そして、私たちは愛に帰る

2008年12月29日(月) 20時14分
解説: 『愛より強く』でベルリン国際映画祭金熊賞に輝いたファティ・アキン監督による人間ドラマ。ドイツとトルコ、2千キロに渡ってすれ違う3組の親子が、運命に翻弄(ほんろう)されながら愛と希望を見いだすまでを描く。ドイツの名女優ハンナ・シグラをはじめ、トルコを代表する実力派キャストが共演。ファティ監督の死生観がにじむ再生の物語に心ゆさぶられる本作は、第60回カンヌ国際映画祭最優秀脚本賞と全キリスト協会賞をはじめ、数々の映画賞を受賞している。(シネマトゥデイ)
あらすじ: 一人暮らしの老人アリ(トゥンジェル・クルティズ)は、トルコ人娼婦のイェテル(ヌルセル・キョセ)と一緒に暮らし始める。彼女はアリの息子ネジャット(バーキ・ダヴラク)に、娼婦になった理由やトルコに残した一人娘のことを話すが、ある日アリとの口論から死んでしまう。トルコへ渡ったネジャットは、イェテルの娘(ヌルギュル・イェシルチャイ)を捜すことにする。(シネマトゥデイ)

今年の私の目標、映画を劇場で、100本観ること!
そしてついに、目標達成!!暇自慢とも言えますが、なんとなしに達成感があります。

100本目は、こちらの「そして、私たちは愛に帰る」でした。

思っていた以上に気に入る作品でした。
3つの親子が複雑な状況において、絆を深めていく話です。
こう言ってしまうと単純に思えますが、ドイツとトルコという2千キロ離れた国同士が親子という関係を通し、そしてこの3つの親子が絡み合うドラマです。

まああれですよ。
なんとなく出来過ぎな、絡み合いで、先もわかりそうなわからなそうな。
素直に見たらよくできてるとも思えてきます。

だいたいこういう作品においてトラブルメーカーというのはつきもので、ここでは、娼婦の親子がまさにトラブルメーカー。

しかし映画の中ではこの親子がいなければ全く、登場するその他の親子の生活が変わるわけもなく考えも状況も何も刺激がないもので終わってしまいます。
トラブルメーカーというよりもスパイス的な存在、と言い換えた方がいいかもしれないです。

ラストも私の好み。
ああいう「無」なラストは、感慨深くてだからといって、なんとなく想像がつくようなところが好きです。

★★★★

劇場版MAJOR メジャー 友情の一球(ウイニングショット)

2008年12月21日(日) 10時29分
解説: 1994年から「週刊少年サンデー」に連載され、テレビアニメ化もされた満田拓也原作の同名野球マンガの劇場版。同誌の50周年記念作品でもある本作では、主人公がサウスポーになった理由など、原作では描かれなかった主人公の少年時代が初めて明かされる。監督は『劇場版ロックマンエグゼ 光と闇の遺産(プログラム)』などの加戸誉夫。映画ならではのダイナミックな野球シーンのほか、友情や逆境をテーマにした心温まる物語が感動的。(シネマトゥデイ)
あらすじ: 野球チームの横浜リトルを激闘の末に倒した三船ドルフィンズのエース・吾郎は、勝利の代償に右肩を痛め、突然九州へ転校してしまう。吾郎は父と肩が完治するまで投球しないことを条件に博多南リトルへ入団する。一方横浜では、雪辱に燃える横浜リトルと、吾郎が去った三船ドルフィンズが対戦することになっていた。(シネマトゥデイ)

私が勝手に参考にしているブロガーさんが、おすすめしていたので観にいってきました。
劇場内は3人だけ。
興行成績を見るとウォリーに次いで2位なんですね。

全くこのアニメの存在もマンガの存在も知りませんでしたが、前半1時間は主人公の生い立ちなんかもうまくまとめ、この映画では福岡に転校し、そこで活躍するというところが映画となっております。

