地上5センチの恋心

2008年12月25日(木) 20時08分
解説: 『イブラヒムおじさんとコーランの花たち』の原作者エリック・エマニュエル・シュミットが初監督した大人向けラブ・コメディー。平凡な主婦に訪れる夢のような出来事を小粋にみせる。前向きな主人公を演じるのは『女はみんな生きている』のカトリーヌ・フロ。彼女のあこがれの小説家を『ロング・エンゲージメント』の名優アルベール・デュポンテルが演じている。ある女性の“慎み深さ”が起こす小さな奇跡に息をのむ。(シネマトゥデイ)
あらすじ: 10年前に夫を亡くしたオデット(カトリーヌ・フロ)は、女手一つで息子(ファブリス・ミュルジア)と娘(ニナ・ドレック)を育ててきた。昼間は百貨店勤務、夜は羽飾りの内職で忙しい彼女の唯一の楽しみは大ファンの作家バルタザール(アルベール・デュポンテル)の小説を読むこと。ある日、彼女はあこがれの作家のサイン会に出かけるが……。(シネマトゥデイ)

最近、DVD鑑賞はほとんど感想を書いていなかったし、あまり観てなかったというのもあったんですが、久しぶりにDVD鑑賞の感想を書くことにしました。
というのは、とても私の好きな作品に出会えたからです。

それが、こちらの作品、地上5センチの恋心。

主役はなんと20歳を超える子供が二人もいる40代後半-50代の女性。
この女性が主人公のラブストーリーですよ。
まずあんまり観たくないと思いますよね。最近で言うと最後の初恋みたいに。

この作品は、とにかくこの主人公のオデットが魅力的に描かれていて、あまり観たくもない(失礼)50代になろうかという女性の恋愛なのに楽しく美しく、そしてかわいらしい仕上がりとなっています。
こんな女性、どんな男の人もきっと好きになるし、結婚したいと願うに違いないと思うのです。

だってね、愛する夫は10年前に死んで、息子はゲイで、娘は無職。しかもわけのわからない男と付き合っていてそいつもなぜかこの家に同居。
百貨店で販売員をしながら夜は羽作りの内職。
うんざりしそうな私生活だけれど、彼女はそれを楽しく幸せに感じながら生活し、不幸も不幸だと思わずに笑い飛ばしてしまう魅力がある。
それがわざとらしくないし、素直に女性の私から観ても受け入れられる。

劇場で観る時間がなかったことを本当に悔やみましたが、DVDで年内中に観れて良かったかも!

大好きな映画がまたできました。

★★★★★

4分間のピアニスト

2008年07月29日(火) 17時13分
解説: 無実の罪でとらわれた天才ピアニストが自分の才能を信じてくれる女性教師との出会いを通して、再び人生の輝きを見出すまでを描く感動作。世代の違う2人の女性の、まったく異なるピアノへのアプローチを丁寧に映し出す。ドイツの名女優モニカ・ブライブトロイは入念なメイクで老年のピアノ教師役に挑戦。オーディションでこの役を獲得した新人のハンナー・ヘルツシュプルングと息の合った迫真の演技をみせる。4分間だけ演奏することを許された、ヒロインの驚きの演奏に言葉を失う。(シネマトゥデイ)
あらすじ: 80歳になるトラウデ(モニカ・ブライブトロイ)は、60年以上女子刑務所でピアノを教えている。彼女は何年も貯金して新しいピアノを購入するが運送に失敗し、その責任を追及される。早急に彼女のピアノレッスンを受ける生徒を探す必要に迫られたトラウデは、刑務所内でジェニー(ハンナー・ヘルツシュプルング)という逸材と出会う。(シネマトゥデイ)

こちら昨年度見逃した作品。
やっとDVDが出て観ることができました。

ほんとに劇場で観たかったな・・というのが正直な感想。

ものすごくストーリーが緻密に構成されていて、おや?というところもありますが、それぞれの人生をわかりやすく描いているのに、ばらばらにならず、それが1つにまとまっているところもすごい。

