タイヨウのうた

2006年06月30日(金) 18時12分
あらすじ:太陽の光にあたると命に危険がおよぶ病をかかえる少女が、ある少年との出会いによって自らの命を輝かせていく純愛物語。監督は本作の制作プロダクションであるROBOTが抜てきした新人の小泉徳宏。ヒロインにシンガーソングライターのYUIがふんし、映画初主演ながらも、歌うために生まれてきたような等身大の少女を熱演する。相手役は『木更津キャッツアイ』などで注目されている若手俳優の塚本高史。夢を持つことの大切さや、命の輝やきのすばらしさを教えてくれるをストーリー展開と、物語と同時進行で作曲される劇中歌に胸が熱くなる。

これ、すごく絶賛されていたので、観にいったんですが・・

久しぶりに失敗したな、と思った映画でした。

このヒロインのYUIさんというシンガーソングライターのプロモーションビデオが映画になった大々的な映画になってるという印象の映画で、切り口として、紫外線に当たる少女の話、ということはすごく良かったと思うわけです。

でも、彼女の病気をメインにしたいのか、死後をメインにしたいのか、はたまた死ぬ直後の恋愛や家族や友人とのふれあいをメインにしたいのかテーマもぼやけてしまっています。
3ヶ月やったドラマを2時間にまとめちゃったら、こうなっちゃった、って感じにしか見えなかったの。

YUIさんの歌と歌う姿は、素晴らしかったですが、とにかく彼女の棒読みのセリフ。
多分、セリフや演技が、あまり映画として表現するのが難しかったから、”歌”を多く登場させえたのかと思います。

塚本くんが相手役ということで、彼がおばかな普通の高校生を演じているところはすごく「あーこういう子っている!」という感じが良かった。
けど、YUIと絡むと、塚本君の良さがなくなちゃう。

岸谷五朗が若い子相手に、彼の演技で絡むんだけど、それがうまいから空回りしちゃってて、なんだかもったいなかったな。

花よりもなほ

2006年06月28日(水) 22時53分
解説: 父の仇を討つために東京・深川の貧乏長屋に住み着いた田舎侍が繰り広げる、笑いあり、涙ありの人情時代劇。監督は『誰も知らない』でカンヌ映画祭最優秀男優賞を主演の柳楽優弥にもたらした是枝裕和監督が務める。個性豊かな住人と触れ合ううちに仇討ちの使命に葛藤(かっとう)しだす主人公にV6の岡田准一、ヒロインに『たそがれ清兵衛』の宮沢りえがふんする。人々のたくましい生の物語を現代にも通じるテーマ性と絡めた、人間味あふれるドラマが感動を呼ぶ。

ストーリー: 仇討ちに藩が賞金を出していた元禄十五年に、田舎侍の宗左衛門(岡田准一)は、父の仇討ちのために江戸に出てくる。しかし、剣の腕がからきし立たない宗左衛門は、貧しいながらも人情味あふれる長屋で暮らす間に、仇討ちをしない人生もあることに気づかされる。宗左衛門は、仇討ちに対して疑問を抱き始めるが…。

岡田君の出てる写真をUPしたかったけど、ジャニーズだから、肖像権とかの問題で、まったくと言っていいほど、この作品の岡田君って出てないの。
花よりもなほのHPでさえもモザイク?というかぼかしをかけてはっきり出していない徹底ぶりがすごい!

ジャニーズで一番、映画に出てるのって、岡田君だと思うんだ。
キムタクなんかより全然、出てる!(今度出るけどね)
ほんとに彼は、2枚目も3枚目もできる俳優さん。

詳しくは追記に書くけど、何しろ、お笑いの人って、間のとりかたがうまいんだよねー。
笑うタイミングで、だまるところか。
キム兄もそうだし、ダチョウの上島もそうだし。

結構、ギャラ高めキャスト満載で、香川さんなんて、あなたここまで3枚目?Are you OK?みたいなぐらい!
そして古田新太氏のセリフのうまさや間のとり方の妙に私は拍手だな。

冷血

2006年06月27日(火) 9時36分
わお!私ってば、映画、2週間以上も観てないんだー。
体調が悪いと映画、観れないよね。。あー観たかった映画、終わっちゃった。

さて、今回は、フィリップ・シーモア・ホフマンがアカデミー男優賞受賞をとった作品に関連するもの。

私が買った文庫の説明がないので、残念ですが、一応、参考までに新訳で出たらしいので、そっちのあらすじなどを抜粋しておきます。
というか、新訳が出てたのか、というショックが・・


内容(「BOOK」データベースより)
カンザスの村で起きた一家4人惨殺事件。5年余を費やして綿密な取材を敢行し、絞首台まで犯人たちを追った本書は、40年を経た今なお、輝きを放ちつづける。捜査の手法、犯罪者の心理、死刑制度の是非、そして取材者のモラル。人間の魂の暗部を抉りつくし、後進の作家たちに無限の影響を及ぼした暗黒の教典、待望の新訳成る。
内容(「MARC」データベースより)
取材5年余。犯行の綿密な再現から刑執行まで-。カンザスの村で起きた一家惨殺事件の犯人たちを絞首台まで追う、人間の魂の暗部を抉りつくしたノンフィクション・ノヴェル。発表40周年を記念し、新訳で刊行。

これは、事実です、という映画や本は、それだけで、読者がぐっとくる。
あまりにも出来すぎた話は「どうせ作り物でしょ」と読みながらしらけてしまうからだ。
この冷血は説明にもあるとおり、カポーティがノンフィクションとして放ったもの。

