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北海道ならではの風習、黒飯
2010.06.30 [Wed] 08:00

「赤飯」なら皆さんご存じだと思いますが、「黒飯(こくはん)」というのを知っていますか?
赤飯は餅米に小豆やささげを混ぜて炊いた、おめでたい時にいただくおこわ。一方黒飯は黒豆を入れて炊いたもので、お葬式などの弔事にいただくおこわです。
北海道出身の友人たちと会ったときローカルフードの話題になったのですが、この黒飯が北海道ならではのものだと知りました。そしてみんな一様に「おいしい」記憶を持っていたことが「私だけじゃなかった!」という安心感をもたらしてくれました。
だって、弔事にいただくおこわが「おいしい」だなんて、なんだか不謹慎な気がして。

おいしいけど望んで食べられるものじゃない。お母さんに「作って!」なんておねだりもできない。めったに食べられない希少性がよけいにおいしい記憶を美化させているのかもしれません。

作ろうと思えばいつでも作れるのになかなか作れなかった黒飯ですが、今年その機会が訪れました。我が家の弔事である父の命日です。「黒飯が食べられる大チャンス!」だなんて思ってしまってすまぬ、父。でも、食べることが大好きだった父ならきっと喜んでくれているはず。

まずは黒豆。ネットでドライパックの黒豆を使ったレシピを見つけデパ地下で購入したのですが、我慢できずに味見したらこれが美味しくって(笑)あっという間に無くなってしまったので、せっかくだから豆から煮ることにしました。
ドライパック黒豆と同じメーカー、兵庫の小田垣商店さんの“近江黒豆”を見つけました。去年大阪から日本海方面へ向かう時に通った、あの丹波篠山の黒豆。どこまでも広がる自然の風景を思い出し、あそこで作ってるなら間違いないだろうと妙な自信が。

豆を煮るのに躊躇してしまうのが、水にひたす→時間をかけて煮るの長丁場なのですが、ナントうれしいことに炊飯器で豆を煮るレシピを発見。横着者なのでもちろん飛びつきました(笑)。

Cpicon 炊飯器にお任せ☆大豆の水煮♪黒豆でも by maynyan☆

2/3カップの豆に2カップの水を入れて炊飯器で普通に炊くだけ。一晩つけておかなくて大丈夫なの?と不安でしたが「一晩浸けなくてもふっくら」という言葉を信じてそのままスイッチオン。
途中ぶくぶくと紫の煮汁が吹き上がってきて「うわ、大丈夫?」と思ってしまったけれど、赤子が泣いてもフタは取るな!と言い聞かせて、炊きあがりを待ちます。

炊飯完了のブザーが鳴ったのでおそるおそる開けてみると…おおお!ちゃんと出来てる!! 錆びた釘なんて入れなくても真っ黒でつやつやに仕上がりました。
味見したら、これがまたおいしくて止まらない♪ 塩も砂糖も入れてないのに、豆のうまみだけで十分おいしいのです。やばい、味見じゃ済まなくなってきてる…。これじゃドライパックを食べ尽くした二の舞いになる

にしてもすごいなー炊飯器!こんなに簡単に豆が炊けるなら、大好きなひたし豆をはじめ、あれやこれや試してみたくなりました。「豆炊きモード」なんて付けたら絶対売れると思うのは私だけ?
豆好きとしては、これはいい発見だったな〜。

翌朝、餅米に黒豆と塩小さじ1杯を加え、おこわモードで炊飯しました。そうして出来上がったのがこちら。



煮汁を少し入れたのでやや紫色がかった黒飯になりました。おこわはふっくらもちもちで、豆の炊き加減もちょうど良く、とてもおいしい!こんなに簡単に作れるなら、これからもちょくちょく作りたいなと思いました。

小田垣商店プロデュース!近江黒豆L玉

小田垣商店プロデュース!近江黒豆L玉

価格:900円(税込、送料別)

近江黒豆は古くから丹波地方で作られていた黒大豆の種類の中から優良系統の種子選別を繰り返し伝承してきた小田垣商店の黒大豆で、大粒で美味なことが特徴です。近江地方は、その気候風土と生産者気質が手間のかかる黒大豆栽培に適しており、選別種子を使用し、滋賀の生産者によって育て上げられた大粒黒豆を「近江黒豆」と名づけています。丹波種と別種になり、粒先はL玉約10mm。煮あがりは黒々と煮あがり、煮やすい豆です。


