タイヨウのうた

2006年06月28日(水) 11時11分
<誰に感情移入するか>

難病・サーフィン・青春・一夏の恋・心に響く歌。
とくりゃー泣かない訳がない!ぐらいのアイテムが出そろったこの映画。
役の中で「誰に感情移入するか」というのでだいぶ違って見える。
劇場内では最初っから号泣しているお方もいたが、(多分何度も見ているのでしょう)
けなげなYUIちゃんが、必ず死ぬってわかっていれば、何を観ても哀しくなっちゃうのもうなずける。

実際、ひねくれているワタシは歌に感動はしたものの、泣く、までいかなかったのだけど、
塚本高史の役柄にはちゃんと感情移入できました。
(あと、岸谷五朗。)

特にセリフではほとんど心情を語られることのない、塚本高史に感情移入できたというのは、大収穫でした。
恋に落ちる「あの瞬間」の心の揺れを見事に体現。
こっちまで一緒になってYUIちゃんに恋に落ちた気分にさせられてしまいました。
これからますます注目の役者さんですな。

映画発のオリジナルストーリーと言うのも嬉しかったけど、(最近原作ものばかりだし)
これが初監督の若手監督・小泉徳宏さんのみずみずしい演出も、かわいかったです。

http://www.taiyonouta.jp/

花よりもなほ

2006年06月23日(金) 10時15分
<考える映画>

最近流行の「泣ける映画」「怖い映画」とは一線を画す、さすが是枝監督!的逸品。
ワタシは結構、是枝監督作品の中で一番好きかも、ってぐらい、「いい映画観たなぁ〜」という気分になりました。

テンポも内容も役者も脚本も素敵だし、何よりもテーマとそれに対する主張がはっきりしていて、すごく良かった。
娯楽的にも楽しめつつ、改めて映画は社会的役割を担っているというのを、再確認させてくれる作品でした。
やたら汚い長屋の描写もなんかリアルで良かったな〜

今後益々、この監督には注目ですな。

http://kore-eda.com/hana/

ダ・ヴィンチ・コード

2006年06月21日(水) 16時29分
<模範解答>

あまり良い前評判を聞かなかった割には、予想を裏切り、結構楽しんでしまった、という感じ。
原作を随分前に読んでいて、ほとんど内容を忘れかけていた事も、程よく楽しめた一因だと思います。

ただ、なんというか、あまりにオーソドックスなハリウッド映画だったので、ちょっと物足りない感じもしました。
退屈しないテクニック、ストーリーの取捨選択の仕方、構成、どれをとっても、模範解答、という感じで新しい発見とか衝撃はなかったかな〜
(まあそれはそれで、『さすが、プロの技!』の連続なのではありますが)

ワタシとしては、「見たいものが見れた」ので、とりあえず満足。
特にラストは良かったな。

http://www.sonypictures.jp/movies/thedavincicode/

ヨコハマメリー

2006年06月14日(水) 10時59分
<ドキュメンタリーを超えて>

横浜駅の西口に初めて行った。
ワタシの“ヨコハマ”に対するイメージは、圧倒的に東口で、そごうがあり、ランドマークがあり、港があり、なんというか、とても整然と広い道路にちょっとこぎれいな店が並ぶ、そんなイメージだった。
だから、初めて西口を見た時、「汚い」と言う文字がすぐにアタマに浮かんだ。

「これはワタシの好きなヨコハマぢゃない」

でも、西口にある映画館でこの映画を観て、ふと立ち止まったら、同じ風景なのに、全く印象が違った。
いつまでもこの街を歩いていたいような、そんな気分になった。
そこから見上げる空も愛おしく感じてしまい、そんな自分自身に驚いた。
意識してないのに、完全な価値変換が起こったのだ。

こういうドキュメンタリーを見せられると、つくづく、自分の作る『フィクション』が嫌になってしまう。
「どんなに頑張ったって、所詮、このリアルにかなわねぇじゃねえか」なんて悪態ついて、逃げ出したくなってしまう。
それくらい、この映画は凄かった。