前半の1時間は回想シーンも多くてだらだらしていた気がしましたが、よーく考えてみると、あれテレビでやってる何時間をうまいことまとめてるんだな、とこのアニメを観てる方より聞きました。
その1時間で、吾郎がどんな生い立ちだったり、性格だったり、人生(子供のくせに苦労してるんだよねこの子)だったり。

映画の内容ですが、結構、うるっときちゃったり、吾郎の言葉にうなづいたり、これ、いい映画なんじゃないの?と素直に思ってしまいました。
これ、アニメだから余計にぐっときます。
人気があるからと言って、実写版とかやらないでほしいな。

でね、この作品って、男性、男子にも人気があって、まったく共通の話題がなかった人とも会話が弾んでしまったのが笑えました。

昨日から冬休みなんだっけ?

映画館は、小学生でいっぱいなのかな。
早めに行っておいてよかったかも。

★★★☆(3.5)

地球が静止する日

2008年12月19日(金) 20時31分
解説: 『ウエスト・サイド物語』『サウンド・オブ・ミュージック』の巨匠、ロバート・ワイズ監督が1951年に発表した『地球の静止する日』をベースにしたSFアクション。キアヌ・リーヴスふんする宇宙からの使者の到来とともに、地球最後の日へのカウントダウンが始まるというストーリーが展開する。監督はホラー映画『エミリー・ローズ』のスコット・デリクソン。50年以上も前の名作が、CG技術によって大迫力のカタルシス映像に生まれ変わる。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 任務遂行のために地球へとやってきた、宇宙からの使者クラトゥ(キアヌ・リーヴス)。クラトゥの謎を解き明かすべく政府や科学者はやっきになる中、今訪れんとする危機に気付いたのはヘレン(ジェニファー・コネリー)と息子(ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス)だけだった。(シネマトゥデイ)


公開する映画館のHPはすべてこの画像だったり、昨日、主な登場人物が来日したりとかなり派手なプロモーション。
これ本国ではどんな反応だったのでしょうか?
あまりにもダメダメだったので、日本で人気の高いキアヌだから頑張ったのかな?

私もすっかりプロモに踊らされ、何が何でも観たいリストに入れてしまうほど楽しみにしておりました!

んで、どうかっていうと・・。、

どうですか?笑

ごめんなさい。とっても薄っぺらく思えたのですが。

何しろ、子供騙し。
高校生にでもなれば、「ありえねぇぇ」と言われてしまいそうなこと連発。
たとえば、地球が侵略されているというのに逃げてる人々とすれ違うのに、車で数分のマックではマックを楽しく家族で食べてる市民がたくさんいるとかー。マックで思い出したけど、そのときにキアヌが話していた中国人は結局なんだったのか?とかー。

地球をいじめすぎちゃったから、おいらたちは侵略しに来たんだ!とはるばる遠くからやってきたというのに、わりとあっさりと納得して終わってしまいました。
あの人間ドラマは、あの状況下にあればもっと激しく美しい物語があったと思うんだけども。

まあ、ぼろを出したらキリがなく、話の内容も平凡で(もう宇宙侵略は出尽くしている。なら侵略理由と宇宙人が地球から居なくなる理由やいなくなるために人間がどうのように努力し、その中にどんなドラマがあるのかが必要と思われます。)CGもウォリーなんかとは比べるのも悪いぐらい。

さ〜て、どこがいいかなと思うとウィルスミスの子供が大きくなって、演技もそこそこに上達していたことが良かったな。
多分、この映画はウィルスミスの子供のための映画なのかもしれない。


★★☆☆☆

あ、そうそう、プリズンブレイクのティーバック(ロバートネッパー)が出てました。
これに★+1!!

