ファースト・マン 

2019年02月08日(金) 18時04分
解説:『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督とライアン・ゴズリングが再び組んだ伝記ドラマ。人類初の月面着陸に成功したアポロ11号の船長ニール・アームストロングの人生を描く。ジェイムズ・R・ハンセンの著書を『スポットライト 世紀のスクープ』などのジョシュ・シンガーが脚色した。共演は『蜘蛛の巣を払う女』などのクレア・フォイ、『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェイソン・クラークとカイル・チャンドラーら。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:幼い娘を亡くした空軍のテストパイロット、ニール・アームストロング(ライアン・ゴズリング)は、NASAの宇宙飛行士に応募し、選抜される。彼は家族と一緒にヒューストンに移り住み、有人宇宙センターで訓練を受ける。指揮官のディーク・スレイトン(カイル・チャンドラー)は、当時の宇宙計画において圧倒的優位にあったソ連も成し得ていない月への着陸を目指すと宣言する。 シネマトゥデイ (外部リンク)

この手の宇宙物、宇宙飛行士という設定は
毎回、暗く息苦しいものが多いです。
この作品は特に息苦しさ鬱蒼さがありました。

ただね、ライアン・ゴスリングはかっこいい。
おさえて静かな演技がかっこよすぎて彼の顔ばかりずっと観れてるだけで幸せ。

宇宙飛行士と言えばなんだか夢があり
医者になりたい、政治家になりたい、という将来の夢より宇宙飛行士、という子どもが
好きです。

でもそんな憧れの職業もこの当時は暗く
国内では税金の無駄遣いや白人が税金を使って月へ行く、など非難され
仲間は実験中に何人も死んでいく。
冷戦時代、人は多くは死ななかったと思いますが
こういった政治の混乱で死んだNASAの宇宙飛行士はまさに兵士のその死と同じです。
そんな意味合いも深く伝わります。

そしてその陰にいる家族の心理も描かれています。
宇宙飛行士ほどの重責や家族の心理的負担はないにしても
家族が安定してない国へいくたびにはらはらとしていたことを思い出します。

もう少し生きていく希望だとか
宇宙飛行士の華やかさだとか・・。そんなほっとする瞬間があってもよかったように思います。
でもこれは現実なんでしょうね。
取材し、あれだけ世間で騒がせ一躍スターになった彼らの苦悩を
描きたかったのかな。

そんなにかっこいいもんじゃない。
辛くて心がはりさけそうででも 月面をみたときは言葉が出なかった。

かっこよくない人間臭い宇宙飛行士の話。
そんな気持ちで観てもらうとよいとおもいますが

まあ、あれですよね。息苦さはあるし月にたっても気持ちが何だか晴れたような晴れないような
気持ちになりました。

ライアン・ゴスリングが私のように好きなら見どころはたくさんありますけどね。

★★★☆☆(3.5)

アイ・フィール・プリティ!人生最高のハプニング 

2019年01月27日(日) 13時23分
解説:『エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方』などのエイミー・シューマーが主演を務めた女性賛歌。外見に対するコンプレックスを持つヒロインが、事故に遭って自分を絶世の美女だと勘違いする。ヒロインの上司を『マリリン 7日間の恋』などのミシェル・ウィリアムズが演じ、モデルのエミリー・ラタコウスキー、ナオミ・キャンベルらが共演。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:自分のルックスに引け目を感じていて、何事にも消極的なレネー(エイミー・シューマー)は、自分を変えるためにジムに通い始める。だが、ジムで頭を打って意識を失ってしまう。目覚めたとき、なぜか彼女は自分が超美人に変身したと思い込み、性格も前向きに変わっていた。 シネマトゥデイ (外部リンク)

化粧品にもファッションも大好きななので広告の舞台裏なんかも(ほんとうだかわかりませんが)見れた気がしてその辺もふくめ楽しめました。
あらすじどおりの作品なのですが
自信のない主人公がある日突然、自分のコンプレックスが解消されたらどんどん性格がどんどん変わり
彼氏もでき環境自体も変わっていく作品です。

