書籍「辞書になった男 ケンボー先生と山田先生 /佐々木 健一 著」辞書にも人格?あり

2014年06月30日(月) 19時09分
書籍「辞書になった男 ケンボー先生と山田先生 /佐々木 健一 著」★★★☆佐々木 健一 著 ,
文藝春秋、2014/2/12
(347ページ , 1.944円)


<リンク:
>**



                    →  ★映画のブログ★
                     どんなブログが人気なのか知りたい




「一冊の辞書(『明解国語辞典』)を
ともに作ってきた二人はなぜ決別したのか?
なぜ一冊の辞書が二つに分かれたのか?
―昭和辞書史最大の謎がいま、解き明かされる。
NHKで放映された
傑作ノンフィクション(ATP賞最優秀賞)。
ディレクターが番組では割愛したエピソード、
取材秘話、放映後に明らかになった
新事実などを盛り込んで、
書き下ろした傑作ノンフィクション」



『舟を編む』(三浦しをん著)は本も
映画も良い出来で面白かった。
以下、過去記事へジャンプします。
『舟を編む』(三浦しをん著)
映画「舟を編む」仕事に何を求めるのか
2013年04月27日(土)


書籍「舟を編む」好きこそものの上手なれ
2012年02月13日(月)



なのでこの本のことを知ると
すぐに買って読み始めた、
300ページを超える大作だ、
まだ読んでいない時も
その厚さがまずは嬉しかったりする



ケンボー先生と山田先生は
東大の同級生であり
ケンボー先生が始めた辞書造りに
誘われる形で山田先生も参加し、
『明解国語辞典』を作り上げた、
当時はケンボー先生が主幹であり
山田先生はサポート役だった。


それが色々あって
二人は別々の辞書を作り始め
『三省堂国語辞典』と『新明解国語辞典』は、
両方合わせて累計三千万部の
国民的ベストセラーとなっている。


この辞書に出てくる「語釈」には
辞書には不適格もしくは
何故こんな事が書かれているのか?
そんなものが出てくると言い、
それらの「謎」を解明していきながら
二人が袂を別った経緯を綴っている。


辞書に生涯を懸ける、
これは「舟を編む」で読みながらも
なかなか出来る事じゃないなと
その膨大な仕事にただただ、圧倒された。



この本はそんな辞書作りに
まさにのめり込み
「天職」として
生涯をかけて新しい言葉の載った
辞書を作った人達の物語だ。


それ自体は途方もなく
でも人間の果てしない可能性を見せてくれて
なんか力が湧いてくる感じだが

この本はそんな情熱より
ふたりの男のそれぞれの想いと
すれ違った経緯を
色んな角度から解明しようとしている。

きっとTV番組としては面白かったと思う、
お互いの考えを
それぞれの視点で交互に映していけば
スリリングであり
そして明快で
所々の彼らの心情の吐露など
見どころの多い番組になったと思う。



じゃあ、この本はだどうだったかと言うと
347ページを費やして
言葉を重ねても
本から立ちあがってくる
彼らの心情は、どうにも明確には
伝わらなかった。


映画やTVドラマで言えば
同じシーンの繰り返しを
言葉を変えて語られるわけで
そのあたりは文章の稚拙さがもどかしい、
スリリングなシーンが台無しだ。

ただし事実として
辞書と言う、およそ堅いものという
認識くらいしかないものが
やはり人間の手で作られている以上
彼らの想いが
詰まっているという事実は
胸に響いた、
仕事を自分の使命として
全うするという
何とも羨ましい二人の先生の生きざまは
やはり何をおいても感動する。

だからこそ本の出来として
物足りなかったな、
映像で見てみたいものだ。


★100点満点で70点

soramove
★この記事が参考になったらココもクリック!よろしく(1日1回有効)←ランキング上昇ボタン

「ポンペイ」ベズビオ火山の大噴火のクライマックスにあれこれ考える

2014年06月27日(金) 9時56分
「ポンペイ」★★★☆
キット・ハリントン、エミリー・ブラウニング、
キーファー・サザーランド、キャリー=アン・モス出演

ポール・W・S・アンダーソン監督、
105分 2014年6月7日公開
2014,アメリカ:カナダ:ドイツ,GAGA
(原題/原作:POMPEII)