ウォーリー

2008年12月18日(木) 18時19分
解説: 西暦2700年の荒廃した地球と広大な宇宙を舞台に、独りぼっちで地球に残された“地球型ゴミ処理ロボット”WALL・E(ウォーリー)の恋と冒険を描くファンタジーアニメ。ウォーリーが初恋のロボット、イヴを救うために宇宙へと冒険の旅へ出る。ディズニー/ピクサーによる製作で、監督は『ファインディング・ニモ』でアカデミー賞を受賞したアンドリュー・スタントン。地球環境が危ぶまれている今、壮大で美しい宇宙と対比して廃虚となった地球の姿が切ない。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 西暦2700年の地球。宇宙に逃れた人間が残したゴミを、700年もの間片付け続ける“地球型ゴミ処理型ロボット”WALL・E(ウォーリー)。ある日、地球にイヴという名のピカピカのロボットが現れた。ずっと孤独だったウォーリーはイヴに恋をするが、イヴが宇宙船にさらわれてしまい……。(シネマトゥデイ)

インターネットでチケットと座席を購入して、なかなかよい位置だったのに、左右はカップル、前後は女子高生グループ、と皆、わいわい楽しそうな雰囲気で、一人で観にきた私を久しぶりにさみしいと思いました笑

それから、字幕を選んだのですが、小学生ぐらいのお子さん連れと、幼稚園のお子さん連れがいて、わかるのかな?と思ったのですが、ほとんどセリフもないので、大丈夫だったと思われます。

私の後ろに座っていた女子高生グループがいちいち「きゃーかわいい!」とか反応しまくりだったんですが、確かに愛くるしいのです。
ロボットのくせにウォーリーって。
これがまさしくディズニーとピクサーマジックで、ロボットに表情を注ぎ込んでしかも女子高生に「可愛い!」とまで言わせてしまうこのマジック。
さすがというしかありません。
女子高生のように「きゃー」と口には出しませんでしたが、私も母性はくすぐられましたもの。

ウォーリーはともかく、どうみても無機質なアイボのようなイヴ。
このイヴがね、感情がまるでなさそうなロボットのくせに、映画の中では大奮闘。
ウォーリーよりもこの無機質そのもののまんまロボットに感情移入するほどまでにキャラクターを作り上げたディズニーとピクサーにはただただ脱帽です。

そして何といっても、CGのすごさ。
もう、年々、すごさが増してきて、「宇宙ぐらい軽く表現できる」というのをまざまざと見せつけられたという感じでした。
とにかく視覚というのでしょうか。
長年、画家が苦労して作った遠近法だとか空の色だとか、素晴らしいほどリアルに作り上げているのです。

しかも実写がほとんどないので、変なCG感がないのも成功の秘訣かと。

で、ストーリーは?
ということですが、至って平凡、ありきたりな話でして、このCGとウォリーとイヴの表情があるからこそまあそこそこの話でも素晴らしく感動してしまうといった感じでしょうか。

訴えてることはいつだってディズニーは優等生だしね。

このCGを駆使したウォーリー。
是非、映画館で堪能ください!

★★★☆☆


宮崎駿監督が、ポニョをあえてCGを使わずに作成した話のほうがなんとなしにかすごいな、と感じてしまうのは私だけでしょうか。

ブロークン・イングリッシュ

2008年12月17日(水) 19時34分
解説: 結婚適齢期を迎えた女性の気持ちをリアルかつロマンチックに描く等身大のラブストーリー。監督はジョン・カサヴェテスを父に持ち、本作がデビューとなるゾーイ・カサヴェテス。自分を愛してくれる相手に出会えない30代の独身女性ノラを『ブレイド3』のパーカー・ポージーが繊細(せんさい)な魅力で演じる。都会のリアリティーとおとぎ話のようなロマンチシズムをミックスさせた展開が味わい深い。(シネマトゥデイ)

あらすじ: ニューヨークのホテルでVIP対応係を務める30代独身のキャリアウーマン、ノラ(パーカー・ポージー)。母親のヴィヴィアン(ジーナ・ローランズ)からは結婚のことを心配されるものの、男性と付き合えば失敗ばかり。日に日に人生の不安を膨らませていくノラは、ある日、フランス人男性のジュリアン(メルヴィル・プポー)と出会う。(シネマトゥデイ)