この作品の肝は主人公は実際は何も見た目は変わってないのに
美人だと思っているだけでどんどん性格も生活も変わっていくこと。
むしろ美人は案外人に言われて美人なのかな、と思ってるだけだと思うし
それが自信になって何かを成し遂げるなんてことはないし
好きな人にふられることもあるし
得することはずっと美人の人ってずっと美人なのでわかってないものだと思います。
私はすっかりおばさんですが
おばさんになり誰も容姿を見てひいきされなくなるとなると
「あーこういうことなんだ」とわかってきたこともあったりします。
でもそれでも大して得なんてなかったと思いますしこの主人公のように何もかもポジティブに考え行動することなんて美人だからなんでもできる、なんて変換できないよね。

作品全体は日本の映画館では珍しく大爆笑。
私も素直に笑えるシーンがたくさんありました。
ミッシェル・ウィリアムスが声の高さをコンプレックスにしている化粧品会社の役員なのですが
彼女の演技力も反対に引き出された感じ。
こんな演技もできるんだー。
マイケル・ジャクソンを思い出させました。意識してたと思います。

なんとなく疲れてるときは気分の重たくなる作品より
元気になる作品が観たいものです。
こちらの作品はそんな作品。

渡辺直美が日本語の吹き替えということですが
ダンスするシーンでは直美さんのほうが迫力のボディだし
ダンスもうまいかも。

でもコメディ好き、化粧品好き、美容好きには楽しめます。

★★★☆☆(3.5)

それだけが、僕の世界 

2019年01月18日(金) 9時28分
解説:ハリウッドでも活躍しているイ・ビョンホンらが出演し、『王の涙 イ・サンの決断』で脚本を担当したチェ・ソンヒョンが監督を務めたドラマ。一人で生きてきた元プロボクサーの兄と、サヴァン症候群を患う弟の再会を描く。『太陽を撃て』などのパク・ジョンミンが弟を、『バッカス・レディ』などのユン・ヨジョンが母親を演じる。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:40歳を過ぎたジョハ(イ・ビョンホン)は、アジアチャンピオンだったこともある元プロボクサーだが、今では昔の面影はなかった。ある時、彼は子供の頃家を出て行った母親と数十年ぶりに再会し、そのとき初めて自分にサヴァン症候群という病気の弟ジンテ(パク・ジョンミン)がいることを知る。 シネマトゥデイ (外部リンク)

こちらの作品もとても良かった。
作品よりも俳優陣の演技力の高さ。
弟のジンテのサヴァン症候群の役ですが本当に病気なのかと思うほど。
ダスティ・ホフマンよりうまいかもしれないです。
ここで弟を主人公に仕立てることもできますが
これでこの弟が主人公だとよくあるストーリーになってしまうのを
イ・ビョンホン目線で話は進みます。

イ・ビョンホンの演技もうまいですねー。
母の愛情に40の男がむせび泣く姿はこちらの涙をそそります。
かっこいい役も多いけどこんな役もこなせるのもすごいです。

ストーリーは韓国映画にしてはのんびりとした感じで
もう少し弟のジンテの才能のすばらしさに周囲が驚いたり
成長したりチャンスをつかんだ姿が観たかったかなあ。
彼の演技も素晴らしいし
応援したくなるような純粋で可愛い青年。

母の愛を一心に受けたジンテと
同じ母に捨てられた兄のジョハ。
このあたりの切り口も大変うまい。
健康だけど愛されてなかった兄と病気を持っているけど愛をそそられてきた弟。

そんな母子が1つになり
実は母は末期の癌で 最後に兄弟が1つに心がなり、
心配だったジンテの将来も見えてきて
お葬式で終わり・・という話です。

途中、事故に兄のジョハがあい
実は大金持ちのピアニストでジンテのあこがれのピアニスト(名前忘れました)に出会い
彼女はピアノをやめていたところへ
ジンテの素晴らしいピアノに惹かれ彼をサポートすることになるのですが

