キサラギ

2007年06月23日(土) 20時27分
解説: 自殺したアイドルの1周忌に集まった5人の男が、彼女の死の真相について壮絶な推理バトルを展開する密室会話劇。『ALWAYS 三丁目の夕日』で日本アカデミー賞を受賞した古沢良太の巧みな脚本を、『シムソンズ』の佐藤祐市監督が、コミカルかつスリリングに演出。小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、ドランクドラゴンの塚地武雅、香川照之という人気、実力を兼ね備えた5人が繰り広げるハイテンションな会話劇から目が離せない。

売れないグラビアアイドル如月ミキが自殺して1年、彼女のファンサイトの常連である5人の男が追悼会に集まる。家元(小栗旬)、オダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)、スネーク(小出恵介)ら5人は、思い出話で大いに盛り上がるはずだったが、「彼女は殺された」という言葉を引き金に、事態は思わぬ展開を見せ始め……。 (シネマトゥデイ


一時は、日本映画がすごく面白いなと思っていた時期がここ2-3年あり、その興行成績でできたお金でつまらん作品もここ1年、多くなった。
誰がこんなもんにお金払ってみるの?という映画も多く、この作品に対しても、当初、あらすじや解説を読んだ時点で、同じ類に思えた。たぶん、若い人気のある俳優さんが出てるってことだったからかも。
あとは男性しかほとんど出てこないし、なんて甘く見てたら、わりと楽しめた。

とにかく脚本がうまくて。
ただ、これが脚本だけなのかというとどうやら原作も存在するんですね。
あ、そっかー。原作でここのトリックがあったからできたのかな〜なんて思ったら、ちょっとだけ脚本が素晴らしいと絶賛しかけた気持ちも萎えたけど。

1人1人の演技の見せあいに、やはり香川照之はうまかったなー。

★★★★☆

あるスキャンダルの覚え書き

2007年06月22日(金) 16時56分
解説: 美しい美術教師と、彼女に執拗(しつよう)な関心を抱くオールドミスの教師とのスキャンダラスな関係を描く心理スリラー。アメリカで実際に起こった女教師の事件を基に作られた小説を、『アイリス』のリチャード・エアーが映像化した。二大オスカー女優のジュディ・デンチとケイト・ブランシェットが、火花散る演技対決を繰り広げる。孤独な年配女性の屈折した愛情が、徐々に明らかになっていくストーリー展開に引き込まれる。

ロンドン郊外の中学校で歴史を教える初老のバーバラ(ジュディ・デンチ)は、若く美しい新任の美術教師シーバ(ケイト・ブランシェット)に興味を抱く。家族も親しい友人もおらず、飼っている猫だけが心のよりどころだったバーバラは、シーバとの友情に固執するようになる。しかし、ある日、シーバの秘密を知り……。 (シネマトゥデイ)


ケイトブランシェットの透明な美しさにうっとり。
やはりこの映画の見所は、出演している二人の演技でしょうね。

ストーリーとしては多くの人が語っているような人間の怖さ、女の怖さってぞくぞくしたものは私には感じられず。
最近、私生活でも年配の女性からかなり手痛くやられているので、現実に生きてる私の方が必死だし、やっぱ、落ち度があったわけじゃない?シーバにも。つけこまれる。
まあ、勉強になったのは、相手をよく知らないうちから打ち解けあって自分について話さないことが賢明ということかな。

1つ1つの話がありえないだろ、ってのが多くて、現実味がわいてこなかった。
現実のこわーいおばさまは、もっと怖い。
今まで、どんだけ修羅場をくくってきて、どんだけ世の中から追放されようとも職を持って闊歩してる定年前は、若いってだけで、妬まれるし。
私が偶然、出会った人がそうなだけで、心が年齢なりの満たされた環境であれば、そうはならないと思うけど、このバーバラしかり、やはり心の欝蒼を持ってると平常心ではいられないんだろうな、と。
そして年齢と比例してやり方も熟してるからなお悪い。

ケイトブランシェットとジュディ・デンチの演技に

★★★☆☆

ストーリーとしては、ありえねぇだろ、普通にとかそんなんばっかりで。
ただ、映画なんてありえないことの連発なので、そう思ってみれば退屈ではなかったけれど。

私がティーンのころに見た日本のドラマで、紺野美佐子と篠ひろこが出てた「誘惑」ってドラマの方が、ティーンだったせいか、ほんとに女の泥仕合がたまらんぐらい面白かった!
再放送希望!!

