角度の単位の起源とは?

昔、良く日常生活に使う単位や数はどうしてこうなったのだろう、と思うことがしばしばありました。
昨日、久しぶりに子供の算数の宿題をみていて、次男から上記の疑問と同様な質問をされました。

「ねえ、何で円は1周360度って決めたの?」
久しぶりの厳しい質問に、昔の知識を総動員しました。

「それはね、今のイラク付近に暮らしていた昔の古代メソポタミアの人々が考えたんだよ。1年=12ヶ月=360日に分割して考えたのが起源とされているんだ。実際には、地球は太陽の廻りを365、2422日で1周しているので、その誤差を昔のその時代の人々は、数年に1回13ヶ月年を入れて誤差を修正していたんだけれども、基本的に天文学と深いつながりがあるんだ。
全ての文明の基本がこの時代に出来たと言っても過言ではないよ、天文学、化学的農法、医学、政治の2院制、ワインの製法だってここで生まれたし、この360度は60進法の起源であって、1度が60分だし、1分は60秒でしょう。数学的に、演習を10等分はしにくいけれども、6分割や12分割はしやすいでしょう、60は2,3,4,5、6などの多くの公倍数で割りやすいし、便利なんで、角度の60進法がメソポタミア文明で出来たんだ。」

「ところで、その人達はどんな人種だったの?」
と質問されました。
「シュメール人という人々が起源とと言われているんだけれども、謎が多いね。
自分で調べてみると良い勉強になるよ。」

と言って彼にふってしまいましたが、文明の起源を創ってくれた人々のすばらしさに畏敬の念を持つしか在りません。
こちらは、子供の質問に答えるだけで大変です。

毎日、明るくニコニコが1番。

いよいよ決算を閉めるまで、あと1日です。
3月末ですので、今週中に数字をまとめなければ・・と思い、試行錯誤していますが、経営者としてお恥ずかしい話ですが、今期はとっても厳しかったですね。
従来のクライアントがこの金融情勢で厳しい現状ですので、今期以降はがらりと営業先や仕事のとり組み方針を変えて、生き残る手段を模索し終わったと言ったところでしょうか。

我々の実体経済事態が半分近くに縮小されていますので、その中でどのように仕事を創っていくか、従来の設計事務所スタイルのように、仕事がクライアントから来るまで待っていては餓死してしまう勢いですので、そのスタイル自体の変更を余儀なくされています。

昨日、大学時代の友人と久しぶりに話しました。
彼は大きな組織事務所の所長で3代目の経営者です。
「最近、どうよ?」と僕が聞きました。
「毎日、ニコニコして過ごしているよ。だって暗い顔して世の中が景気悪いとか、建築関係はどうしようもないよとか言っても仕方がないもの。笑顔が1番。明るくニコニコ過ごしましょう・・を大切にしている。」

大変、ありがたいお話しを聞きました。
本当にその通りです。

毎日、明るく「ニコニコ過ごしましょう」と今日から自分に言い聞かせています。

中目黒の街で聞こえてきた言葉

「ねぇ、この建物って、デザイン悪いよね。」
「本当だね、そう思う。もっと良いデザインにすればいいのに。色も変だよね。」
「中目黒って、オシャレなイメージがあるのにこれでは最悪よね。」

先日の朝、中目黒駅前の山手通りで、信号待ちしていたときに耳に入ってきた言葉でした。
20代の女性2名が、中目黒アトラスタワーの45階建の高層棟を観ながら話していた言葉です。

 中目黒アトラスタワーは、中目黒駅前開発として540戸の住宅、店舗、子育て支援施設などのはいる複合建築です。そろそろ竣工の時期にさしかかっていますので、全体像の外観が見えてきている時期に、その女性達がお話ししている廻りの人々も、小さく頷いていました。
個人的にみても、低層階も含めてデザイン的には観るものが無く、がっかりしていましたが、中目黒周辺の一般の方からもそのようなお話しが出るとは残念でなりません。