このあたりはHPでもあまり詳しく書いてないですねー。
ここはあまり映画としては重要ではないのかな。
きれいどころを入れたかったのかもしれないです。

それにしてもオーケストラの中でジンテがピアノを奏でる姿に
母のような気持になり涙が出まくりました。

このぐらいの母世代、60〜70歳代の女性客は大泣き。

日本映画はお金のかかってる作品ではないのになぜ
こんな切ないけどほっこりする作品ができないのか。
韓国のエンターテイメントに勝てないのか。

この作品についていうならば役者だったと思います。
ジンテを演じることができる役者っているかな。
日本ではいないなあ。思いつかないです。

★★★★☆

ボヘミアン・ラプソディ 

2019年01月05日(土) 17時27分
解説:「伝説のチャンピオン」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」といった数々の名曲で知られるロックバンド、クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーの伝記ドラマ。華々しい軌跡の裏の知られざる真実を映す。『X-MEN』シリーズなどのブライアン・シンガーが監督を務めた。ドラマシリーズ「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」などのラミ・マレック、『ジュラシック・パーク』シリーズなどのジョー・マッゼロらが出演。フレディにふんしたラミが熱演を見せる。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:1970年のロンドン。ルックスや複雑な出自に劣等感を抱くフレディ・マーキュリー(ラミ・マレック)は、ボーカルが脱退したというブライアン・メイ(グウィリム・リー)とロジャー・テイラー(ベン・ハーディ)のバンドに自分を売り込む。類いまれな歌声に心を奪われた二人は彼をバンドに迎え、さらにジョン・ディーコン(ジョー・マッゼロ)も加わってクイーンとして活動する。やがて「キラー・クイーン」のヒットによってスターダムにのし上がるが、フレディはスキャンダル報道やメンバーとの衝突に苦しむ。シネマトゥデイ (外部リンク)

やっと行ってきました。
クイーンは私より上の世代。
クイーンの時代にクイーンを聞きまくり
彼らの音楽のファンであればもっと楽しめたのかなと思います。

しかしクイーンは若い世代でも聞いたことがない人はいないと思います。
それぐらい日本ではBGMにも使われたりCMの挿入に使われたりと
彼らの偉大っぷりはそれだけでわかるはず。

フレディ・マーキュリーも芸名?というか名前のコンプレックスに
勝手に変えてしまっていたんですね。
音もよく日本人も覚えやすい名前。
そこからして彼の持つ天才的な創造力、独創性が群を抜いてることはわかります。
さらにボヘミアン・ラプソティの楽曲からも
彼の高い知性も感じれますよね。
今更だけどもし音大生、文学系学生なクイーンの研究がしたい、論文が書きたいと
思います。それほど興味深い歌詞と音楽の叙情。すごいねー。

クイーン自体をそれほど知らなくとも
映画自体はよくできていて
特に主人公のフレディ・マーキュリーを演じた役者さんは
とても上手。
歌は口パクなんでしょうか。
彼の演技力が作品の魅力をさらに引き出してくれたように思います。

彼はゲイであることに悩み苦しみ
恋人で一生の友となったメアリーとの関係。

何もかも天才ならではのドラマティックなストーリーと
ラスト21分のライブ映像に圧倒される時間でした。

ただ応援ライブってあのラストのところだけなのかな。
なんだかそのあたりは応援ライブの上映会ではなかったのでわかません。
本当のファンの人は楽しめるのかもしれないし
ファンだったらそっちに私も行ったかも。

何度も鑑賞する人もいるようですが・・
私は1回で満足でした。

★★★☆☆(3.5)

家へ帰ろう 

2019年01月04日(金) 10時01分
解説:アルゼンチンに住む男性が、ポーランドの親友に会いに行く様子を描いたロードムービー。旅の途中で出会う人々に助けられながら目的地を目指す主人公の姿が映し出される。『タンゴ』などのミゲル・アンヘル・ソラ、『靴に恋して』などのアンヘラ・モリーナが出演し、パブロ・ソラルスが監督と脚本を担当した。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:アルゼンチンのブエノスアイレスに暮らす88歳の仕立屋、アブラハムは、70年以上会っていないポーランドの親友に、最後に仕立てたスーツを渡そうと思い立つ。その親友は、ユダヤ人のアブラハムがホロコーストから逃れた際に助けてくれた命の恩人だった。アブラハムは、マドリード、パリを経由して目的地に向かうが、道中さまざまな困難が襲う。 シネマトゥデイ (外部リンク)

とても良かったです。
単なる老人の残した人生の後悔をやり直すコメディちっくなありがちなドラマかと
思いきや
前半のコメディから一転、ロードムービーとなり
中盤はポーランドまでの道中での出会いや事件がおかしく悲しくも描かれていて
中盤後半から些細なことで会わなくなった娘との再会も出てきます

