いつでも恋文を書くために

June 14 [Thu], 2018, 2:18

文字を書きたいのに手元に紙が無い。
スマホに入力するのではなく、手で文字を書きたいのだ。
ボールペンはあるのに。
困った…。

そんなとき、目に入った”紙”は



紙ナプキンだ。

もちろんこれは、文字を書くために用意されているわけではない。
飲食の際に口の周りや指先を拭いたり、時にはテーブルを拭いたりする。

しかし、試してみると意外と書けるのだ。
実践したことがあるひと、実はけっこういるのではないかとも思っている。

「世の中で一番例え話に用いられたものはコップじゃないか」と言った劇作家がいたが、私はその言葉を借りて言おう。
「世の中で一番メモ代わりに用いられたものは紙ナプキンじゃないか」?

では、我々の手元に紙が無い時、どのお店の紙ナプキンを代用すればいいのだろうか。知っておいたほうがいざというとき役立つだろう、スケジュール帳代わりに、恋文に、退職届の下書きに、必要なときが来ないとは誰も断言できないのだ。

かくして、メモするのに一番適した紙ナプキンを探す旅は始まった。



ルール

始めるにあたり、ルールを設けた。

1.きちんと飲食をする
→ふらっと立ち寄った店舗で紙ナプキンだけを頂戴して立ち去る、というようなことがないように。

2.無駄にしない
→基本、最初に提供されるもののみを使用する。もしそれがなければ、1枚だけ頂戴する。そしてそれをきちんと本来の目的でも使用する(口の周りや指先を拭く等)。

3.礼儀を尽くす
→こちらの勝手な旅につきあわせてしまうので、感謝の心を忘れないように。
そしてこのルールを満たすために、綴ることにしたのはこの言葉だ。



飲食店で、これに勝る言葉はないだろう。
「ごちそうさま」

では紙ナプキンに感謝の言葉を記していくことにしよう。
果たして「メモするのに一番適した紙ナプキン」に出会うことができるのだろうか…!




エントリーナンバー1 ミスタードーナツ



写真ではわかりづらいが、エンボス加工(うっすらと浮き出るあれ)でmisterDonutと書かれている。
つるりとした書き心地。


エントリーナンバー2 ドトール



水色のロゴマークがさわやか。
ふち飾りのついたランチョンマットのような模様。
薄くて心配だったが破れもせず、書き心地も悪くない。


エントリーナンバー3 マクドナルド



食べ終わる前に書いてしまった。ポテトは揚げたてを頼むことにしている。
マックのMのマークが入っている。
つぶつぶしている。書くとき少しだけつぶつぶにペン先がとられたが書ける。


エントリーナンバー4 フレッシュネスバーガー



無漂白のパルプを原料にしていると宣言していた。



ドトールに似た、ランチョンマット風というか布を意識したのであろうデザインが細かい。実際は単なるデコボコだが、織物のように、あみあみになっているように見える。丁寧な仕事といった感じ。
書いてみてもあみあみにひっかからない。



なお、フレッシュネスおなじみのおみくじ棒(と勝手に呼んでいる木のマドラー)には「9時間寝ればうまくいくよ」と書かれていた。そりゃあ9時間も寝ればね。睡眠大事



途中経過 差が無い

ところでこの記事の最初の目的を確認してみよう。
「メモするのに一番適した紙ナプキンを探す」。

今までのところ「どれも書きやすい」。
しまった、記事になるのか?




エントリーナンバー5 ヴェローチェ



店名なし。フレッシュネスよりも目の大きいチェック柄に見える。
余談だが、隣の席には高校1年生らしき男子たち4人組。そのうちの一人が家族から教わった上手な制服ネクタイの結び方をレクチャーしながらみんなで練習していた。なんだか甘酸っぱい。


エントリーナンバー6 モスバーガー



こちらもエンボスで店名が入っていたのだが、少し前のモスのロゴマークっぽい字体で気になってしまった。はっきりとは読み取れなかったので気のせいかもしれない。写真では全然見えないし。
紙は薄いが問題なく書ける。
照れくさくなって語尾をおどけてみせる。


はぁ…。どこの店も書きやすい…。
このままでは「メモするのに一番適した紙ナプキン」が見つからないではないか。


エントリーナンバー7 星乃珈琲店

あせった私が飛び込んだここでは、まさかの



おしぼり

書きやすさどころか、書くことすら出来ない…。
仕方がない。寛ごう。





突然のドラゴンボール感。


エントリーナンバー8 ロッテリア



「真ん中に紙の境い目があって書きづらかった!」というコメントを心に準備して挑んだが何事も無く書けてしまった。嗚呼。


そろそろなんとかしたいな…


エントリーナンバー9 スターバックスコーヒー

スタバの紙ナプキンは厚みがあってしっかりしていたような記憶がある。
スタバの次はどこに行こうか…と考えながら注文し、飲み物を受け取って席に着く。

さて、書くか…



あっ……

こ、これ……

書きづらい…!!!!!!


なんてことだ。
紙の厚みがあるため、ボールペンの先が埋まってしまう。書けるけど。
ペン先が紙に取られて、ひっかかるような感触だ。書けるけど。

そうか、やっと見つけた!
私が探していたのは、「メモするのに一番適した紙ナプキン」ではなく

「どちらかというとメモするのに適さない紙ナプキン」だったんだ!!!


…。

ということで
よろしいでしょうか。

結果発表 だいたいの紙ナプキンはメモに使える。

…。

追加発表 使っていたボールペンが優秀だったのかも

…。



それじゃあバイバイ、宮西野あやでした☆






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