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郷愁の味
2009.09.27 [Sun] 11:40

その昔、新大塚駅の近くに住んでいた時のこと。
隣に池袋があるので新大塚にはそんなに食べ物やさんがありませんでした。
駅のそばにパン屋さんがあって自家製の軽食なども売っており、たまにそこで休日のランチを調達していました。
よく買っていたのが、ピラフみたいなチャーハンみたいな焼き飯。
大雑把にみじん切りされた野菜はまだちょっと固くて半生状態だし、ごはんとの混ざりも十分ではなく、うまいんだかまずいんだか分からないような味なのですが、なんだか懐かしい味がして、週末になるとついつい食べたくなるのです。

その思い出が刷り込まれているのか、今でも週末になるとそれが食べたくなります。新大塚のパン屋さんはもうないので、自分で作るしかない。でも、決しておいしく作ってはいけない。
とはいえ、さすがにマズい焼き飯は食べられないので、オムライス風にアレンジ。


ふと思い出したのが、学生時代に母親がよくお弁当に入れてくれた焼き飯。
大雑把な調理と味付けは、まさにあの味!
そうか、だから懐かしいんだ。
このマズうまい感じは、味覚の嗜好じゃなくて、記憶なんだ。

先日見た映画『南極料理人』でもこんなシーンがありました。
南極観測隊に派遣された調理人が、気分が落ち込んでしまって料理を作れない日があり、困った隊員たちがなんとかして食事を作るのですが、料理などしたことのない男性たちばかり。出来上がったのは油でベタベタの唐揚げでした。
でも、調理人さんはこれを食べて泣いてしまうのです。
日本にいたころ、料理下手の妻が作ったベタベタの唐揚げを思い出したから。
まずい食べ物も人によってはかけがえのない思い出の味なんですよね。

小学校の給食で楽しみだったソフト麺の味噌ラーメン。
高校の購買で押し合いへし合いしながら買って食べたマヨネーズパン+ヨーゴドリンクの組み合わせ。
なぜか二日酔いの昼に食べたくなる会社の近くのお弁当屋さんの鶏唐メンタイのがっつり弁当。
もうなくなってしまったお店のあの味、この味…。
思い出に残るのは決して特別なディナーじゃなくて、日常の何気ない食事のひとつひとつだったりするんですよね。
なつかしい味の記憶を大切に、健康に食事ができることに感謝したいと思います。

4579210875ごはんにしよう。―映画「南極料理人」のレシピ
文化出版局 2009-07-25

by G-Tools
 

残暑もやっぱり冷やしたぬき
2009.09.06 [Sun] 18:45

ちょっと前に「冷やしたぬき」の検索キーワードが上昇したので、何だろう?と思ったら、宇宙飛行士の若田さんが帰還したら食べたいものに挙げていらっしゃったのでした。googleで「冷やしたぬき」を検索するとなぜかこのブログが上位にヒットされちゃってます
若田さん、冷やしたぬき食べられたかなあ。


こちらは職場の近くにあるおそば屋さんの冷やしたぬき。きゅうり、かまぼこ、わかめ、貝割れのトッピングです。いろいろメニューがあるんだけど、やっぱりこれをたのむ確率高し。


続いて、西東京市ひばりが丘の「柳屋」さんの冷やしたぬき。突き出しに切り干し大根が出てきました。石臼挽き自家製粉の手打ちのおそばはコシがあって、とてもしっかりした食感。
「良かったらそば湯をお持ちしましょうか?」と言われ、冷やしたぬきでそば湯を勧められたことがなかったので、試しにいただいてみたら、飲みやすいように別の器とれんげが出されたのがちょっとうれしかった。
残念だったのは天かすが揚げてから時間が経っていたのか、固くて油っこかったこと。メインがおいしくないのはちょっとなあ…。

手打ちそば処 柳屋 オフィシャルサイト


天かすに不満が残った私は、翌日お隣の保谷駅近くにある「辰巳庵」さんへ。
テーブル席、小上がり、2階には宴会場もあるという広々としたお店で、昭和34年創業の地元の老舗です。
冷やしたぬきは680円という地元価格! いなり寿司のおまけ付きです。
細めの麺はつるりとしてのど越しがよく、冷たいおそばにぴったり。そして天かすはもちろんサックサク♪ やっぱりこうでなくちゃね。

辰巳庵(西東京ショッピング情報)

関連エントリ初夏の冷やしたぬき祭り

そば処北乃屋「皐月セット」
福島県いわき市にある老舗・北乃屋さん自慢の「二八生そば」「宇治抹茶生そば」、そばつゆ、そして特製揚げ玉3種のセット。独自の揚げ方で一粒一粒丁寧に揚げた「特製揚げ玉」は“天かす”ではありません! 味も香りも違う、独特なクリスピーな食感をお楽しみください。