でもすべてはラストのポーランドの友人に会うため。

ポーランドの友人への思いが中盤以降回想シーンとして出てきます。
大変な思いをして戦争が明け
ドイツ人を憎しみ以上の感情を持ち
ポーランドへ入国するのにドイツをどうしても入りたくない、と入国審査で話します。
写真のものなのですが「ポーランド」も「ドイツ」も口にしたくない、という
笑えるけど笑えないやりとりなのです。
そこへドイツ人の文化人類学者の女性と出会い、
彼女のシャツを借りて ドイツに入らないよう歩くようにしてもらうなど

ドイツ人の女性も多くの罪を負ったドイツ人として精一杯
戦争で深く傷ついたユダヤ人の老人を労わり寄り添おうとします。
しかし戦争で傷ついた気持ちをどうしても癒せないアブラハム。

前半のホテルを値切り女性と歌って踊って楽しい時間を過ごしてから
泥棒にあう、というコメディから一転して
だんだんとアブラハムの背負ってきた人生と偶然会ったドイツ人で
見えてきます。

前半の家族との送別会で
名前が出てくるのですが(名前は忘れました)
誰かとずーーっと思っていたのですが(奥さんなのか使用人なのか、ペットなのか?)
ラスト近くで
アブラハムの患っている足の名前をいうこともわかりました。
小さなことに手を抜かず最後まで愛着を持ってキーワードを出すあたりの脚本は
些細ながらすばらしく思いました。

ラストは・・
ついにアブラハムは力尽き
電車の中で倒れて病院へ入院します。
そこで看護士に出会い、看護師に退院したら友人のところに連れて行って欲しいと
願います。

そしてついに目的の場所へ。
すっかり変わり果てた70年後。
路地へ入るとあの頃を彷彿させる雰囲気が出てきます。
しかし昔過ぎて会いたかった友人はすでにいないよう。

看護士が付近を探し始めたときに
アブラハムの目に仕立て屋の老人が目に入り
ラストはやっと長い旅から友人に会える、というストーリー。

最近は映画を観る時間も少ないのですが
こちらは偶然、時間があったため観に行ったのだけど
本当に良かった。

緩急のつけかたもよくアルゼンチンの映画って
遠く日本までくるだけあって日本に入ってくる作品は
選りすぐりのものが多いです。

★★★★★

アリー/ スター誕生  

2019年01月02日(水) 17時06分
解説:『アメリカン・スナイパー』などのブラッドリー・クーパーが監督と製作を担当し、数々のヒット曲で知られるアーティストのレディー・ガガが主演を務めたドラマ。スター歌手に才能を見いだされた女性が、スターダムへと上り詰める姿が描かれる。ブラッドリーはスター歌手役で出演もこなしており、劇中でガガと共に歌声を聞かせる。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:昼はウエイトレスとして働き、夜はバーで歌っているアリー(レディー・ガガ)は、歌手になる夢を抱きながらも自分に自信が持てなかった。ある日、ひょんなことから出会った世界的シンガーのジャクソン(ブラッドリー・クーパー)から歌を高く評価される。アリーは彼に導かれてスター歌手への階段を上り始め、やがて二人は愛し合うようになるが、ピークを過ぎたジャクソンは、徐々に歌う力を失っていく。 シネマトゥデイ (外部リンク)

ああーーーー昨年、ブログ開設してから一番、映画観てない年だったーー

というわけで今年も恒例の元旦映画。
12月も多忙すぎて映画など観る時間もなかったので話題作をこの「アリー」と合わせて鑑賞。

悪くなかったです。まあまあ。
ただやっぱ才能があるという設定だけどやっぱり所詮「レディ・ガガ」じゃん。
歌はうまいしダンスもあるし
人前でも堂々と歌えるよね。

今回、ブラッドリー・クーパーが初監督。
ブラッドリー・クーパー、年取ったな・・私、好きだったんだけど。
ブルー・アイズは魅力的でしたけど。

ただカメラワークがイマイチだったな。
ここは全員の表情が観たいというときなんかも3人出てるのに2名だけがアップとか
変なところでトリミングしていた印象。

ストーリーも予告でだいたいわかりますからねー。
才能ある女性が人気歌手に見初められあっという間にその才能を開花。
でも二人は恋愛関係で夫婦になり
でもスターだった彼はアル中でアリーが人生に入ることで上向きになってきます。
しかしだんだんと持病の難聴だったりアリートのすれ違いの生活に
またアル中になり
ついにはアリーのグラミー賞新人賞の授賞式でアル中のため失禁してしまう大失態をおかして
アル中の施設に入院することになり退院後にアリーと生活を新たに始めていきます。
しかしアリーのマネージャーに言われたことで
ラストは 自殺して終わり・・という。
その後、彼の作った作品をアリーが歌って終わり、という感じですね。