なんとなくフランス映画っぽい雰囲気で、おしゃれな30代女性の恋愛映画かな、と思って観ることにしました。

評価は高いのに大変申し訳ないのですが、私は、だめでした。

☆☆☆(1.5)

ただ、それほど退屈することもなく、主人公やその他の登場人物に最後まで共感することができなかったというのがこの評価なんです。

まあ、作ってる方も親の七光なんだと思いますが、あまりに勉強不足というか。笑
テーマがまずなんだかわからないのです。

負け犬の遠吠えなのか?
恋愛話なのか?
自分探しなのか?

だいたい30すぎた女が、1度食事に誘われて、酔った勢いで寝てしまって、その男と付き合ってると考えてしまうのか?とか、この一件で学習して会ったその日にしなくても2日後にはしてしまってOKなのか?とか結婚生活がうまくいってない友人を見て、なぜ結婚したいと思うのか?もし結婚したいと思うなら、友人に自分の虚しさをもっと話すべきなのでは?など・・。

とにかくこの主人公が意味不明で、何をしたいのだかわからないし何の魅力も感じない。

良かったのは、ジュリアン演じるメルヴィル・プポーの登場がセクシーでかっこよかったこと。
入ってきた瞬間にその場がぱーっと明るくなり、雰囲気が変わる男の人ってのがすごく伝わってきたな。

ラストも今の映画世界では今さら出し、この内容で上映時間も長すぎ。
女子同士でDVDを夜中に鑑賞して、この女性の文句を言いあうというのに使うのにはもってこいかも。

この映画が好きだ!って思った人、すみません。

マルタのやさしい刺繍

2008年12月12日(金) 20時36分
解説: スイスの谷間の小さな村を舞台に、80歳のおばあちゃんたちがランジェリーショップを開くために奮闘する様を描いた人間ドラマ。閉鎖的な村人の冷たい視線を浴びながらも、マルタおばあちゃんと3人の女友だちが老いてもなお生きがいを見つけ出していく。スイス気鋭の女性監督ベティナ・オベルリとスイスを代表する大御所女優たちがコラボレートし、年を重ねることや夢を追うことがそう悪いものではないということを教えてくれる。(シネマトゥデイ)
あらすじ: 夫の死により打ちひしがれたマルタ(シュテファニー・グラーザー)。そんな中、村の男声合唱団の新しい団旗を、仕立て屋だったマルタが作ることに。生地店の美しいレースを見ているうちに、マルタは“パリに自分で仕立てたランジェリーのお店を開くこと”が夢だったことを思い出す。昔の勘を取り戻しながら下着を仕立てあげたマルタだったが、厳格なプロテスタントの村では受け入れてもらえなかった。(シネマトゥデイ

レディースデーということもありましたが、女性客、それもかなりの平均年齢の高い女性客で満席状態でした。

ここでは、スイスの田舎の小さな村。
とにかく景色が美しく、絵のようだったのが印象的でした。

いつも映画を観て、自分の知り得なかった各国の文化や社会があります。
この作品で感じたことは、この世代?なのかこの国柄なのか、男の人の意見が非常に大きくそれにしたがって生きてきた女性、を感じました。

主人公のマルタであれば、夫に刺繍をやめろと言われてやめていた、車の免許はとるな、と言われていた・・など。
日本でもこの世代は往々にして男性社会ですが、スイスでもそうなのね、と単純ですがそんなことを思いました。

この映画の素晴らしいところは、いくつになっても夢を持ち続けること。
そしてなんだかんだ言いつつも、夫の意見は尊重していること、なんです。

こんな小さな村で、たかだか80歳のおばあちゃんの夢を応援してあげればいいのに、と思うのに、小さな社会の中に存在する親子関係だとか人間関係。
ほんと、どんな小さな世界でも、自分の気に入らないものは徹底的に排除するというところは変わらずで。