どうしてこの場所にいるのか。
なぜここでピアノを弾いているのか、教えているのか。

ちょっとここであり?というのは1か所あったんですが、それがないとこのストーリーもラストへ向かわないので仕方ないけれど、そこを除けば満点に近いです。

観てない方は、DVDが出ましたので、是非とも鑑賞してください。
ラストに好き嫌いが分かれるし、コメディではないし、苦しい部分も多くて、好みの映画なのか、と言われるとむしろ苦手な分野のこの映画ですが私は非常に良い映画と思ってます。

★★★★(4.5)

サン・ジャックへの道

2008年01月20日(日) 20時59分
解説: キリスト教の聖地サンティアゴへの巡礼の道のりを、ひょんなことからともに旅するはめになった男女9人の心の交流を描くヒューマンドラマ。それぞれに問題を抱えた登場人物たちが、一緒に歩くことで自身を見つめ再生してゆく姿を、『女はみんな生きている』のコリーヌ・セロー監督がユーモラスに描く。出演は『アメリ』のアルチュス・ドゥ・パンゲルン、『ダニエラという女』のジャン=ピエール・ダルッサンら実力派が結集。世界遺産の巡礼路の美しい景色に心癒される。(シネマトゥデイ)
あらすじ: 母親の遺産を相続するため、険悪な仲の3兄弟ピエール(アルチュス・ドゥ・パンゲルン)、クララ(ミュリエル・ロバン)、クロード(ジャン=ピエール・ダルッサン)は、聖地サンティアゴまでの巡礼路を一緒に歩くはめになる。アラブ系少年やワケありの女性など9人からなる一行は、さまざまな思いを胸に長い旅に出る……。(シネマトゥデイ)

ロードムービーの典型的ともいえる作りですが、登場人物のキャラクターが非常におもしろく良くできていて、テーマもしっかりしています。
また巡礼路の美しい景色に映画館で観たかったという後悔もよぎります。

★★★★☆

現在の生活で必要不可欠だと思っていた荷物の重みを1つ1つ脱ぎ去り、本当に自分にとって何が一番必要なのか、生きていく上で何が大切なのか。

必要なものを脱ぎ捨て、そして必要なものを受け入れ、大切な何かをみつけるための旅。
こう聞くとあまりにも当たり前すぎて、よくある作品のようにも思えるが、それなりにくすっと笑えるところもあり、本当は、こうなりたい、こうしたい、という人間同士の付き合いがうまく絡み合っている。

久しぶりに観た後、良かったなと思えた作品でした。

世界最速のインディアン

2008年01月20日(日) 10時23分
解説: 60歳を超えてもライダーとしての夢を追い続けた実在の人物、バート・マンローをモデルに作られた感動の人間ドラマ。誰にも期待されていなかった年老いたライダーが、世界最速記録を更新するまでの紆余曲折をユーモアたっぷりに見せる。『ハンニバル』などの名優アンソニー・ホプキンスが、風変わりだが愛すべき老人を含蓄のある演技で堂々と演じている。夢を追い続けることの素晴らしさや、人生を楽しむコツが随所に散りばめられている。(シネマトゥデイ)

あらすじ: ニュージーランドで暮らすバート(アンソニー・ホプキンス)の夢は、伝説のバイク“インディアン”でライダーの聖地アメリカのボンヌヴィル塩平原で世界記録に挑戦すること。年金暮しの彼は倹約に励み、隣家の少年(アーロン・マーフィー)の協力も得て廃品を利用してバイクの改良を試みるが、なかなか渡航費まで手が届かない。(シネマトゥデイ)


これも昨年日本で公開した作品でしたよね?
観れなかった記憶があります・・。

★★★☆☆

評判通りのロードムービー。
若い人が夢や野望を・・という作品は多いですが、この年齢で挑戦するアンチな設定にこっちも応援したくなってしまう。
どうせ無理だろ、と徹底的に思わせる作りはしつこすぎもあるけれどよくできている。

ありがちでわかりきったラストだが、どうしても手に汗を握って応援している自分と夢を最後まであきらめない執拗なまでの執念は、何人にも夢と勇気を与えてくれる。
こういうヒーローはいなくてはいけない。

それにしてもあの年齢の設定でアメリカにはるばる行くと考えつくのもすごいとおもうが、やっぱ英語が訛があるとはいえ、話せるっていうのは強いよな〜、と英語が日本の教育のレベル程度しかない私にはうらやましかった。

