キッズ・オールライト

2011年05月04日(水) 19時54分
解説: ある風変わりな家族を通し、真の愛情や家族のあり方を見つめた人間ドラマ。長年共に暮らしてきた同性カップルの子どもたちが、自分たちの父親を捜し始めたことから起きる騒動をコミカルに描く。監督は、『しあわせの法則』のリサ・チョロデンコ。実力派女優のアネット・ベニングとジュリアン・ムーアがカップルにふんするほか、共演には『ゾディアック』のマーク・ラファロ、『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカら豪華な顔ぶれがそろう。
シネマトゥデイ(外部リンク)

あらすじ: 同じ父親を持つジョニ(ミア・ワシコウスカ)と弟レイザー(ジョシュ・ハッチャーソン)は、それぞれの母親と一緒に仲良く幸せに暮らしていた。そんなある日、自分たちの父親ポール(マーク・ラファロ)の存在が気になり始めた姉弟は、2人で彼を訪ねる。そのことがそれぞれの母親ニック(アネット・ベニング)とジュールス(ジュリアン・ムーア)に知れたことから、家族の関係がきしみだす。


レズビアンのカップルが
男性の精子だけをいただいて
子供を作って
育てる時代が普通にやってきていて
そして今、こんなカップル、家族の形が
認識されて
認識されたカップルの子供が成人する年頃になり・・
そんな話。

こういう状況は今後も多くなるだろうし
多くのストーリーを生むことになるかもしれないけれど
監督も実際のところ同性愛者と言うことで
心の内というか
もしかしたら身近に起こったことなのかもしれない。

子供にしてみたら
まあ、自分の遺伝子はどんなもんか
やはり気になるところ。
なかなかコミカルでコメディとして
私は笑ってしまうところが多かったし、
遺伝子提供者のポールがなんとも
セクシーで魅力的なんですよ。
レズビアンとして生きてる女性が
寝てしまいたくなっちゃうようなキャラじゃなきゃ
いけなかったので
ストレートの女性から見たらものすごく魅力的。

これが「ちょっと会わなきゃよかった」と子供が
割り切れるような提供者であれば
この物語もそこまでなわけだけど
この人が父親か・・悪くないかもしれない。
そんな男性なの、ポールは。

ただ映画の中でもこの「提供者」との間で
いろいろ問題が起こることもあるみたい、なんて話も出てきたけれど
結局のところ
遺伝子提供者、でしかない。
家族って簡単に割り込んできた
遺伝子だけの他人に
20年近くかけて築いた家族や家庭の絆を壊されたくない。

そんなことがレズビアンと公言してる
監督からひしひしと伝わってきた。

でも、きっと
レズビアンカップルだとやはり
男性との浮気もあることなんだろうね。
男性同士のカップルはあまりなさそうだけど
女性ならある程度可能でしょ(笑)

芸達者な役者がそろっていてそこそこ
コメディとしても
切り口としても楽しめました。

ただラストは・・
うーん・・あんなもんなのかな。
ポールが素敵な遺伝子提供者に描かれていただけに
なんだか残念な独りよがりな結末になっていた気がしました。
監督の理想のカップル像、みたいなね。

★★★★☆