映画「スリー・ビルボード」衝撃的な、真っ赤な広告看板

2018年02月28日(水) 16時38分
映画「スリー・ビルボード」★★★★
原題 THREE BILLBOARDS OUTSIDE EBBING, MISOURI
製作年/国 2017年/英=米
配給 20世紀フォックス映画
時間 116分
公開日 2018年2月1日(木)

監督:マーティン・マクドナー

フランシス・マクドーマンド、ウディ・ハレルソン
サム・ロックウェル、アビー・コーニッシュ
ジョン・ホークス、ピーター・ディンクレイジ 出演



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「トロント映画祭で観客賞を
受賞したクライムサスペンス。
『セブン・サイコパス』の俊英
マーティン・マクドナーがメガホンを取り、
アメリカの田舎町を舞台に、
3つの立て看板が巻き起こす騒動を描く。
『ファーゴ』のオスカー女優フランシス・マクドーマンド、
『猿の惑星:聖戦記』のウディ・ハレルソンら
演技派俳優たちが緊迫のドラマを織り成す。」

(ぴあHPより)

WOWOWで今年のアカデミー賞の
予想の番組を見ていて
この作品は主演女優賞が本命と
言われていたので
まずはこの映画から。

この映画を見て
何か教訓を得るだとか
せめて前向きな気持ちになれるだとか
そういったものは、ありません。



主演女優賞候補の演技を見に行ったわけで
説得力があるといえば
そう思うし、
こんな人居ないだろ
そんなふうにも思う。

娘がレイプされ焼かれた母親、
犯人は一向に捕まらない、
そこで彼女は燃える様な赤い
3枚の広告看板を
自分のお金で出す、
「娘をレイプして殺した
犯人はまだ捕まっていない」と。

閉鎖的な小さな町
保安官はその人柄を愛されている、
でも彼女にはそんなこと
無関係だ。

確かにすごい演技だと思うが
この映画って作る意味は
何だろう?


サム・ロックウェル演ずる警官の
心の変化は面白いなと思ったが

あとは自分の日常には
どうにも無関係だ、
やはり楽しい映画が良いな、
そんなふうに思いながら
重苦しい劇場を出た。

映画の見方や感じ方が
凄く変わったと感じる、
映画に何を求めるのか
しばらく考えたい。

★オススメ度合い★
演技がスゴイと話題だが
お客の入りはもうひとつ
やはり描く内容がディープだからね。

★100点満点で80点

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書籍「銀河鉄道の父/門井 慶喜 (著)」親は誰の親でも大変そうだ

2018年02月23日(金) 18時26分
書籍「銀河鉄道の父/門井 慶喜 (著)」★★★★
単行本: 418ページ
出版社: 講談社 (2017/9/13)

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第158回直木賞受賞

「明治29年(1896年)、
岩手県花巻に生まれた宮沢賢治は、
昭和8年(1933年)に亡くなるまで、
主に東京と花巻を行き来しながら
多数の詩や童話を創作した。
賢治の生家は祖父の代から富裕な質屋であり、
長男である彼は本来なら家を継ぐ立場だが、
賢治は学問の道を進み、
後には教師や技師として地元に貢献しながら、
創作に情熱を注ぎ続けた。
地元の名士であり、
熱心な浄土真宗信者でもあった賢治の父・政次郎は、
このユニークな息子をいかに育て上げたのか。
父の信念とは異なる信仰への目覚めや
最愛の妹トシとの死別など、
決して長くはないが
紆余曲折に満ちた宮沢賢治の生涯を、
父・政次郎の視点から描く、気鋭作家の意欲作。」

(出版社HPより)

誰もが名前くらいは知っている
宮沢賢治、
有名な詩の冒頭は、すぐに分かる。
しかし「銀河鉄道の夜」にしろ
全部読んだ記憶はない


中学くらいで習う
いわゆる文豪の小説や詩歌は
断片的に知っていても
全部読んでは無いし、
ほとんどが教科書に載っていた
全体の中の一部の文章で触れたくらい。

だからそれ程、宮沢賢治に思い入れは無い、
でも、直木賞を取ったので
どんなものか読み始めた。

明治から昭和にかけての
主に岩手を舞台にした物語は
現代と少し様子は違うが
読みながら状況は頭で想像できた、
なので、全くの
別世界の話とは感じなかった。

ただ違うのは
昔はもっと生き死にが
身近だったことは感じた。

厳格な家庭で育ち
子にも同様の価値観を押し付ける親、
でも子供に甘いのを自覚もしてる、
親だなぁとも思うし

賢治のキャラクターがそうさせたのか
賢治以外の男の子に対する
行動がほとんど描かれてないから
対比はできない。

読みながら
およそ現実から逃避し
突拍子もないことを考えるのは
さすが小説家の因子を持ってるなあとも
読めるが、家族にとっては不安で
堪らないことだろう。


親として躾けながらも
見守る様子は
現代と変わらない、
賢治が生前は小説家として
それほど認められなかったが
親としては小説や詩で本を
出版するまでになったのだから
喜びもあっただろうな。