わりと、癒しばかりをもらう映画かと思いきや、あまりにもマルタおばあちゃんを応援したくなるような作りに、邪魔する奴に本気で映画なのにイライラっとしてしまったところもありました。

少し、うまくいきすぎているかな?と感じつつもそれなりに良かったと思います。
DVD鑑賞でもいいとは思うけれど、あのスイスの美しい風景は、映画館で観るのにはいいかな。

★★★☆(3.5)

青い鳥

2008年12月06日(土) 20時35分
解説: ベストセラー作家、重松清の同名連作短編集の中の作品を映画化したヒューマン・ドラマ。いじめによる自殺未遂が起きた中学校で、傍観者となったクラスメートたちときつ音の教師との交流を丁寧につづる。ハンディキャップを持ちながらも生徒たちと真摯(しんし)に接する教師を阿部寛が熱演。一度だけいじめにかかわったことに苦しむ繊細(せんさい)な少年には、『テニスの王子様』の本郷奏多が挑戦した。複雑さをはらむいじめ問題に真正面から向かう教師の言葉を通して、生と死や救いなど多くのことを問いかける。(シネマトゥデイ)

あらすじ: いじめによる自殺未遂などなかったかのような、平穏な新学期を迎えた中学校。そこへ新たに赴任してきた極度のきつ音である臨時教師の村内(阿部寛)は、事件後転校した被害者生徒の机を教室に戻すように命じて生徒たちに衝撃を与える。そんなある日、いじめに加担したことに苦しむ真一(本郷奏多)は、その苦しい胸の内を村内にぶつけるが……。(シネマトゥデイ)

テーマが「いじめ」。
そして吃音の教師。
それに加えて重松清が原作というこの作品。

気持ちが元気でないと観ることを拒んでしまう前情報。

こんな重たい作品を思わせるのになぜか評価がよかったので、思い切って行ってみました。

「いじめ」がテーマであるけれど、よくあるいじめのシーンはほとんどなく、すべてその「いじめ」による結果とそれを受け止める学校と生徒に関してがこの作品。

こういう教師もののイメージは、熱血教師が理屈を並べて熱く語って、「ほう〜ら、生きてるって素晴らしいじゃないか。前を向いて生きていこう」的な発想がドラマや映画では多かったと思います。

阿部ちゃんの演じる吃音の村内は、吃音であるためかもともとの性格か、あまり多くを語りませんが、深く胸に残る貴重な一言を言う教師。
この一言に共感できなかったら、この映画を良いと認めることはできなかったでしょう。

私は、涙まで流してしまいました。

共感するところがこの作品は人によって違うと思いますが、どこかに共感し、納得できる言葉や考えができたら、じんわりと心にしみてくる作品だと思います。

私は、他の方の感想であったように、自分が思春期の頃を思い出して・・とか当時のいじめの・・という生徒側の気持ちは全くリンクすることはありませんでした。
なんかあの中学校の生徒は皆、いい子すぎて、あんなに静かで従順な公立の中学校があまり現実的ではない気がしたし、見た目の激しい生徒や先生に逆らう生徒も多いんじゃないかな、と思ったからかも。

★★★★☆

少しネタばれありなので追記しておきます。

K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝

2008年12月04日(木) 9時05分
解説: 江戸川乱歩の小説に登場するダークヒーロー、怪人二十面相の真相に迫るアクション・エンターテインメント。北村想の「完全版 怪人二十面相・伝」を原案に、「アンフェア」などを手掛けた佐藤嗣麻子監督が現代風のアレンジで映像化した。主人公を『レッドクリフ Part I』の金城武が好演するほか、ヒロインを松たか子、明智小五郎を仲村トオルが熱演。 『ALWAYS 三丁目の夕日』のスタッフによるノスタルジックな映像美も見もの。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 極端な格差社会の架空の都市“帝都”では、富裕層のみを狙い、美術品や骨董品を鮮やかに盗み出す“K-20”こと怪人二十面相が世間を騒がせていた。ある日、サーカスの曲芸師・遠藤平吉(金城武)は、財閥令嬢・葉子(松たか子)と名探偵・明智小五郎(仲村トオル)との結納の儀に潜入して写真を撮ってくる依頼を引き受ける。(シネマトゥデイ)

