7つの贈り物

2009年02月26日(木) 8時24分
解説: 『幸せのちから』から再び、主演ウィル・スミスと監督ガブリエレ・ムッチーノが挑んだ感動のヒューマン・ドラマ。過去と折り合いをつけるために究極の贈り物を用意した主人公が、あるものと引き換えに他人の人生を変えようとするプロセスを描く。共演は『イーグル・アイ』のロザリオ・ドーソンと『ノーカントリー』のウディ・ハレルソン。複雑な人間性と命の尊さを温かく繊細(せんさい)に演じたウィル・スミスに心を揺さぶられる。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 過去の事件により心に傷を負った謎の男ベン・トーマス(ウィル・スミス)はある計画を立てていた。親友のダン(バリー・ペッパー)にだけ打ち明けられた計画は、見知らぬ7人の他人に彼らの人生が変わるような贈り物をすることだった。そして計画実現のためにはその7人でなければならない特別な理由があった……。(シネマトゥデイ)

この映画には生命の尊厳とか意味とか、持っている考えで感想が変わってくる作品だと思います。
私は、この主人公ベンには賛成できないです。
前半かなり長くだらだらと何かを遂行するために生きているということだけはわかりますが、意味不明に思えて、1時間ぐらいその調子なので、疲れてきました。

賛成できれば、良かったと思える映画だし、賛成する人も多いかもしれない。
けど、私は、この考えには賛成できなかった。

という意味で、

★★☆☆(2.5)


以下、ネタばれありなので追記で。

PARIS(パリ)

2009年02月24日(火) 17時58分
解説: 『スパニッシュ・アパートメント』などで知られるフランスの名匠セドリック・クラピッシュが、余命わずかな青年の目を通して、リアルなパリの日常風景を描いた珠玉のヒューマンストーリー。死の迫った主人公ピエールを演じるのは、セドリック監督作品の常連俳優ロマン・デュリス。その姉を『パリ、ジュテーム』のジュリエット・ビノシュが演じる。さまざまな人間ドラマを切り取ってきたセドリック監督が描く、美しくも切ないパリを堪能したい。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 心臓病で余命いくばくもなく、助かるには心臓移植しか手はない元ダンサーのピエール(ロマン・デュリス)。静かに療養生活を送っているピエールを案じた姉エリーズ(ジュリエット・ビノシュ)は、彼と同居を始めることに。そんな状況の中、ピエールは周りの人々の喜びや悲しみに満ちた日常に目を向けるようになる。(シネマトゥデイ)


タイトル通り、フランス映画らしいフランス映画で、あらすじにある二人が主要人物ですが、その二人を取り巻く様々な人生を平凡な生活の中に平凡を超えた出来事をスポットし、つなぎ合わせたような映画です。

最近、迫力ある映画を多く観ているせいか、典型的なフランス映画になんだか私は、退屈してしまいました。

特におしゃれなフランス、というわけでもなくおしゃれな人生、というわけでもなく・・。

そしてこれ以上に何かを思うこともなく・・。

しいて言うなら、フランス女性は、Mが多いのですか?ってぐらいです。
男性がわりと積極的でどうみてもサディスティックとしか思えない行動に出ているのに、それを嫌だ、嫌だ、と言いつつも受け入れてるのが印象的でした。

お暇なら&DVDでも良いかと。


★★☆☆☆

ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト

2009年02月23日(月) 19時51分
解説: 2006年秋、ニューヨークのビーコン・シアターで行われたザ・ローリング・ストーンズのライブを、マーティン・スコセッシ監督が撮ったドキュメンタリー。収容人数2,800人の劇場を舞台に、世界一の撮影スタッフがあらゆる機材を駆使し、ライブの全体像から舞台裏までを映しだす。ジャック・ホワイトやバディ・ガイ、クリスティーナ・アギレラという豪華ゲストとの競演や、40年以上にわたり第一線を走り続けてきたザ・ローリング・ストーンズの迫力あるパフォーマンスを楽しめる。(シネマトゥデイ)
あらすじ: ザ・ローリング・ストーンズの熱狂的ファンであるマーティン・スコセッシ監督は、彼らのみなぎるエネルギーをとらえるべく世界一の撮影チームを率いてライブ撮影へと挑む。舞台となるのは、2006年秋にニューヨークのビーコン・シアターで行なわれたライブ。18台以上ものカメラを駆使し、コンサートの全体像から舞台裏まで映し出していく。(シネマトゥデイ)