具体的にはほとんど知らないが
有名な作家の生涯を
父親の目線で描いたのは
成功していると思う

読みながら自分も父親目線で
もがく子供を見つめた。


それでもゆくゆく成功するのが
分かっているから
賢治の行動も、こちらは
安心して見ていられるが
家族は心配だっただろうな。

直木賞という晴れがましい
賞にふさわしい・・・とは思わないが
読み物として面白かった。


★オススメ度★
すごく有名だけど
生身の宮沢賢治は知らない、
才能があるって大変なことだと
なんか傍観者でほっとする作品。


★100点満点で80点

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書籍「痛い在宅医/長尾 和宏 (著)」長々と自分が素晴らしいと言ってるだけ

2018年02月13日(火) 18時54分
書籍「痛い在宅医/長尾 和宏 (著)」★★
単行本(ソフトカバー): 248ページ
出版社: ブックマン社 (2017/12/21)

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「私が今まで、「病院」か「在宅」かという、
二元論でしか語っていなかったとしたら、
そして在宅医療の美談しか
語っていなかったとしたら、
心から謝ります。
だから、あえてこの本を書きました……
在宅医療の光と影を描く
本邦初のドキュメンタリー!

父がとても苦しんでいるのに、
在宅医も訪問看護師も、
臨終のときに来てはくれませんでした。

大切なのは、どこで死ぬか?
ではない。 どう死ぬか? どう見送るか?
なんだ。「家で死にたい」と望む人が6割の今、
最期の望みを叶えるために
必要な条件とは?」

(出版社HPより)

1月の母が緊急入院し
退院後はこれまでの医院を
訪問医に変えたばかり、
まだ実際どうなっていくのか
しばらくはどんなものか
見ていきたいと思っている。

そんな時この本の広告が
新聞の下欄にあり
どんなものか読んでみた。

在宅で2.000人余りを
看取ったという著者は
何冊か関連本も出している、
本書は、父を看取った女性との
対談形式で
経過とその時の対応などが語られ
その対応が適切だったのか
そんなことが書かれている。



ガンの緩和ケアと在宅が中心なので
自分にはあまり当てはまらないが
担当の訪問してくれる医者との
接し方や、どんな対応をしてくれるのか
自分なりに考えるヒントにはなった。



それでも実際にあったことを例に
どうすべきだったかと
他人を評価するのは
ちょっと疑問だ、

しかも当然ながらその訪問医は匿名で
「そんな対応はちょっとないな・・・」とか
それは言うのは簡単だけど
その医者がどのように考えて
そのような対応をしたかが
抜けてるので、しっくりしない。

自分の実例のほうが
まっすぐに伝わると思う。


またこの本の中心である
相談者は、「自宅で看取り」といってるのに
病院ではこんなことしか
してくれなかったとか
全然在宅の自覚が無いのが問題。



だからその相談者の言い分を
分析しつつ、
対応についてあれこれ書かれても
「在宅看取り」という
肝心な部分が知りたいのに
他者ばかりに責任を押し付ける人が
中心では参考にはならない。



でもこれは失敗できない事柄だ、
肉親の生き死にに関わるからだ、
どうしたら納得できるのか、
そう書きながらも
ああそうか、結局は当事者じゃなく
介護する側が、自分が
どう感じたいのか
そういうことなんだ。

本人が一番望む方法で
残りの日々を過ごしてほしい、
その為には何が出来るのか
まだまだ知りたい、
今はそのことで頭が一杯だ。

その問いにはこの本は
全く答えてくれない。



★オススメ度★

多くの部分で、著者が自分はそうしないな、と。
なんか自慢というか
自画自賛臭さが所々あり
それでも気になるなら・・・というくらい。

★100点満点で55点

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書籍「百年泥/石井 遊佳(著)」インドの濁流と混沌がいろんなものを運んでくる

2018年02月05日(月) 18時47分
書籍「百年泥/石井 遊佳(著)」★★★★★
単行本(ソフトカバー): 260ページ
出版社: ダイヤモンド社 (2015/1/17)

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第158回芥川賞受賞


「チェンナイで百年に一度の洪水!
アダイヤール川氾濫、市内ほぼ全域浸水か。
橋の下には猛烈な勢いで逆巻く川、
橋の上にはそれを見物しに雲集した
とてつもない人びとの群れ…
こうなにもかも泥まみれでは、
どれが私の記憶、どれが誰の記憶かなど
知りようがないではないか?
洪水の泥から百年の記憶が蘇る。
大阪生まれインド発、
けったいな荒唐無稽―魔術的でリアルな新文学!。」

(出版社HPより)

芥川賞と直木賞受賞作を取り寄せ
まずはこの本から読んだ。

2度行ったインドでは
やはり強烈なのはバラナシのガンジス川の光景、
最新のものと
何百年も変わらなそうなものが
ほぼ同じ場所にあって
すぐに思い浮かべることが出来る。