この小説自体は、翻訳でしかも私の読んだものが古かったので、どうかなー。というのがあったけど、かなり楽しみながら読めました。
楽しみながらというと語弊があるかもしれないですが。

あらすじに書いてある内容が、この話の概略を表しているすべてですが、話の中の緻密さや心理描写、そして取材を通して書いたこのノンシクション小説が、小説として成立していることにただただ脱帽でした。

これは、1度読む価値ありです。(というかこの年になって読んでなかった私もどうにもこうにもなんですが)
ペリーが、どうして4人もの罪のない人を殺したか。
殺そうと思うまでの心理状態。次々に何も思わずに・・ということではなくて、躊躇したり、別の感情が倒錯したり。
今では専門書やその他として出てるけど、小説、なので自分の感情の中にすっと入ってくるところが恐ろしくも素晴らしかったです。

さゆり

2006年06月04日(日) 17時14分
女の子が祇園に売られていくなんて、今の日本では早々考えにくい話。
そしてそんな話なんて女性の私としたら、あまり嬉しくもない小説。
なんだかすごく胸がつまるような切なくて哀しい物語を連想するではないですか。
そういうこともあったし、この間、上映した”さゆり”も、なぜに日本の文化を映し出すのに、チャンツィーを使う理由もわからなかったし、日本の間違った文化をアメリカに伝えているような陳腐な作品なようで、映画は全く興味なし。

というわけで、小説にも興味がなかったんですが、またもやBOOKOFFで安くなっていたので、呼んでみるかということになりました。
小説はなかなか良いという噂も聞いてたんだけど。

良いとか悪いとかそういう簡単な感想を言うならば、はっきり言って、本当に面白かった!!
久しぶりに、なんか早く次の展開、次の展開へと読みたくてたまらない話になっていました。

さゆりの目がグレーで、大変美しく、機転が利き、頭の良い女性だったということが、うまく表現され、残念ながら日本人の私でさえ、知らない日本文化を読みながら勉強したような気分になれました。

話の作り方が非常にうまくて、導入の部分から、ひきつけられます。
上下で文庫で出していますが、個人的には上の、舞妓から芸妓にのし上がっていく部分の方が興味深く読めました。

映画が、あんな形になってしまって非常に残念でした。
黒澤明がつくろうとかそんな話もあったらしいので、是非、黒澤さんに作ってもらいたかったなー、と思いましたね。
あの人が作ったら、どんなにか日本文化を大切にしたものになったか。
あー残念。

とにかく話の盛り上げ方がうまくて、常に気をそそる事件が数ページの間に起り、はらはらドキドキのしどおしでした。
さゆりが最後にどんな人生に顛末するのか、と気をもみましたが、アメリカ人が書いてる小説なので、そのあたりは、わりとアメリカ人好みの終わりになっていました。

これって、日本で連ドラとかしたらかなり受けると思うんだけどなー。
映画では言い切れないと思うけど、絶対に面白いと思う。女のどろどろとかさ。
初桃をやる人がいないかしら。笑

夢駆ける馬ドリーマー

2006年06月03日(土) 10時17分
あらすじ:ストーリー: 厩舎を経営する元騎手ベン(カート・ラッセル)は、資金繰りに苦しむ中、有力馬主から頼まれた牝馬ソーニャドールに希望を託す。しかし、娘のケール(ダコタ・ファニング)と一緒に出向いたレースで、ソーニャドールは転倒し、骨折してしまう。馬主から殺すよう命じられるが、ベンは自分のギャラでソーニャドールを買い取ることを決意する。

ダコタちゃん、相変わらずお上手なことで。
ほんとに、表情だけでこんなに、次の場面が想像できるなんてすごいよね、この子。
相変わらず絶叫するときの甲高いキャーという声だけはいただけないけど。

この映画は、もう、どんな話かあらすじなんて読まなくたってだいたい結末も想像できます。
競走馬と子供が主役なんですよ。わかりますよね(笑)
なんか熱くなりたいときや裏切られたくないときに観るには、この種の映画はもってこい。

競走馬が出てくる作品では、主役の競走馬(ここではソーニャドール)に自分も全財産を払ってまで応援してみたくなる作りになっているかというのが重要。
ラストでいかに、手に汗を握っているかが重要。

デイジー

2006年06月02日(金) 19時46分
あらすじ:ヘヨンはデイジーの花とともにいつもどこかから見守ってくれている男に恋していた。そんな彼女の前に、デイジーの鉢植えを持った男ジョンウが現れ、2人は次第に恋に落ちる。だが、本当の花の送り手は彼ではなく暗殺者のパクウィだった。

監督は、やっぱりのアンドリュー・ラウ。今、HPで知ったんだけど、納得。
あの感じはインファナルアフィアの雰囲気もあります。

作りとしては、恋愛というか韓国っぽい冬ソナっぽさの純愛がテーマだとは思うんです。
そこへ派手なアクションを絡めて、同時にそっちにも緊迫感を持たせるところなどさすがだと思います。
純愛だけでいっちゃうと、ほんとにつまらない。
この3人だけの恋愛だったら、ちっともつまんないんです。

やっぱり私、この手の純愛は、どうも、見ていて気分が悪いというか、気持ちが悪くて。
なんかストーカーっぽくない??その思い込みって、といわずには言われません。