疲労が原因で発病する帯状疱疹にご注意

November 29 [Thu], 2007, 8:39
【水ぼうそうウイルスが原因】

 夏の疲れは、涼しくなる頃に出てきます。この時期に免疫力が低下してくる人も少なくありません。免疫力が低下するといろいろな病気に罹患しやすくなるので注意が必要です。 体の抵抗力がないときに起こりやすい病気に帯状疱疹があります。これはかつてかかった水ぼうそうのウイルスが活性化して引き起こされるのです。
 帯状疱疹は、決して珍しい病気ではなく誰にでも(どんな年代の人にも)起きる可能性があるのです。ただし、高齢者の場合にはその確率が上がります。


【症状の経過】

 帯状疱疹の症状は、神経に沿って帯状に(左右のどちらかに、体の中心を越えることはまれ)赤い発疹ができ、発熱や痛み(神経痛)を伴います。数日後には発疹は水ぶくれになって、痛みはさらに強まります。そして10日ほど経過するとかさぶたとなり、だいたい1カ月程度で痛みも皮膚も元通りになります。これが自然治癒パターンです。

【発症する場所と注意点】

  帯状疱疹は多くの場合、胸・腹・背中など胴体に出ることが多いのですが、神経に沿ってできるのですから、頭、顔、手、腕、お尻、足などにも出ます。
 帯状疱疹では、顔に出た場合は特に注意が必要です。顔の神経は脳に直結しているので髄膜炎を引き起こす危険性もありますし、目の中に疱疹ができると失明の恐れもあります。さらに顔面神経に疱疹ができると、顔面神経麻痺が起こり、治りにくくなります。


【発症後5日以内に治療を】

  帯状疱疹では、顔面神経麻痺や神経痛(帯状疱疹後神経痛)が残るケースがあります。 こういった後遺症を残りにくくするためには、早期に抗ウイルス薬による治療が望まれます。では、早期とはどれくらいの時期をさすかといえば、発疹など、皮膚に症状が出てから5日以内が目安です。
 ともかく、体の左右どちらかに、痛みを伴う発疹が出たらすみやかに病院で受診することをおすすめします。

担当:山本(一)

冬に増える体の痒みは『皮脂欠乏症』では?

November 26 [Mon], 2007, 8:38
この季節、肌の痒みを訴える人が増えてきます。症状としては皮膚がカサカサしたり、ひび割れたりというものから、中には湿疹を生じるケースまでありますが、その多くは『皮脂欠乏症』といわれるものです。
 『皮脂欠乏症』は、名前の通り皮膚の脂分が欠乏することから起きるトラブルです。


【加齢とともに低下する皮膚機能】

 私たちの皮膚の水分量は角質細胞間脂質(セラミド)、天然保湿因子(NMF)、皮脂膜という三つの物質によって一定に保たれています。中でも肌に水分を蓄える働きをしているのがNMFとセラミドで、皮脂膜が乾燥を防ぐ働きをしています。
 ところが、加齢とともにこの皮膚機能が低下、これらの物質が減少して角質細胞がはがれ、乾燥した状態になりやすいのです。夏は湿度が高いので、皮脂膜が潤っていますが、冬は乾燥するため機能低下が現れるのです。そして皮膚が乾燥すると、外からの刺激に敏感に反応して痒みが生じるというわけです。

【低年齢化する『皮脂欠乏症』】

   皮膚の機能も加齢とともに低下しますので、『皮脂欠乏症』による痒みは中高年以上の人に多かったのですが、最近ではその低年齢化が起きています。これは、エアコンによって皮膚が乾燥されてしまったり、体の洗いすぎによって必要な皮脂まで取り去ってしまったり、ダイエットによる栄養バランスの崩れなどが原因です。 『皮脂欠乏症』による痒みは、背中や腰まわり、太もも、向こうずねなどに生じるケースが多いようです。また、人によっては全身に及ぶこともあります。


