白馬の騎士か・・「CHATEAU CHEVAL BLANC」

今年も、終わりに近づきました。
今年の最後の出張で、奈良のクライアントの家に伺った時に、いただいたワインが最後の物語をなかなか劇的に構成しています。
 そこのクライアントの居間には、飾り棚に縦にしたまま常温で飾られているワインが何本もありました。
ワイン好きの僕としては、なんともったいない・・・・と思い
「これでは、ダメになりますから冷蔵してください。」とお伝えしたところ、「何年もこのままで置いてあります。」とのお返事です。
ご主人が亡くなってから、誰もお酒を飲まれないそうで全部持っていってくれと言われ、一瞬喜んでいたのですが、奈良から東京まで10本以上のワインを抱えて持っていく馬力は、もう残っていません。
そこで、一本だけ気になるワインをいただいていきました。

なぜか、これだけはいただいていこうと思い、鞄に詰めさせていただいたのです。
「CHATEAU CHEVAL BLANC」
1994年のボルドーワインです。


サン=テミリオン・グラン・クリュで、メルロとカベルネ・フランを1対2ぐらいでヴィンテージにより割合を変えているワインです。
ジャムのような黒い果実、甘草、東洋風のスパイス、ハーブの香りが感じられるワインで、魅力的に豊かでふくよかなはずなので、家で新年のお祝いに開けようと思って、楽しみにして、奈良を後にしました。

 京都より、新幹線に乗り車中で週刊誌のモーニングの「専務・島耕作」を読んでいました。
なんと、漫画の中にこの「CHATEAU CHEVAL BLANC」が出てきたのです。



このワインは、「白馬城」という意味です。
漫画の中のストーリーとしては、島専務が韓国企業にTOBを仕掛けられて困っている会社をホワイトナイトとして助けるような内容です、この後どのように展開するか楽しみですが、それにしても、なんであそこであのワインだけ選んだのか、わかりません。(ほかにももっと貴重なワインがありました)
かなり珍しいワインです、なかなかお目にかかりませんし、今日の1日の中でこれが強調されて登場するのが不思議です。

これも何かの「お知らせ」として、謹んでお受けしようと思いこのことに感謝をさせていただいた最後の今年の出張でした。

華やかな新年を祈って「花びら餅」

昨日、奈良に日帰り出張しました。

 年末ですが、奈良駅の近くにお住まいのクライアントから住宅の設計依頼があり、第一回目のプラン提出をしました。
我々の設計の方法として、始めは数案提出してあらゆる可能性をお伝えします、その中で徐々に詰めていってあんなプランもあったけども検討してほしいとの意見が出て、後戻りをしない段取りを組んでいきます。
今回も、5案ほどのプランをお持ちしました。
年明けまでゆっくり検討していただけるように、模型とプランを置いていき、奈良を後にしました。

 最近、奈良、京都、箱根、熱海、青森、九州と飛び回っていますが、観光でいくと楽しそうな地域ばかりですが、素通りの出張で残念でなりません。
 昨日も、京都下車の奈良行きで、古都京都には、10分間の乗り継ぎ時間、滞在していました。

たまには、おみやげ屋さんでも覗いてみようと思い、新幹線の京都駅の構内に、新年らしさ満載の「菱花びら餅」(花びら餅とも言う)を発見しました。
 さすがに京都です、これはと思い早速購入しました。




この花びらは、餅丸い餅に餡と赤く染めた餅(あるいは求肥)をはさみ、二つ折りにした簡単なつくりですが、両端から甘炊きのゴボウが飛び出していて、中の餅がピンク色に透けて見えるのが大きな特徴です、宮中や神社では600年以上もの間、正月のおせち料理の一つとして作られ続けている「菱はなびら」に由来する、由緒正しい和菓子なのです。

「菱はなびら」とは、平安時代の新年の「歯固めの儀式」(長寿を願って猪、大根、押鮎などを食べる儀式)を簡略化したものと考えられ、ゴボウは押鮎を表わし、餅と味噌餡には雑煮の意味が込められています。
形は「花びら餅」と同様でしたが、かなり大きなものだったそうです。
 もちろん現在でもおせち料理の一つとして宮中では作られているそうです。