何かチャレンジしてみよう、目標をたてて生きて行こう、その目標のために邁進しよう、と新年にふさわしい作品だった。

靴に恋して

2008年01月14日(月) 21時05分
解説: 靴を履き替えるように、人生をやり直すことができるのか? スペイン・マドリッドを舞台に、恋や仕事、家庭に迷う5人の女性の運命が交錯する愛の讃歌。監督は、スペインの新鋭ラモン・サラサール。出演は『オープン・ユア・アイズ』のナイア・ニムリ、『めざめ』のアンヘラ・モリーナ、『オール・アバウト・マイ・マザー』のアントニア・サン・ファンらスペインを代表する女優が勢ぞろい。グッチ、プラダなど、300足あまり登場する高級ブランド靴にも注目。(シネマトゥデイ)
あらすじ: 靴デザイナーを夢見ながらも自分を見失い、盗んだ靴で毎夜踊るレイレ(ナイワ・ニムリ)。そんな彼女に失望した恋人は去っていった。知的障害者の娘と2人で暮らすアデラ(アントニア・サン・ファン)はクラブ経営者。ある日、客の1人からデートに誘われる。(シネマトゥデイ)

やっとログインできたー。やっぱヤプログ、めんどい。

さて、本日もDVD鑑賞です。
私、靴、大好きなので、思わず話の内容とか全く知らなかったけど借りてしまいました。

結構、私は好きな感じです。
5人の女性が登場し、それぞれ違う環境と世代で登場します。この全く違う環境に住む女性とそれを取り巻く登場人物が、日々の出来事の中で考えストレスを抱え、悩み苦しみながらどうやって「幸せ」になるか?というのがだいたいのあらすじです。

どうみてもあんまり幸せそうでない人ばかりが登場していて、そのくせどうしても応援してしまいたくなるような女性たちばかり。
はがゆくてたまらないけど、自分がもしその立場だったら、この人たちより上手に生きることができない、割り切れることができない。
ある意味力強いんですよね。ここに出ている女性たち。

好みは分かれるとおもうけれど私は、好きな映画です。

★★★☆3.5

リトルチルドレン

2008年01月13日(日) 17時02分
解説: トム・ペロッタ原作のベストセラー小説を映画化した、ひねりの効いたヒューマンドラマ。経済的に何不自由のない生活を送りながらも、どこか満たされない空虚さを抱えた大人たちの姿を映し出す。『タイタニック』のケイト・ウィンスレットが、郊外の主婦の欲求不満を体当たりで熱演。『オペラ座の怪人』のパトリック・ウィルソンを相手に熱い濡れ場を披露する。平凡な人々の等身大の人生の悩みや苦しみがじわじわと胸にしみる。(シネマトゥデイ)
あらすじ: 郊外の住宅地で夫と娘と暮らすサラ(ケイト・ウィンスレット)は、その生活にうんざりしていた。ある日、彼女は主婦たちの憧れの的であるトッド(パトリック・ウィルソン)と話をする機会を得る。主夫である彼とサラは意気投合し、お互いの子どもを連れて会うようになり……。(シネマトゥデイ)


なんか最近、映画の感想をうまくまとめて書くことができなくなってます。なぜだろう。
2008年の悩みその1。

さて、今日は寒くて外なんかに出かける気にはなれず、やっぱり家でまったりDVD鑑賞してしまいました。
3本かりましたが、今日の最初の気分はこの映画でした。
なんとなくでっとりとしたシリアスな内容かと予告で推測。もちろんこれも昨年、見逃してしまった作品の1つでした。
相変わらずケイト・ウィンスレットは、そこまでみせなくてもいいんじゃない?っていうぐらいのラブシーンをみせていただきました。
(しかし、ケイト・ウィンスレットの青いペディキュアは何か意味があったのか?)

