本当はコワイコワイ腸内洗浄

2005年08月02日(火) 13時26分
腸のひだの間にはコールタールのように付着した宿便が残っていて、ここから毒物が吸収され、代謝が悪くなるために様々な病気となる。だからこの宿便を取り除くために腸内洗浄が必要なのだ、というのが歌い文句。
確かに、痩せたい人にとってみれば魅力的な方法に見えるかも?
腸内洗浄とは、肛門から管を入れ、そこから水やコーヒー、石けん水などを注入して、大腸内の便を無理やりに排出させる方法。少し知識があれば浸透圧の事を考えれば危険きわまりない事はすぐわかる。
確かに便が排出されれば一時的に体重は減るけれど、飯喰うたらまた元に戻りますわ。
実は腸内洗浄は昔からある代替医療の一つです。しかし、現実にはこのような宿便と呼ばれるものは腸の中に存在しません。大腸内視鏡検査をすればそのようなものなどないことは一目瞭然。ひどい便秘などの治療に用いられる高圧浣腸と腸内洗浄とは全く異なるものです。但し、腸から老廃物が吸収され、それが病気の原因となるという考え方は古くからあったらしく、これを治療するための浣腸は、中国、インドなどの伝統医学の中でも重要な治療法のひとつだったそうな。ところがGersonという商売人がガンに対する治療法と称して特殊な食事療法とともに歴史のゴミ箱から引っ張り出して来たコーヒー浣腸を提唱したこともあって、欧米で行っている施設もあるとか。なんか血液型占いとかマイナスイオンと似たとこがあるな。でも浸透圧のことを考えればすぐわかるように施術の際に直腸を傷つけたり、場合によっては穴をあけたり、「死亡例」もあるのです。浸透圧が何かお忘れでしたらgoogleとかyahooで調べて下さい。
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