明治時代に裏千家が初釜に用いることを宮中から許され、以後、新年を象徴する菓子として、「花びら餅」となりました。以後、庶民の間に次第に広まっていったようです。

 こんな由来を知ると、姿勢を正して新春を寿ぎつついただきたい気分になりますし、華やかさも感じさせます。

華やかな新年でありたいですね。

エルメスのパリでの「バーゲン」

「HERMES」・・・は、ブランドとしてあまりにも有名です。
1837年、ティエリ・エルメスがパリのランパール通りに高級馬具の製造工房を開業し、後にナポレオンIII世帝室御用達になり、1879年、2代目のエミール・シャルル・エルメスがブティックを現在のフォーブル・サントノーレ24番地に移転。
 以来、当地は世界の憧れとなり、「オータクロア」や、後に女優のジェーン・バーキンのリクエストを加え、縦横比を変えて誕生した「バーキン」が世界的大ヒットとなりいまだに手に入りません。
 特に皮に入っているステッチですが、エルメスが世界最高の腕前ではないかと思います、真っ直ぐで等間隔な技は職人芸ですばらしいの一言です。
スカーフ、ネクタイも良く仕上がっていますが、シルクの生地の使い勝手はコスト的にも高くないかもと思います。

 ところで、パリでは大々的にエルメスが年に2回「バーゲン」を行うのは皆さんご存じでしょうか?

 来年の1月9日より12日までパリで開催されますので、いってみる価値はあると思います。
金額的にも、半額以下のものが多々含まれていますし、男性のスーツや靴などサイズや種類も良く揃っています。
 ここにも、日本人がいっぱいですが皆さん早くから並んでいて、ご立派といったところでしょうか、午後から行くと並ばないですむことが多いですが、最近ユーロ高でそれでも高く感じてしまいます。

 場所は、秘密ですが結構皆様がご存じです。

スーパーラグジュアリーRYOKAN 熱海「ふふ」

 12月22日に、熱海の「ふふ」というスーパーラグジュアリーRYOKAN が出来上がりました。

黒沢監督が良く利用されていた、水口園の名称で営業していた旅館でしたが、時代の流れと共に客足も途絶え今回、私どもの設計でこのような形態で世の中に復活しました。
コンセプトは「モダンと寂び」。さらに、旅館の良さとホテルの良さをミックスさせ、ハード、ソフト、料理に至るまでこの思想が染み渡っていくことを望んで計画しました。
 ここがゲストの皆様にかわいがられて、繁盛していくことを祈って設計を始めて2年の長い歳月のことを思い起こしていました。

 12月16日にオープンしました「伝統とモダンの香り」をテーマにした「箱根・翆松園」と場所性、土地性の違いから、かたち、イメージ共に違ったものが出来上がっています。
 是非、一度利用していただきお客様の感想をお聞きしたいと思っています。