試写会で一足早く鑑賞させていただきました。

多分、試写会が当たらなかったら、観ない確率が高かった作品ですが、(金城武好きのくせに)お正月映画としては良いと思います。

なんだろ、家族全員、しかもおじいちゃま、おばあちゃまが孫を連れても楽しめる作品だと思います。
というのは、江戸川乱歩でおなじみの怪人二十面相であったり、少年探偵団、明智小五郎とこれらを読み親しんでいた人も入りやすくできていますし、子供もこういったヒーローものは単純に楽しめるのではないかと思います。
あ、ちなみに女の子同士も金城武、かっこいいので(完全に私の趣味だけど)おすすめ

日本のヒーローものといえばウルトラマン、仮面ライダーって感じですが、大人はどうもヒーローとして受け入れにくい。
景気も安定していないご時世に、大人も「いたらいいのにな」と思えるヒーローが登場してもいいかな、というところへきて金城武の怪人二十面相。

映画全体はコミカルで笑いのテンポもよく、あまり映画では笑うことがない私ですが、劇場みんなでくすっと笑うところは笑えるし、「ここで笑えーーー」的な三谷幸喜の映画よりもわざとらしくない笑いだった気がしました。

大きな映画館で、知らない同士で同じものを観て笑えるのっていいですね。

もともと育ちの良い松たかこの令嬢役もぴったりはまっていて、それなりの役者がはまっていたし、映画全体もお金のかかりっぷりを感じつつ、第2作もあるんだろうな〜なんて思いながら劇場を後にしました。

2時間ちょっとと長い作品ですが、それなりに楽しめ笑えて、どの世代ににも受け入れられる映画だと思います。

お正月、家族みんなでで是非!

★★★☆(3.5)

にしても、金城武の顔、好っきー。笑
適度の濃さが好みだな〜。どうでもいいんだけど。

1408号室

2008年11月29日(土) 13時08分
解説: ホラー小説の巨匠スティーヴン・キングの同名小説を基にとあるホテルの1408号室で連続する騒動を軸に描かれたサスペンスホラー。宿泊した者は必ず死亡するという謎の現象を臨場感たっぷりに見せる。主演は『マルコヴィッチの穴』のジョン・キューザックと、『ブラック・スネーク・モーン』のサミュエル・L・ジャクソン。ホテルの一室で繰り広げられる数々の怪奇現象が、観る者を凍りつかせる。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 作家で、アメリカ各地の超常現象などをルポしていたマイク(ジョン・キューザック)のもとに、一通の手紙が届いた。その内容はドルフィンホテルの1408号室には絶対に入ってはならないというもの。好奇心をかき立てられたマイクはホテルに出向き、入るのをやめさせようとする支配人のオリン(サミュエル・L・ジャクソン)を説得し、何とか1408号室に入るが……。(シネマトゥデイ)

Sキング好きの私としては外すわけにはいかない作品でした。
これ、短編小説で、以前に読んだのだけれど、あまり記憶にない作品で、ただ、ホテルの部屋番号で、足すと「13」になり、その部屋で、恐ろしい現象が起こる・・という記憶があるのみ。
そういえば、同じくSキング好きの友人が、飛行機の中でこの本を読み、着いた先のホテルの番号が「1408」で、怖かった〜と話した記憶もあったな。
主人公が作家であり、超常現象をルポしてるという背景だったかどうかも覚えてません。

小説に関しては、覚えてない、ってことでSキングがどうということもなく1つの作品として鑑賞できたかなと思います。
ただ、Sキングということがなければ、きっとホラーというイメージからきっと観に行かなかっただろうな、とも。