【日頃の保湿対策が肝心】

  日常生活で心がけることは、血行がよくなると体温の上昇で痒みが増すので、アルコールや辛いものは控え目に。刺激に弱くなっているので、肌に直接触れるものは吸湿性が高く、柔らかい木綿などがよいでしょう(特に下着のレースなどにも気をつけてください)。また、長時間の入浴やゴシゴシ洗いは避けてください。温泉が肌によいように思えますが、硫黄成分は肌を乾燥させるので硫黄泉は避けてください。また、乾燥が原因なので、早めに皮膚に潤いを与えることが大切です。保湿クリーム、尿素系のクリーム、スクワランオイル、セラミド配合クリームなどで、朝と晩(特に入浴後)2回のスキンケアを怠りなく。室内の乾燥対策も忘れずに。
 いずれにしても、痒みがひどく眠れない、湿疹が治らないなどの症状がある場合は、早めに皮膚科などの専門医を受診してください。

担当:山本(一)

冬の事故・ヒートショックを防ごう

November 23 [Fri], 2007, 8:36
【家庭内死亡事故の陰にヒートショックが】

寒さが本格化してくる頃、家庭内事故が増加します。それも入浴中やトイレで起こる死亡事故です。その原因の多くが「ヒートショック」によるもの。「ヒートショック」とは、温度差が引き起こす急激な血圧変化のこと。家の中の温度差といわれてもピンとこない方もいらっしゃるでしょうが、実は家屋内でもかなりの温度差が生じているのです。例えば、居住空間である居間と廊下や浴室、トイレの温度差を一度はかってみてください。


【ヒートショックは生体メカニズムから】

では、温度差によって血圧が急激に変化するメカニズムは? 私たちの身体の中で、最も重要なパーツは脳と内臓です。もし私たちが極端に寒い環境に身を置いた場合、血液はこの二つに集中し、サバイバル態勢に入ります。身体が体内パーツに優先順位をつけ、生きていくためのメカニズムが働くのです。つまり寒いと血管は収縮し、熱いと血管が膨張することから血圧が変化するのです。

【ヒートショック事故は入浴中が一番多い】

ヒートショックの事故は、廊下、トイレ、脱衣場でも起きるのですが、中でも一番多いのが入浴中や入浴直後。その理由を簡単に述べておきましょう。
暖房の効いた部屋から寒い廊下に出ると、その温度差から血管を収縮して体内の熱を逃がさないように防御します。さらに寒い廊下を移動して寒い脱衣場で服を脱ぐと、この段階では相当血管の収縮が進んでいます。ところが、次に待っているのは熱い湯船につかる行為。湯船に入って「ああ」とため息をつく……。ところがこの状況は暖かい→寒い→熱いという温度差をわずかの時間内で行ってしまっているわけです。急に収縮した血管が、突然膨張する。これでは、お年寄りや血圧の高い方、心臓の弱い方が脳卒中や心臓疾患を起こしやすくなるのも無理のないこと。


【身体の中の温度センサーは足首あたり】

では、このヒートショックをなくすためにはどうしたらよいのか? 基本的には部屋の段差をなくすバリアフリーのように、温度バリアフリーを施す必要があります。根本的解決には、家のリフォームが必要でしょうが、そこまでできない場合は、風呂用暖房機を取り付け、部屋の仕切をはずし、暖房機と扇風機により空気を対流させて温度差を小さくすることです。
もし、これから家の新築やリフォームを考えている場合は、段差と温度差のバリアフリーを念頭に置いてください。ちなみに、天井付近と床付近でもかなりの温度差になるので、その点もお忘れなく。

担当:山本(一)

そろそろ、寒冷じんましんにご用心

November 20 [Tue], 2007, 8:34
【発疹と痒みはヒスタミンが原因】
 だんだんと空気が冷えてきました。この頃になると、じんましんに悩まされる人もいらっしゃるのでは? 外で冷たい空気にさらされた皮膚が痒みを伴い、赤く盛り上がった経験はありませんか? それは寒冷じんましんかもしれません。
 じんましんは、肥満細胞にあるヒスタミンにより引き起こされるのですが、肥満細胞が刺激されて、ヒスタミンが細胞外に飛び出すことが原因です。ヒスタミンが血管を拡張させてしまい、血管の透過性が高まってしまうので血漿が血管から飛び出し、皮膚がふくれ、神経に結合して痒みをもたらすというのが、そのメカニズムです。