・熱海「ふふ」
http://www.atamifufu.jp/
・箱根・翆松園
http://www.hakonesuishoen.jp/

キリスト生誕の前日

今日は、クリスマスイブです。
とても華やかな年末のイメージをさらに演出するクリスマスイブとは、キリストの生誕の前日とされています。
僕も幼稚園、小学校とプロテスタントの学校に通った関係で、キリスト誕生の喜びに、祝福をしようとベツレヘムに出発した3博士の役を演じたり、キリストの父であるヨハネをやったり、いろいろでした。
  最近、キリストの誕生日は4月7日説が有力ですがとにかく、12月25日ではないのは確かになってきました。
 では、なぜ12月25日説になったのでしょうか?
帝政ローマ時代に、キリスト教が国教として採用された時、それまでのローマは太陽神をあがめており、その太陽神の誕生日(太陽の復活祭)が冬至の日だったので、キリストの誕生日も、それにあわせた、という説もあります。
12/25ですが、この日はキリスト教の前身となるユダヤ教の祭りの日でもあります。
 なぜこうも12/25が重要視されたのかというと、この日は古代の冬至だったからがポイントのようです。
 冬至といえば太陽の輝きが最も弱まる日、太陽の輝きの復活を願い、また、太陽神の力の復活を願って、大規模な祭りを行う…という思想があったというのも当然でしょう。
 その日に、「再生・復活」を象徴するキリストが誕生した、という伝説も興味深いです。
さらに、キリスト教といえば天使が大切な役目をして、たびたび物語に登場します。
 天使といえば、旧約・新約の聖書に登場する、神の御使いとして有名ですが、古代エジプトにも、これにそっくりな姿の神々が存在しました。
それは、太陽神ラーの乗る船を守る神々です。
 太陽神ラーは、毎日、東から西へと天を巡る。
 昼間は昼の船に乗って空を横切り、夜は夜の船に乗って地中を移動してまた東の空に戻ります。
 この「翼ある神々」は、地下へ下る死者の守護もつとめ、王の棺の四方や、墓の内部に描かれていることが多く、人々の魂を守り死後の世界へと導く存在で、たびたび死者を迎えに来る様もそっくりです。

翼もつ神々すなわち女神達は、天使の原型と言えるかもしれません。

誕生日の夜は「焼肉や 名門」

誕生日の夜は、いつもの友人達と焼肉屋「名門」を訪れました。


ここの店主の中村様が、いっぱいなのになんとか席を作っていただきました。
プロの歌手である(?)中村氏のハッピーバースディソングとその踊り付で始まった夜会は、さらなる彼の関西風ギャク満載のパフォーマンスを聞きつつ、耳も舌も満足な3時間でした。
あいかわらず、美味いです!としか言えません、
本当に美味しいです。





さがりの肉のレア気味の焼き加減は最高です。



又、ロースを、林檎と大根おろしで巻いて食べたお肉は、肉汁と林檎の甘味がミックスされ最高でした。



それとミノには、
油の部分は口に入れたとたんに溶けます!


 なかなか他の焼き肉屋に行きたくなりません、そういう意味ではかなり危険なお店です。
皿に、店長のギャグ付で、他では味わえない複雑さの「名門」でした。


電話: 03-3357-7748
住所: 東京都新宿区舟町11 松川ビル1F
定休: 無休
平日: 16:00 - 5:00
土曜: 16:00 - 5:00
日祝: 16:00 - 5:00

今日は誕生日です。

今日は、52回めの誕生日です。
朝から、皆様からお花をいただき華やかな1日の始まりのようです。
「おめでとうございます、天才設計士」とのコメント付でお花をくれた冗談好きなクライアントの方や、わざわざ持参していただいた方など、日頃お世話になっている方からいただくのは、なんとも申し訳なくて・・・。




 僕の生まれた昭和30年は、日本全体が戦争からやっと立ち直って戦後の日本を築き上げていこうとしていた時代だと思います。
父がテレビ関係でしたので、日本の家庭でカラーテレビを見たのは我が家が初めてだったそうです。当時、テレビ、冷蔵庫、車と揃っていた実家は、ご近所の方々が珍しげにそれらをのぞきに来ていた時代です。
夕方の相撲放送は、ご近所のオヤジ達で自宅の居間は占拠されていましたし、その後の漫画タイムは、同じ年齢の幼稚園、小学校の低学年の子供達でいっぱいでした。
お陰で、近所とのコミュニケーションは良く取れていた時代です。

 時間がゆっくり流れていた時代から、現在の文明の発達した状況が必ずしも全ての人々がいろんな意味で豊かになったかと言えば、なにか大切なものも捨ててきているような気がしている52歳です。

日本人の感性はどこに・・・。

「椎橋さん、困ったことが起きました。」と昨日、会社でスタッフから報告が来ました。
要約すると、半年前にマンションの一棟を私どもが設計をし、全面リニュアルした物件に使用した扉のことでクレームが来たのです。
その扉は天然木製でかなり高級なものなのですが、その仕上げが自然の板目なので少しずつ異なるのは当然ですし、竣工検査時にデヴェロッパーの方に説明して理解していただいたにもかかわらず、購入したクライアントが色が揃っていないので変えてくれと言ってきたのです。
メーカーの言い分としては、天然の仕上げなので揃えるのは不可能と言ってきていますし、我々も十分理解していただいたと思っていましたが、わかってくれません。
最近の日本人の方の傾向ですが、本物の素材に接する機会が乏しく、特に天然素材の良さがわからない方があまりにも多いのです。