 

静岡名物、まご茶
2010.06.14 [Mon] 08:00

5月上旬の八十八夜の頃に新茶を使った郷土料理を考えていましたが、気がついたらもう6月。大風邪ひいて味覚が分からなくなったかと思えば、今度は右手を打撲して包丁もお箸も持てず[E:crying] 美味しい食事は健康あってのものだと実感した一か月でした。
新茶の旬はちょっと過ぎてしまったけど、せっかく静岡から新茶も取り寄せたことだし、静岡らしい料理を見つけたので作ってみました。

静岡の伊豆半島の郷土料理、まご茶。ヅケにしたアジを薬味と一緒にごはんに乗せ、温かい緑茶を注いでいただくお茶漬けです。
もともとは漁師料理で、語源は「忙しい漁の合間にまごまごしないで食べられたから」とか「船の上で食べる漁師さんが家にいる孫にもたべさせてやりたいと言ったことから」など諸説あるようです。

「まご茶」は伊豆だけでなく、同じくアジの産地・千葉県の房総半島でも郷土料理となっていますが、今回のテーマは“新茶でいただく料理”なので、静岡の料理とさせてきただきました。そこに新鮮な魚があって、おいしいお茶があるんだもの、そりゃあお茶漬けにしない手はないですよね!
ちなみに右手が不自由なので、アジはお刺身になったものを利用しました。
(レシピは「伝統野菜・地方野菜〜一部萌え野菜」さんを参考にさせていただきました)

●レシピ<1人前>
アジ…中1尾
醤油…適量
ねぎ、みょうが、生姜、大葉…少々
ごはん…1人分
緑茶…適量

●調理手順
・作り方
1 ) アジは三枚におろし、一口大にそぎ切りして醤油に5分ほど漬ける
2)ねぎ、みょうが、生姜、大葉はそれぞれ刻んでおく
3)緑茶を濃いめにいれておく
4)深めの器にごはんを盛り、づけにしたアジを乗せて薬味をちらし、温かい緑茶を注いで出来上がり

Magocha

ん〜、夏の味!みょうが、生姜、大葉の“薬味三兄弟”が加わると夏指数がグッと上がります。ヅケにしたアジの旨味に新茶の甘みや渋みも加わって、孫に食べさせるにはもったいない(?)大人の味でした。
千葉の方では「なめろう」にしたものをお茶漬けにするようです。また、緑茶のかわりにおだしをかけるところもあるそうなので、お好みでどうぞ〜!


『銀平の新茶』

『銀平の新茶』

価格:1,575円
(税込、送料別)

銀平は静岡茶を無農薬で栽培している小さなお茶農家です。静岡県静岡市宇津ノ谷産100%の特別栽培茶です。特別栽培茶とは、農水省のガイドラインにより、農薬と科学肥料を栽培期間中不使用のお茶のことです。おいしさの秘密は、山の上の畑で有機肥料を使った無農薬栽培茶!美味しさに安心をプラスした、からだに優しいお茶です。


 

京都名物、黒七味
2010.06.07 [Mon] 08:00

京都の原了郭さん謹製、登録商標にもなっている「黒七味」。以前おみやげにいただいたのですが、詰め替え用がなかなか見つからず使いきった容器だけをとってありました。東京のいろんなデパートや高級スーパーを探したけどみつからなかったのに、江古田の「エスカマーレ」で発見!ああ、スキだエスカマーレ!



黒七味はやっぱりうどんに合うのです。薄味の関西風おだしに冷たいうどん、薬味はネギのみで十分。主役は黒七味ですから!

見ての通り赤くない、黒い七味です。唐辛子、山椒粉、白ごま、黒ごま、けしの実、麻の実(おの実)、青のり。これらを炒ったあと唐辛子の赤や山椒の緑色が隠れるほど丁寧にもみ込むことで濃い茶色に仕上がるのだそう。



ん〜、やっぱりおいしいなあ! 何にでもふりかけたくなっちゃうね。
山椒と青のりの風味が強いので、少し入れるだけで味に締まりが出て、普通の料理を特別なごちそうに変身させてしまう魔法のスパイスなのです。
まだまだたっぷりあるので、この夏の麺類シーズンには大活躍しそう!

ところでこれ、最初に誰にいただいたのかすっかり忘れている私…。「それ、うちですわ!」というかたがいらっしゃいましたら、ぜひご連絡下さいませ!えらいすんまへんっ!!(汗)