涙の理由 

2006年06月13日(火) 18時27分
不在着信3件
そうしてまた電話をかけてしまう私

こないだの電話
何話したか覚えてないなんて
なんてひどい話だろうね

私には言って
私には言わない
そんなかけらだらけ
かき集めて貴方を作る

近くにいなくなった貴方は
私の知っていた貴方ではなくて
もっとひどい人になってしまった

人を不幸にする話を
なんて楽しそうに
なんで楽しそうに
私に伝えるのかな

耐えられなくなって
電話口で泣いた
忘れるくらい久しぶりに

泣く理由を訊かれても
わからないから答えられなかった
怖い
ひどい
意味がわからない
何もわからない
この人は私をどうしたいんだろう

ずっとずっと
付いて行くつもりだったし
付いて行けるつもりだったけれど
本当に無理かもしれないと
本気で思った
いや
感じた

貴方が欲しいのは
自分を愛してくれる人間ではなくて
貴方を裏切らない人形

期待に沿わないことをして
その都度ひどい仕打ちを受けて
そうやって私を作っていっていたのだね
やっとわかった気がしたよ

だからそれに必要なだけの情報しか与えられなかったんだ

どこにも答えはない

私が電話をかけ直す
それがすべての答えだということぐらい
お互いとっくに分かっていたことだった

貴方と一緒にいたい
という気持ちが
どこに彷徨っているのか
わからなくなった

少し、距離が近いと思った 

2006年06月02日(金) 3時42分
禁忌をおかしているような感覚だから
ゼロじゃない
でもそれだけじゃない

本気になるなと言われたから
本気にならないようにしようと思ったのに
色々考えてんだよ、と
少し先の話をされて
そうだよねありえないよね、と思いながら
とてもとても切ない気分になる

好きな人がいる、と
正直にいえない状況だから
なんか結構しんどい

毎日嬉しかったりしょぼんとしたり
人を好きな気持ちってそうそうこういう感じ

悲しい気持ちにもなるんだよ

誰か外で会話聞いてるんじゃないか、て
ふっと思って
でもでも、と思った

3歳若返れ、と言われて
本当にそう思った

だから
ありえないんだから
さようならをしなければならないときに
少しでも多く悲しんでもらえるように

その分私も悲しむんだ

ほかの人に聞かれたらどうすんのよ、と思う、少し嬉しく 

2006年05月31日(水) 3時34分
先に何もないことは
一番初めから私の心に縫い付けられている

ああ、また変なのにひっかかっちゃった

最近ほかの人の前でも私の扱いがぞんざいになってきた
まあ、それを喜んでいる私も私だけど

見えないガラスの向こうを見てしまう
そっちの扉が開く音がすると
シルエットぐらいはね、わかるから

おばさんが年甲斐もなく、と思っていただいて結構
でも別に若い肉体が、とかではないからな
ただ、近場にそういう素質の人がいた、それだけだ

君に告白まがいのことをした子はわかってしまったよ
9割方正解だと思う

なにかとできる女、はもてない
少なくとも私が望んでいる形では

お別れするときにちゃんと言ってあげる
君は自分が思っていないところで
ひどく冷たい人間なのだよ、と

少しの間、夢を見てもいいんだな、と思った

キスが、うまいんだ

久しぶりに届いたメールを見て
なんだこんな男、とか思う
そのちょっとした爽快感

思い出いっぱいの道
通って通って
この思い出は二人とかなんですけど、とか
言うわけない

抱きつきたいのに結構我慢してる
理性がとんだ年増はみっともない

懐かしい懐かしい風景に
気持ちが分散して
いやそれよりも飛散して

なにかと変わるときがきている、のです
おそらく

やっぱり雨 

2006年05月28日(日) 1時40分
二人きりになった
とたん
いつもの二人の調子で話す
それが好き

たまにみんなでいるときにも
ちらほらこぼしている口調
そこだけは秘密

みんなにいろんな嘘を吐いている

俺にはまんなよ
後悔するぞ
と言ったその2分後に
別れ際にキスをするのは
矛盾している

左手の傘を右手に持ち変えた私の

気持ちは見て見ぬふりをしてね

はまってる
別に後悔しない

あまり年齢のことを言わないで 

2006年05月07日(日) 3時51分
かわいい、と言われたいがため。

挨拶代わりのハグもすぐ横にある鋭角的な笑顔も、私のここそこをくすぐるばかり。

この人を好きになったらいけないんだよなぁと思った瞬間からきっと好きなんだ。

数回のくちづけをかわしたあとに、少し時間をおいて、また顔が近付いてきたら、ものすごくドキドキしてされるがままにしかなれなかった。

キス下手でしょ、と言われたが、こないだ初めてのキスをした翌日にキスをした人は、もっと荒っぽくてずっと昔から上手じゃなかったから、そんなことを思い出しながら「そんなことないよ」と言った。

少し厚めの唇。しっとり温かく弾力があって、滑らか。

彼の精液は、私の脚やおろされたジーンズに落ちていった。冷たい液体として。おそらく今彼は気まずそうなあるいはいらついた顔をしているだろうから振り返れなかった。ずっと前に私の中に三回入ってすぐ果てた、あのときと同じだ。

いくら年下といっても所詮男は男でちゃんとした雄だった。

そういう話題を口にすることによって互いが自制するようにといういらない気遣い。少しは危うい気持ちのままでいさせてくれてもいいじゃない。少し悲しくなる。

別れ際に頭にポン、と手を置く。今までに何人もいた。

つい、声が出て、我慢していたけど。おしずかに、と言われてひどく恥ずかしくなった。

だから私は他人と比べるような発言はしないから、との前置き。あまり言いたくない、比べるのは私の身体の中だけにとどめたいのに。思い出させないで。

ちょっと落ち込む彼を見て、ごめんね、私わりとうまいらしいんだ、と思って、言わない。

来週デートしようね、と言われ、私の名前覚えてないんじゃないか、と思った。いつ連絡がくるのやら。握手した手はあたたかくて、そのまま引き寄せて抱いてくれたらいいのに。