<リンク:人気ブログランキングへ">>→  ★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい


「西暦79年の古代都市ポンペイ。
ローマの支配下にありながらも
平和や安定にはまだ程遠い時代、
8月24日ベズビオ火山が大噴火し、
それまで築き上げたものを
僅かな時間で全て滅失させる、
そんなクライマックスを
単なるアクション大作とは
もう単純に考えられない自分を感じた」



この映画はとにかく
クライマックスの火山の噴火を
ドラマチックに見せようと作られた、
だからそこまでのドラマは付けたしなんだ、
そのくらいの割り切り方で見ると
パニック映画としては合格。



ラストの見せ場
溶岩弾がバンバン飛んでくるシーンでは
主人公には絶対に当たらない
当然のお約束ながら
「それはないだろー」と苦笑い。


久々のキャリー=アン・モスに
この人まだ頑張ってんだ、とか、
ロマンスで引っ張るはずの主演の二人が
華がもうひとつだから
セットにお金かけちゃったんだろうなーと

余計な事ばっか考えてた、
もちろん目は真っ赤な溶岩と
飛び交う炎にクギ付け。


政治的な所や個人的な恨みだとか
込み行った部分はサラッとしすぎたので
どこにも思い入れが出来ないため
ラストに自分の感情を
どこに持って行っていいのか
分からないのが致命的。



自然災害の前に
人間は逃げまどうばかり
これは現代の自分達も
教訓として分かっている、
分かっているが
心配してばかりは居られないし
少し時間が経つと、
重大な事実もあっさり忘れて
また元の暮らしに戻るのも人間



学ばなければと思うけれど
これだけ繰り返しても
学習出来ないのが
人間なんだろうかとも。


築き上げたものが一晩で消失してしまう、
そのなんとも切ない感情が
この映画では感じ取れなかった

単なるパニック映画で終わってしまったのが残念、
ラストの噴火シーンは映画的で
迫力も充分、その点では満足。


築き上げたものを
失っても、失っても
また一から始めるのだ。


★100点満点で75点


★この記事が参考になったらココもクリック!よろしく←


soramove

「MONSTERZ モンスターズ」何故戦うのか、それが分からない

2014年06月22日(日) 19時56分
「MONSTERZ モンスターズ」★★★☆
藤原竜也、山田孝之、石原さとみ、
田口トモロヲ、落合モトキ、太賀、
三浦誠己、藤井美菜、松重豊、木村多江出演

中田秀夫監督、
112分 2014年5月30日公開
2014,日本,ワーナー・ブラザース映画
(原題/原作:超能力者)



<リンク:人気ブログランキングへ">>→  ★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい

「韓国映画『超能力者』をリメイク、
見るだけで他人を思い通りに
操作できる特殊能力を持つ男と、
その能力が唯一通じない男の戦い、
元ネタの韓国映画では
戦いのシーンはショボかったが
こちらはスケールアップしていて
そのあたりは結構面白かった」



映画自体は面白く見た、
でも「何故戦うのか?」という
根本的な部分を納得させてくれないまま
どんどん殺戮が繰り広げられるのは
どうにも違和感があってノレなかった。


元ネタの韓国映画の感想記事は以下からジャンプ↓
映画「超能力者/초능력자」出会わなければ、戦わなければ・・・・。
2012年05月11日(金) ←
過去記事はコチラ


せっかく特殊な能力を持ちながら
それをただ自分の為だけに使う男、
幼少時代の不遇を少し描いているが
それだけでは
彼が何故、現在の様な生活をしているのか
説明しきれていない。


そしてもうひとり、
不死身の体を持つ男、
彼は自分の能力を知りつつ
なんとか普通を装って暮らす男。

彼らがすれ違わなければ
無関係な人達の殺戮は起こらなかった、
このあたりの映像的な描き方は
すごくスリリングで不条理で
だからこそ面白いのだが
それを満足するところまで昇華するには
やはり「どうして」という
答えを明確にしてくれなければ。




