人間失格

2010年02月22日(月) 18時39分
解説: 昭和の日本を代表する小説家・太宰治の代表作品の一つである「人間失格」を原作とした文芸映画大作。過剰な自意識が原因で周りの人間となじめず、酒や女におぼれて廃人同様に破滅していく男の魂の旅路を描く。映像化は困難と言われた原作を『赤目四十八瀧心中未遂』の荒戸源次郎がまとめ上げ、太宰の分身的存在の主人公を生田斗真が熱演する。不安や苦悩を抱える主人公像が混迷の時代を生きる現代人に共感を呼びそうな一作。
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あらすじ: 議員の父親を持ち、津軽では有名な資産家の御曹司・葉蔵(生田斗真)は人間関係がうまくいかず、周囲に溶け込むためにわざと失態を犯して笑いを取る日々を送っていた。高校に入った葉蔵は遊び人の堀木(伊勢谷友介)や詩人の中原中也(森田剛)と出会い、酒や女におぼれる放蕩(ほうとう)生活を送るようになって、精神的に疲弊していく。


以前にも書いたと思うけれど
私は太宰治大好き。
だからこそ映像化関しては思うところも多くあります。

今回の「人間失格」に関しては、
前回の「ヴィヨンの妻」が原作とは異なる面白さがあり
それなりに満足がいったし、
この「人間失格」もなかなかの評判だったので
期待していました。

全くの別物でもいい。
むしろ別物で1つの映画として
太宰の「人間失格」をモチーフにし、
ジャニーズ・生田斗真の宣伝映画でも
映画さえ見応えがあればいいではないか、と。

うーん・・。

共演者もお金がかかってますし、
ちょい役なのに良い女優さんも使ってます。
(ちなみに三田佳子だけ失敗と思う)

でも、やはり今回は太宰ファンとしては
合格点をあげれない。

うまく「人間失格」の大切な部分も
大好きな部分もきちんと
出てきたし、「お、これはいけるかも」と
期待したのだけれど、

太宰治=暗い、理解できないという図式からあれでは
抜け出せない。


というかあの時代の文学を映画にするのは難しい。
あの時代を映像で観るのは
新鮮だけど
太宰の文学は読んでこそ面白さがわかるもので
映画のように「事実」を楽しむ
「共感」する、には不向きかな。
どうしても作り手の主観になってしまう。

太宰ってこれでまた暗い、とか思われてしまうのだろうか。

太宰こそ私が思うにユーモアを持ち合わせた作家だと
思ってるのです。

この作品を通してジャニーズファンの若いお嬢さんが
太宰を読むきっかけになったら嬉しいなと
勝手なことを思うのでした。

★★☆☆(2.5)


太宰ファンでなければ
★3つぐらい。

にしても、生田斗真くん、頑張っていたけど、
どうしてもチュートリアルの徳井さんに見えてしまうんだよねー。
肌のつやも全然違うんだけど。
私、あの手の顔、好みじゃないんだなー。
実際会うと、かっこよくて言葉も出ないんだろうけど!