名前を呼び捨てにされて、おまえ、と言われた。なにげに私の心を突いてくる。

土砂降りの音がなにかとりあえず隠してくれると思った。

あいたい 

2006年04月13日(木) 3時49分
思い出がありすぎる道を
ほんの少し一人でドライブした

一人で走ってみると
こんなに長かったっけ

もう二人で走ることなど
本当になくなってしまうんだろう

あなたが横にいないだけで
こんなに

私はあのとき幸せだったんだね
私に許された時間の中で
あなたを感じることができていたから

夜を越えて
夜を越えて

まだ逢いたい
あなたに逢いたい
遭ってしまいたい

スキンシップ 

2006年04月02日(日) 1時43分
ふたりのじかんになる、のを
おたがいに
まっていた?

本当は別の店に行こうと思ったが
金曜の夜には会える、と思って
そしらぬふりでこんばんは、と入った

少し時間が経ってから
ニコニコした顔が見えたときは
わぁ、と嬉しくなってしまった
私は作為的にここにいるというのに

おたがいに酔って
CoccoのDVDをみんなで眺めて
口ずさんで
途中でいなくなった

私がトイレから出たら
隣の席になっていた
ひとつ席があいてたのに

それがなんか嬉しかった

彼の体臭はとても甘い匂いがする

友達が私の横で
酔っ払って寝ているのを
いつものことだよねなんて見ていて
でもふたりとも眠くなって
なんとなく頭をくっつけてみたりした

目の前にさしだされた
腕に頭をあずけてみたりした

肩にもあずけてみたりした
腰に手がおそるおそる伸びて、また縮んだ

体勢きついからだめだね、なんて
こっそり笑って
ソファの方に移動した

お行儀よくふたり並んで座ってみたけれど
眠りにくかったから
ひざを貸してあげようと思った

結局彼の頭は私のお腹の上にあった

膝枕ではなく腹枕

そのまま数時間寝た

私のお腹の上に置いた頭で
軽くいびきをかきながら寝る姿が可愛かった

ふと目が覚めたとき
偶然目が開いていて
私を見上げて、おはよう、と言った顔が
譬えようもないほど愛おしかった

そのあとも少し、互いに寝た

何もない
ただ少しのスキンシップ

眉毛のピアスは寝るときは外してたんだね

ガラムの甘い匂い

人目がないと、なんかそうなっちゃうね 

2006年03月19日(日) 1時30分
眼がね、柔らかいんだよね

マッサージという名の愛撫だろう
だから私はそれが好きなんだ
自然に触れることができる
気持ちいいと言ってもらえる
なんて至福の時なんだ

抱きつきたいとか
キスしてくれたらいいのにとか
なかなか動かない足がそれを代弁している

気がついたら脚が触れていて
そしらぬふりして離すのもなんだしなぁと
そのままにしておいた

頭をぽんぽんとしてくれた

なんか酔っ払うと
言わなくてもいいこと
たくさん言ってるな

どうしようもないやつだなぁと
笑っていつも手を振って別れるとき
思われているんだな、と
なんとなく思う

自分の好きなこと喋って
ものすごく嬉しそうに笑う顔がかわいい

あれぇ?
なんか
そうだっけ
そんなことしてたっけ

可愛がってもらえてるのは
ありがたいなぁと思う
それに私は存分に甘える
その気持ちに依存する

ブーツで長距離を歩くのを
気遣ってくれたのが嬉しかった

こうやって興味がふつふつと湧いてくる感じが楽しい

なんでかわからんが腕組んでたりしたね

タイミング 

2006年03月15日(水) 4時18分
気がついたらちゃっかり
横に座ってるとことか
かわいいなーと思う

彼女がいない間に2ショットで写真を撮る

隣の家の旦那をたらしこんでいるような気持ちになる

浮かれるとそこで
罰を与えられる
それはいつも

あのタイミングはなんなんだろうね

それっぽいことばっかり言って
何が本当なのかもわからなくて
それでたまにそれが本当で

私の中では宝くじにあたるようなもの

愛されないことを自覚している

愛するってどういう気持ち

胡麻粒ぐらいの大きさでも愛してくれるならいいよ

って、バカか 

2006年02月21日(火) 3時14分
ばっかだなぁ、と思ったけど
そういうのも許せる仲だから
何言ってんのーと
ほっぺたやおでこをぺちぺちたたいた

もうかれこれ7年だか8年だか
いや、もっとそれ以上かも、って言うような
そんな知り合いだし
どうこうなろうなんて私が思わないし
結構へたれだし
かわいいやつだし

そんだけわかってるから

30前の男が
31の女に向かって
俺は彼女がいるけど
お前のことは友達として好きだし
何もしないから
ホテルに行こう
ホテルはアミューズメントパークだよ
って
バカか

バカすぎて笑えて仕方なくて
この口が何言ってんの、と
つまんでみたりした

強引じゃないから
大丈夫なパターンがこれ

だてに年とってないし
酔っ払いのあしらい方は慣れてるし
適当になだめていたら
ふてくされていた

その晩にごめん、とメールが届いて
爆笑してしまった
ごめん

酔っ払ったときに
顔近付けても
キスもしてこないきみは
ほんと出来の悪い弟みたいで
憎めないんだよ

勝手にキスして
勝手にホテルに連れていくような
そんな人に
私は
弱いんだ