こんな力があったら
自分ならどうするだろう・・・、
思いつかないや
その点ではあまり役立たないな、
不死身っての怖すぎるしね。


彼らはどうやら新しい人間らしい、
だとすると、もっと他の能力を持つ人が
他にもいるんだろう、
なんだか「X−menn」みたいだ。

今まで山田孝之の良さって
あまり感じたこと無かったが
彼の演じるフツーさは
相手役の藤原竜也の怪演の対局で
いい役者だなあと認識した。


内容的にはハチャメチャだけど
まあ、週末にちょっと刺激的な映画を
見ようかと思うなら
この映画は結構ポイント高いと思った。

★100点満点で75点

★この記事が参考になったらココもクリック!よろしく←

soramove

「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」あるかないかの才能を信じる男の1週間

2014年06月18日(水) 21時37分
「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」★★★
オスカー・アイザック、キャリー・ マリガン、
ジョン・グッドマン、ギャレット・ヘドランド、
ジャスティン・ティンバーレイク出演

ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン監督、
132分 2014年5月30日公開
2013,アメリカ,ロングライド
(原題/原作:INSIDE LLEWYN DAVIS)



<リンク:人気ブログランキングへ">>→  ★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい

「コーエン兄弟の新作と知って
どんな変わったものが飛び出すか!
楽しみに劇場へ。
その意味では肩すかしを食らった気分、
主人公の1週間を描いているが
何を言いたかったのか
ラストまで強烈なメッセージを
受取る事は無かったな」



NY、グリニッジ・ヴィレッジ。
フォークシンガーのルーウィンは
何をやっても裏目に出てばかりだった。
時々ライブハウスで歌うが
それ以外は女友達のアパートに転がり込み、
他人の夕食を当てにして
ドアを叩く様な日々。


それ程落ちぶれた感じや
悲壮感が無いのは
きっと夢を抱いて
好きな事をやっている様な
当時の若者の多くが
似たり寄ったりの生活をしていただろうからか。



猫を抱いて地下鉄に乗る主人公
それを茫然と見つめる乗客たち
何もかもが生活感という現実から浮遊し
リアルな当時を描いているんだろうけど
スクリーン越しに見える全てが
夢物語のようにも感じる。



街の片隅
夢を追う青年が毎日の些細な事に
翻弄され
それでも自分のやりたい事と
やりたくない事だけは
貫こうともがく姿を目で追う。


そのうち何か
映画的な驚きが用意されているハズと
ずっと期待して見ていたが
その意味では期待外れだった、



自分達は映画に大小の差はあれ
何かしらの勝利のようなものを
どうしても期待してしまう、

自分の何も起こらない日常から
ふっと何処か別の場所に
連れて行ってくれるような
ちょっとした仕掛けを期待して。


この映画にはそれは無かったけど
それでも妙に心にザワリとした
小さな引っかかりは感じたかな。


★100点満点で70点


★この記事が参考になったらココもクリック!よろしく←

soramove

「X-MEN:フューチャー&パスト」大作映画として満足、でも反則技が気になる

2014年06月14日(土) 10時22分
「X-MEN:フューチャー&パスト」★★★★
ヒュー・ジャックマン、ジェームズ・マカヴォイ、
マイケル・ファスベンダー、パトリック・スチュワート、
イアン・マッケラン、ハル・ベリー、
ジェニファー・ローレンス出演

ブライアン・シンガー監督、
132分 2014年5月30日公開
2014,アメリカ,20世紀フォックス映画
(原題/原作:X-MEN: DAYS OF FUTURE PAST)




<リンク:人気ブログランキングへ">>→  ★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい

「2023年、バイオメカニカルロボットの
センチネルの攻撃により、
X-MENと地球は危機的状況に向かっていた、
プロフェッサーXは宿敵のマグニートと手を組み、
1973年にウルヴァリンの“魂”を送り込み、
この危機の根源を絶とうする。」



かつて「ターミネーター」や
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で行った
禁じ手とも言える
過去に戻って現在を変えてしまうと言う
実に乱暴な解決方法
で、
それが出来れば誰だって
変えたい過去くらいある、
「あの日」に戻ってやり直したい・・・って。


1973年の地球ではまだ
ミュータントは認知されておらず
他人と違う能力を彼らは
ひた隠しに隠していた。
政府の一部もその高い能力を
軍事等に利用できないものかと
巻が始めたばかりの頃だ。