レディ・ガガはやっぱりレディ・ガガ。
歌声も歌も良くて
サントラ欲しい、と思いました。
所詮、元からのスター。
でも彼女でなければここまで歌も歌声も心に響かなかったかも。

駄作でもないので
観ても良い作品だと思います。

★★★☆☆(3.5)

バッド・ジーニアス 危険な天才たち 

2018年10月19日(金) 19時33分
解説:高校生たちによるカンニングを描いたクライムドラマ。天才的な頭脳を持つヒロインがテストで友人を救ったことをきっかけに、入試でトリックを仕掛けようとするさまを描き出す。監督はショートフィルムなどを手掛けてきたナタウット・プーンピリヤ。モデル出身のチュティモン・ジョンジャルーンスックジンが主演を務めた。共演は、チャーノン・サンティナトーンクン、イッサヤー・ホースワンら。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:頭のいいリン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)は、進学校に特待生として転入する。彼女はテストのときにある方法で友人を救ったことが評判になり、さらに指の動きを暗号化する「ピアノレッスン」方式を編み出して、多くの生徒を高得点に導く。彼女は、アメリカの大学に留学するための大学統一入試「STIC」に挑もうとしていた。 シネマトゥデイ (外部リンク)

やっと「響」で終わっていたレビューに追加できる!
そして面白かったので久しぶりに劇場に行けて良かったです。

色々な要素がつまっていて
あらすじどおり 天才のリンがお金のためにお金持ちのおバカのために
自分の答案をカンニングさせてお金をもらうバイトというよりもビジネスが始まります。

日本ではそんな意味では恵まれているかもしれません。
ただここで出てくる高校も彼女を特待生として扱い
留学生としての道を開けたりはしてますが
やはり同じく貧乏な天才男子生徒のバンクとの会話に
「生まれたときから私たちは違う。」という言葉に
日本ではあれだけ天才的に勉強ができれば道が開けるのは確かではあるのです。
しかしお金持ちに生まれた方がこの国では勝ちなようなのです。

一芸としては勉強ができる、天才は
おバカで親が金持ちより カンニングは悪いですがお金を作ることができるんだなあ、と
思わせましたし
なんだかそれでおバカちゃんたちがお金で人生が買えるならとどんどん
彼らにお金をつぎこみ
最後の国際的な試験へと入るといった
サスペンスちっくさもあり、高校生の友情、ちょっとした恋愛、家族との愛など

カンニングが主題なのに色々な要素を含ませ
だからといって混乱したりすることもなく
イチイチぐっとさせられました。

リンと父親との親子愛はなんだかじんときたし、
バンクが母を思い母のために留学したいと願っているセリフにも涙が出そうになります。
そうはいっても私はカンニング自体あまり良く思わない性質なので
おバカちゃんたちには「お前ら勉強しろよ」とも言いたくなる大人な私もいたりして。

ラストはやはり失敗しますが
バンクはわざと?リンにもう一度、別の試験で金儲けをしようと持ち掛け
さらにもしもやらないのなら 今回のことをすべてばらす、と脅しをかけます。
そこで リンの選んだ道、もうすでに心が決まってるバンクの心。

まじめなバンクはこれを背負ったまま生きるにはあまりにも酷だし
それを恋してる(多分)リンに背負わせたくない、と思ったのか
本気で金儲けをしようと思ったのか・・。

最後までリンとバンクの恋愛もすすまずですが
なんとなく二人の将来に明るい未来があることが予感されるようなラストに
みつかってしまったけれど
なんだかすっきりしたラストでした。

面白かったです。
夏に新宿でしかやっていなかったのですが
今は、有楽町で上映していて良かった。

★-0.5はカンニング自体が好きではないので。
でも総じておすすめの作品。

★★★★☆(4.5)

