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文学のハロプロ化について / 2005年09月20日(火)
綿谷とか文芸賞最年少・中学3年生の三並夏とか、いろいろ言われてるが、日本の純文学(私小説的伝統)では常にテクストの外の作者の生き方とかそれをとりまく状況が問題になってきたんだから、テクストの内容より作者がクローズアップされてる今の状況はごく当然の成り行きであり、単に肯定するしかない。もはや無頼というハッタリも効かないし、あえて小説で書かなければならないような「真実」も存在しない(他にふさわしいメディアがいくらでもあるし、それに見合った人物もたくさんいる。作家よりも激しい「実存」がメディアにどんどん露出している)。「誰が書いているか」というのが私小説的伝統なのだから、その「誰」に公で語るに足る「実存」も「事件」もないとしたら、もう若い女の子にいくしかないではないか。というわけで、私は文学上の「つんく♂」を目指したい。

 
Posted at 16:15 / 文学+ / この記事のURL
メモ / 2005年09月06日(火)
「ある種の真実は、嘘でしか語れないのだ。」(舞城王太郎『暗闇の中で子供』)

 
Posted at 07:44 / 文学+ / この記事のURL
滝本竜彦『ネガテイブハッピー・チェーンソーエッヂ』より / 2005年08月28日(日)
――しかし、それでもヤツは追ってくる。

どこまでもどこまでも追ってくる。

どんなに逃げても追いつかれるぞ。結局いつかは追いつかれるぞ。

だけどな。そんなときこそ落ち着くべきだ。

慌てふためくのはみっともない。

ゆっくり深呼吸。

深呼吸をして落ち着いたら、こんどこそ。

こんどこそ、俺たちは覚悟を決めればいい。

ヤツに、向かって、行けばいい。

負けるのはわかっている。

必ず、負ける。

だがしかし、しかしそれこそが、俺たちの目論見。

わかるか?

ヤツには勝てない。ともかく、それでも、方法は、ある――

 
Posted at 06:27 / 文学+ / この記事のURL
涼宮ハルヒの憂鬱読了 / 2005年05月08日(日)
ip:hupeに借りた「涼宮ハルヒの憂鬱」を一気に読んだ。実は私は本を読むのもアニメを見るのも苦手で、途中で投げ出したくなる性格なのだが、この本は一気に読めた。こんなことは西尾維新以来だ。ip:hupeに借りた他の旧いラノベはどんなに改行数が多くて読みやすくわかりやすいものでも、途中で飽きて読むのをやめてしまうのだが、この作品はページを繰る手を休ませてくれなかった。「このライトノベルがすごい!2005」作品部門で一位になったというのも頷ける。ip:hupeは「普通によくできている」とか言ってたが、めちゃめちゃよくできてるじゃないですか!ぶっちゃけ「ビューティフル・ドリーマー」の焼き直しだし、今ラノベで売れる要素をあざといぐらい入れてるけど、村上春樹から続く「主人公の世界に対するつかず離れずの適度な距離感」の美学でもってそうしたオタクくささを払拭し、見事な新世紀のメタフィクションに仕上げている。構成、語り口、比喩の的確さ、どれをとっても完璧で、まったく文句のつけようがない。しかも、西尾維新と同じく村上春樹的自意識が自己憐憫に向かわずポジティブなので、読むと元気が出る(強いて言えば、最後が日常の肯定ではなく弱い非日常の肯定に終始してるところが主題としては弱いかなと思うが、そんな細かいことはこの際どうでもいい)。ip:hupeに借りた旧いラノベ(オーフェン、スレイヤーズは途中イラつきながらもまだ読めるが、さすがに山本弘の読者参加小説は2、3頁でゲップが出る)とこの「涼宮」や「ドクロちゃん」を読み比べてみると、ラノベもまた進化し続けているのだなぁ、と思いました。

 
Posted at 06:06 / 文学+ / この記事のURL
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