我々のような小事務所には、このような開発案件の話はありませんが、数十年とその土地の顔になるような建物を設計される組織事務所の方々には「中目黒らしさ」を前提にデザインされていったと思いますが、何ともお粗末な結果であるように感じます。
我々建築家は、その土地の「表情」を演出する役割を演じさせて頂いています。
それは、その土地のイメージを決定する役割であると言っても過言ではありません。

自分も、このような言葉を言われないように頑張らなければ。

「神戸ビーフ」は美味しかった。

いよいよ決算の時期です、今週いっぱいでゴールという感じですが20期目にしてはじめて予想売上が上げられなかった年でした。
世界不況、建築関係の仕事への直撃と厳しい1年でしたが、おそらく4,5年はこんな状況が続くと思った方が良いかと思いますので、このご時世での戦略の立て直しの時期となっています。
みんなに遅いといわれるかもしれませんが、不況の時にいつも強かったので、なんとかなるさ・・・と思っていたのが少し響いています。

 先週ですが、ある国のお偉方が皆さんやってきまして、会食会に参加させていただきました。
運輸大臣、国鉄総裁やその取り巻きがいっぱいいましたが、日本の新幹線を走らせる計画を着々と進めているそうです。
皆様、乗りのよいタイプで、そのうちの2名が日本に訪れるのがはじめてなのだそうです。今回はハードスケジュールで2泊3日のトンボ帰りですので、何も出来ないと嘆いていました。
その2名は「神戸ビーフ」を食して帰りたいと盛んに言っていたのです。
「明日のパーティの出席が遅れても、食べに行きたいんだ。」と主張するので、
「それでは、明日、僕で良ければお連れしましょう。」となり、2名だけ翌日の別行動をして、鉄板焼きに連れて行きました。

「自分の国では、こんな牛肉は存在しない、本日は感動しました。日本で食べることを夢見ていたけれども、本当に美味しいです。」
と感動して頂きました。

今度、その国に行ったときは、空港に赤い絨毯と警察の先導者を用意してくれるそうです。
とりあえず、喜んで頂き嬉しかったです。

日本の「食」の好感度は、その国ではさらに上がったようですが、後は自給率の向上でしょうか。
自国の食材を、大切にして育てていくことも大切です・・、感動してもらうと隣で食べている僕も普段より美味しく感じました。

普段の何気ない生活に感謝。

兵庫県や大阪府の新型インフルエンザ感染は拡大し、感染が確認された患者は100人近くに達しています。
 大半は高校の生徒や家族ですが、感染ルートがはっきりしない状況で、さらに拡大する様相もみせています。橋下徹知事は社会的影響の大きさから、「通常のインフルエンザ対応にできないか」と対策の緩和を検討する必要性にも言及しています。
 いずれも症状は軽いという状況で、現状では通常のインフルエンザ対応で問題があるのか、橋下知事の発言も一理あるのでは・・と思いますが、メキシコで多くの死者が出ていて、いろいろな面でどの程度の致死率なのか、本来の見極めが難しいところです。

 鳥インフルエンザ、SARSと日本という島国は、いままで感染をされずに切り抜けてきました。
隣国の中国、台湾、韓国ではそれらの感染が問題になりましたが、それらの国々と非常に近い日本は、なぜか感染拡大から逃れています。
これは、日本の国土自体の持つ酸性土壌という特徴もあるのかと思っていましたが、今回のインフルエンザに関しては通用しないようです。

それにしても、本日の朝、修学旅行に行く予定で駅に集合した高校生の皆様が、お気の毒でなりません。
さぁ、今日から修学旅行だと思ってきてみれば、校長先生から「本日は中止になりました。」とアナウンスされて、どのような気持ちになったか・・、それをアナウンスせざる負えない引率の先生のお気持ちをお察しします。