クィーン

2007年06月21日(木) 8時28分
解説: 1997年8月31日に交通事故で他界したダイアナ元妃をめぐって、揺れ動く英国王室の内実を描いた衝撃のドラマ。英国と王室に造詣が深い『危険な関係』のスティーヴン・フリアーズが監督を務め、事故からダイアナ元妃の国葬が執り行なわれる数日間の英国王室、エリザベス女王の一挙手一投足にスポットを当てる。女王役は『カレンダー・ガールズ』の名女優ヘレン・ミレン。これまで語られなかった“あの日”を鋭い視点で描き出す。

1997年8月31日、“英国の薔薇”ともうたわれた英国王室のダイアナ元皇太子妃が、パリで交通事故に遭い逝去してしまう衝撃的なニュースが全世界に流れる。ダイアナ元妃の訃報を悼み、その日から全世界は悲しみに包まれる。しかし、なかなか公式声明文を発表しない英国王室のエリザベス女王(ヘレン・ミレン)の対応へ批判が集中する。 (シネマトゥデイ)


やっと観れました。
ヘレンミレンの静の演技に、引き込まれ、表情を観てるだけで、涙が出てきたところがありました。

ただ、これがほんとにすべてか?
その判断は難しいですが、わりと秘密とされている王室を大きな事件を元にこんな風だったに違いない、と映画として出すのは、観客の興味をかきたてます。

これを1つの作品として観ると結構しらける内容なのかもしれないですね。
特に英国王室なんかに興味がない人にとっては全く、退屈なのかも?
近くの人が高いびきで数人寝てたし。

個人的には、切り口も面白いし、これほんとうかもしれない、と思えたのでよかったと思います。
ちょっとブレアが偽善者的な印象はありますが。

★★★★☆

サムサッカー

2007年06月13日(水) 10時30分
解説: 親指をしゃぶる癖を持つ17歳の少年が、将来の夢を抱きつつも、自分自身を模索していくヒューマンドラマ。監督はX-girlのアートワークやNIKE、GAPなどのTVコマーシャルでも知られる映像クリエイター、マイク・ミルズ。若手俳優ルー・テイラー・プッチが主人公の少年を演じる。風変わりな歯科医役のキアヌ・リーヴス、少年の母親役ティルダ・スウィントンら、共演陣が豪華。少年の心の成長を細やかにとらえたみずみずしいタッチも出色。

オレゴン州の郊外住宅地に住むジャスティン(ルー・テイラー・プッチ)は、親指を吸う癖を治せず悩んでいた。そんな彼のことを案じた風変わりな歯科医ペリー(キアヌ・リーヴス)は、催眠術で彼の癖を治そうとする。しかし、事態はますます悪化。挙動不審に陥ったジャスティンは注意欠陥多動性障害と診断され、抗うつ剤を服用し始める。 (シネマトゥデイ)


17才の少年の欝蒼とした日々や悩み、ジャスティンみたいな高校生ってわりとどこにでもいるし、しいて違うところをいうなら親指しゃぶりがやめられないということ。
タイトルになってのとおり、この親指しゃぶりがキーとなり物語が展開されていきます。

結構、このほのぼのとした日常の中の小さな事件を集めた映画って好きだったりする私です。
最初は★4つのつもりだったのが、まあ、その他の評価などから比較すると、3つでいいか、って。笑
★4つに近い★3.


★★★☆☆

父親たちの星条旗

2007年06月11日(月) 17時20分
解説: 第2次世界大戦時の最も悲劇的な戦いと言われる“硫黄島の戦い”を、アメリカ側の視点から描いた戦争映画。監督は『ミリオンダラー・ベイビー』のクリント・イーストウッド。日米双方の視点から“硫黄島の戦い”を描く“硫黄島プロジェクト”第1弾作品としても注目だ。有名な“摺鉢山に星条旗を掲げる米軍兵士たちの写真”の逸話をもとに、激闘に身を置いた兵士たちの心情がつづられる。『クラッシュ』のライアン・フィリップら、若手スターが多数出演。第2次世界大戦の知られざる一面が垣間見られる。

第2次世界大戦の重大な転機となった硫黄島の戦いで、米軍兵士たちはその勝利のシンボルとして摺鉢山に星条旗を掲げる。しかし、この光景は長引く戦争に疲れたアメリカ国民の士気を高めるために利用され、旗を掲げる6人の兵士、ジョン・ブラッドリー(ライアン・フィリップ)らはたちまち英雄に祭り上げられる。 (シネマトゥデイ)