つい先日「プリズナー」で
ひとりの親として苦悩する
ヒュー・ジャックマンを見ていたので
このウルヴァリンとしての
突き抜けた強烈キャラを
乗りに乗って演じている姿に
思わずニヤけてしまう、役者だなぁと。



今回は過去に戻ったウルヴァリンが
仲間とともに、皆の力を結集して
巨大な敵に立ち向かっていく、
これって社会の構図をそのまま
絵空事に映しているだけに感じる、
だからなのか、結局あり得ない
全体の設定をすんなり受け入れて
戦いのシーンにはハラハラし
いくつかの見せ場では興奮し
そして仲間と力を合わせる大切さなんかを
教訓くさくなくさりげなく見せてくれる。



まあ、良く考えたものだ、
でも次は現代のX-menの姿で
次の次の展開をみせてもらいたい

まあ、どーでもいい事なんだけどね。


★100点満点で80点


★この記事が参考になったらココもクリック!よろしく←

soramove

「ぼくたちの家族」映画の中では奇跡を見せて欲しい

2014年06月08日(日) 19時09分
「ぼくたちの家族」★★★★
妻夫木聡、原田美枝子、
池松壮亮、長塚京三出演

石井裕也監督、
117分 2014年5月24日公開
2013,日本,ファントム・フィルム
(原題/原作:ぼくたちの家族)




<リンク:人気ブログランキングへ">>→  ★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい

「どんな内容の映画なのか
全く知らずに見た、
どこの家族にも起こりうる事で、
人と人がすれ違う時
そんなに近くを歩いていても
それぞれが全く違う方向へ向かっていくわけで
当り前だけど何だかスゴク不思議だ、
そんなことをぼんやり考えた」



「普通」という言葉の持つ意味は
全体としては同じ基準みたいなものを
想定して判断するが
何をもって「普通」とするか
感じている事は千差万別
そうなると「普通」って何だ?って
ことになる。



この映画も金曜の夜8時過ぎの回、
仕事帰りの人が多いだろうが、
自分のように親を寝かしつけて
2時間何も起こりませんようにと
そっと家を出てくる観客もいる、
同じ時間、同じ映画を見るけれど
やはり人それぞれ、不思議な感じだ。


最近物忘れが目立つ母を
病院に連れ行くと
「余命1週間です」と告げられる、
1週間って
それはもう、どう考えて良いか分からない、
その事実にうろたえる家族
母の病気が引き金になって
ちょっと普通じゃない家族の形が
露わになっていく。



「困った時はとりあえず、笑おうよ」
母の口癖だ、
妻夫木聡演じる長男の浩介の
不適切な場面での泣き笑い
他人が見たら、どうかしてると思うだろう
でもそうやって、
何とかバランスを保ってきた。


切ないシーンだ、
誰もが自分なりの切り抜け方を
経験的に学んでいく
共感するというより
その泣き笑いの顔に
思わず「ガンバレヨ!」と言いたくなる。



母親を治療してくれる病院を
兄弟が必死に探すシーン、
弟の俊平(池松壮亮)はTVで
「今日のラッキーカラーは黄色
ラッキーナンバーは8」と聞くと
黄色の入った服を着て病院へ行く。


ラッキーカラーとラッキーナンバーが
彼を偶然の奇跡へと導いていく、
これはないだろと思いつつも
そんな否定的な考えより
「やったね!」と彼と同じ気持ちになる。


もう最後は神頼みだ


こんなラスト、甘すぎる
そんな結末あるかよと、
でも、これで良かった、
希望はあるよなと思いたいからね、
ほんの僅かでも
希望はあると思いたいからね。



★100点満点で80点

★この記事が参考になったらココもクリック!よろしく←

soramove

「チョコレートドーナツ」結末は救いが無いが、光も見える

2014年06月06日(金) 0時09分
「チョコレートドーナツ」★★★★
アラン・カミング、ギャレット・ディラハント、
アイザック・レイバ、フランシス・フィッシャー、
グレッグ・ヘンリー 出演

トラビス・ファイン監督、
97分 2014年4月19日公開
2012,アメリカ,ビターズ・エンド
(原題/原作:ANY DAY NOW)




<リンク:人気ブログランキングへ">>→  ★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい

「1970年代アメリカの実話をベースに、
母親に見捨てられたダウン症の少年と
彼と家族になって一緒に暮らしたいと願った
ゲイカップルの姿を描いた人間ドラマ。」



主演のアラン・カミングは、
毎週楽しみにしているTVドラマ
「グッドワイフ」で馴染みなので
彼のこんな一面を知り
それだけで驚きながら見ていた。



シンガーを夢見ながらも
ショーダンサーで日銭を稼ぐルディ。
正義を信じ、世界を変えるため弁護士になったポール。
そして母に見捨てられたように生活する
ダウン症の少年マルコ。

現在、同じ事が起こったら
結果は違っているんだろうか?