 このような事態になると、普段、何気ない当たり前の生活がいかに「幸せ」で「有り難い」ことかを認識させて頂けます。

いままでの何気ない自分の生活に「感謝」させられる出来事でした。




男4人でフレンチを・・。

やっと、連休が終わりました。
「やっと」という言い方は良くないかもしれません、「もう」のほうが一般的な感覚なのでしょうけれども、連休といってもほとんど会社で打ち合わせを終日していたので、普段の状態よりも自由が利くのでよけいに大変なスケジュールで打ち合わせをしていましたので、今日の方がノンビリしています。
終日、誰もいないオフィスにいるといろいろな意味で集中できますので、物事が2倍のスピードで進められます。
普段は朝から夜の10時過ぎまで問題なく仕事を続けられますが、連休中は夜の7時になると目眩がしてきましたので、1日の体力を使い果たすのが早かったです。
連休中に唯一、友人に呼ばれてフランス料理を食べに行きました。
ワイン好きのメンバーで、土曜日の夜、5時間も居座って食事をしていましたが、最高のワインと食事の組み合わせは「気分」を高めてくれます。
中年の男ばかり4人が連休中の土曜日に、フレンチを食べているのもすこし奇妙でしたが、最高の一時でした。
この時に始めて伺った白金の「カンテサンス」の料理には、感動しました。
素材自体の究極の組み合わせと行って良いのでしょうか、それぞれの素材を活かしながら、その素材自体の持つ特性として一番良い状態の調理の仕方・・、すばらしかったです。
そこに合わせたワインですが、その中の1本で1985年のDOMAINE DUJAC のBONNES MARESの香りは、いままでのDUJAC氏のどのボトルよりも彼らしいものでした。



あぁ、また呑みたい・・・。

「環境デザイン教育 展」を観て

弊社の1階(代官山のヒルサイドテラス)で、「慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスにおける環境デザイン教育 展」が展示されています。

慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスでは環境情報学部、総合政策学部、大学院政策・メディア研究科の3つの部門の科目群を通じて取り組んでいる環境デザイン教育の現在を「スタジオ」と呼ばれる演習授業で製作した学生作品により紹介しているそうです。
展示物は2つに分かれていて、ひとつは代官山から旧朝倉邸の前を通り
中目黒に通じる坂道の下方部分にある敷地である「HILLSIDE RIVERSIDE 旧国鉄精算事業団上目黒宿舎跡地を考える」がテーマになっています。ここは、目黒区が美術館を作る予定で旧国鉄清算事業団より購入した塩漬けになっている敷地ですが、いろいろな企業を含め、企画プランを見せて頂いたものと比べると、内容は学生の境をでていませんが、ほとんどの企業企画プランは高層建築でまとめていますが、それ自体、この環境にそぐわないという立場から出来上がっているプランを見て、新鮮でした。
我々が企画すると、どうしても経済効率から容積を全て使おうとしますし、日影規制と容積面からすると学生の方々のプランのような低層プランは、うまくはまらないものが多く、法規制によるパズルが良い建築物を建てにくくしている例として、参考になりました。
これらを設計した皆様が、この作品群のように未来の環境デザインへの問題意識を忘れずに実際の仕事に就いて頂けることを期待したいと思います。。

ジャッキーチェーンの発言

台湾や香港の人々から、ジャッキーチェーンの発言に対して怒りの声が拡がっています。
先月、海南島で行われたフォーラムで、新作映画『新宿インシデント』が中国で上映禁止となっていることを踏まえ、彼に中国本土での検閲について質問された時の発言です。
「自由があるのがいいことかどうか、僕にはわからない。自由が過ぎると、今の混沌とした香港のようになるし、台湾も無秩序だ。僕はだんだん、中国は統制されているべきと考えるようになってきた。規制がなければ、何でも好き放題になってしまうのが中国人である。」と語り、中国人の出席者から大きな拍手でたたえられました。
そこで、名前の挙がった香港と台湾では怒りの声が上がり、香港の議員からは「彼の発言は中国の人々を侮辱している。中国人はペットではないし、人権を守る民主主義システムやルール、法が必要だ」と反発が強まっています。
このフォーラムには中国首相の温家宝氏が出席していたこともあり、政治的な影響もあるのではと言われていますが、いずれにしても残念な発言です。
それでは、管理する側の人間はそれだけの知性、教養が備わり、どこまでも平等に統制させられ、すばらしい秩序を産むことができると誰が保証出来るのでしょうか。いままでの歴史から学びますと、管理する側というのは権力者側となり、自分自身の利権が優先して行くのが常ですので、彼の発言そのものが、深い考えがあってしたとは思えません。