あーん、なんで劇場で観なかったんだろう〜
なんで、こっちを先に観ないで硫黄島から観てしまったんだろうと自分のルール違反を嘆くばかり。

戦争映画とクリント・イーストウッドの合体なんて怖すぎて、手が出せなかったというのが、劇場で観なかったという理由。
しかしDVDが1週間レンタルで、時間もあったので観ることに。

やはり、クリント・イーストウッドってすごいな。と。

ベースは戦争映画ではあるけれど、いくつもの時代が違う回想シーンを混ぜていてもちっとも不自然でなく、むしろここでこのシーンがあるからすごいと思えてしまう。
そしてやはりこの作品を観てるのなら、硫黄島も続けてみるべきである。
この順番で見てたら私の中での硫黄島の評価ももっと高かったかも。(★3つでした)

★★★★☆

戦争の悲惨さその他に関する非情なるメッセージはもちろんのことそれ以上にクリント・イーストウッドが伝えたかったこと。

パビリオン山椒魚

2007年06月08日(金) 17時27分
解説: 自称天才レントゲン技師が、国宝のオオサンショウウオを巡って繰り広げる奇妙な新感覚サスペンス。短編シリーズ『亀虫』で注目を浴びた新人監督富永昌敬の長編デビュー作。主演のオダギリジョーが、脱力系の演技でレントゲン技師をコミカルに演じる。ヒロインの香椎由宇をはじめ、KIKI、きたきまゆ、津田寛治など、個性的ぞろいのキャストも魅力。若い才能が集結した、まったく新しい日本映画に仕上がっている。

自称21世紀の天才レントゲン技師・飛島芳一(オダギリジョー)のもとに、香川(光石研)と名乗る男がやってきた。彼は、芳一にサラマンドル・キンジロー財団の動物国宝である、オオサンショウウオのキンジローを盗み出し、レントゲン撮影するよう依頼する。ところが、芳一はキンジローの誘拐に失敗してしまい……。 (シネマトゥデイ)

オダジョー目当てに遠く劇場まで足を運ぼうと、何度も思った作品で、思わずレンタルにあったときは即、借り!
ラッキー!

んで、評価だけど・・

☆=なしだよーー。

久しぶりの駄作にあたって、びっくりだ〜。
いつになったら面白くなるんだろうと思ったら、最後に行けばいくほど、つまらん。

オダジョーもなんかやけくそっぽく見えたけど。
いつものしなやかな熱い演技は??

香椎由宇ちゃんだけがすごくかわいいな〜という感じであとは、何?
1つだけ好きなシーンがあって、そこだけ。

あとは、何?

DVDレンタルでよかった〜。レンタルでも金、返せってほどだけど。
まあ、そういうこともあるよね。香椎由宇ちゃんが可愛い子というのがわかっただけでもいっかー。

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

2007年06月07日(木) 22時17分
解説: 孤高の海賊ジャック・スパロウを主人公にしたアクション・アドベンチャーのシリーズ第3作。カリブ海からアジア、そして“世界の果て”へと舞台を広げ、ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウ、オーランド・ブルーム演じる青年ウィル・ターナーらの活躍が描かれる。アジア人海賊役でチョウ・ユンファ、ジャックの父親役にキース・リチャーズがシリーズ初登場。前作を超える予測不可能なストーリー展開と空前絶後の壮大物語が完結する。

“深海の悪霊”、デイヴィ・ジョーンズ(ビル・ナイ)と東インド会社のベケット卿(トム・ホランダー)が手を結び、海賊たちは滅亡の危機に瀕していた。生き残る手段は“9人の海賊たち”を招集することだったが、9人のうちのひとりはあのジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)だった。しかし、彼は現在“世界の果て”に囚われていて……。 (シネマトゥデイ)


きちんと1.2を復習してから観に行こうと思っていましたが、復讐するにも1も2も長くて、3も3時間。
それほど愛してやまないというほどでもないので、復習なしで行ってきました。

やっぱなんだったっけ?これ?みたいのが多かったかも。

しかしオーランドブルームがかっこよすぎて(Jディップはもちろんかっこいいけどここでは、そういう役回りじゃやないし)もう、出るたびにうっとりしてました。笑
それよりももっとかっこよかったのが、キースリチャーズ!!
当初からJディップがジャンクパロウのイメージをキースとしていたのは有名な話ですが、やはり本物はかっくぇぇーー。迫力満点ですよ。
あ〜存在感ってこういうこというのか、と思いました。




