ウィンターズ・ボーン

2011年11月16日(水) 18時56分
解説: 残された家族を守るため、失踪(しっそう)父親捜しの旅に出た少女の姿を描く人間ドラマ。薬物中毒や貧困といった社会問題を盛り込み、過酷な境遇を力強く生きる少女の成長物語を紡ぎ、サンダンス映画祭グランプリなど世界各地の映画祭で絶賛された。監督は、長編2作目となるデブラ・グラニック。ヒロインを、本作で第83回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたジェニファー・ローレンスが熱演するほか、『アメリカン・ギャングスター』のジョン・ホークスら実力派が脇を固める。
シネマトゥデイ(外部リンク)

あらすじ: ミズーリ州に住む17歳のリー(ジェニファー・ローレンス)は、心を病んだ母に代わって幼い弟と妹の世話に励み、その日暮らしの生活を切り盛りしていた。そんなある日、ドラッグの売人をしていた父親が逮捕され、自宅と土地を保釈金の担保にしたまま失踪(しっそう)してしまう。家を立ち退くまで残された期間は1週間、リーは家族を守るべく父親捜しの旅に出るが……。


「フローズンリバー」に雰囲気が似てますね。
底辺社会に生きる母親、女性が闇の世界に足を踏み入れ
それでも力強く生きていく・・と言う話。

なかなか感想を書くのが難しいところなんですが
その社会、世界で生きていくには
いろいろなことを小さいうちから
当たり前のように親から教えられ
掟を破れば、警察ではなく
仲間内で罰せられる。
父親が行方不明になってしまったとしても
彼女は当たり前のように受け入れることができる。
でも、この社会で、この森で生きていかなくては
いけない現実。
このままでは家を森を売って病気の母と
小さな弟、妹をどうやって養わなくてはいけないか・・

彼女は掟を破るために父親を捜していたのではなく
この場所で兄弟と住むために
生きていくために父親をルール違反とわかりつつも
探し続ける。

彼女の生き場所、こうしてここでは生きていかなきゃ
いけないという思いは

弟妹に猟銃の使い方を教えたり、
リスを目の前でさばいて食べることを教えたり、
そうやって生きていかなくては
ここでは食べていけないということを
言葉ではなく教え続けている。

この手の作品って
どうして子供の存在が疎ましく見えてしまうんですかね。
子供って夢や希望をもたらす存在でなくては
ならないのに
主人公の邪魔に映るような撮り方をしますね。
でも、結局、その小さな存在こそが
主人公の力強さを作っているですけどね。


ラストは・・
タイトル通りの結果ですが
それを受け入れることで
リスを殺してその場で弟に食べ方を教えたように
目をそむけながら受け入れ

ここに住むにはこうやって永遠に
骨をむしりながら生きていくしかないということを
周囲の女性に教えられ、
彼女はまたここで生きていくんだ。


★★★★☆