ゲイのカップルには
子供の養育権は与えられなかった、
それは偏見や差別も大きいが、
なにより法律が立ちはだかる。


「なんとかしてあげたい」という
人間の持つごく自然な心情を置き去りにして
法律は決められた範囲でしか
結論を出す事ができない、

もどかしくも、それでも
仕方ないなと思う瞬間だ。

何とかしたいなら、法律を変えるしかない。

万人が納得する法律なんて
存在しないのだろう、
っそれでもどこかで割り切って
社会生活を成り立たせるのが現状。



先日の報道で、5歳の子供が
7年間放置され、
白骨化した状態で見つかったという。
父親は新しい恋人を大切にし
確信犯的に子供を餓死させてしまった、
そんな親もいる。


この映画は何て言ったらいいのだろう、
子供の無残な死を泣く?
不平等を憤る?
不理解を嘆く?

どれも一つの要素だけど
どれも核心をついては居ない。


結末は残酷なものだけれど
希望を感じることは出来た、

ただどれほど希望があろうと
死んでしまっては虚しい、
エンドロールの歌声が心に沁みた。

★100点満点で80点


★この記事が参考になったらココもクリック!よろしく←


soramove

書籍「ジェームズ・ボンドは来ない /松岡 圭祐 著」ノンフィクションだからと、割り切って読むべき

2014年06月04日(水) 19時09分
書籍「ジェームズ・ボンドは来ない /松岡 圭祐著」★★★
松岡 圭祐 著 ,
KADOKAWA/角川書店、2014/4/1
(262ページ , 1.512円)


<リンク:
>*



                    →  ★映画のブログ★
                     どんなブログが人気なのか知りたい




「瀬戸内海の小さな島で起きた大きな奇跡
2003年、瀬戸内海の直島が登場する
007を主人公とした小説が刊行された。
島が映画の舞台になるかもしれない!
島民は熱狂し本格的な誘致活動につながっていく……。
実話をもとにした小さな島の心温まる物語。
小さな島の大きな奇跡。
知られざる実話にもとづく涙と笑いの青春小説」

KADOKAWA HPより


「直島」といえば草間彌生の
赤と黄色のかぼちゃが思い浮かぶ、
その島がアートの島と言われ
独特な発展を遂げていると
そのくらいしかの知識しかない。


だからこの島を舞台にした
007の原作があって
そのことで映画の舞台になるかも、
ロケでハリウッドスターがやって来るかも、
そんな俄かな期待で
その小さな島が盛り上がっていたことも
全く知らなかった



その間にボンドは鋼の体を持つ男に変わり、
原作の内容からも
映画化は無理だろうと
そんなことも知らなかった、
知っていたらもっと身近に
喜んだり、残念に思ったりしただろう。


島はベネッセという大企業によって
開発されるが
観光客の恩恵は
島民には直接還元されない、
開発が進んでも
それは身近であっても
別の世界で起こっているようなもの。


この本を読み物として面白く読んだが、
ノンフィクションとしては成立するが、
人物描写やその人の内面を描く時
なんかジュニア小説を読んでるような
稚拙というか
あまりに定型でマンガ的で
ちょっとそのあたりは物足りない。



事実は事実として
そこに人々がいるわけで
彼らの心情をあまりにストレートに
書きすぎていて
人間の複雑な心の変化とか
そういうものこそ
読みたいのになあと


そのあたりは残念な作品だった。

★100点満点で60点


soramove
★この記事が参考になったらココもクリック!よろしく(1日1回有効)←ランキング上昇ボタン

「ネイチャー」3Dだと、自然な美しさが損なわれてしまう

2014年06月03日(火) 0時09分
「ネイチャー」★★★☆
滝川クリステル 語り

ニール・ナイチンゲール、パトリック・モリス監督、
87分 2014年5月2日公開
東宝東和
(原題/原作:ENCHANTED KINGDOM 3D)



