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 大地震が起きる前の中国四川省・成都、巨大国営工場「420工場」が新興住宅地として再開発するため閉鎖された。かつて420工場で働いていた労働者たちが語る家族や初恋の人、一緒に働いた仲間との思い出……。閉鎖されていく工場の様子と彼らのインタビューを映し出しながら、現在に至る中国の変遷を浮き彫りにしていく。(シネマトゥデイ)


いつも参考にしている雑誌の評価がまあまあだったので行ってきました。
かなり苦労して行ったんですが、セミドキュメンタリーということとインタビュー形式の作品で、そういえば、インタビュー形式の映画って苦手だったんだ、と思いだしました。

インタビュー形式の映画でしたが、インタビューだけで情景と状況がわかるのは、さすが。
ですが、やはり苦手なところとするインタビュー形式の映画。
単調なので、言葉の中でイメージしなくてはいけないのでどうしても睡魔が襲ってきてしまいます。
やはり退屈と感じた人も多かったらしく、このような地味な作品にしては、映画館の入りも良かったのに、数名、退席しておりました。

ドキュメンタリーとして工場の繁栄と衰退の時間経過、インタビューをうまいことこの繁栄と衰退に入れ、イマジネーションで当時を思い出させ、思わずじんわりとくる話なんかもあったり。
TVでやるには少し大きな内容にも思うし、だからといって映画でこれがドキュメンタリーとしてどうなのかというと退屈さは否めかった。

向き不向きもありますが・・。
やはり私はインタビュー形式の作品はどうも苦手なようです。


★★☆☆☆

バーン・アフター・リーディング

2009年04月24日(金) 20時25分
解説: 『ノーカントリー』でアカデミー賞作品賞ほか主要3部門などを受賞したジョエル、イーサン・コーエン兄弟が放つクライム・コメディー。CIAの機密情報が書き込まれた一枚のCD-ROMをめぐり、さまざまな人々が衝撃の結末へと突き進んでいく。出演は『オーシャンズ』シリーズのジョージ・クルーニー、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のブラッド・ピットら。演じる俳優をそれぞれ想定して書かれたという個性豊かなキャラクターたちと、彼らがたどる運命の行方に注目だ。(シネマトゥデイ)

あらすじ: CIAの機密情報が書き込まれた1枚のCD-ROMを、勤務先のフィットネスセンターで拾ったチャド(ブラッド・ピット)とリンダ(フランシス・マクドーマンド)。そのころ、元CIA諜報員のオズボーン(ジョン・マルコヴィッチ)は、機密情報の紛失にうろたえていた。一方、オズボーンの妻ケイティ(ティルダ・スウィントン)は、財務省連邦保安官ハリー(ジョージ・クルーニー)と不倫中で……。


コーエン兄弟の作品で、かつ出演者が豪華。
これは、宣伝なんてなくたって行きたくなります。

コーエン兄弟が雑誌でこの映画についてのインタビューが出ていて、今回は、この役者にこんな役をやらせたい、という想定してから脚本を考えたようですね。

ブラピにおバカな役ってことね。笑
若いころはかなりそんなおバカな若者を演じていた記憶があるんだけど気がついたらここのところ全くおバカな役がそういえばなかったような〜と。
今回のおバカな役は、今までにないほどのおバカな役。
やっぱブラピはおバカ役、最高。

そして、ジョージクルーニーは、女好きをやらせたかったのかと。
確かに女好きではあるけど、ネタばれになるから言わないけど、誤って罪を犯してしまう・・ということをやらせたかったのかもなと。

それからなぜかジョージクルーニーの愛人役にティルダスウィントン。
彼女、「フィクサー」では、ジョージクルーニーの敵役だったんですよね。
これもコーエン兄弟の遊び心が出ております。

それからジョンマルコビッチも忘れちゃいけない。
マルコビッチが、エクササイズする姿は、何とも滑稽で笑いを誘います。

最後はやっぱり奥様のフランシスマクドーマンド。
やっぱり最終的にはおいしい役どころだったような。


「ノーカントリー」で頑張りすぎてしまったのか、コーエン兄弟の遊び心満点の作品でして、やはりこの作品は、コーエン兄弟の思惑通り、ブラピのおバカな役を見てみたい!というファンの心をくすぐる作品です。