本日、アカデミー賞でしたね。
まあ、その話は本日はおいといて。

ストーンズ、観てきました。

これ、ストーンズが好きな人はたまらない映画だし、DVDも買うだろうし、何度も足を運んじゃうんだろうなと思うほどの出来。
マーティンスコセッシ監督がドキュメンタリーとして映画にしたものですが、ライブの臨場感、あふれています。

私、ライブの一番最初、ほんと一番最初に、ボーカルが、でーんと出てくる瞬間に、普通の人間ではありえないほどのオーラとカリスマを感じる一瞬が大好き。
もう、心臓がぐっとくるのです。

そんな一瞬がまさか映画でも味わえるとは思いませんでした。
ミックジャガーとストーンズの存在感、カリスマ性が一気に溢れ出る一瞬です。

私、ストーンズが日本に来日したときに、行きましたが、もうね、ほんとに蟻のように小さいミックジャガーを覚えております。

キースは、年をとればとるほど好きになります。
私はミックより断然キースが好き。

キースを知らない人であれば、「パイレーツオブカリビアン/ワールドエンド」に出演してました。
Jデップが、キースをイメージして、ジャックスパロウを演じたことは有名な話ですよね。
あの雰囲気は、他にない何か。

ただ、これファンの映画でね〜。
ストーンズに全く興味がない人は、退屈な映画だと思います。

私は楽しめましたが・・。


★★★★☆

チェンジリング

2009年02月21日(土) 9時26分
解説: 『硫黄島からの手紙』などストーリーテリングには定評のあるクリント・イーストウッド監督による感動作。息子が行方不明になり、その5か月後に見知らぬ少年を警察に押し付けられた母親の真実の物語を静かなタッチでつづる。実生活でも母親であるアンジェリーナ・ジョリーが、エレガントだが強さを内に秘めた母親を熱演。1920年代当時、堕落したロサンゼルス警察が保身のために行った数々の非道な行動が、実際にあったという事実にがく然とする。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 1928年、シングルマザーのクリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)は、ロサンゼルス郊外で9歳の息子ウォルター(ガトリン・グリフィス)と暮らしていた。ある土曜日、彼女は同僚に泣きつかれて断り切れずに休日を返上して仕事へと向かう。暗くなって彼女が帰宅すると、家で一人で留守番をしているはずの息子の姿はどこにもなかった。(シネマトゥデイ)


予告のとおり、メインとしておかれているのは、クリスティンの息子が、仕事から帰ると忽然と消え、そし数ヵ月後にみつかった息子が実の息子ではなかった、というのが軸となり、当時の警察の状況やらそれにまつわるエトセトラ(これが肝となるのでここではあえて書きませんが)とそれに対して果敢に戦う母、クリスティンといったところでしょうか。

とにかく・・。

相変わらず、イーストウッドが、うますぎる、と唸らずにはいられないほど今回もみせてくれました。

この人、加減がわかってるんですよ。
観客がどのぐらいやれば苛立ちを感じて、その苛立ちを観客がどうしたら納得してくれるか。

加減をわかっているのが鼻につく!またやられた!と思いつつも、映画の巧みさを認めざるを得ないのです。
この作品も、ほんとによくできた素晴らしい作品でした。

★★★★★


暗い映画なんですけどね・・。笑
コメディの方が、好きなはずなんですけどね。
作品の完成度の高さは、さすが。
「ミリオンダラー・・」も「許されざる者」、「ミステリックリバー」もいいもんね。。暗いけど。

