ブタがいた教室

2008年11月11日(火) 11時46分
解説: ドキュメンタリーとしてテレビ放映され話題を呼んだ、大阪の小学校の新任教師による実践教育を基に映画化した感動作。1年間大切に育ててきたブタを食べるかどうかで大論争を巻き起こす子どもたちの、うそ偽りのない表情にカメラが肉迫する。『涙そうそう』の妻夫木聡が教師役に初挑戦し、子どもたちと素晴らしいコラボレーションをみせる。大切な命をどうするかという結論を自らの力で出そうとする生徒たちの姿勢が、痛いほどダイレクトに伝わり心打たれる。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 6年2組を担任することになった新米教師の星(妻夫木聡)は、食べることを前提として子ブタを飼うことをクラスの生徒たちに提案する。校長先生(原田美枝子)にも相談し、卒業までの1年間26人の生徒が子ブタの面倒を交代でみることになる。最初は戸惑っていた子どもたちも、“Pちゃん”と名付けた子ブタを次第にかわいがるようになり……。(シネマトゥデイ)


この作品の良かったところは、子供たちの意見や素材を存分に活かし、ドキュメンタリータッチに仕上げているとことです。
非常に子供の表情や発言が、演技を超えた素が見え、巧い引き出し方をしてるなと思いました。

良かったのはここだけで、これ、テーマとしてはものすごく難しくて、しかも学校の教育題材として使用するには、若い教師には無理があるし、この映画のとおりなら、無責任で、話題性と情熱、人気取りのようにしか思えない教育となってしまっているようでした。

子供達が、どうするか葛藤するところが非常に白熱し、観てる側も興奮し、自分のことのように自分だったら・・と悩んだのに、担任の先生の答えはこれですか?とがっかりしました。
答えはあれでも構わないけど、あれだけ白熱し、悩んだ挙句にあっさりと口頭で、結論だけ述べるやり方に、はたして反対していた子どもたちは納得したのでしょうか?

せっかく良いテーマで、ここでこそ教育現場でしかできない何かを伝えるのが教師の役目だと思うのに、がっかりしました。

ま、新任の先生で、妻夫木くんのような小ぎれいな男の先生は、ブタなんか飼わなくたって人気も出ますし、違う方法でアプローチもできるんじゃないかな。笑
どっちかっていうとぶさいくで、薄汚い感じの役者さんがやってくれたら良かったのに。

多分、新任で青臭い結論を出すには、妻夫木くんみたいな小ぎれいな若い先生が適任だったのかな・・。

★★☆☆☆

良い結論になったら良い映画に化けたのに残念な内容でした。
ドキュメンタリータッチに仕上げ、子供の素材を引き出せたことに★2つ。