【じんましんには非アレルギー性もある】
 じんましんが起こるメカニズムは上記の通りですが、その原因は人それぞれで、大きく2つに分類されます。1つは、食べ物や薬品、化学物質などが原因となるアレルギー性のもの。もう1つが温度や皮膚への接触などの刺激、ストレスが原因となる非アレルギー性のものです。
 また、症状の継続時間によっても3つに分けられ、、症状が起きてから1週間以内に治るものを急性、1週間以上1か月未満で治るものを亜急性、1か月以上かかるものが慢性となっています。
 寒冷じんましんは、低温による刺激が原因の非アレルギー性じんましんで、発疹が出てから数10分から半日、長くても数日でひいてしまうのが特徴なので、急性じんましんに分けられます。

【じんましんの治療】
 じんましんの治療にはアレルギー性・非アレルギー性、急性・慢性を問わず、ヒスタミンを血管や神経に作用させないよう阻害する「抗ヒスタミン剤」や、ヒスタミンを肥満細胞から出さない「抗アレルギー剤」が用いられます。
 症状に合わせて処方薬を変えたり、量を増減したり、組み合わせを変え最適の薬と量を探し出し処方されることになります。症状と薬が適合すると、症状は治まります。ただし、慢性じんましんの場合は、症状が出なくなったからといって、急に服薬をやめないことが肝心です。

  【早期診断・早期治療が必要】
 低温による刺激が原因の寒冷じんましんの場合、寒さ対策が肝心です。ジョガーなどは、短パンで走りたいところですが、やはり肌の露出を減らすことが大切です。防寒できる長いトレーニングパンツで、手袋やマフラーも忘れずに。また、体を冷やさないためにも飲み物はホットがよいようです。

担当:山本(一)

集団感染しやすいマイコプラズマ肺炎にご用心を

November 17 [Sat], 2007, 8:32
【咳が長引くようなら要注意】
 秋から冬にかけて集団感染しやすい病気にマイコプラズマ肺炎があります。
 症状は、最初に発熱があり、頭痛や不快感が3〜4日続きます。夏の疲れが出たのかと思っていると、咳がだんだんひどくなって渇いたコンコンという状態から、痰がからむゴンゴンという重い咳に変化していきます。熱が下がった後も、咳だけが残り長引きます。大人の場合は、咳が長引くなあという程度で、特に病気の認識もなく治ってしまうケースも。ただ、幼児の場合は重症化したり、下痢や吐き気などの症状を伴うこともあります。

【原因はマイコプラズマ】
 マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)という微生物が原因です。ウイルスのように小さいのですが、細菌にはある細胞壁を持っていません。また、ウイルスのように他の生物の力を借りて増殖するのではなく、細菌と同じで自ら増殖します。細菌とウイルスの中間のような存在だと認識しておいてください。
 マイコプラズマ肺炎患者の気道の分泌物の中には、そのマイコプラズマが存在しています。それが咳などで飛び散り、他の人が吸い込むことで感染すると考えられています。

【通常の抗生物質は効かない】
 肺炎治療の場合、通常ですとペニシリンなどのように細菌の細胞壁を阻害して菌そのものを殺す作用を持っている抗生物質が投与されますが、細胞膜を持たないマイコプラズマに起因するこの肺炎には効きません。有効なのは蛋白合成阻害剤であるエリスロマイシンやテトラサイクリンなどです。ただし、これらの薬はマイコプラズマの増殖を抑えるだけで、殺すわけではないので、症状が軽くなってからも患者の気道にはマイコプラズマが数週間から数カ月間存在しているのです。当然ながらその期間は他の人に感染する可能性があるわけです。また、マイコプラズマの潜伏期間は、1週間から1カ月程度と長いのでで、感染した1カ月後に発病することもあり、流行が長い間続くことになります。