少年メリケンサック

2009年02月20日(金) 8時43分
解説: 多彩な分野で活躍するクドカンこと宮藤官九郎の、監督2作目となるハイテンションなコメディー。ひょんなことから、凶暴なオヤジ4人組のパンクバンドを引き連れて全国ツアーに出ることになったお気楽OLの奮闘を描く。主演には話題作への出演が相次ぐ宮崎あおいがあたり、ハジけたコメディエンヌぶりを披露。彼女を振り回すバンドメンバーには佐藤浩市、木村祐一、田口トモロヲ、三宅弘城がふんするほか、ユースケ・サンタマリアら豪華キャスト陣の共演が楽しめる。(シネマトゥデイ)
あらすじ: レコード会社に勤めるかんな(宮崎あおい)は、動画サイトでイケメン4人組のパンクバンド“少年メリケンサック”のライブ映像を発見。彼らと契約すべく会ってみると、メンバーは50歳過ぎのオヤジで、彼女が見つけた映像は25年前のものだった。予想外の事態に困惑するかんなだったが、バンドの全国ライブツアーに同行するはめになり……。(シネマトゥデイ)


クドカンワールド炸裂のこの作品。
クドカンの笑いが嫌いって人も聞くし、あのシリアスなところで、なんであんなことやらせるの?って意見もある。

で、私は、クドカンワールドはまさにツボ。

ただ、毒が強い笑いなので、理解できない人には理解できないだろう笑い。

この映画にストーリー性とかテーマとかなくって、宮崎あおいがどれだけやってくれるのか、ってことにかかっていたと思いますが、とにかく宮崎あおい、はじけまくっててほんとに可愛い。

あの篤姫を演じた国民的女優がこんなことやってしまっていいのか?ってぐらい弾けまくってます。

宮崎あおいは、クドカンの脚本作品にどうしても出演したくて、篤姫のスケジュールの合間にこの作品を撮ったという。
あのシリアスなドラマとこの作品との切り替え、すごいです。

そして、この映画でクドカンと私の共通点が。

この人、パンクで青春を謳歌した一人なんだな、と思うと、じんわりきました。
ここだけの話、私もパンクに青春を捧げた一人。

パンクを全く知らない人には、なんてことはないけど、随所にパンクロック魂がちりばめられているのです。

「ファッションパンクなんていらねぇ!!」

とか

「パンクってなんだよ?」

とか。


そしてそして、遠藤ミチロウも出てるし、スタークラブのヒカゲも出てるんですよ!!どーです、どーです!!!
興奮せずにはいられません!!

パンクを好きだった世代ならではの極めたファッション。

ファッションパンクじゃないのです。
ラバソウルだって本物だったよ。(偽物もたくさーん出回っているのだよ)

クラッシュやピストルズの話も、一緒に観ながら燃えました。

我青春をクドカンが再現し、懐かしめて、もしかしたらライブハウスでクドカンと会ってたかもしれない、なんて思いまたクドカンが好きになった私だったのでした。

それにしても「ニューヨークマラソン!」ならぬ「農薬飲ませろ!」のメロディは、ラモーンズでした。


好みによるけど私の青春とかぶるし、偽物じゃないパンクロックに合格点。
これで「んなのねぇし」と思ったら、絶対だめだったけどね。


★★★★☆

エレジー

2009年02月19日(木) 9時07分
説: 現代アメリカ文学の巨匠、フィリップ・ロスの短編小説「ダイング・アニマル」を映画化した大人の愛の物語。セックスから関係をスタートさせた男女が、真の愛に目覚めるまでをしっとりと描く。身勝手な大学教授役に『砂と霧の家』のベン・キングズレー。美ぼうのヒロインをスペインを代表する若手女優、ペネロペ・クルスが体当たりで演じている。男女の間に横たわる深くて暗い溝にため息をつきながらも、愛への希望を抱かせてくれる。(シネマトゥデイ)
あらすじ: 大学教授のデヴィッド(ベン・キングズレー)は、教え子のコンスエラ(ペネロペ・クルス)と一夜を共にする。彼は30歳も年の離れた若く美しい女性との情事に有頂天になり、親友ジョージ(デニス・ホッパー)にも彼女のことを打ち明ける。やがて二人はお互いをかけがえのない存在だと認識するようになるが、デヴィッドの態度は煮え切らず……。(シネマトゥデイ)