笑いは結構、シュールで、コメディにするには日本人にはきつすぎるものも多いけど、こんなビックなスターがこんな役、やっちゃうの?という視点でみると楽しめるのでは。
コーエン兄弟だからできた軽い遊びのような作品でした。

コーエン兄弟の作品じゃなかったら、これブラピ、ジョージクルーニー出たかな〜笑


★★☆☆(2.5)

ミルク

2009年04月22日(水) 19時39分
解説: 1970年代のアメリカで、同性愛者であることを公表して公職に就いたアメリカ初の政治家ハーヴェイ・ミルクの生き様を描く伝記ドラマ。監督は『エレファント』のガス・ヴァン・サント。個人の権利を守るために戦い、凶弾に倒れたミルクをオスカー俳優ショーン・ペンが演じている。同役ですでに多数の映画賞を制覇しているショーンの熱演と、今なお尊敬の念を集めるミルクの愛すべき人柄をフィルムに焼き付けたガス・ヴァン・サントの手腕を堪能したい。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 1972年のニューヨーク。金融や保険業界で働いていたミルク(ショーン・ペン)は、20歳年下のスコット(ジェームズ・フランコ)と出会い、恋に落ちる。二人は新天地を求めてサンフランシスコに移り住み、小さなカメラ店を開店。そこはたちまち同性愛者やヒッピーたちのよりどころとなり、ミルクは彼らを快く思わない保守派に対抗した新しい商工会を結成することになる。(シネマトゥデイ)

ショーンペンが今年度のアカデミー主演男優賞に輝いた作品。

それ相応のすばらしい演技。
これ、ショーンペンだから、いいんだよね。
オーディションかなんかで、この役をとった、新人だったら「もともとこういうキャラに違いない」で終わってしまうけれど、あのショーンペンが、こんなに抑えた演技をするなんて!!ってことになるのです。

以前観た、ショーンペンが主演の「オール・ザ・キングスメン」でも政治家役でしたが、あの役どころはとにかく攻撃的なショーンペン。
同じ政治家なのに、同じ人とは思えない演技にさすが、と思うしかありませんでした。

ショーンペンの演技を観に行くというだけで、十分、この作品の良さを味わえます。

そのほかにダンホワイトを演じたジョシュ・ブローリン。
雑誌で読みましたが、ダン・ホワイトにそっくりすぎて、なおかつなりきりすぎてしまってるため、彼の近くに寄れなかったとか・・そんなエピソードもあります。

そしてエミール・ハーシュ。
ショーンペンの監督作品では主演を務めてますが、ショーンペンが目をつけてるだけあり、ここでも良い演技をみせてくれています。
今後も、ショーンペンの役者魂を受け継ぎ、良い映画にどんどん出てほしいものです。

今回、何と言っても、私の中で、一番輝いていたのが、そして、今まで1度だって「かっこいい」とも「セクシー」だとも思ったことがなかったのに、この映画で、しかもゲイ役だというのに惚れてしまった・・。

ジェームズ・フランコ!!

何、あのかっこよさ。セクシーさ。
今まで、何とも思わなかったのに、やはり、恋している目でうっとりとハーベェイを見つめる瞳に、終始ドキドキ。(相手が女性だったらもっとドキドキしたのに)
というわけで、ジェームズ・フランコのためにDVDを買ってしまいそうな勢い。


さて、すっかりストーリーだとかそのあたりが全く触れてませんでしたが、やはりショーンペンの演技を見るのにお金を払ってみる価値ある作品。

この時代にこのタイミングにゲイで初めて政治家になった人を映画にするあたり、現在、多少なりとも差別はあるにしても、市民権を得れているからこそ。
むしろ現代の日本ではおネエマンなんて名前もでき、TVではひっぱりだこの状態。
生きるのは大変なことも多いけど、彼ら?彼女らを見てると元気になれるのは確かです。

柔和なショーンペン、見ごたえあります。

★★★★☆

しつこいけど、ジェームズ・フランコ、かっこよかった〜。

スラムドッグ$ミリオネア

2009年04月19日(日) 19時36分
解説: 『トレインスポッティング』『28週後…』など多彩なジャンルで観客を魅了する、鬼才ダニー・ボイルの最高傑作といわれる感動的なヒューマン・ドラマ。インドを舞台に、テレビのクイズ番組に出演して注目を集めたある少年が、たどってきた生い立ちと運命の恋をボリウッド風の持ち味を生かしながらつづっていく。主演はこの作品でデビューし、数々の映画賞を受賞したデヴ・パテル。底知れないパワーと生命力を感じさせる人間讃歌に息をのむ。(シネマトゥデイ)

