青い鳥

2008年12月06日(土) 20時35分
解説: ベストセラー作家、重松清の同名連作短編集の中の作品を映画化したヒューマン・ドラマ。いじめによる自殺未遂が起きた中学校で、傍観者となったクラスメートたちときつ音の教師との交流を丁寧につづる。ハンディキャップを持ちながらも生徒たちと真摯(しんし)に接する教師を阿部寛が熱演。一度だけいじめにかかわったことに苦しむ繊細(せんさい)な少年には、『テニスの王子様』の本郷奏多が挑戦した。複雑さをはらむいじめ問題に真正面から向かう教師の言葉を通して、生と死や救いなど多くのことを問いかける。(シネマトゥデイ)

あらすじ: いじめによる自殺未遂などなかったかのような、平穏な新学期を迎えた中学校。そこへ新たに赴任してきた極度のきつ音である臨時教師の村内(阿部寛)は、事件後転校した被害者生徒の机を教室に戻すように命じて生徒たちに衝撃を与える。そんなある日、いじめに加担したことに苦しむ真一(本郷奏多)は、その苦しい胸の内を村内にぶつけるが……。(シネマトゥデイ)

テーマが「いじめ」。
そして吃音の教師。
それに加えて重松清が原作というこの作品。

気持ちが元気でないと観ることを拒んでしまう前情報。

こんな重たい作品を思わせるのになぜか評価がよかったので、思い切って行ってみました。

「いじめ」がテーマであるけれど、よくあるいじめのシーンはほとんどなく、すべてその「いじめ」による結果とそれを受け止める学校と生徒に関してがこの作品。

こういう教師もののイメージは、熱血教師が理屈を並べて熱く語って、「ほう〜ら、生きてるって素晴らしいじゃないか。前を向いて生きていこう」的な発想がドラマや映画では多かったと思います。

阿部ちゃんの演じる吃音の村内は、吃音であるためかもともとの性格か、あまり多くを語りませんが、深く胸に残る貴重な一言を言う教師。
この一言に共感できなかったら、この映画を良いと認めることはできなかったでしょう。

私は、涙まで流してしまいました。

共感するところがこの作品は人によって違うと思いますが、どこかに共感し、納得できる言葉や考えができたら、じんわりと心にしみてくる作品だと思います。

私は、他の方の感想であったように、自分が思春期の頃を思い出して・・とか当時のいじめの・・という生徒側の気持ちは全くリンクすることはありませんでした。
なんかあの中学校の生徒は皆、いい子すぎて、あんなに静かで従順な公立の中学校があまり現実的ではない気がしたし、見た目の激しい生徒や先生に逆らう生徒も多いんじゃないかな、と思ったからかも。

★★★★☆

少しネタばれありなので追記しておきます。