さて本書、
インドのチェンナイ生活3か月半で、
百年に一度といわれる大洪水に遭った、
アダイヤール川の氾濫、
水が引いたので主人公は
日本語教師をしている会社へ
向かおうと歩き出す、
大混雑の橋の上で不思議な体験をする。



IT先進国でありながら
道端に人が倒れていたり
渋滞の道路に牛がゆったりと
歩いていたりと
「ピンからキリまで」という言葉が
何故かふいに浮かんでくるような。


主人公は借金返済の為に
やったことのない日本語教師を
この先何年かしなければならず
意義とかやる気とかあって
教室にいるわけじゃない、
なのに教室の生徒も
一筋縄じゃいかないような
クセのある生徒も多く
まさに前にも後ろにも進めない状況。

そして大洪水。

濁流の中から色んなものが
取り出される・・・・、
ここから現実がグニャっと歪んで
不思議な世界へ入り込むが
なんかこんなこともありそうなんだよね

特に違和感なく読み進めるが、
このあたりがこの本を読めるかどうか
分かれ目かも。

濁流から取り出した「物」にまつわる
思い出が語られるが
中には「人」が取り出され
同じ人間に幾人もの人が群がり
もう誰の記憶もそれが
個人のものなのか
大きな流れのひとつなのか
つかの間の夢か、
ちっぽけな感傷など
濁流に飲み込まれていくのだ。


面白い小説だった。

このところの芥川賞は
読みにくいし
何を言ってるのか・・・・と
でもだから芥川賞か、等々
感じていたが
この本は面白かった。

インドを旅した人なら
もっと身近に感じることが出来そうだ
読みながら自分もその濁流に
手を突っ込んで
何か取り出せそう。


★オススメ度★
取っつきにくい印象の芥川賞だけど
これは大丈夫、
ただ作者は次回はこの手法は使えないので
次回作こそ、勝負だね。

★100点満点で95点

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書籍「儲かる会社をつくるには赤字決算にしなさい/井上 和弘(著)」会社にお金を残す32のコツ

2018年02月03日(土) 6時45分
書籍「儲かる会社をつくるには赤字決算にしなさい/井上 和弘(著)」★★★
単行本(ソフトカバー): 260ページ
出版社: ダイヤモンド社 (2015/1/17)

<リンク:

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「99%の社長が知らない衝撃の真実!!
赤字にしたら、銀行の評価が上がる!
税金も払わなくていい!
無担保・無保証は当たり前!
税務調査も怖くない!
「銀行」「税務署」マル秘交渉術!。」

(出版社HPより)


新聞の下のほうの本の広告で
かなり刺激的なコピーが
気になったので読んでみた。

要は会社にお金を残したいなら
赤字決算にしなさい、
そうすれば法人税を払わなくて済むよ
そしてその分、お金が残るよと。


そりゃそうだ、正しい、

でも、じゃあそもそも何故、
多くの会社は利益を追求し
税金を払ってでも
長く続く会社にしようとしているのかという
多くの会社のそもそも論には
全く答えていない。

まあ、だから独特なんだろうけどね。

本は全体で241ページ
冒頭から銀行からお金を借りるなとか
銀行のかなりネガティブなことを
100ページくらいに渡って書いている、
ここまで悪くは思わないが
書かれていることの多くは
常識的に誰もが知っていることを
大袈裟な言葉で書いているに過ぎない



それでもいくつか良いこと書いてるなと
思う部分も、

自己資本比率をあげようとあり
簡単な説明もあるが
これも会社の経理なら知っている程度、
他に良いなと思ったのは
本業以外で儲けようとするな、と
それはそうだね
多くの会社が本業は儲かってるのに
投資で失敗とかね。


それから身内に経理を任せるなとも、
これも小さい会社ならありそう、
考え方の違いもあるけど
おおむね正しいと思う。

本題である、赤字決算は
持っている土地などの資産を
積極的に売却すべきとしている、
その売却で出た特損を使って
その損失が大きければ
以後、数期に渡って損失を
使えるよというものだが
これは土地などの金額の大きな
資産を持ってる会社限定の方法だ。


書いてあることの多くは
会社を経営したり、経理で長く働けば
一度は耳にするようなことだ、
だからすぐに使えるってわけじゃないし
全部が全部使えるわけでもない
中には大袈裟に書いてるけど
しごく真っ当な常識的な記述も。

すごく有用で目から鱗ってわけじゃないが
こういう本を読んで
自分の会社に置き換えてみたり
もう一度書かれた内容を
自分の会社に当てはめて
改めて違う目線で
会社を見るにはいい本じゃないかな。



★オススメ度★
気になったら読んでも損はないが、
全部使えるわけじゃないので
鵜呑みにしないで
この本を傍らに会社の全体を
見渡すいい機会となるかも。。

★100点満点で70点

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