あらすじ: テレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、賞金を獲得したジャマール(デヴ・パテル)だったが、インドのスラム街で育った少年が正解を知るはずがないと不正を疑われ逮捕される。ジャマールになぜこれほどの知識があり、この番組に出演するに至ったのか。警察の尋問によって、真実が明らかになっていく。(シネマトゥデイ)


かなり楽しみにしていました。
少々期待が高すぎたのでしょうか。
もしかしたら、どのような映画なのかなど全く知らずに鑑賞したら、感じ方も違っていたのかもしれないです。

しかしアカデミー賞を獲っただけのことはあるなと思うのは、構成、演出、音楽などなど、あげたらきりがないのです。

巧いな、と思ったのは、ジャマールという主人公の人生をすっぽりとこの人気番組「ミリオネア」にかぶせていて、司会者とのやり取りの中でも、ジャマールが人を信じないけど諦めない性格を出してみたり、ジャマールの生い立ちの中に、今あるインドの貧富の差や貧しい人々の生活などを見ることができたりすることなど。かな。


2時間近く、退屈することなく映画に気持ちが入りこみ、ジャマールが最後の問題が正解するかどうかという瞬間には、祈るような気持ちになりました。

またインド映画らしさをラストに持ってきたダニーボイル監督。
やっぱインド映画のラストはこうでなくっちゃ。(これはインド映画ではないけれど、インド人が主役でインドがメインなので)

ただしスラム時代のよりリアルな映画としては、ドキュメンタリー映画で最近見た「未来を写した子供たち」の方が印象として強かった。
ドキュメンタリーとフィクションを比べてよりリアルかというのはどうかと思うけれど、やはりインドが抱える問題は、このあたりにあることを改めて知ることとなりました。

一緒に映画に行った者が、インドに長いこと出張で行ったことがあるのですが、、あの映画の中の不衛生な色を出しているインドもまさしく現在の状況で、映画の中で兄サリームが、ムンバイの中心が世界の中心だ、という話も現在の状況らしいです。

心にずっしりくる作品ではないけれど、観て損はない作品。
インドっぽい明るさとアカデミー賞っぽい展開と構成力。

ボリウッドを堪能あれ。


★★★★☆

ある公爵夫人の生涯

2009年04月17日(金) 16時02分
解説: 故ダイアナ妃の祖先にあたるデヴォンシャー公爵夫人のスキャンダラスな実話を映画化。華やかな生活の裏で、夫の無関心や裏切りに苦しみながらも、自身の信念と愛を貫こうとしたジョージアナ・スペンサーの生涯を描く。主人公のデヴォンシャー公爵夫人を演じるのは、『つぐない』のキーラ・ナイトレイ。故ダイアナ妃を連想させるドラマチックなストーリーはもちろん、古城でのロケーションや絢爛(けんらん)豪華な衣装も見どころ。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 最も裕福な公爵の一人、デヴォンシャー公爵(レイフ・ファインズ)に嫁いだ17歳のジョージアナ・スペンサー(キーラ・ナイトレイ)。聡明(そうめい)で美しい彼女は公爵夫人としてイギリス中の人々に愛されるが、夫のデヴォンシャー公爵はジョージアナに男子の後継者を生むことだけを望み、自身は離婚歴のある女性との愛人関係を続ける。(シネマトゥデイ)


キーラナイトレイが華やかながら相変わらずの華奢ぶり。
あのコルセットのあるドレスを着ればもう少しバストのあたりが豊満になっても良さそうなもんですが、やはり華奢でした。笑
グラマーではない私にとってはある種の励みになります。

しかしドレスは豪華絢爛。
色も、どちらかというと、クールな色が多く、ブルーや紺を基調にしていたと思います。
パステル調な気分になる映画ではないので、ドレスの選びも良かったと思いますね。

それからメイクでは、かなり太めのアイブロウ。
太めのアイブロウは、強く芯の強い女性を思わせます。
この上品な仕上がりは、キーラがイメガを務めているCHANELを使っているのかな。

