うるさいと言われて涙一粒声をこらえながら

2006年06月26日(月) 18時04分
会いたかったんだろ、と言われて
うん、と頷いたけれど
本当は会いたかったのは
いや、私を抱きたかったのは
そっちの方だ

久しぶりに会うその人は既婚者だった
そしてまた独身に戻るんだそう

自分の気持ちが一番大事な人

特に私の気持ちを一番ぞんざいに扱う人

いったん店を出てから
また戻ってきたから
なんとなくわかっていた

寄ってく?こないだみたいに、って
思いっきり誘われてるから
断れないし
階段をカツンカツンと上がった

どいつもこいつもやりたいだけだ
意地でもやろうとしない人もいるけど

彼と二人だけで会うのは二度目で
いつもと変わらない他愛もない話をして
帰り際に
ちゅーして、と言われたので
短いキスをした
何年も前から
たまにキスだけする

喋ってる声はちょっと低いんだなぁ
歌っているときは高い、気がしたんだけど

高い鼻、と、八重歯

そんなことできないから
座ったまま動けなくなっていたら
ごめんごめん、と頭を抱き寄せた

どしたん足が震えよるが
と意地悪く笑う顔の彼は
私の足の間にいた

重ねるごとに気持ちが粗末になっていきそうだ

手を触れることすらなかった

何も変わってなかった

ああ、そっか
それでみんなにそう言われるんだ

お前までかたもみマシーンにするつもりか

数時間前に初めて会ったのに
おまえのことがすきだ
おまえがすきだ

何度も言われて
なんでこの人そんなこと思うんだろうと
不思議な気持ちになった
早朝の交差点
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