ちょうど良い時間がこの映画しかなかったため、鑑賞しました。

ベネロペクルスは大好きなんですが、あらすじを読むとなんだかじいさんにベネロペがうまいこと翻弄されてしまうような印象で、ファンとしてはあまり歓迎できないあらすじ。
あまり観ていて男性の老人のセックスシーンって私は好んで観たいと思わないのです。すみません、理由はなく生理的に受け付けないのです。

ですが、予想外にストーリーに吸い込まれ、いろいろな考えを持ちながら鑑賞することができた作品でした。

これ、大人の映画です。
多分、若い頃、これを観ても、何かを考えることなどなかったと思います。
年をとることに恐れを感じたことがあるのならば、共感できると思うのです。

感想を書こうと思っていたのですが、どうもまとまりがつきません。

それにしても相変わらずベネロペちゃん、可愛いし、魅力的。
生まれ変わるなら彼女になりたい!!

ペネロペちゃんの美しい肢体もいやらしくなく堪能できる作品です。

★★★★☆

未来を写した子どもたち

2009年02月13日(金) 20時58分
解説: インド・コルカタの売春窟で生まれ育った子どもたちが、カメラを通して外の世界へと飛び出していく姿を追ったドキュメンタリー。売春婦たちの取材に訪れた女性カメラマンが、子どもたちに写真を教えるだけではなく、多くのチャンスを与えようと奔走。劇中に映し出される子どもたちが写した写真からは、インドという国の実態が垣間みられる。その一方で、急速な発展を遂げるインドの隠れた一面に驚くとともに、売春窟から抜け出せる可能性と難しさの両面を見せつけられる。(シネマトゥデイ)
あらすじ: インド・コルカタの売春窟に暮らしながら取材をするカメラマンのザナ・ブリスキーは、ここで暮らす子どもたちに出会った。渡したカメラで思い思いに写真を撮る子どもたちに感銘を受けたザナは、彼らを売春窟から救い出そうと決意。学費を集めるために、子どもたちの撮った作品の写真展を開くことにする。(シネマトゥデイ)


予告をみたとき、あまりそそられなかった作品でした。
ドキュメンタリーで最近、当たりがなかったからかもしれないですが・・。

ここで登場し、カメラマンのザナと出会い、そしてカメラを知り、写真を写すことを憶え、自分たちのカースト制におけるいわゆる底辺の生活から、視野を広げ、自分の将来を思い考え・・。

ほんとにここに住む子供たちは、苦労しているんですよね。
人生がずっしりと大きくて、ドキュメンタリーを撮っている間にも、母親がいない、殺された、父親は薬物中毒、叔母に、体を売れと言われてる・・など、日本で生活し、平凡な人生を送り、平凡な世界にいる私にとっては、壮絶な人生。

このカメラマンのザナさんに出会い、ささやかな手を差し伸べられ、人生を考え、ここから出ていき別の人生を歩もうと努力し始めた子供たち。
結果、すべてが思ったとおりにはいかなかったけど、それでも、ザナさんの手がなければ、人生、変わらなかった可能性が強かったのではないかと思います。

一人一人の話をクローズするシーンが多かったときにしっかりとした口調で思ったことを表現し、夢を見ている子供が、しっかりとした決断をしていたかな。

いろいろ考えさせられる作品のくせにリアルで(ドキュメンタリーだから当たり前ですが)でも、観たあと、すがすがしい気分になる素敵な作品でした。

★★★★☆


ただ、自分の無力さは残る作品でもありました。
何が私にできる?
事実を知ることだけでいいのかな?