日々生きていて、それぞれ皆、人から見たら、何も悩みがないと思われても、その生活している中にフラストレーションを抱えて生きていて。
よくある話の設定(ほんとに、この登場人物がいなければ単なるよくある話)に、小児性愛者として服役していた男。
この男が、どのようにこのありがちなフラストレーションを抱えた人々に映画としてどう持ってくるというのがポイント。
そのあたりのねらいだとかポイントはわかりにくいが、今ある生活の中で、ちょっとしたバランスの乱れがちょっとしたバランスを大きく乱し、その乱したものをどうやって立て直していくのか・・。

立て直す瞬間に、ある意味、この街で異の存在であって小児性愛者として服役していた男こそがこの映画ではキーとなる。

パトリック・ウィルソンの妻が、ふと自分の家族を思い出して連絡をとるところをわざわざ家族のドキュメンタリーを編集しているときに電話をかける、とか、そんな細部へのこだわりも感じれる脚本であったと思う。
まあ、パトリック・ウィルソンの我にかえる瞬間は、ちょっと滑稽だったが・・。

★★★☆☆

パフューム ある人殺しの物語

2008年01月06日(日) 19時54分
解説: 世界45か国で発売され、1500万部の売上げを記録したパトリック・ジュースキントのベストセラー小説を映画化。『ラン・ローラ・ラン』のトム・ティクヴァが監督を務め、美しい女性の香りを手に入れるため、恐怖の連続殺人鬼と化していく男の物語を描く。驚異的な嗅覚を持ち、一切の体臭を持たない主人公を演じるのは『ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男』のベン・ウィショー。目を疑ってしまうような、驚きの結末に注目したい。(シネマトゥデイ)
あらすじ: 18世紀のパリ、悪臭のたちこめる魚市場で産み落とされたジャン=バティスト・グルヌイユ(ベン・ウィショー)。驚異的な嗅覚を持つがゆえに、奇怪な青年として周囲に疎まれている彼は、ある晩、芳しい香りの少女に夢中になり、誤って殺してしまう。その後、彼は少女の香りを求めて調香師になり、香水作りに没頭するが……。(シネマトゥデイ)

これもやっとDVDで観ることができた作品でした。

この作品の評価って好きな人と嫌いな人にわかれるのかな、と言いつつも、

★★★☆☆

映画だと割り切ってみると、すんごい映画なわけですよ。
映画なのに、におい、香りが沸き立つような映画で、どんな香りがするんだろうとか鼻を思わず動かしちゃったり。
香りってほんとに、一番記憶に残るもの。
(宮本輝の「胸の香り」というかなりいけてる短編がありますがこれも香りについてだし。今でこそこの香りは当たり前のように本や映画に使われてますがこの本が出た頃にここに着目した宮本輝ってすばらしすぎ)

トランスフォーマー

2008年01月06日(日) 17時37分
解説: 製作総指揮にスティーヴン・スピルバーグ、監督にはマイケル・ベイという、ハリウッドを代表する大御所監督がタッグを組み、未知なる地球外生命体と人間との攻防を描いたSFアクショ ン超大作。あらゆるテクノロジー機器にトランスフォーム(変身)する能力を持つ“金属生命体”の暴走により、地球に人類存亡の危機が訪れる。世界最大のVFX工房ILMを中心に、『M:I:III』『スパイダーマン』シリー ズを手がけた世界屈指のクリエイターらが集結し、前人未到の映像世界を作り上げた。(シネマトゥデイ)
あらすじ: 2003年、火星にビークル2号探知機を打ち上げるが、火星に到着後NASAとの交信が途絶えてしまう。その後、アメリカ、パリ、東京、さらにはアメリカ大統領の乗るエアフォース・ワンの機内など、世界中の至るところで同時期に奇妙な現象が起きる。人間たちは、それが地球上のあらゆるテクノロジーをスキャンする知能を持つ“金属生命体”のしわざだとは知らず……。(シネマトゥデイ)

これも昨年見逃した作品の1つでした。

これは映画館で観たほうが楽しめるかなと思います。

★★★☆☆

なんだろ、B級といえばB級と言ってしまってよい作品ですが、とにかくロボットの動きだとか変化する過程だとか、ほんとに生きているような表情や作りに驚きましたね。
ストーリーは、ありがちな内容だし、なんだよ、それ、って感じなんですが、なんだか馬鹿馬鹿しいとおもいつつ最後まで引き込まれた作品でした。

まあ、それ以上の感想は・・ないです。
でも、それなりに120分以上の長い映画なのに、退屈しないし、あの映像世界は映画館で鑑賞しなかった自分を後悔したほどなので、この評価で。
ストーリー云々、っていうなら、どうなの?って人が多いとおもいます。