  【早期診断・早期治療が必要】
 早期診断・早期治療をすることが流行を食い止めるためには必要なのですが、最初の症状がそれほど重くないために受診までに日数がかかってしまう点と、検査をして診断が下されるまでに日数がかかることが、それを難しくしています。マイコプラズマ肺炎に対するワクチンは今のところ、ありません。単純なようですが、やはり手洗い・うがいは忘れずに行ってください。また、体力や免疫力が低下しているとより感染しやすくなりますので、十分な睡眠と栄養バランスのよい食事、規則正しい生活が基本です。特に季節の変わり目である、今の時期は体に負担がかかっています。十分にお気をつけください。

担当:山本(一)

来年の夏までに、水虫を完治させよう!

November 13 [Tue], 2007, 8:31
【症状がなくても治ったわけではない】
 夏の間、あんなに苦しめられた水虫。でも涼風が吹いた頃から、すっかり忘れていませんか? 水虫の存在を。痒みがおさまったからといって、水虫は治ったわけではないのです。高温多湿な夏ほどは、活発でなくなっただけのこと。気を抜いていると、暖かくなる頃に……後悔先に立たず。症状がラクな冬こそ、きちんとケアしましょう。
 忘れてはならないのは、必ず病院で医師の診察を受けることです。水虫ではない場合もあるので、自己診断は禁物です。

【要注意なのは爪水虫】
   ご存じのように水虫の正体は白癬菌。水虫は足にできるものと思いこみがちですが、病名は異なるものの白癬菌に感染すれば他の部位にもできるのです(タムシ、シラクモなど)。まあ、それはさておき、ここで取り上げるのは足にできた水虫です。もちろん、同じ足でも指の間だったり、かかとだったりと場所も症状も異なります。そんな足の水虫の中で、要注意なのが白癬菌が爪に侵入して起こる爪水虫。爪が白濁したり、変形したり、欠けたりするのが一般的な症状ですが、痒みがないので自覚症状は乏しいのです。
 しかし、これが厄介、白癬菌の温床となって菌を他にまき散らします。おまけに軟膏などの塗り薬は爪の中まで入りにくいので治りにくいのです。

【爪水虫は薬を飲み続ける?】
   特にこれからのシーズンで気をつけたいのは、ロタウイルスとノロウイルスです。ロタウイルスは冬風邪の一種で、乳幼児冬季白色下痢症と呼ばれる症状が、毎年多く発生しています。
 ノロウイルスは二枚貝に存在するウイルスで、生ガキが感染原因となった例が数多く報告されています。海水温の上昇が原因の一つといわれてますが、Rのつく月に食べると欧米でいわれているカキはこれからが本番。体調不良の時は、生ガキは避け、よく加熱調理されたものをいただきましょう。
 予防は、手洗いを頻繁に、丁寧に行うことにつきます。もちろん調理器具の衛生管理にも気を配ることもお忘れなく。あとは、充分な睡眠と栄養を取るなどして体調管理をしっかりとして、免疫力を低下させないことが大切です。

【治療は水分と電解質補給】
 では、爪水虫にかかってしまったら……飲み薬を服用することになります。飲み薬は体の内側から治していくので、他の足水虫も同時に治療することができるし、軟膏などと違って塗り残しがないというメリットがあります。しかし、6カ月間日飲み続ければならないというデメリットもあるのです。

【新しい爪水虫の治療法】
 ところが最近、負担が軽くてすむ「パルス療法」が注目されています。「パルス療法」は1週間続けて薬を飲んで3週間はお休みというサイクルを3回繰り返します。つまり、3カ月で、合計21日間服用するわけです。6カ月間飲み続けることに比べたら、楽なものです。この療法に使われる薬が、患部に長く留まって休止期間も効果を持続するためとのことですが。服用終了後は、経過観察となります。必ず、医師の来院指示に従って爪の状態をチェックしてもらってください。足の爪が完全に生え替わるには、手なら半年、足だと1年以上かかります。その間に、自己判断で通院をやめてしまうと、完治しきれなかった水虫が、復活。まさに水虫のリバウンドが起こってしまうのです。ご用心を。