オーストラリア

2009年02月11日(水) 10時24分
解説: 映画『ロミオ&ジュリエット』『ムーラン・ルージュ』のバズ・ラーマン監督が、壮大なオーストラリアの自然を舞台に描く運命的な愛の物語。主演は『ムーラン・ルージュ』に引き続きバズ監督作品参加となるニコール・キッドマンと映画『X-MEN:ファイナル ディシジョン』のヒュー・ジャックマン。広大なオーストラリア大陸のロケーションや、主要キャストをオーストラリア出身者で固めるなど、バズ監督のこだわりが随所に見ることができる。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 第二次世界大戦直後にオーストラリアを訪れたイギリス人貴族レディ・サラ・アシュレイ(ニコール・キッドマン)。サラは死んだ夫が残した広大な土地と1,500頭の牛を相続し、土地を守るために粗暴な現地のカウボーイ(ヒュー・ジャックマン)と手を組み、遠く離れたダーウィンまで牛を引き連れて行かなければならなかった。反目しあう二人だったが、長旅やアボリジニの孤児の少年との出会いを通し、徐々に惹(ひ)かれあっていく。(シネマトゥデイ)

ヤプログさんの試写会に当選し、一足先に、鑑賞しました。
私、この日は一人で試写会に行きましたが、入口のところで、突然、声をかけられ、「試写会のチケットないので一人なら一緒に入らせてください」と言われました。
いろんなことを考える人がいるな〜と。
なんだかその声をかけてきた人は胡散臭そうに感じで、断りましたが、私が同意するれば別にルール違反ではないし・・。微妙〜。

会場のアナウンスで「2時間45分の上映です」と言った瞬間、会場内のどよめき。
長いですってば!
トイレをしっかり済ませてから、鑑賞に挑むことをお勧めします。


この「オーストラリア」は、とにかくどの映画を観ても、ここ数週間の映画の予告に必ず入り、美しいニコールキッドマンとヒュージャックマンのキスシーンが入り、あたかも壮大なラブストーリーを思わせます。
私もこの二人の俳優は大好きだし、だいたい美しい男女のラブストーリーなんて、映画だからこそではないですか。

この二人のラブストーリーとして視点を合わせてしまうと、どうも映画としては面白くないのです。
予告に出てる部分は完全に映画の前半のみだし、やはり多くの人に観てもらうために、日本人が好むようアレンジしたのでしょうが、映画のテーマは別のところにあるように思います。

その題名通り、「オーストラリア」として鑑賞すると、なかなか楽しめる作品ではないでしょうか。
牛1500頭が広大な土地を駆け巡るシーンなど、迫力ある自然を楽しむには是非、映画館で鑑賞してほしいなと思います。

また、映画を観て、私の「オーストラリア」についての歴史について全く知らないことに気付きました。
ある程度、「オーストラリア」についての歴史を知っていればこそ楽しめる部分も多かったかもしれません。

長い作品にしては、ラブストーリーとしてはしっくりこないし、歴史映画としては浅はかだし、大雑把にかいつまんでいるようにしか思えなかったのは私のオーストラリアについての歴史の認識不足に他ならないのかもしれません。

ただね、映画ですから。
娯楽として観ようと思ってる人もたくさんいるわけで。
そうなるとやはり、美しい主人公のラブストーリーとして鑑賞するというのが正解なのかもしれないですね。(←どっちだよ)


これ以上はネタばれになってしまうので、追記しておきます。

ロルナの祈り

2009年02月04日(水) 19時53分
解説: ベルギーでの幸せな暮らしを夢見て麻薬中毒の男と国籍取得のために偽装結婚をしたヒロインが、彼と過ごす日々の中で本当の愛を知って葛藤(かっとう)する姿を描くラブストーリー。『ロゼッタ』『ある子供』で2度に渡ってカンヌ国際映画祭のパルム・ドールを獲得している世界的な名匠ジャン=ピエール、リュック・ダルデンヌ兄弟が、初めて愛の物語を紡ぐ。愛の持っている本来的な深さや無限の可能性が深い感動を呼ぶ。(シネマトゥデイ)

