痕跡

2005年07月31日(日) 19時19分
正直やられた、と思った

知っている人の知らない部分はやけに魅力的だ

こういうキスをする人なんだと思った

自分が酒臭くてやだなぁと思った

昔はどっちか言えば苦手な方だったのに

思ったより身体が細くなかった

肌が気持ちよかった

酔いが醒めたら恥ずかしかった

自分のものじゃないのにわざと残した痕跡

すごく意地悪だと耳打ちしておいた

キスマークみっつ
コンシーラーで隠す

嫉妬

2005年07月29日(金) 2時39分
立て続けに二回
同じ男の子を連れていたのが
相当気に入らなかったらしい
いやみたっぷりなメールだった
なんだよ
私は君が結婚してたのも
子供がいるのも
こないだ連れてた人が奥さんだったことも
全然教えてもらってないのに

男はすごく勝手に嫉妬する
気にしていない振りもへたくそ

そういうところが
何やってんのもー
仕方ないなー
と少し面倒くさく可愛く思える

----------
思えばずっと
嫉妬みたいなもんをしてきていた
姿の見えないあの人の周りの女に

去年捨てられて
こだわりがなくなって
開き直れたり
言いたいことが
少しでも言えれるようになった
ちゃんと言えた
えらい強い口たたくな、と少々ムッとされたが
それだけ本当にいやだったから、と
言うことができた

本当は電話を
かけ直すのもしないとか
いろいろ考えていたけど
ついつい発信ボタンを押した

だめな女は私
あなたに対してだけ

あなたのまわりに
あまり嫉妬しなくなったから
あなたから日常的に興味を失っていた

結構もうどうでもいいんだよ

連絡してくるのはあなたなんだから

二人

2005年07月24日(日) 5時44分
男前ランキング
第一位な知り合いが
誘ってくれて

知り合ってからかれこれ5年以上で
初めて
二人きりで飲みに行った

髪が短くなってて
黒くなってて
なんかもうだめ

顔がニヤニヤする

それなのに
お互いに突っ込んだ話は
しないわたしたち

こういう距離がとりたいんだろうな、と
少し安心して少し残念に思って
バイバイする

それとなく未来につなげる話
覚えていてね

私が今
手で
頑張れば触れる位置にあるのは
こういうときの彼

ひとりしばい

2005年07月16日(土) 4時47分
今回のことは
私の中では
比重がかなり大きい

このまま嫌いになっても
不思議じゃないくらい

鏡に向かって言う

貴方のそういう
下劣なところが嫌い



私の嫌がる
一番なことを
やった
そして
何も思ってないようだ

考え違いをしないでほしい
私がある程度を許しているのは
貴方、だけであって
貴方の周りは私は許さない

どんどん気持ちが
離れていく

このままでも
もう全然かまわない

人に見くびられるのが
嫌いなことぐらい
分かっていて
そんなことをする貴方に
もう
こちらから固執するだけの
魅力は
あまり
感じない

2005年07月13日(水) 18時43分
本当はもう少しあとで読もうと思っていた
まだ読みかけの本もあるし

居間の電気を消すときに
ふと目に留まってしまって
つい手に取ってしまって

心の中で泣いている自分がいた
多分それが手を伸ばした

泣きたくても泣けなくなったのは
きっと当分前から

それから恋心とか好きという気持ちとか
愛するとかそんな感情が
どんどん自分の中で磨耗していって

小さな丸い石っころみたいになって

すみっこの方に転がっている
そんな感じがずっとしていた


小学校二年生のとき
意味も分からずただ暗唱した
摩訶般若波羅蜜多心経

数年前から時々
仏教に関した本を読む機会が多くなり
空や色についての認識を
自分の頭の中で
あれこれと組み立ててみたりもしていた

けれどそれは
俗物まみれの生活をしている私には
気持ちが沿うことを許さなくて
私は空になることは出来ないと
自分が劣った者のように感じていた

私が何年も
それをよしとして
嫌な気持ちになっても
それを隠して
緩慢に認めていたから

それがすべてを助長させ
もっともっと自分を悪いところに置き
哀れまれもせず
たいして気にかけられもせず

まるでゲテモノ食いの類
たまに手にとる
口にしてみる
ああ、やっぱり不味い、と嘲り
捨て置かれ
忘れた頃にまた思い出され
手にとられるのだ


その266文字に表される
意識というもの
今まで考えたこともなく
ただ音としてしか認識していなかったもの

とても美しい文章であった

無理に閉じ込めていた
心の何かがどっと押し寄せた


こんなに語りかける言葉だったとは

私は初めて写経をした
といっても
筆で半紙でというわけではなく
いつも横においている無地のノートに
ディズニーランド土産のシャーペンで
ただひたすらに文字を追い
文字を落とした

ぐにゃぐにゃに曲がりきった
ぐしゃぐしゃに腐りきった
自分の中身が

一文字一文字落とすことで
其処に染み込み
つうとつながっていった

私はまだ自分をだまし続けるだろう
そうしてどんどん苦しくなるだろう


そういうときに
また
文字を落として
少し
少しだけ
見晴らしをよく
していきたい

それでもよいだろうか



唱えた