バンクをもし日本の俳優がやるならちょっと年がいっちゃってるけど
ニノかなーと勝手に想像してました。


響-HIBIKI-  

2018年09月21日(金) 17時28分
解説:マンガ大賞2017で大賞に輝いた、柳本光晴のコミック「響~小説家になる方法~」を実写化したドラマ。突如として文壇に現れた10代の作家が、さまざまな人たちに影響を与えるさまが描かれる。監督は『となりの怪物くん』などの月川翔。欅坂46の平手友梨奈がヒロインにふんし、北川景子、アヤカ・ウィルソン、高嶋政伸、柳楽優弥らが共演する。平手は映画初主演。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:突如として文学界に現れた、鮎喰響(平手友梨奈)という15歳の少女。彼女から作品を送られた出版社の文芸編集部の編集者・花井ふみ(北川景子)は、彼女の名を知らしめようと奔走する。やがて響の作品や言動が、有名作家を父に持ち自身も小説家を目指す高校生の祖父江凛夏(アヤカ・ウィルソン)、栄光にすがる作家、スクープ獲得に固執する記者に、自身を見つめ直すきっかけを与えていくようになる。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あまりにも評価が高かったので
絶対に普通なら観ることもないのですが
時間もあったので行ってきました。

うーん・・。くだらないな、と言い切ってしまうほどではないし
この手のアイドルの恋愛映画など観るに耐えかねますけど
恋愛映画ではないのでそのあたりはほっとしているところ。

私、この欅坂の人気のある女の子(名前は知らない)を
全く可愛いと思ってなくて
友達役の女の子の方がよっぽど顔とか可愛いと思うんだけどと思いまして。

昨年のdocomoのCMで
欅が出てた時、初めてこの子たちの存在を知り
センターの女の子のツンデレな感じ、笑わない、ドSなキャラが
おもしろいなー、秋元康、すごいなあ、と感心してました。

この作品のすごいところは
やっぱこのセンターの女の子のキャラを捨てずに
そのままこの作品でも活かしてること。
ドSで 何を考えてるのか、攻撃的で感情をコントロールできない。

でも才能があり若い女の子なら仕方ない、というのが
どこか作品にありつつも
大人役の北川景子が「暴力はだめ」と言いつつ
むかつく奴には飛び蹴りするなど
映画だよな、映画ってところでした。

なんかね小栗旬の存在がよくわかりませんでした。
それから柳楽優弥も。
2人とも作家の役なのですがあらすじを読んで
漫画の中では いろいろな小説家の視点で描いているのかもしれないですね。

寝てしまうほどではなかったし
主人公の欅坂でのキャラを維持しているあたりに脱帽。
この子はずっとこのまま笑わないキャラで走らないといけないのでしょうか。

アイドルで辛くても笑ってなくてはいけないのもつらいけど
ずっとこのむっつりしたキャラも辛いのかなーと思います。

そういう意味ではずーーと演技をし続けながら欅坂のセンターを
やってるのはすごいことだよね。

別にファンでなければ全く見る必要がない作品。
私のように時間がたまたまあった、とかいうなら寝てしまうほどでもないかな。


★★☆☆☆(2.5)

愛しのアイリーン 

2018年09月19日(水) 19時09分
解説:漫画家・新井英樹の原作を、この作品に大きな影響を受けたという『ヒメアノ~ル』などの吉田恵輔が映画化。『俳優 亀岡拓次』などの安田顕が、フィリピンの女性と結婚する主人公を演じる。すご味のある母親を『ハローグッバイ』などの木野花、謎のヤクザを『あしたのジョー』などの伊勢谷友介が好演。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:岩男(安田顕)がアイリーン(ナッツ・シトイ)を連れて久しぶりに故郷の村に帰省すると、死んだことを知らずにいた父親の葬儀が執り行われていた。42歳になるまで恋愛とは無縁だった彼がフィリピンから連れてきた妻は、参列者の動揺をよそに夫について回る。すると彼らの前に、喪服姿でライフルを抱えた岩男の母親(木野花)が現れる。 シネマトゥデイ (外部リンク)

言うなら下品な映画ですねー。
というか人間の持つ「醜」部分を それぞれ男性、女性ならば若い子、中年、母親世代に
区分されての「醜い」部分を露骨に作品化といたところでしょう。
好き嫌いがはっきりわかれるのかな、と思います。