書きたい感動はいっぱいあるけど、あまり書くと、作品の細部にまで言及したくなってしまうので、今回は割愛したい。とにかく、ちょっとでも興味がある人は、ぜひ、スクリーンで圧倒的な映像の力を体感して欲しい。

ドキュメンタリーを観たはずなのに、気がついたら、「ヨコハマメリー」という壮大なファンタジーを持ち帰らされていた。
そしてそのファンタジーは、今もワタシのアタマの中にある。
映画の中にも、どこにもない、ワタシのアタマの中だけに、ある。

http://www.yokohamamary.com/yokohamamary.com/

明日の記憶

2006年06月07日(水) 11時22分
<一生懸命はカッコイイ>

何かに熱くなる事とか、一生懸命さを見せるのはあまりかっこ良くないことだと思っていた。
密かに熱くなって、表はクールに、ってのがいいよねって。
でも最近、WBCのイチローとか、この映画のエグゼクティブプロデューサーを自ら請け負った渡辺謙とかを見ていると、違う感慨が浮かぶ。

その責務を負う立場にいながら、なおかつ自ら「絶対勝つ!」とか「この原作はいい!」とか言い切ってしまうのは、すごく勇気がいることだと思う。
万が一、勝てなかったり、映画が良く無かったりしたら、ちょっとカッコワルイじゃない?やっぱりそれは。
でも熱くなって、一生懸命なところを見せられても、それが空回りじゃなくちゃんと結果なり作品なりに昇華されているというのを見せつけられると、こういう大人になりたいもんだ、と素直に思う。
ちゃんと好きなものは好き、やりたいものはやりたい、できると公言し、その言葉に責任を持つ。そんな大人って素敵だな、と。

なんか前置き(?)が長くなってしまいましたが。。。

というわけで、渡辺謙は、「素敵な大人」でした。
自ら原作者に直筆の手紙を送って原作権を取り、監督も自ら選んでなおかつ、主演も自分でやった大人の責務を、しっかり、果たされておりました。
予告編でいいとこ全部見せられちゃってても、映画を観て同じシーンで泣けると言うのは、なかなかあるもんぢゃあありません。
ひとえに、渡辺謙や樋口可南子の演技力、そして堤演出のシュールさがいい具合に出ていて、なんかお涙頂戴だけではない、バランスの良い映画になっていたと思います。
欲を言えば、ちょっと樋口可南子がいい妻すぎ?とは思ったけれども、でもそれも樋口可南子のスバラシイ演技で、ちゃんと共感できたし。

最近、日本映画ががんばってて嬉しいな〜
わたしもがんばろうっと。

http://www.ashitanokioku.jp/

間宮兄弟

2006年06月01日(木) 10時40分
<思いやりいっぱいのホームドラマ>

楽しかったな〜。あったかかった、と言ってもいいかも。
ボクシングの亀田兄弟見ていても思うけど、堂々と家族を大切にする姿って、それだけでもう、癒されてしまうんだなーと思いました。
現実のニュースにとりあげられる事件は、世知辛いを通り過ぎて目を覆うような悲惨なものばかりですが、だからこそ、ちょっと、ほっとしたい。
少しだけでも、人間っていいもんだ、って思いたい。

あったかくても、ちゃんと辛いところもあって、本当にこんな大人がいたらキモチワルイって思うけど、でも、いてほしい。どっかにいるかも、って思わせるところがまたいいんだよね〜

キャスティングがとにかく素晴らしいの一言!
ファンタジーみたいな設定を見事にリアルと調和させている演出も見事デス。

ちょいと色々あって、久しぶりの映画になってしまいましたが、久しぶりの映画で当たりってのは、うれしいもんです。
今月はがんばって映画見るぞ!

http://mamiya-kyoudai.com/
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