ストーリーは、どの国もこの時代によくある爵位を持った人々の話で、若くしてお嫁に行って息子を産むのが仕事の夫人。
公爵もその目的を持って結婚したわけだし、夫人となったジョージアナも幼いころからそのように躾けられていたため何の抵抗もなく結婚。

ネタばれありなので、追記します・・。


★★★☆☆

グラン・トリノ

2009年04月13日(月) 15時47分
解説: 『ミリオンダラー・ベイビー』以来、4年ぶりにクリント・イーストウッドが監督・主演を務めた人間ドラマ。朝鮮戦争従軍経験を持つ気難しい主人公が、近所に引っ越してきたアジア系移民一家との交流を通して、自身の偏見に直面し葛藤(かっとう)する姿を描く。イーストウッド演じる主人公と友情を育む少年タオにふんしたビー・ヴァン、彼の姉役のアニー・ハーなどほとんど無名の役者を起用。アメリカに暮らす少数民族を温かなまなざしで見つめた物語が胸を打つ。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 妻に先立たれ、息子たちとも疎遠な元軍人のウォルト(クリント・イーストウッド)は、自動車工の仕事を引退して以来単調な生活を送っていた。そんなある日、愛車グラン・トリノが盗まれそうになったことをきっかけに、アジア系移民の少年タオ(ビー・ヴァン)と知り合う。やがて二人の間に芽生えた友情は、それぞれの人生を大きく変えていく。(シネマトゥデイ)


ヤプログさんの試写会に当選いたしまして一足先に鑑賞させていただきました。
イーストウッド監督作品は常に人気も高く、今回はイーストウッドが出演最後と言われている作品。

そして、イーストウッドの作る作品は、常に私の胸に響き、何日も何日も考えさせられることが多く、良い意味でも悪い意味でも、心に残る作品を提供する現存している監督の一人。

前から書いてますが、鑑賞する側の気持ちを緻密に計算しきっていてずるいな〜って思うんですよ。

今回もね、前半は、イーストウッド扮する、元軍人で差別主義のウォルト。
朝鮮戦争で勲章をもらうも朝鮮戦争での心の傷をひきずり、偏屈で、息子や孫にも疎まれる存在。
そんな差別主義のウォルトの隣はモン族一家のいわゆるイエロー(東洋人)の人々。

今回珍しく、前半は、イーストウッドの映画では珍しいほどの、コミカルで笑いを誘う穏やかな雰囲気。
劇場内も、爆笑ですよ!ありえません、今までのイーストウッド作品からしたら!

でね、このコミカルで爆笑を誘い、和やかな雰囲気って、イーストウッドの映画では、非常にまずいんではないか。

絶対に罠があるはず。
だって、これだけでは終わらないもの、イーストウッド。


というわけで前半は、是非とも和やかでコミカル、そして笑いも誘う毒舌っぷりをたっぷりとお楽しみあれ、といったところですが、もちろんです、もちろん・・。


ネバばれになってしまうので、大雑把に述べておきますが、やはりイーストウッドらしい骨太で緻密で、「やっぱりやられた」と思わざると得ない作品。
心にまたもや何日も宿り続け、傷のように残っています。

名監督とはこのような人のことをいうのでしょうね。私にとって。

でも、やっぱりくらーくて笑、HAPPYな気分になれる映画ではないので何度も観たいと思えるものではないのです。

でもでも、目をそらさずに、観てほしい。

ネタばれありなので、鑑賞予定の方は、追記を読まないことをおすすめします・・。

フィッシュストーリー

2009年04月03日(金) 20時12分

解説: 『アヒルと鴨のコインロッカー』に続き、伊坂幸太郎の原作を中村義洋が監督したユーモラスでそう快な人間ドラマ。1970年代に活動した売れないパンクバンドの一曲を中心に、とりどりの登場人物が交錯しやがて地球の滅亡をも救う、時空を超えた奇想天外なストーリー。伊藤淳史、高良健吾、渋川清彦の実力派若手俳優に、ロックバンド・Drive Farの大川内利充が加わり、バンドメンバーを熱演。ロックシンガーの斉藤和義が担当した音楽にも注目だ。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 1975年、鳴かず飛ばずのパンクバンド“逆鱗”のメンバー4人(伊藤敦史、高良健吾、渋川清彦、大川内利充)は、解散前最後のレコーディングに挑んでいた。そしてときは超え、地球の滅亡まで数時間に迫った2012年、営業を続ける一軒のレコード店から“逆鱗”のあの一曲、「FISH STORY」が流れ始め……。(シネマトゥデイ)