やはり男性目線での醜い女性像が露骨で
例えば
若い子であればアイリーン。彼女の純粋無垢なふるまいに救われることもあるけど
やくざ(伊勢谷友介)の言ってる通り
自分を売ってるのと同じです。
中年女性は私と同じ世代なのですが
子どもがいれば子どもの話ばかりでよい母親ぶってるけど
かなりのしたたか者の中年女。
子持ちなのに見た目はおとなしめなきれいな女性ですが
誰でも寝るのはOKな女性。あんな女性ばかりではないけどいると思う。
そしてなんといっても母親の愛は永遠で美しく偉大だけど
あそこまでいってしまうと疑問に思いますが
なんだか納得できてしまった母親もいると思う。
子どものためなら子どもの幸せのためなら人も殺す。
でも、結局心の中では自分のためでもあったりして。

男はあれだな。すべて女性の下半身を思う気持ち、
お金で女を買おうとする気持ち、それこそが本音の醜さなんだろうな。
それは納得。

好き嫌い分かれるし私も嫌いな作品になるけど
人間が持ってる動物的でありながら感情を持つぎりぎりの人間のマイナス要素を出し切った作品。
ちょっと前の 園子温っぽさもありますね。エロを表現のところというか。下品極まりないけど
実際、そうだよね?という語りに近い表現。

今回、最近はすっかり売れっ子の安田顕が主人公。
あそこまで売れてるのによくやったな、と。
ただ演技らしいものが出せる作品って少ないので引き受けたのでしょうか。

木野花さんは相変わらずのもんぺ姿の田舎のお母さんの見た目しか
最近、観てないですね。
彼女の演技も迫力がありました。

品がないけどなんだか最後はどうなってしまうのかと観てしまった作品。

また吉田恵輔の作品があったら観に行っちゃうんだろうな・・

男性は違う意味でも楽しめますが特に女性は苦手な人が多いと思う。

★★★☆☆(3.5)

1987、ある闘いの真実 

2018年09月12日(水) 17時55分
解説:翌年にオリンピックが開催される韓国で吹き荒れた民主化闘争に迫る社会派ドラマ。警察で取り調べを受けた1人の大学生の死をきっかけに、国民が立ち上がった韓国の激動を活写する。『チェイサー』などのキム・ユンソクをはじめ、ハ・ジョンウ、ソル・ギョング、カン・ドンウォンらが出演。『ファイ 悪魔に育てられた少年』などのチャン・ジュナンが監督を務める。 シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ:1987年1月、チョン・ドゥファン大統領率いる軍事政権下の韓国で、北分子を目の敵にする南営洞警察のパク所長(キム・ユンソク)が指揮する取り調べは日毎に激化していた。あるとき、ソウル大学の学生が度を越した取り調べ中に死亡するが、警察は真実を隠すため即座に火葬を申請。異変に気づいたチェ検事(ハ・ジョンウ)は解剖を命じる。 シネマトゥデイ (外部リンク)

面白かったですね。
日本がバブル真っただ中。隣の韓国の民主化など影もなく・・。
私はまだ幼かったのでもちろんこのような事件と経緯があって
現在の韓国の民主化があったことなど知りませんでした。
またソウルオリンピックの前の年の事件とは目まぐるしく動いていた韓国。
日本がおバカになっていた時代です。
そんな意味では日本は平和で良い国なのかもしれない。

作品全体は群像劇になっていてわかりにくいところもありそうなものですが
それなりについていけます。
シリアスで残酷なシーンも多いと思いきや
ユーモアやくすっとした笑いもあり
韓国映画の底力を感じます。
日本は確かに平和な国と言えば平和ですが
やはりこの平和さが文化を生まないのかなあとも思わざるをえません。

ただオーバーな演技がちょっと気になりました。
脚本はちょっとした小道具などもうまいですね。
今回印象的だったのはスニーカーかな。
大学生のカップルになるかもしれない男女のちょっとしたエピソードの
1つとしてあり
若い命の尊さと恋愛要素の中で良い小道具となっています。

1人の大学生が国に拷問されて死んだことからとある検事が
不正に気付いたのか印鑑を押さないことから
事件が始まります。
今まではうやむやに火葬して真相を封印していたことが
独裁政治への不満が沸点に達しつつあった国民の切れる寸前のタイミングだったのでしょうか。
拷問部屋なども出てくるのですが
あんな感じだったのか・・恐ろしいですね。
隣の国なのに何も知らないよな、と。

現代史でありながらほとんどわからないため
当時の政治背景、大統領などをぐぐってしまいました。

韓国の大統領はいつも逮捕されるなあと思うのですが
国民性を作った歴史なのかなあ。


★★★★☆