映画としては、ホラーというよりもスリラーというほうが正しいかもしれないです。

密室の中で起こる数々の珍現象、自分の人生との対峙、妄想・・。

「夢」として片付けられそうになった時は、「★」なしを考えましたが、それなりにスリルを楽しめ、わりとSキングの小説の持つカラーが出てた気がしました。
短編小説なのであのぐらいの出来栄えなのかなと思います。

長編小説で映画にすると長すぎて、宙ぶらりんになってしまうSキングの作品。
短編だと、映画のみしか見てない人には物足りさを感じるかもしれないです。
短編で映画化したもので成功したのは「ショーシャンク・・」かな?と思ったりしますが・・。

今回は、キングっぽさがなんとなーくファンから見たらわかるような印象で、映画全体としては、「だから何?」といえばそう感じることもできるということで、普通かな。

★★★☆☆

007/慰めの報酬

2008年11月26日(水) 9時17分
解説: イギリスの諜報部に属するスパイ、ジェームズ・ボンドの諜報活動を描く人気スパイ・アクションのシリーズ第22弾。前作のエンディングから続く本作では、任務と個人的な復讐(ふくしゅう)の間で葛藤(かっとう)するボンドの姿を映し出す。監督は『チョコレート』のマーク・フォースター。ボンド役をダニエル・クレイグが続投し、『潜水服は蝶の夢を見る』のマチュー・アマルリックが悪役で登場する。世界でロケを敢行したスケール倍増のアクションに圧倒される。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 愛する人を失ったジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、彼女を操っていたミスター・ホワイト(イェスパー・クリステンセン)を追及するうち、新たな悪の組織の陰謀を知る。それは謎の組織の非情な男、ドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)が南米のある政府の転覆と同地の天然資源を手にして、世界を支配しようとするものだった。(シネマトゥデイ)

一足早くヤプログさんジャパンプレミアが当選!し、上映より早く鑑賞させていただくことができました。
今年、最後のヤプログさんからの大きなプレゼントに、試写会のチケット当選のお知らせが来た時は、飛び上がって喜んでしまいました。
映画の感想以外は、メインのブログで紹介させていただきます。
こちらでは、通常通り映画の感想を。

今回、何といっても、ボンドガールのオルガ・キュリレンコ
私、この人の容姿大好きなんです。
(モニカベルッチとか、このオルガ・キュリレンコとかみたいな適度に濃いお顔と完璧なBODYを持つ女性に憧れます。)
最近の映画ではヒットマン、そして薬指の標本あたりが有名なところなのでしょうか。
それほど大きな作品には出てませんが、彼女の完璧なBODYとセクシーさは、この2つの映画で十分堪能できます。

この作品では大抜擢された彼女。

007らしい、セクシーなオルガ・キュリレンコを期待していたのですが、セクシーよりも強い女性のイメージでした。
舞台あいさつでも、強さについて語っておりました。(戸田さん、訳してませんでしたけど苦笑。力こぶまで作っていたのに・・。)

そうそう、それから今回は、監督がこれまた私の大好きなマークフォスター監督。
良い作品をたくさん作っている監督。
アクション映画は、今回、初挑戦のようでしたが、わりとアクションをメインに押し出していた作品だったと思います。

役者さんの良さを引き出すのは、007という映画上、なんとなーくいつもの作品とくらべると残念なところが多かったんですが、007、という看板をしょってる以上は、アクションメインのもので正解なのかな、と思いました。
余談ですが、この監督のネバーランドで、Jデップが、久々に愛する人を見つめるという演技があるんだけど、もうあれ、最高。
Jデップのあんな顔、映画で観れるなんてーーって感じでした笑

なんだ監督とオルガ・キュリレンコの話ばかりになってしまいました。

少々、長くなったので追記します。
ネタばれは、まだ公開が先なので出ないようにしています。

いつも★で評価していますが、今回は、まだ先の公開なので★の評価はまだしません。