担当:山本(一)

秋から冬に流行する感染性胃大腸炎にご用心秋から冬に流行する感染性胃大腸炎にご用心

November 08 [Thu], 2007, 8:30
【夏は細菌、秋冬はウイルスが原因】
 発熱、下痢、腹痛、嘔吐などの症状が単独で、または複数が組み合わさって起こる感染性胃大腸炎。これからの季節に要注意の病気です。
 この病気は、細菌やウイルスが原因で引き起こされるので、一年中発症します。これからの季節は、夏に集中する細菌性のものはなりを潜め、ウイルスによって引き起こされるものが秋から冬にかけて流行するのです。

【感染性胃腸炎の主な症状】
   もちろん、健康状態のよい大人の場合、ウイルスが体内に侵入しても、症状が出ないことも多いのですが、10歳未満の小児(患者の75%)や高齢者は要注意です。
 感染性胃大腸炎の主な症状は前述のとおり、発熱、下痢、腹痛、悪心、嘔吐などすが、実際には原因細菌やウイルスによって多少異なりますし、患者個人の特性によって症状の重さも様々です。

【特にロタとノロ二つのウイルスにご用心】
   特にこれからのシーズンで気をつけたいのは、ロタウイルスとノロウイルスです。ロタウイルスは冬風邪の一種で、乳幼児冬季白色下痢症と呼ばれる症状が、毎年多く発生しています。
 ノロウイルスは二枚貝に存在するウイルスで、生ガキが感染原因となった例が数多く報告されています。海水温の上昇が原因の一つといわれてますが、Rのつく月に食べると欧米でいわれているカキはこれからが本番。体調不良の時は、生ガキは避け、よく加熱調理されたものをいただきましょう。
 予防は、手洗いを頻繁に、丁寧に行うことにつきます。もちろん調理器具の衛生管理にも気を配ることもお忘れなく。あとは、充分な睡眠と栄養を取るなどして体調管理をしっかりとして、免疫力を低下させないことが大切です。

【治療は水分と電解質補給】
 “ 感染性胃大腸炎治療は対症療法的な治療が中心で、下痢や嘔吐などにより体内から失われた水分や電解質を補給して、脱水症状の改善とイオンバランスの調整を行います。
 潜伏期は原因病原体で異なりますが、一般的には1〜3日程度。経過は良好ですが、他の感染症を合併するケーや症状が長びくこともあるので経過を見守る必要があります。特に乳児は進行が速いので症状が現れた時には、早めに医療機関を受診することが大切。嘔吐、下痢、発熱症状が組み合わさって脱水症状が進むと命に関わるので、たかが下痢と軽視するのは禁物です。

担当:山本(一)

かぜの季節の予防と対策

November 05 [Mon], 2007, 8:29
【インフルエンザもかぜ症候群?】

毎年やってくるかぜの季節。かぜはいったい何モノなのか? かぜとインフルエンザの違いは? その基本を押さえておきましょう。 かぜは、病原微生物が呼吸器へ感染することで起こる病気。その原因や種類に関係なく、呼吸器系に出る(くしゃみ・鼻水・鼻づまり・のどの痛み・咳・痰など)症状、全身に現れる(発熱・頭痛・だるさ・食欲不振など)症状、消化器に現れる(嘔吐・下痢など)症状などの組み合わせがみられる疾患で、かぜ症候群といわれています。広い意味でインフルエンザも含まれます。