 彼ぐらいになると、発言そのものが影響力を持ってしまうので、もっと思慮深い言葉が必要になってきます。
自由であること、それを良くも悪くも使うのは、本来のその人々の知性にかかっています。

自由を管理することなど、誰にも許せるものではありません。

紀元前と紀元後の表記について

「ねえ、紀元前はB.Cで、紀元後はA.Dってどう言う意味なの?」
といつも疑問を持つと、ここぞとばかりに聞いてくる次男からの質問です。
実は先週も、あるレストランのソムリエの勉強中である方からどうような質問がありました。
「ところで椎橋さん、ソムリエ試験の参考書に書いてあるA.DとB.Cって紀元後と紀元前という意味ですが、何の略ですか?」

答えは、紀元前の略は英語そのもので「BEFORE CHRIST」の略ですが、紀元後の略ですがラテン語で「ANNO DOMINI」(ANNOは年で、DOMINIは主を意味する)となります。
どうして紀元後がラテン語のまま残ったのかわかりませんが、A.Cにして「AFTER CHRIST」としても良かったのではないでしょうか。
世界中でこの表記は一緒かと思ったら、イタリアにいって違うのに気がつきました。イタリアでは紀元前は「AVANTI CHRISTO」の略で、A.Cと書きますし、紀元後を「DOPPO CHRISTO」の略で、D.Cとなります。
フランスでもav.J-C / ap.J-C、ドイツ語では v. Chr. / n. Chr.となり、世界中でいろんな表記があることがわかります。

言えることは、キリスト生誕前と言う言葉を紀元前と表記し、紀元後をキリスト生誕後という意味で統一されているもので、西洋文化=キリスト教そのものの変遷であると、次男には説明しましたが、さらねる質問です。

「それじゃあ、なぜ、そんなにキリスト教が深く影響しているの?」

と来ました。
「それはね、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の話からしなければならないんだけれども、本来はユダヤ教というのが在って・・・。」
と根本的なお話しをしなければならなくなりました。
今日の1日は、宗教評論家となってしまい、たいへんな1日でした。

久しぶりに楽しくなりそう。

今日から5月ですが、早いものですでに今年も25%も終わってしまったことになります。つい先日正月を終えたばかりな感覚ですが、年々、時間が早く過ぎていく感じがします。それは今の時代のスピード感なのか、自分の人生も後半に入っているということなのか・・・、わかりません。
 離島の開発をいよいよ始めることになりそうです、いままでの仕事レベルと比べられませんが、仕事という感覚というよりも、自分自身がいままで培ってきた力量を試されているようなライフワークになりそうなものとなりそうです。

 僕自身が、大学を卒業してからイタリアの事務所でやらせていただいた仕事が、田舎の過疎化の進んでしまった街の再開発事業でした。
過去の遺産を再活性化させ、どのように産業を興し、どうしたらもう一度、住民の人々を歴史地区中心街の中に住まわせることができるのか・・・、課題は山のようにありましたが、20年近くかけて、人口を2倍にして、若者が街の中心街に溢れるような、活性化を取り戻すことができましたので、今もそこに戻ると、懐かしくてなりません。
いままで30年近くにわたり、建築という仕事に携わってきましたが、その仕事以上に打ち込めた事業には出会いませんでしたが、今回はそんな懐かしい香りのする仕事と感じています。

 過疎化していく村々、歴史観も感じないし、最悪なデザインと施設内容の民宿や旅館、ホテル、飲食施設・・、すべてがなにも出来ていない状況をみて、身震いがしてきました。

 さてさて、何年間か楽しんで仕事が出来そうです。

プロフィール



椎橋 隆
(Takashi Shiihashi)
1955年 東京生まれ。東京理科大学工学部建築学科卒業後イタリアINTER STUDIOに3年間在籍。1989年に建築事務所スタジオキューブを設立し、ホテルトータルプロデュースなどで活躍している。

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