<リンク:人気ブログランキングへ">>→  ★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい

「『アース』などを製作したBBC EARTHが、
水をテーマに573日もの撮影期間で
3D映像としてスクリーンに映し出される映像は
やはりとてつもなく美しい、
自分の住んでいる場所と同じ
この地球上で、こんな別世界があることを
今さらながら驚いてしまう」



謎めいた森、燃え盛る地下世界、
異国の砂、灼熱の平原、魅惑の海中都市、
凍てつく山脈、荒れ狂う激流の
七つのカテゴリーの自然で構成。



昨年から始まった母親の介護生活、
デイサービスから戻った母と
夕食をとって、ベッドに寝てもらい、
自分は着替えをして映画館へ。

夜8時過ぎの回、
ほっと一息つく様な時間には
この映画は最適だ。

空の高いところから
深い緑の森の地面スレスレまで
カメラが滑らかに動くのを
当り前の様に見るが
これって凄い技術なんだろうな。



よく「奇跡」とい言葉を耳にする
実際奇跡なんてめったに起こらないから
そういうのだろうが
言葉はいつでも簡単に使い回され
日常のふとしたことまで
この言葉が使われたりしている、
でもこの映像で見た現実の世界は
まさに「奇跡」としか言いようが無い。



作りだすことは不可能で
ただそこにあるのに
それはもう圧倒的で
とても脆く、他方力強い。

実際に自分はどれだけの
このような景色を見る事ができるだろう、
この同じ球体に乗っかっていながら
見る事が出来るものはごくわずかだ。

映像はとても美しく、
それをただ眺めるだけで
体や頭の栄養になっている様な気がする

ただし時々3Dメガネを外すと
そこにはもっと鮮明な映像が見える、
3Dの映像は確かに凄いけれど
普通のクリアな画像を見たかったな。


★100点満点で75点

★この記事が参考になったらココもクリック!よろしく←

soramove

文芸書・上半期ベストテン2014/それでも気になる売れ行き

2014年06月01日(日) 11時08分
文芸書・上半期ベストテン2014/それでも気になる売れ行き


                    →  ★映画/本のブログ★
                     どんなブログが人気なのか知りたい





文芸書・上半期ベストテン2014
上半期のベストセラーが発表された、
1、2、5、10位の作品は読んでいるが、
3位の西尾維新という作家さんの名前さえ初めて、
まだまだ知らない作家は沢山いるんだ。




@「村上海賊の娘(上・下)」和田 竜
A「女のいない男たち」村上春樹
B「終物語(中・下)」西尾維新


C「海賊とよばれた男(上・下)」百田尚樹
D「ロスジェネの逆襲」池井戸潤
E「インフェルノ(上・下)」ダン・ブラウン/越前敏弥 訳
F「束の海」山崎豊子
G「ペテロの葬列」宮部みゆき
H「原発ホワイトアウト」若杉 冽
I「永遠の0」百田尚樹

「トーハン調べ」

村上春樹の新作は予約して楽しみしていた、
いつもの春樹さんと言う感じで
驚きはないが、手元に置いて
時々はどれかの短編を読み返したい。




百田尚樹という作家は
I「永遠の0」で初めて触れた、
すごく感動したのでその後、いくつか読んだ、
なるほど巧い書き手だ、
でも先のNHK委員の一連の行動で
一気に嫌になった、作品には関係ないけど
しばらくは手に取る事もしないだろうな。


池井戸潤は、ドラマ化や映画化されて
人気の作家、とても読みやすく
ありがちな展開だけど、でも続きが気になる
あと少しやり過ぎると、ジュニア小説っぽいのに
その手前で何とか踏ん張っている、
とにかく新作は早く読みたい作家だ。

とまあ、読んだ本がどのくらい売れてるのか
それも気になったりするのです。



soramove
★この記事が参考になったらココもクリック!よろしく(1日1回有効)←ランキング上昇ボタン
2014年06月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
https://yaplog.jp/sora2001/index1_0.rdf