【普通感冒VS流行性感冒】

一般的なかぜ(普通感冒)と、インフルエンザ(流行性感冒)の違いは? 症状では、普通感冒はくしゃみや、鼻水、鼻づまりなどが顕著で、熱などの全身症状は比較的軽いものです。インフルエンザは、鼻水、のどの痛み、咳もさることながら、高熱、だるさ、頭痛、腰痛、関節痛などの全身症状が強く現れます。病原をみると、流行性感冒はインフルエンザウイルスですが、普通感冒は主としてライノウイルスなどです。

【予防にはやっぱり、うがい&手洗い?】

普通感冒の場合は、うがいは予防に効果的ですが、インフルエンザの場合はウイルスがのどよりも、鼻粘膜で多く検出されることから、うがいでは防ぎきれません。ただし、石鹸による手洗いは付着したウイルスを落とす点からも必須です。一方インフルエンザの場合、予防で最も効果的なのは、やはり予防接種でしょう。例年インフルエンザの流行は1月から2月がピークなので、効力を発揮するまでに接種してから2週間かかることを考えると、遅くとも12月上旬にはすませておきたいものです。また、普通感冒も流行性感冒いずれも高温多湿に弱いので、部屋の湿度を50%以上、室温を20度以上に保つことは大切です。


【かぜをひいてしまったら?】

かぜをひいたら、市販のかぜ薬を利用する人も多いでしょうが、ここでは漢方や西洋ハーブを紹介しておきます。漢方なら、かぜの初期で体力のある人は『葛根湯』、ない人は『桂枝湯』、うすい鼻水やゼイゼイという咳が出るなら『小青竜湯』がよいといわれています。西洋ハーブでは、『エキナセア』が効果的とのこと。ただしインフルエンザの場合は速やかに病院へ。 普通・流行性いずれのかぜも、安静・保温・栄養と水分補給が基本中の基本。かぜシーズンを迎える前に、規則正しい生活と、栄養バランスのとれた食事、適度な運動で体力と免疫力を高めておきましょう。

担当:山本(一)

涼風がふくと胃腸がSOS! でも安易な胃腸薬の服用はご用心

November 02 [Fri], 2007, 8:23
秋口になると胃腸の調子のよくないという人が目立ちます。そんなときつい飲んでしまうのが胃腸薬ですが、その原因は様々。そこで胃腸薬選びについて触れておきましょう。

【働きと成分で薬を選ぶ】

 お酒を飲み過ぎて、胃が痛いような感じがする場合は、胃粘膜保護作用のあるものを。<粘膜修復促進薬>銅クロウロフィリンナトリウム、メチルメチオニンスルホニウムクライドなど。<胃粘膜微少循環改善薬>塩酸セトラキサート<潰瘍保護薬>アズレン、スクラルファートなど。

 食後に胸焼けする場合は、胃酸を中和、抑制するものを。<制酸薬>重曹、沈殿炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、合成ケイ酸アルミニウム、水酸化アルミナマグネシウム(サナルミン)、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム(ノイリシン)、合成ヒドロタルサイト、ポリミゲル(水酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウムの共沈生成物)など。

 急な痛み、きりきり痛む場合は、副交感神経を抑制するものを。<鎮痛鎮痙薬>ロートエキス、安中散など。

【病気と薬の成分の危険な組み合わせ代表例】

 持病によっては、胃腸薬の服用で症状を悪化させることがるので要注意です。代表例は次の通りです。高血圧に炭酸水素ナトリウム。前立腺肥大症、緑内障にロートエキス、腎臓疾患に制酸剤、貧血にH2ブロッカーなど。 常用薬にも注意を払ってください。危険な組み合わせ代表例をあげておきます。ロートエキスと鼻炎剤(ベラドンナ総アルカロイド)、車の酔い止め(臭化水素酸スコポラミン)、咳止め(リン酸ジヒドロコデイン)など。シメチジン(H2ブロッカー)にワーファリン(抗血栓剤)、エリスロマイシン(抗生物質)βブロッカー(交感神経遮断薬)などです。
 薬の服用後、症状が軽減されなかったり、悪化した場合はきちんと医師の診断を受けてください。

担当:山本(一)
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