あらすじ: アルバニア人のロルナ(アルタ・ドブロシ)は国籍を得るためにベルギーを訪れ、クローディ(ジェレミー・レニエ)という麻薬中毒の男と偽装結婚する。ロルナは彼を犠牲にしてでもパスポートを手に入れようとし、クローディは彼女を希望の光に再生を図る。そんなロルナは当初クローディを拒み続けるが、次第に彼を受け入れるようになり……。(シネマトゥデイ)


すごく寒い日に、この寒空の映画。
そして天気のようにこの映画ももちろんどんより寒空の曇り空な映画。

すごくどんよりしていて、好みの映画ではないけれど、国籍を売買する主人公ロルナが、何を求め何をみつけ、どんな人生の選択をするのか、わくわくしないけれど、気になるところでした。

映画の中の些細なロルナの動きで、彼女の揺れ動く気持ちから、考えついた思いまで無表情なロルナの中にわかるのです。


とにかくどんよりと鬱蒼とした作品ですが、こういう心理描写を中心にした作品が好きな人もいるんだろうなと思います。
私は、気持ちがリンクしませんでした。
移りゆく心の動きがわからないわけでもない。
でもロルナを傍観するしかなかったな。
入り込めなかった。

★★★☆☆


ロルナを演じた女優さん。
ハリウッドセレブのように鍛え上げ、磨き上げられた体よりも、普通っぽさが良かったです。

チェ 39歳 別れの手紙

2009年02月02日(月) 11時26分
解説: 革命の英雄、チェ・ゲバラを描いた歴史ドラマ2部作の後編で、キューバ革命後もなお世界の革命を指導することに闘志を燃やすチェ・ゲバラの死までを衝撃的に描く。監督は『オーシャンズ』シリーズのスティーヴン・ソダーバーグ。オスカーを受賞した『トラフィック』以来のソダーバーグ監督作出演となるベニチオ・デル・トロが、風ぼうまで似せてチェ・ゲバラの革命への熱意を体現。すべての人の自由と平等のために闘うひたむきなチェ・ゲバラの姿に心が熱くなる。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 1959年にキューバ革命に成功した後、国際的な名声を得たチェ・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)。しかし、チェ・ゲバラは変装した姿で家族と会い、最後の食事を済ませると、急に姿を消してしまう。そしてラテン・アメリカの革命を目指し、ボリビアを訪れるが……。(シネマトゥデイ)


「チェ 28歳の革命」と二部作となっている作品です。
前回は、キューバ革命で、頂点となった状態で、映画が終わり、観ていても満足を得れるし、前回の乾燥に書いたとおり、頂点の状態は、非常に人間は輝いています。

チェの革命家としての実績などに関しては、歴史上、知ってのとおりで、映画としての感想を今回も書こうと思います。

これ、前作を観てないと、映画として、何が何だかわからない、という人が多いかもしれないです。

実際、近くに座っていた年配の夫婦は、「意味が全くわからなかった」とおっしゃってました。

チェが何をして何をしたのか、ということは、日本ではあまり知られていません。

2部作になっているので、前作も鑑賞してから・・というのが製作者側の考えだろうし、チェゲバラが何をしたのか、知らない人なんているのか?というのも前提で作られていたので日本人には、あまりしっくりこないところもあったのではないでしょうか。

ボリビアでは、チェゲバラの記念碑があります。
現在のボリビアは?それで、チェは結局、死に損だったのか?って話ですが(これも日本人というか私の知識の乏しさですが)、歴史を振り返るとチェの存在はボリビアにとって大きかったことを物語っています。


2部作のみを映画としての評価にしたら、

★★★☆☆

最期のだんだんと映像がぼやけてくるところはよかったし、音楽が全くラストはないところにチェに対する哀悼の意を感じます。
キューバ革命とは違う、衰退しつつあるどんよりとした雰囲気も伝わってきました。

そして、なぜ今、チェゲバラなのか?
チェのすすめる革命に対してすべて肯定できませんが、民の生活を本当に心から思い、願い、命を投げるほどの指導者がいないことを嘆いているからなのか?