話は、とにかく3時間、長くて、疲れましたね。
結局、この作品の素晴らしいところって、良い役者と、お金のかかったところ。
何を見てもあーお金かかってるな、とかこれどうやって撮影したんだろうとかそういうところがすごいんですよね。

何がどうとか、ストーリーで何を訴えたいとかそういうのを考えながら観る作品ではないから、やはりこれは劇場の大画面で迫力と音声とかっくいいメンズたちを拝みながら鑑賞する作品だと思いますな。

ハリウッド映画の基本っちゃ基本。
しかしディズニー映画と忘れるところがみそ、かも。

★★★☆☆

殯(もがり)の森

2007年06月04日(月) 17時05分
解説: 『萌の朱雀(もえのすざく)』でカンヌ国際映画祭でカメラドールを受賞し、世界中から注目されている河瀬直美監督の最新作。監督自身の故郷である奈良を舞台に、人間の生と死を描く人間ドラマ。役者初挑戦のうだしげきが、妻を亡くし、心の空白をうめようと懸命に生きる男を熱演。介護福祉士として、彼と心の交流をかわす真千子に『萌の朱雀(もえのすざく)』でも河野作品に出演している尾野真千子が透明感ある演技でみせる。京都の山間部の美しい風景が心にしみる珠玉の名作。

妻を亡くし、山間部のグループホームで介護スタッフとともに共同生活を送るしげき(うだしげき)。そこに、新しく介護福祉士としてやってきた真千子(尾野真千子)。彼女もまた、つらい思いを抱えていた。日々の生活の中で、2人は次第に打ち解け合っていくのだったが……。 (シネマトゥデイ)

偶然、観ていたNHKで、なんと河瀬監督の今年のカンヌ受賞作がやるというのを知りまして、上映前にTVで鑑賞してしまいました。

さて、話の内容からして、なんだか辛気臭くて観るのがしんどそうだな、と思ってました。
この人、ドキュメントが中心だったということらしく、映像も作りも最初はドキュメントタッチな感じで、普通に話しているところを偶然、カメラがとらえた、って感じ?(となんともまあ素人くさい感想)
カンヌでとってなければ、たぶん、観ることがなかっただろうな〜と思う作品。

そして冒頭のあのドキュメントタッチな導入でなんとなくうんざり気味でしたが、中盤以降はストーリーしっかりとしてるし、映像もきれいだし、言いたいこともわかる、ということで・・。

★★★★☆

ただ、映画館でお金を払っていたら、★3つだったかもしれないです。
BSで最初から最後までじっくり観れたということろにあとの★1つがあるような。

毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト

2007年06月02日(土) 10時38分
解説: 過激な題材によって写真芸術の概念に一石を投じた、天才写真家ダイアン・アーバスにオマージュを捧げる官能ラブストーリー。多毛症の隣人との出会いをきっかけに、貞淑な妻から自立した写真家へと変化していくヒロインを『めぐりあう時間たち』のニコール・キッドマンが演じる。監督は『セクレタリー』の異才スティーヴン・シャインバーグ。ダイアン・アーバスの人生に、独自のイマジネーションで肉薄した監督の手腕が光る。

裕福な両親とファッション・フォトグラファーの夫を持つダイアン(ニコール・キッドマン)は、隣に越してきた男ライオネル(ロバート・ダウニー・Jr)に興味を抱く。ライオネルは奇妙なマスクで頭を覆い、コートで全身を隠していたのだが、それは全身が毛むくじゃらの多毛症を隠すためだった。 (シネマトゥデイ)


ダイアンアーバスにオマージュを捧げる・・ってなんだかとっても中途半端ですが。。
ほんとに中途半端でした。(笑)
これをダイアンアーバスをオマージュにする必要があったのか??
あくまでも、それはそうなったら映画として売れるからとか宣伝効果が高いから?とか思っちゃいます。
そういうくくりがあるので、写真家として素晴らしい才能を持ってるダイアンアーバスの写真家としてのすごみや才能が、この映画では感じられずでしたね。
オペラ座の怪人や美女と野獣のような恋愛ストーリーとして、それに徹底してやればよかったと思うのに、反対にダイアンアーバスという名前が作品をだめにしてるというか。。
彼女が偉大な写真家、なのに、この映画では、その才能すらわからないままなのです。

ニコールキッドマンの目の演技やらそのあたりはやはり素晴らしく、大人の官能さを表現してるあたりはさすが。
ダイアンアーバスということでニコールキッドマンがこの役を引き受けたかもわからないのでそう思うと、この作品とダイアンアーバスを絡ませたことも一概に無駄ではなかったのかな。

★★☆☆☆