 何度も、このような事例に遭遇すると、我々はその方々の見識を疑いたくなります、いままでは扉も建材の仕上げもすべてプリントで出来上がった人口的な素材に囲まれた環境しか知らない方々なので、どこをとっても「金太郎飴」のように色も木目も当たり前に変わらない味も素っ気もない高質感のかけらも感じないものを良しとしている感性・・・、一体感性豊かな目利きのする日本人はどこへ行ってしまったのだと思うこの頃です。

 日本の文化の特徴である「わび」、「さび」を理解する感受性ゆたかな日本人の感性を、これからの子供達は育んで欲しいと思います。
それには、自然の摂理を理解し、その中から得られる「本物」に触れていかねばなりません。

名古屋のお土産「千なり」

今日は、日帰りで名古屋に行ってきました。
帰りに、名古屋駅で少し時間があったのでお土産コーナーにいったところ、「千なり」を見つけました。
先日、テレビの深夜番組でとてもきれいな女優さんが、その番組にお土産として買ってきていたのを思い出しました。
(名前は忘れましたが・・・)
「とっても美味しいんですよ。」って言いながら食しているその女優を見て、すぐにでもそれを食べたくなったのを思い出しながら、会社と自宅のお土産に買ってまいりました。
「千なり」とは、名古屋は両口屋是清の製品で所謂「ドラ焼き」に近いものです。小麦粉と卵、砂糖でふんわり焼き上げた円形の「皮」の間に、小倉あんをはさんだお菓子で、「ドラ焼き」と明確に差別化を図るため、表面に千成ひょうたんの焼印を刻印がしてあります。



 中には、小倉あん、紅あん、緑茶あんと3種類有り、これから食べるのが楽しみです。
 どう見ても、どら焼きにしか見えませんが「どら焼き」も、餡を2枚の厚い皮で挟んだお菓子のことで、関西では「三笠」がおもに使われる言葉です。

 三笠=どら焼きは、東京の うさぎや が、大正時代に「どらやき」と称して売り出したようです。
その前に、江戸時代にも「どら焼き」というお菓子はあったそうですが、それは麩を薄く焼いた中に餡が入ったもので、むしろ「きんつば」に近いお菓子です。
 マンガの「どらえもん」の大好物として登場してから、「どら焼き」という名前で全国で通るようになったのです。

 といろいろ思いながら、新幹線で帰ってきました。
 しかし、テレビを見て美味しそうだからと言って、覚えている自分にもあ然とします。
最近は、電話の内容も切った瞬間から忘れてしまう僕なのに・・・。

新しいラグジュアリーTHE RYOKAN「箱根・翆松園」

今日は、弊社で設計した「箱根・翆松園」のオープニングに行ってきました。
 本日より営業開始ですが、午前中に神事を行い、御神酒を配って終了です。
 元々は、文化財に指定されている三井家の別荘であった「翆松園」をレストラン、バー空間として中心にレイアウトを行い、本館とその他宿泊施設の3棟+VIP棟に分かれた構成になった「THE RYOKAN」です。





日本的な心のおもてなしと西洋のホテルのサービスの良さをミックスしたこれからの新しい旅館あるいはホテルが出来上がり、今後が楽しみです。
 どの様に育っていくか、すべてはこれからにかかっていて、運営の方々のご苦労は大変だと思います。
心地よいサービスと味わい深い料理、それに高質なおもてなしの空間が皆様に愛されていくことを願って、箱根から帰ってきました。
是非、一度お泊まりください。


プロフィール



椎橋 隆
(Takashi Shiihashi)
1955年 東京生まれ。東京理科大学工学部建築学科卒業後イタリアINTER STUDIOに3年間在籍。1989年に建築事務所スタジオキューブを設立し、ホテルトータルプロデュースなどで活躍している。

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