全く観る予定なしだったフィッシュストーリー。
他の方のプレビューを読むとなかなかの良作のようではないですか。
もうすぐ上映も終わってしまいそうな雰囲気もあったので(近場では)大急ぎ。

オチとなるラスト10分にこの映画のすべてが集約されていて、集約されるまでのだら〜んとした間や意味不明とも思えるシージャックやシージャックの正義の味方。
なんだよ、おい、この映画・・。って感じ。

ラストまではなんとな〜くだらだらしていて、テンポが悪いし、登場人物の性格にも憤りを感じたりして、「失敗だったかも」と思ったわけですが、やはりあのラストがあまりにも納得ができるつなぎ方。
そりゃねえだろ、っていうのもラストに行くまで細かいキャラクター設定が、ここでさらに活きてきます。

昨年の「アフタースクール」を楽しんでくれた人なら好みの作品なのではないかな。


★★★★☆


ただね・・。
胃がんだというレコード屋に現れた元神父役の石丸謙二郎さん。
末期の胃がんならあんなに太ってないんじゃないかと。

それからパンクバンドの逆鱗。
確かにセックスピストルズよりも先にパンクというカテゴリーでメジャーデビューってことはなかなかおもしろい。
音楽としては、パンクに確かになってますが、元バンドおたくの私の視点で言ったら、あのボーカルの高良くんぐらいルックスが良ければ音楽がイマイチでも少しは、売れるから。
あ、だから彼だけ売り出したい、とレコード会社が言ったのか。
パンクバンドがいないのになぜピストルズを意識したような服装なのかも疑問。
もっと違うイメージでパンクをやってるのも良かったと思う。


最後に、多部未華子ちゃんは、知的な顔してますね〜。
今回の役にぴったりだったと思います。
伊坂幸太郎さんの作品は読んでことはありませんが、昨年、映画を見逃した『アヒルと鴨のコインロッカー』あたりから手初めに読んでみようかと思いました。

フロスト×ニクソン

2009年04月02日(木) 10時13分
解説: 今や伝説となったインタビュー番組の司会者デビッド・フロストと、ウォーターゲート事件で有名な元大統領リチャード・ニクソンのトークバトルを中心に、番組の裏側で繰り広げられたドラマに迫る話題作。監督は『ダ・ヴィンチ・コード』のロン・ハワード。フロストを『クィーン』のマイケル・シーン、ニクソンを『グッドナイト&グッドラック』のフランク・ランジェラが演じる。実力派俳優たちによる、ダイナミックな“心理戦エンターテインメント”として楽しめる。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 1974年8月9日、第37代アメリカ合衆国大統領リチャード・ニクソン(フランク・ランジェラ)が、ウォーターゲート事件の汚名にまみれて辞職。その光景をテレビで見ていたトーク番組の人気司会者デビッド・フロスト(マイケル・シーン)は、ニクソンに対する単独インタビューを企画。ニクソンの代理人にコンタクトを取る。(シネマトゥデイ)


映画の日ということもあり、満席状態の「フロスト×ニクソン」。
私も楽しみにしてました。

これはもちろん実際にあった話ですので、結果がわかっているといえばわかっています。
それでも、トークバトルという切り口も面白く、そして息を呑み、勝負はどうなるのかと思わざるを得ない展開に作られています。

ウォーターゲート事件とニクソンについては聞いたことがある程度の私。
どんなことがありどんなことをして政界を去ることになったのか、そしてこのトークを広げていく間に、ニクソンという人がわかってきます。
憎たらしいと思える瞬間もあるけれど、なんだか哀れに思えてくる瞬間もあります。
フランクランジェラの演技があってこそこの映画の成功の1つとも言っても過言ではないでしょう。

フロストに関しても、今までの現状、性格など、これまたわかりやすく作ってくれています。


帰り際、「面白かった」という意見が多く耳に入ってきました。(もちろん立ち聞き)
確かにあっという間の、2時間で、トークバトルがメインなのに、まったく飽きることなく観ることができました。


★★★★☆


ただし、期待が大きかった部分で、マイナスしたところとして・・。

ネタばれしそうなので追記します。